2024年9月 アーカイブ
2024年9月16日 18時23分21秒 (Mon)
中村天風師の心身統一法と開運
横浜運勢鑑定所通信7月号(2024年7月号、第131号)
【特集】中村天風師の心身統一法と開運
昨年に続き今シーズンも大谷選手の驚異的な活躍は留まるところを知りません。婚約を公表し、ドジャースに移籍してもすぐに新たな環境に慣れ、チームメイトとの関係も非常に良いようです。公私共に全てに絶好調、 「大谷選手は特別に運勢が良い人なんだ」と考える方も多いかと思いますが、四柱推命で見る限り特別によい運勢とは言えません。しかし非常な努力家であり人格者である事はよく知られています。

また少年時代から曼荼羅シートを作成し、プロ野球選手として成功するためという目的に徹し日々の生活を怠らなったことは有名な話です。私はこの話を聞いて本当に素晴らしい「誰しもこの位に徹して一つの事に打ち込めれば、何事も成就するだろう」と思ったものです。但し最も肝心なことはそのように計画立てたとしても、最後まで実行し続けることが可能かと云うことです。夢を夢で終わらせず実現することは決して簡単な事ではありません。毎日の生活で「三日坊主」になってしまうことはざらです。そこで今回は大谷選手の精神的支柱とされている中村天風師の教えの中から『心身統一法』についてご紹介します。
☐成功と繁栄に役立つ、中村天風師の言葉と解説
成功と繁栄に役立つ天風メソッド1
『人間は誰でも、大した経験や学問をしなくても、完全な人間生活、いわゆる心身を統一できる人間であれば、男でも、女でも、だれでも、ひとかどの成功ができるようになっているのである』 (中村天風『運命を拓く』より)
人間はだれしも、自分の人生を素晴らしいものにしたいと願っています。そして、中村天風は「だれでも成功できる」と断言します。人生の夢・目標は人それぞれでしょうが、全ての人が自分に与えられた「偉大な力」を発揮できれば、夢・目標を実現できるのです。それでは、その「偉大な力」はどうすれば発揮できるのでしょうか。

成功と繁栄に役立つ天風メソッド2
『人生の一切合財のすべてが、この積極精神というもので決定されるのです』(中村天風『成功の実現』より)
「積極的な心、これが人に与えられた偉大な力を発揮するための鍵である」と中村天風師は説いています。
あなたの思い方・考え方が積極的であれば、あなたの力は100%以上に発揮され、すばらしい人生を歩むことができます。逆に思い方・考え方が消極的であれば、あなたに与えられた偉大な力は委縮してしまいます。つまり、心のもち方一つで、人生の運命が決定づけられるのです。 『潜在意識を毎日毎晩書き換え、クンバハカ(呼吸法)を信念をもって継続することで、人生の三大不幸である病、貧乏、煩悩から抜け出すことが出来る』と説いています。 ※クンバハカ呼吸法とはヨガの秘伝です。具体的には、平常心を失うような衝撃や感覚の刺激を受けた場合、まず第一に肛門を締め、同時に肩の力を抜いて下腹部に力を充実させるというもの息を吸って、止めて、息を吐くという呼吸法です。 息吸い上げて止めているとき、横隔膜に力が入り、お尻の穴をキュッと締めていきます。 お尻の穴を締めることで、骨盤が下から支えられます。

☐成功と繁栄に役立つ、中村天風師のメソッドの紹介
人生において積極的な心(いわゆるポジティブマインド)が重要なことは、数多くの成功哲学が語っています。ただ、そのことをわかってはいても、いざ自分となると、いつも積極的な心をキープできるでしょうか。自分の心でありながら自分の心が思うようにならない、ということは果たして無いでしょうか。
これに対して、中村天風師は「積極的な心をつくることは誰にでもできる」とはっきりと述べます。そして、だれもが積極的な心をつくれる具体的な方法を示しています。それが、中村天風師が、自らの人生体験と科学・医学・哲学の探究を通じて、今から100年前に発案した「心身統一法」と呼ばれるものです。

