「やり方」から「あり方」へ
2018年8月11日 9時04分23秒 (Sat)
「やり方(How to Doing)」から「あり方(How to Being)」へ
横浜運勢鑑定所通信4月号(2016年4月 第35号)
「やり方(How to Doing)」から「あり方(How to Being)」へ
先日、学生教育の講話の中で「やり方(Doing)」と「あり方(Being)」への意識転換が大切との話を伺いました。なるほどと感心して家に帰って思い直してみると、推命学の考え方と非常に近い事に気付きました。
つまり「やり方」とは手段、方法、手順、マニュアル(取扱説明書)です。
電化製品などの機械ならともかく、そもそも人間(人生)に「生き方マニュアル」は無いだろうと思います。しかしよくよく周囲を見渡してみると、その類の本、情報が多いのに気付きます。俗にいう「How to ○○」本である。自己啓発のほとんどが「どうやったら成功できるか」「どうしたら大金持ちになれるか」「幸せになるための○○法」と云った類です。しかしそれらの本を読んで実際に幸せになった人はごくごく稀だと思います。
そこで最近は方法論からあり方論に視点が移ってきているそうです。「あり方(Being)」とは「姿勢」「態度」「心持ち」などです。やり方は人、それぞれで様々だが、本来のあり方(心持ち)は一つと云うものです。人としての生き方が定まっていないのに、人のマネばかりしていては自分の人生を有意義に生きることはいつまでたっても出来ないだろうと思います。
本当の己を知る。(知命)
これが「あり方人生」の第一歩です。自分本来のあり方を正しく知り、その如くに生きる。そして次に物事の本来のあり方を学ぶのが、本来の学問の目的だと思うのですが、、、、。
ところで最近、次のような記事を見かけました。

「本物の料理人とは」との題目で書かれた記事です。
「オテル.デュ.ミクニ」の三國清三氏と云う方をご存じだろうか。フランス料理の第一人者で「世界に知られる日本人シェフ」である。三國氏は昭和29年生まれ。15歳で北海道内ナンバーワンと云われる札幌グランドホテルの厨房に入る。そこで才能が開花。数年で花形シェフになるが、志は高く頂点を目指し、当時日本一と云われていた帝国ホテルに向かう。(当時17歳)
当時、帝国ホテルの総料理長は村上信夫氏。

「ムッシュ村上」と呼ばれ、フランス料理では日本一と呼ばれた人である。三國氏は初日「皿でも洗って貰おうか」と云われる。三國氏にとっては「俺は札幌グランドホテルで人気シェフだったんだ」とのプライドもある。当然「ムカッ!」ときたそうだ。
しかし三國氏はさすがである。「それなら三國の鍋洗いを見せてやろう」と思い直し、徹夜で鍋の取っ手のネジまで外し、キレイに洗い上げた。そして翌日、キレイに洗い上げた鍋を見た村上料理長の反応は、一言「キレイに洗い上げたね」だけだったそうである。その後、別の仕事を命じられることなく、なんと2年間もひたすら鍋洗いをさせられたそうである。
勿論、悔しかったはずである。しかし、三國氏の偉いところは、その時「鍋洗いなんて─」と手を抜くことをしなかった事である。
「そんな事を云うなら、三國の鍋洗いを見せてやる!」と来る日も来る日も鍋をピカピカに磨き上げたのである。しかしさすがに2年間も鍋洗いを続けると「このままここにいては料理の腕は上がらない」と悟った。それで「辞めさせて下さい」と云おうと決めた矢先、村上料理長に突然呼び出された。
「来月からスイス大使館公邸の料理長をやってもらう」
これは大変な抜擢である。鍋洗いばかりしていた三國氏は帝国ホテルに来て2年間、ほとんど料理はやっていなかった。しかも当時、若干20歳である。
スイス日本大使館公邸と云えば、各国の王室関係者、首相、外務大臣等が訪れる。そんなVIPの夕食会や公式行事でどんな料理でもてなすかは、非常に重要な事である。当然、周囲の人は猛反対したそうである。「鍋洗いしかしていない三國に何でそんな重要なところに行かせるのですか。他にもっと優秀な料理人はいっぱいいるじゃないですか。」

