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仏典に見る因縁清算の方法(三施の功徳)

2020年4月15日 10時00分55秒 (Wed)

横浜運勢鑑定所通信復刻版11月号(2019年11月 第75号)
【特集】仏典に見る因縁清算の方法(三施の功徳)
 以前に鑑定したお客様で次のような方がおられました。その方の家は非常に由緒のある家系で先祖伝来の「系図」には鎌倉時代前からの歴史(約1000年以上前)が記されていました。しかし家系は没落、事業も最近あまりうまくいかないし、親族が次々と突然の事故、病気で急死する。「きっと何かに呪われている!祟られている!」「先祖が過去に多くの過ち、罪を犯してきたに違いないのでそれらを清算、解決する方法を教えてほしい」という相談でした。
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 さて仏教の教えでは「人は皆、多くの煩悩を抱えているので幸せになれない。その煩悩を打ち消す修行が布施(三施)、それを修めた者だけが解放されて菩薩になれる」と説きます。それで今回は布施(三施)とはどのようなことなのかご紹介いたします。
 
□お布施(三施)とは何か?
「布施」とは現代風に云えば、「愛を与えること」、「善い行いをすること」です。具体的には三施と云って法施、身施、財施の3種類に分けることが出来ます。
「法施」---仏陀の教えを学び、伝える事
「無畏施」---人々の恐れを取り除いてあげる事
「財施」---財物、衣類、食物を与える事
その中でも最大、最強、最高の布施が法施とされています。
 
□法施とは何か?
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宗教的に考えると、布施とは「愛を与えることである」と先に述べましたが、最大の愛を与えている存在は他ならぬ神仏です。そして天運の中心も太極(神仏)であることは云うまでもありません。つまり法(真理知識)を学ぶことは神仏に近づくためであり、実践することは当に神仏の代わりに愛の教え(天の法則)を実現することに他なりません。
 一般的には「法施」というとお経をあげたり、写経したり、参禅することをイメージしますが、あまり狭くとらえずに真理価値あるものに触れ交わる事。
 「秋は文化、芸術の秋、読書(学び)の秋」とも云われます。是非「法施」の観点で何か学びを始めてみるのも開運には良いかと思われます。
 
□財施について
 財施について忘れてはいけない「無財の七施」と云う言葉があります。
~無財の七施~ (無罪でも出来る財施)
  1. 眼施(慈眼施)---慈しみの眼。優しい目つきで全てに接する。
  2. 和顔施(和顔悦色施)---いつも和やか。穏やかな顔つきで人に対する。
  3. 愛語施(言辞施)---もの優しい言葉を使う事。愛情のこもった言葉。
  4. 身施(捨身施)---自分の体で奉仕、模範的な生活。人の嫌がる事を喜んで気持ちよく実行する
  5. 心施(心慮施)---自分以外のものの為に心を配り、心底から共に喜んであげる。共に楽しむことが出来る。他人が受けた心の傷を、自分の痛みとして感じとる。
  6. 壮座施---わかり易く云えば座席を譲ってあげる事。自分の地位を相手に悔いなく譲ってあげる事。
  7. 房舎施---雨や風をしのぐ所を与える事。例えば自分がずぶ濡れになりなが
□因縁清算とお布施の関係
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 先祖が犯してしまった過ちが原因で、子孫がその報いを受けることを因縁と云います。したがってその清算の為には当然、犯した過ちの償いとの意味が含まれて来ることになります。どこまでもお布施は謙虚な気持ちで、『させていただく』との姿勢が一番重要になります。『やってやる!』と云った傲慢な気持ちでは償いの意味を成しませんから、いくらやっても因縁清算にはなりません。
 布施は決して「自己満足」の為にするものではありません。
 
□法施と因縁
 先祖が「法」に触れるような過ちを犯してしまった内容を償うのが法施です。ここで注意しなくてはならないのは「法」の意味です。勿論、法律の意味も含まれるが、それよりもっと重要なのが「人として生きるべき道」の意味での「法」です。実際に行動に移さなくても「心の中で犯した過ち、罪」と云った内容も含まれてしまうのです。「怒り、恨み、憎しみ、嫉妬、妬み、不信、不和等」全て本来、天(神仏)が願わなかったものですから「法」に背いた過ちになります。
 それに怖いのは先祖のその思いが、血統を通じて自動的に子孫に受け継がれてしまうことです。それが家系の因縁の癖として出るようになります。
 代々、「嫁姑問題でいつも女性が苦労する」「遺産争いなどお金に関わるトラブルが絶えない」「離婚再婚等の夫婦縁障害が続く」などはその一例です。
 
 そこで「法施」とは「人として本来、生きるべき道」(真理)を学び、先祖からの因縁の力に負けない強い意志と実践力をもって生きることが本来の「法施」です。「法」に背かないように生きる為には「道」(真理)をしっかりと学び、自己研鑽、修練が必要です。
その目的は上記の様な悪因縁の力に負けないためです。そのように生きることが因縁を清算し、人格涵養、幸せになる一番の近道と云えます。
最初に書いた名門家系の方ですが、今はしっかり立ち直り、事業経営も立ち直り幸せな家庭を築いておられます。

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