「心身統一法」は、心と体の両面の多岐にわたる方法からなるモノですが、その一部をご紹介します。 「思い方・考え方のもととなる潜在意識を浄化する方法」「積極的な思考への訓練方法」「寝がけの心得(中村天 風師の教え)」これら3項目についてご紹介いたします。関心ある方は「盛大な人生」「成功の実現」「心に成功の炎を」の三部作をお読みください。以下はこれら三部作からの抜粋と要約です。
■「思い方・考え方のもととなる潜在意識を浄化する方法」
天風師は、夜の寝る前が、大切だと言われます。睡眠に就く前の数秒間は、自分の潜在意識か最も暗示を受け易い状態になっており、この状態を利用して潜在意識に溜まったネガティブな情念を掃除してしまうという内容です。
この掃除に成功すると、顕在意識で考えた前向きな思考は、潜在意識にバイブレーションされ(響いてと言っても良いのかもしれません。)この顕在意識で意識した思いが、潜在意識を通じて実現して現実の世界に現れることとなります。いわゆる思考が現実となるとか、引き寄せの法則という原理です。 これらの原理を実践したつもりでも成果が出ないのは、潜在意識にネガティブな情念が詰まったまま顕在意識だけで、前向きな考え方を無理に貫こうとするからだと云います。
むしろ潜在意識には、ネガティブな情念が詰まったままなので、嫌なことが次々に現実の世界で起きてきます。想いのレベルでは、前向きに考えられる人なのに、結果が残念な人は、ここに原因があるというわけです。それではどのような要因で我々の潜在意識の中にネガティブな情念が溜まってしまうのでしょうか?
それは他者からのネガティブな言動や日々のニュースを通じて常に無意識に溜まっていきます。この情念は、日々現代社会に生きる以上不可避的に溜まってしまうので、潜在意識を浄化する方法を知ってかつ実践できるかどうかが、重要となります。天風さんの言葉を借りれば、「観念要素の更改」と呼ばれるものです。(中村天風著 「成功の実現」 日本経営合理化協会編)
夜の寝る際のわずかな時間に、「今日も一日有難う御座います。」「これから休ませて頂きます」という呪文を唱えるだけでよいのです。
一日を振り返っては、なりません。潜在意識の中にその日に起きた嫌なことを描かせることになるからです。無念夢想の状態で寝入ってしまうのが、潜在意識を浄化する最も理想的な状態だそうです。しかし無念夢想だなんて、荒修行した僧侶でもないかぎり、その境地に入ることはできません。だから「今日も一日有難う御座います。」「これから休ませて頂きます。」と呪文を唱えるだけで無念夢想の境地に近い境地になれると天風師は教えています。これを毎晩寝る前に繰り返していくと、消極的観念要素(消極的な考えの元になるもの)が、浄化されていきます。すると顕在意識でイメージした前向きで、ポジティブなイメージが、そのまま潜在意識に届くようになります。そしてこのポジティブなイメージが、信念にまで高められると潜在意識にイメージされた世界が、そのまま引き寄せられて、そのまま現実となります。
■「積極的な思考への訓練の方法」
天風師によれば 、人の心の中には無意識に溜まったネガティブな情念が、詰まっており、心の表面でポジティブなことをどれほどイメージしたとしても、心の奥底に詰まったネガティブな情念が精神全体にはびこってポジティブな思考は思考として、なかなか宇宙全体に届かず、現実化しないものです。 天風師の説く信念の作り方は以下の通りです。
・なりたい自分を映像としてイメージすること
・鏡を使った自己暗示にかけること。
・あるべき状態を口に出して言うこと。
・映像・音としてイメージすることがポイントです。

