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オロチ伝説〔松江市〕

  ヤマタノオロチ伝説〔松江市〕

 ヤマタノオロチの痕跡は、主要な舞台となった雲南市から遠く離れた松江市にもあります。
 スサノヲがオロチ退治の直前に、クシナダヒメを佐草にある「佐久佐女の森(さくさめのもり)」の大杉を中心に八重垣を造って、その身を隠したというのです。
 現在は、その地には、八重垣神社があり、スサノヲとクシナダヒメが祭られています。
 この神社にある「夫婦椿」は、クシナダヒメが地面に立てた2本の椿の枝が芽吹いて1本になったという言い伝えがあり、一心同体、愛の象徴として神聖視されています。
 拝殿の左にある門をくぐって奥に進むと、高い木々に囲まれ、木の根が網の目のように地面を這う「佐久佐女の森」にたどり着きます。まさに、クシナダヒメをオロチからかくまった場所です。
 ここには、「鏡の池」があり、クシナダヒメが日々の飲み水とし、また姿を写す鏡としていたという言い伝えがあり、「姿見の池」ともいわれています。
 ここでは、占い用和紙に硬貨を載せて池に浮かべる良縁占いが人気です。
 和紙の沈む速さで良縁の訪れが早いか遅いかが分かり、また和紙が近くで沈めば身近な人と、遠くなら遠方の人と結ばれるとされています。


                        仲佐



  八重垣神社

  境内にある和歌の碑文

  夫婦椿

  鏡の池

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