当時、帝国ホテルには優秀な料理人は600人以上いたのだった。
その時、村上料理長はこう言い切った。
「鍋洗い一つ見れば、その人の人格が分かる。技術は人格の上に成り立つものだから、アイツだったら間違いない。」
三國氏は日頃から信念を持っていいた。
「料理道具がキレイでなければ、気持ちよく料理を作れない。勿論、いい料理なんて作れないはずだ。」
他の誰よりも鍋をキレイに磨き上げないと気が済まなかったそうだ。
素晴らしい人格があって、初めて技術がついてくる。
結果を出している人の「やり方」だけを学び、結果を出している人の「あり方」を学ばない現代の風潮をみて、あらためて「やり方」よりも「あり方」=「態度」「姿勢」が重要だと感じられた。
最近は「成功」を「成幸」と書くのが流行りだそうです。「成功」は必ずしも幸せを保証してくれなくなっています。一流進学校に入り、一流大学、そして一流会社に就職、それで高い地位、名誉と多くの財を手に入れたら果たして「幸せに成る」事が出来るだろうか。
自分らしく生きる事。つまり常に自分らしく生きることに「チャレンジ」するところに本当の満足と喜び(幸せ)があるように私には思えます。
80才以上の方対象の興味深いアンケートがあります。
質問は「人生で最も後悔している事は何ですか?」
なんと70%が同じ回答でした。
それは「チャレンジしなかった事」
いつも後悔の無い人生を心がけたいものです。
「やり方(How to Doing)」から「あり方(How to Being)」へ
先日、学生教育の講話の中で「やり方(Doing)」と「あり方(Being)」への意識転換が大切との話を伺いました。なるほどと感心して家に帰って思い直してみると、推命学の考え方と非常に近い事に気付きました。
つまり「やり方」とは手段、方法、手順、マニュアル(取扱説明書)です。
電化製品などの機械ならともかく、そもそも人間(人生)に「生き方マニュアル」は無いだろうと思います。しかしよくよく周囲を見渡してみると、その類の本、情報が多いのに気付きます。俗にいう「How to ○○」本である。自己啓発のほとんどが「どうやったら成功できるか」「どうしたら大金持ちになれるか」「幸せになるための○○法」と云った類です。しかしそれらの本を読んで実際に幸せになった人はごくごく稀だと思います。
そこで最近は方法論からあり方論に視点が移ってきているそうです。「あり方(Being)」とは「姿勢」「態度」「心持ち」などです。やり方は人、それぞれで様々だが、本来のあり方(心持ち)は一つと云うものです。人としての生き方が定まっていないのに、人のマネばかりしていては自分の人生を有意義に生きることはいつまでたっても出来ないだろうと思います。
本当の己を知る。(知命)
これが「あり方人生」の第一歩です。自分本来のあり方を正しく知り、その如くに生きる。そして次に物事の本来のあり方を学ぶのが、本来の学問の目的だと思うのですが、、、、。
ところで最近、次のような記事を見かけました。

「本物の料理人とは」との題目で書かれた記事です。
「オテル.デュ.ミクニ」の三國清三氏と云う方をご存じだろうか。フランス料理の第一人者で「世界に知られる日本人シェフ」である。三國氏は昭和29年生まれ。15歳で北海道内ナンバーワンと云われる札幌グランドホテルの厨房に入る。そこで才能が開花。数年で花形シェフになるが、志は高く頂点を目指し、当時日本一と云われていた帝国ホテルに向かう。(当時17歳)
当時、帝国ホテルの総料理長は村上信夫氏。
「ムッシュ村上」と呼ばれ、フランス料理では日本一と呼ばれた人である。三國氏は初日「皿でも洗って貰おうか」と云われる。三國氏にとっては「俺は札幌グランドホテルで人気シェフだったんだ」とのプライドもある。当然「ムカッ!」ときたそうだ。
しかし三國氏はさすがである。「それなら三國の鍋洗いを見せてやろう」と思い直し、徹夜で鍋の取っ手のネジまで外し、キレイに洗い上げた。そして翌日、キレイに洗い上げた鍋を見た村上料理長の反応は、一言「キレイに洗い上げたね」だけだったそうである。その後、別の仕事を命じられることなく、なんと2年間もひたすら鍋洗いをさせられたそうである。
勿論、悔しかったはずである。しかし、三國氏の偉いところは、その時「鍋洗いなんて─」と手を抜くことをしなかった事である。
「そんな事を云うなら、三國の鍋洗いを見せてやる!」と来る日も来る日も鍋をピカピカに磨き上げたのである。しかしさすがに2年間も鍋洗いを続けると「このままここにいては料理の腕は上がらない」と悟った。それで「辞めさせて下さい」と云おうと決めた矢先、村上料理長に突然呼び出された。
「来月からスイス大使館公邸の料理長をやってもらう」
これは大変な抜擢である。鍋洗いばかりしていた三國氏は帝国ホテルに来て2年間、ほとんど料理はやっていなかった。しかも当時、若干20歳である。
スイス日本大使館公邸と云えば、各国の王室関係者、首相、外務大臣等が訪れる。そんなVIPの夕食会や公式行事でどんな料理でもてなすかは、非常に重要な事である。当然、周囲の人は猛反対したそうである。「鍋洗いしかしていない三國に何でそんな重要なところに行かせるのですか。他にもっと優秀な料理人はいっぱいいるじゃないですか。」
当時、帝国ホテルには優秀な料理人は600人以上いたのだった。
その時、村上料理長はこう言い切った。
「鍋洗い一つ見れば、その人の人格が分かる。技術は人格の上に成り立つものだから、アイツだったら間違いない。」
三國氏は日頃から信念を持っていいた。
「料理道具がキレイでなければ、気持ちよく料理を作れない。勿論、いい料理なんて作れないはずだ。」
他の誰よりも鍋をキレイに磨き上げないと気が済まなかったそうだ。
素晴らしい人格があって、初めて技術がついてくる。
結果を出している人の「やり方」だけを学び、結果を出している人の「あり方」を学ばない現代の風潮をみて、あらためて「やり方」よりも「あり方」=「態度」「姿勢」が重要だと感じられた。
最近は「成功」を「成幸」と書くのが流行りだそうです。「成功」は必ずしも幸せを保証してくれなくなっています。一流進学校に入り、一流大学、そして一流会社に就職、それで高い地位、名誉と多くの財を手に入れたら果たして「幸せに成る」事が出来るだろうか。
自分らしく生きる事。つまり常に自分らしく生きることに「チャレンジ」するところに本当の満足と喜び(幸せ)があるように私には思えます。
80才以上の方対象の興味深いアンケートがあります。
質問は「人生で最も後悔している事は何ですか?」
なんと70%が同じ回答でした。
それは「チャレンジしなかった事」
いつも後悔の無い人生を心がけたいものです。
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