中村天風師の説明と引き寄せの法則は原理的に多くの共通項があります。それは地球を含んだ宇宙全体を一つの生命体として捉えていることです。天風師の言葉を、お借りすれば、宇宙意識と呼ばれる意識主体のことです。宗教かと思われるかもしれませんが決して宗教ではありません。天風師の言う宇宙意識は、むしろ自然の摂理(宇宙の気)に近いものです。
想いとか思考は、自分以外のなにかに届き、自分以外の力も作用して、地球上で現実となるというものです。自分の心のなかで、何かの怒りとか、恐怖、焦りを感情として抱くことは、あたかも後から、この地球上でそのようなオ―ダ―に基づいた料理を、自分の口に入れるようなものです。ただ、そうはいっても怒りとか、恐怖とか不安は、聖人君子でもない私たちの、心の中には、自然と沸き上がってしまうものです。この消極的な考えは、その元となる芽が、心の中に既に存在てしまっているため生じるものです。それが前に述べた「消極的な観念」なのです。
師の説明によると我々の進化の過程で、まだ原始的な動物だったころには、自分の身の安全を守るため、このような恐怖、不安は必要不可欠でした。恐怖心があるからこそ、外敵の気配を感じると、その餌食にされる前に逃げ切ることが、できたのです。このような動物としての本能から生じる心を、天風師は本能心と呼んでいます。 さらに、我々の祖先が、狩猟民族を経験した際に、獲物と弓矢との間の距離を計算したり、獲物の走行する速さを考たりする力を身につけました。このような心を理性心と天風師は呼んでいます。

この2種類の心の作用は、生まれた時から、肉体を維持するために、先天的に我々の心の中に、内蔵されているのです。昔植木等さんの「スーダラ節」という歌の中でお酒が、体にいいわけないと『わかっちゃいるけど(理性心)やめられない(酒が飲みたい=が死への不安)=動物心』』というセリフがありました。 同じ様な話はいくらでもあります!たばこが体に悪いとわかっているけど、やめるとストレスが、溜まるのでやめられないとかです。 この2つの心は肉体を維持するためのツールとして我々の精神作用に組み込められています。しかし本来、共に必要な作用であるにも関わらず、我々はこの二つの心を正しく制御できなくなってしまいました。その結果、心(本能心)が暴走してしまうのをストップできないのです。お酒も体に悪いのなら止めるべきなのに、止められない。最後には諦めてしまい、止めようともしなくなるのです。
心が暴走するままに、消極的な感情である不安・怒り・妬み・嫉み・が次から次に浮かんでは沈んでいきます。この感情の蓄積がその人の考え方の元となるのです。これが消極的観念といわれる用語の中身です。このような消極的な考え方の元となる要素が、心の中に詰まっている以上ポジティブシンキングをいくら試みたところで、根の部分では、消極的な考え方が、自然と湧いてきますので、全体としてネガティブシンキングになってしまうのです。この消極的な観念が潜在意識に溜まった際に、消し去る方法が先に述べた観念要素の更改なのです。
■寝がけの心得(中村天風師の教え)
人間は、余程心が修養されていない限り、床に入るととかく消極的なことを考える自然傾向を持っています。 人間が寝るときは、体を横にする。頭も横になっている。大脳も横になる。人間の思考作用は脳髄で行われるが、脊髄の上に大脳が安定している状態の思考作用が一番健康的だと云われています。それが横になって考える思考作用は良くないと云われる所以です。

