先祖の恨みと赦しの心
2021年9月2日 19時40分57秒 (Thu)
横浜運勢鑑定所通信7月号(2020年7月号、第83号)
【特集】先祖の恨みと赦しの心
私たちは因縁、先祖からの影響を実生活の中で無視することは出来ません。それは必ず親からの影響が血筋(血統)と家庭を通じて現れるからです。親子で体質が遺伝するように、心の面でも先祖から代々受け継いでいるものが多くあり、当然良いもの、悪いものの両方があることになります。そこで悪い内容を少しでも消去(清算)し、豊かに幸せな生活を実現するために必要なのが先祖供養です。
□先祖供養の前に必要なこと(先祖を赦しましょう)

家系図作成のご依頼を受ける中で、「先祖が悪いため自分の運勢が悪く、不運が続いている!」「先祖のせいで自分たち家族は本当に苦労ばかりだ!」などの言葉を聞くことがあります。実際に先祖が原因で困難な状態が起きていることが多いのですが、中には“先祖が加害者で自分たちは被害者”と考えていて先祖を恨んでいる方も意外と多いものです。そのような方は立派なお墓を作っても、先祖に対して無関心で、お墓参りや法要などはきちんとせず、親の命日も覚えていない場合が殆どです。 「お墓は立派でも、心がこもっていない」「家は立派でも、そこに住む家庭に愛が無い」のと同じです。お金を使って先祖供養をしても実際に解放されない場合のほとんどがこのようなケースです。 私たちのたくさんの先祖の中には、いろいろな方がいます。中には決して善しとは言えないような人生を送ってしまった先祖達もいます。そのような先祖がいる場合はまず、“先祖を赦す”心を持たなければいけません。実は実際の供養よりもこの心を持つことが意外と難しいのです。
□日本文化の特徴
日本の文化では、「赦し」よりも「忘却(水に流す)」の方が強く意識されているように感じます。「時が経てば、いずれ忘れる」というのが、日本人の一般的な解決法ではないでしょうか。ところがその方法は、毒性のある産業廃棄物を土の中に埋めて処理するようなもので、やがて土壌汚染というより深刻な問題につながります。埋められた痛みは、私たちの情緒に悪影響を与え、人生にさまざまな障害をもたらします。それは人生観をゆがめ、人間関係を破壊してしまいます。結局は何の解決にもならないのです。 最近は先祖の事は何も知らないという方が多いように思われます。核家族化が進み現在では、祖父母の名前さえ知らない青年たちが増えているのだそうです。親が先祖のことを子供たちに語ってこなかったためです。(実は隠してきたからです。)これはすこぶる深刻な問題と云わなければなりません。
□“許し”と“赦し”
「クリスチャン.トウデイ」(2017.10.4のコラム)からの抜粋です。
~「許し」と「赦(ゆる)し」。読み方は同じですが、中身やニュアンスが少し違います。「許し」は、「許可する」というような意味合いがあり、行為や行動の前段階でのことです。「赦し」は、すでに起こってしまった出来事や過ちに対して、「恩赦」をしたり、裁かずに受け入れることを指します。~

赦すこととはどういうことかとの質問に答える最も良い教材がユーゴー作「レ・ミゼラブル(銀の燭台)」であると思います。 主人公ジャンは、長年の苛烈な投獄生活で、身も心も、ぼろぼろになっていました。しかし、出獄して、ミリエル司教と出会うことにより、人生が変わりました。銀食器を盗んだジャンが警官に捕まったとき、ミリエル司教は、警官に対して、わたしが銀食器をあげたと語り、さらにジャンに対して、この銀の燭台も持っていくがよいと差し出しました。 つまりミリエル司教はジャンの犯した盗みの行為そのものを否定したのです。
もし仮にミリエル司祭がジャンに対して盗みは悪い事、しかし反省したら許してあげるとしたならたとえ刑罰から逃れることが出来ても、後の“ジャンの回心”は起こらなかったでしょう。ジャンは、一生涯、ミリエル司教からもらった燭台を手放すことはありませんでした。小説によれば、ジャンが最後の息を引き取る場面も、この燭台の光がジャンを照らしていました。燭台の光は神の愛の象徴として書かれています。つまり“赦し”とは相手の非を見ずに無条件に受け入れることなのです。
私の尊敬する方の言葉に『犠牲となり、赦しながらより大きな価値の為に生きること』と云うのがあります。「私個人としては赦せないが、家庭のことを考えると、親族全体のことを考えると、国のことを考えると、世界のことを考えるというように意識をより大きく展開することで個人的な恨み(私怨)は昇華される」と云うことです。赦すことで人は大きく成長し、愛を育むのです。
また赦し難い内容が大きければ大きいほど、それを赦したときは大きな恩恵と人格の成長が自然ともたらされることは間違いありません。 子孫にそのような愛で赦された先祖はどれだけ喜び、感謝するでしょうか。それが先祖供養の恩恵として現れることになります。生前に多くの問題のあった先祖ほど、ジャンのように心に恨みを抱え、後悔しているのです。
□先祖の供養の仕方
■先祖の気持ちを理解する(病気や事故で亡くなった先祖は、子孫にその苦しみを分かって欲しいと頼ってきます)
同じような病気や事故に遭うのは、分かって欲しいがために追い込んでしまう場合があります。子孫を苦しめたいわけではないのに、結果そうなってしまうのですから、念入りな先祖供養をして差し上げることで災いから逃れることができます。
家系図を作成しご先祖の中に大変な病や事故で亡くなった方がいないかを調べ、その方に対しては特に優しい言葉をかけてあげてください。生きている人間も同じですが、大変な目に遭っているのに気づかなかったり、無視したりすれば寂しく悲しい気持ちになるものです。あの世で苦しい思いをしているご先祖様も同じです。先祖の因縁による災いは、先祖のせいでこうなっているとは思わずに、「大変辛い思いをなさったんですね」という優しい気持ちで供養することで、自分のせいで悪い因縁を断ち切ることができるのです。その為には先祖を赦し慈しむ気持ちが絶対的に必要です。その気持ちが一番のお供物です。
■功徳を積む(陰徳積善)
先祖の中に他人に恨みを買うような行いをした人がいる場合、その相手の怨念で災いが起こることがあります。時代劇などで「末代まで呪ってやる」というセリフもありますが、恨みをもったまま亡くなった方は成仏できずにこの世を彷徨いながら、相手の子孫に悪影響を及ぼしてくるのです。 この場合は、その行いをした先祖の代わりに子孫が功徳を積むことで災いから逃れることが出来ます。功徳を積むというのは、利他的な心を持つということ。自分が生かされているということに感謝し、人のためになる行いをしましょう。 奉仕、ボランティア活動などは非常に効果的です。
■先祖の代わりに謝罪の気持ちをもって供養する
良いことをすれば良いことが返ってくる、因果応報は宇宙の法則ですが、これは個人だけではなく家族や家系にも言えることです。先祖から受け継がれた血があなたの中に流れているというのは事実です。 先祖がひどい目に遭わせた相手がどんな方だったのかわかるのであれば、先祖の代わりに謝罪の気持ちを込めて供養することも重要です。
■自分自身が向上する(先祖が果たせなかった願いを果たす)
私たちがこの世に生まれるとき、生まれる家、両親を選んでくると言われています。それは魂の使命や目的、学びのためにその家に生まれるという意味があるからです。そうであるならば、先祖の因縁も魂は知っていると言うことです。それを良き方向に導くために、自分自身が向上しなければならないということではないでしょうか。
物事は表裏一体。現実をどこから見るか、どのような考え方で捉えるかによって違ってきます。代々受け継がれてきた悪しきことを変えるのであれば、自分自身が変わるしかありません。それによって、現実も変わるのです。 太古の昔から、改革は誰かの手によって成されていました。その人の思考と行動が現実を変えたのです。先人達のおかげさまで、私たちは今生きています。その感謝の気持ちを忘れずに、愛ある行動につなげて行くことができる自分にならなければなりません。
災いは先祖のせいだと思う前に、自分自身の向上を目指していきましょう。
【特集】先祖の恨みと赦しの心
私たちは因縁、先祖からの影響を実生活の中で無視することは出来ません。それは必ず親からの影響が血筋(血統)と家庭を通じて現れるからです。親子で体質が遺伝するように、心の面でも先祖から代々受け継いでいるものが多くあり、当然良いもの、悪いものの両方があることになります。そこで悪い内容を少しでも消去(清算)し、豊かに幸せな生活を実現するために必要なのが先祖供養です。
□先祖供養の前に必要なこと(先祖を赦しましょう)

家系図作成のご依頼を受ける中で、「先祖が悪いため自分の運勢が悪く、不運が続いている!」「先祖のせいで自分たち家族は本当に苦労ばかりだ!」などの言葉を聞くことがあります。実際に先祖が原因で困難な状態が起きていることが多いのですが、中には“先祖が加害者で自分たちは被害者”と考えていて先祖を恨んでいる方も意外と多いものです。そのような方は立派なお墓を作っても、先祖に対して無関心で、お墓参りや法要などはきちんとせず、親の命日も覚えていない場合が殆どです。 「お墓は立派でも、心がこもっていない」「家は立派でも、そこに住む家庭に愛が無い」のと同じです。お金を使って先祖供養をしても実際に解放されない場合のほとんどがこのようなケースです。 私たちのたくさんの先祖の中には、いろいろな方がいます。中には決して善しとは言えないような人生を送ってしまった先祖達もいます。そのような先祖がいる場合はまず、“先祖を赦す”心を持たなければいけません。実は実際の供養よりもこの心を持つことが意外と難しいのです。
□日本文化の特徴
日本の文化では、「赦し」よりも「忘却(水に流す)」の方が強く意識されているように感じます。「時が経てば、いずれ忘れる」というのが、日本人の一般的な解決法ではないでしょうか。ところがその方法は、毒性のある産業廃棄物を土の中に埋めて処理するようなもので、やがて土壌汚染というより深刻な問題につながります。埋められた痛みは、私たちの情緒に悪影響を与え、人生にさまざまな障害をもたらします。それは人生観をゆがめ、人間関係を破壊してしまいます。結局は何の解決にもならないのです。 最近は先祖の事は何も知らないという方が多いように思われます。核家族化が進み現在では、祖父母の名前さえ知らない青年たちが増えているのだそうです。親が先祖のことを子供たちに語ってこなかったためです。(実は隠してきたからです。)これはすこぶる深刻な問題と云わなければなりません。
□“許し”と“赦し”
「クリスチャン.トウデイ」(2017.10.4のコラム)からの抜粋です。
~「許し」と「赦(ゆる)し」。読み方は同じですが、中身やニュアンスが少し違います。「許し」は、「許可する」というような意味合いがあり、行為や行動の前段階でのことです。「赦し」は、すでに起こってしまった出来事や過ちに対して、「恩赦」をしたり、裁かずに受け入れることを指します。~

赦すこととはどういうことかとの質問に答える最も良い教材がユーゴー作「レ・ミゼラブル(銀の燭台)」であると思います。 主人公ジャンは、長年の苛烈な投獄生活で、身も心も、ぼろぼろになっていました。しかし、出獄して、ミリエル司教と出会うことにより、人生が変わりました。銀食器を盗んだジャンが警官に捕まったとき、ミリエル司教は、警官に対して、わたしが銀食器をあげたと語り、さらにジャンに対して、この銀の燭台も持っていくがよいと差し出しました。 つまりミリエル司教はジャンの犯した盗みの行為そのものを否定したのです。
もし仮にミリエル司祭がジャンに対して盗みは悪い事、しかし反省したら許してあげるとしたならたとえ刑罰から逃れることが出来ても、後の“ジャンの回心”は起こらなかったでしょう。ジャンは、一生涯、ミリエル司教からもらった燭台を手放すことはありませんでした。小説によれば、ジャンが最後の息を引き取る場面も、この燭台の光がジャンを照らしていました。燭台の光は神の愛の象徴として書かれています。つまり“赦し”とは相手の非を見ずに無条件に受け入れることなのです。
私の尊敬する方の言葉に『犠牲となり、赦しながらより大きな価値の為に生きること』と云うのがあります。「私個人としては赦せないが、家庭のことを考えると、親族全体のことを考えると、国のことを考えると、世界のことを考えるというように意識をより大きく展開することで個人的な恨み(私怨)は昇華される」と云うことです。赦すことで人は大きく成長し、愛を育むのです。
また赦し難い内容が大きければ大きいほど、それを赦したときは大きな恩恵と人格の成長が自然ともたらされることは間違いありません。 子孫にそのような愛で赦された先祖はどれだけ喜び、感謝するでしょうか。それが先祖供養の恩恵として現れることになります。生前に多くの問題のあった先祖ほど、ジャンのように心に恨みを抱え、後悔しているのです。
□先祖の供養の仕方
■先祖の気持ちを理解する(病気や事故で亡くなった先祖は、子孫にその苦しみを分かって欲しいと頼ってきます)
同じような病気や事故に遭うのは、分かって欲しいがために追い込んでしまう場合があります。子孫を苦しめたいわけではないのに、結果そうなってしまうのですから、念入りな先祖供養をして差し上げることで災いから逃れることができます。
家系図を作成しご先祖の中に大変な病や事故で亡くなった方がいないかを調べ、その方に対しては特に優しい言葉をかけてあげてください。生きている人間も同じですが、大変な目に遭っているのに気づかなかったり、無視したりすれば寂しく悲しい気持ちになるものです。あの世で苦しい思いをしているご先祖様も同じです。先祖の因縁による災いは、先祖のせいでこうなっているとは思わずに、「大変辛い思いをなさったんですね」という優しい気持ちで供養することで、自分のせいで悪い因縁を断ち切ることができるのです。その為には先祖を赦し慈しむ気持ちが絶対的に必要です。その気持ちが一番のお供物です。
■功徳を積む(陰徳積善)
先祖の中に他人に恨みを買うような行いをした人がいる場合、その相手の怨念で災いが起こることがあります。時代劇などで「末代まで呪ってやる」というセリフもありますが、恨みをもったまま亡くなった方は成仏できずにこの世を彷徨いながら、相手の子孫に悪影響を及ぼしてくるのです。 この場合は、その行いをした先祖の代わりに子孫が功徳を積むことで災いから逃れることが出来ます。功徳を積むというのは、利他的な心を持つということ。自分が生かされているということに感謝し、人のためになる行いをしましょう。 奉仕、ボランティア活動などは非常に効果的です。
■先祖の代わりに謝罪の気持ちをもって供養する
良いことをすれば良いことが返ってくる、因果応報は宇宙の法則ですが、これは個人だけではなく家族や家系にも言えることです。先祖から受け継がれた血があなたの中に流れているというのは事実です。 先祖がひどい目に遭わせた相手がどんな方だったのかわかるのであれば、先祖の代わりに謝罪の気持ちを込めて供養することも重要です。
■自分自身が向上する(先祖が果たせなかった願いを果たす)
私たちがこの世に生まれるとき、生まれる家、両親を選んでくると言われています。それは魂の使命や目的、学びのためにその家に生まれるという意味があるからです。そうであるならば、先祖の因縁も魂は知っていると言うことです。それを良き方向に導くために、自分自身が向上しなければならないということではないでしょうか。
物事は表裏一体。現実をどこから見るか、どのような考え方で捉えるかによって違ってきます。代々受け継がれてきた悪しきことを変えるのであれば、自分自身が変わるしかありません。それによって、現実も変わるのです。 太古の昔から、改革は誰かの手によって成されていました。その人の思考と行動が現実を変えたのです。先人達のおかげさまで、私たちは今生きています。その感謝の気持ちを忘れずに、愛ある行動につなげて行くことができる自分にならなければなりません。
災いは先祖のせいだと思う前に、自分自身の向上を目指していきましょう。
コメント
たくや
無題
これ、問題の解決ではないです
問題をその人のせいにしてただ先送りにしているだけです
誤った情報を堂々と流さないでもらえませんか?
非常に不愉快です
先天性の病気を持った人は先祖のせいではないと?
何をおっしゃっているのでしょうか?
先天性の病気を持った人は適切な医療と社会福祉が行われない限り苦しみはつづきます
功徳で解決しません
理学的な話をしています
例え功徳で一部の困りごとを解決できたとしても限界があります
もう一度いいます先天性の病気を持った人は先祖の遺伝子に問題がありますそしてそれは個人で解決できる範囲を超えています
社会的サポートと医療が必要なのです
個人単位ではなく全体で助けるように何故呼びかけないのですか?
慈悲のない記事ですね
問題をその人のせいにしてただ先送りにしているだけです
誤った情報を堂々と流さないでもらえませんか?
非常に不愉快です
先天性の病気を持った人は先祖のせいではないと?
何をおっしゃっているのでしょうか?
先天性の病気を持った人は適切な医療と社会福祉が行われない限り苦しみはつづきます
功徳で解決しません
理学的な話をしています
例え功徳で一部の困りごとを解決できたとしても限界があります
もう一度いいます先天性の病気を持った人は先祖の遺伝子に問題がありますそしてそれは個人で解決できる範囲を超えています
社会的サポートと医療が必要なのです
個人単位ではなく全体で助けるように何故呼びかけないのですか?
慈悲のない記事ですね
投稿日:2026年5月31日 19:59
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