寝床の中は、肉体と精神の疲れを休める場所、ただそれだけではありません。「疲れたから寝よう」と、軽く考えてはいけません。もっともっと深い目的…それは「生命の立て直し」であると云われています。昼間クタクタに疲れた体も、夜ぐっすり眠ると自然の作用で疲れも治り、消耗された力も復活するありがたい働きがあります。だから寝床の中というのは、とても神聖で尊いものなのです。
寝床の中では無念無想、何も考えないのが一番良いといわれます。しかしこれは、修養しなければなかなかできないことです。もし、ものを考えずにいられないのなら、考えれば考えるほど楽しく、思えば思うほどうれしいことだけを考えたり思ったりすれば良いです。寝つくまでは、心して垢や汚れはつけないように…! 寝がけに何の用意もなく寝るだけでもいけないのに、いわんや垢に垢をつけるようなことをやって寝たのでは、それは毒薬を飲みながら寝てしまうのと同じことです。だから寝がけは、どんなことがあろうとも消極的な考えを持ち込まない心がけを、実行に移すことが大切なのです。
もう一つ大事なことは、寝ぎわに鏡を応用することです。鏡に向かって自分に暗示をかけると、自然とその暗示通りに心がつくり変えられていくという効果があります。最初はうそでもいいから、例えば「こんなことは気にならない。気になるもんか。今までは気になったが、もう気にしない」と暗示をかける。簡単明瞭なことだけれども、自分でも驚くほど意思の力が強くなってきます。簡単な事なので実践してみてはいかがでしょうか。 自己暗示法は最も誰でも簡単にできる開運法です。スポーツ選手が試合前に用いる手法としても有名ですね。
■心身統一法と開運
中村天風師の「心身統一法」は推命学の観点からも非情に理にかなったものです。 「大宇宙、自然を司る根本真理の力を身体に取り込むことで、人生の全ての問題を解決し所願成就、幸福の人生を送ることが出来る」と説きます。
そのためには自然宇宙の力(万能力=天の気)と一体化する事。---消極的な潜在意識を取り除き、積極精神を養成することです。これは推命学が説く「自己の「命(メイ)」を天命として正しく知り、絶対的確信をもって生きることに通じます。それで初めて天と自分の命が一つになることが可能になります。 ※自然界(動植物)は人間のように迷うことなど無く、一心不乱、一途に、一心に、ひたすら生を全うしようとします。そのような精神を中村天風師は積極(せきぎょく)精神と呼びました。

次に問題解決のためには頭で知るだけでは不十分で、実行に移す体力と胆力、精神力(判断力、断行力)、能力を養うことが必要となります。このためには日々の訓練が必要と云われます。就寝前と朝起床時、そして常に呼吸を整えるといったものです。心(積極精神)で体をコントロールすることが重要です。それには日々の訓練、修練が大切です。
※中村天風師の鏡暗示法---寝る前に「お前、信念強くなる」、起床後「今日は信念強いぞ!」と毎晩毎朝唱える。 ご関心のある方は是非、チャレンジしてみることをお勧めします。不肖、私もこのような心身統一法を取り入れた修養、修行を日々行いながら鑑定を行っております。特に毎晩毎朝の自己暗示法と早朝散歩はお勧めです。
【特集】中村天風師の心身統一法と開運
昨年に続き今シーズンも大谷選手の驚異的な活躍は留まるところを知りません。婚約を公表し、ドジャースに移籍してもすぐに新たな環境に慣れ、チームメイトとの関係も非常に良いようです。公私共に全てに絶好調、 「大谷選手は特別に運勢が良い人なんだ」と考える方も多いかと思いますが、四柱推命で見る限り特別によい運勢とは言えません。しかし非常な努力家であり人格者である事はよく知られています。

また少年時代から曼荼羅シートを作成し、プロ野球選手として成功するためという目的に徹し日々の生活を怠らなったことは有名な話です。私はこの話を聞いて本当に素晴らしい「誰しもこの位に徹して一つの事に打ち込めれば、何事も成就するだろう」と思ったものです。但し最も肝心なことはそのように計画立てたとしても、最後まで実行し続けることが可能かと云うことです。夢を夢で終わらせず実現することは決して簡単な事ではありません。毎日の生活で「三日坊主」になってしまうことはざらです。そこで今回は大谷選手の精神的支柱とされている中村天風師の教えの中から『心身統一法』についてご紹介します。
☐成功と繁栄に役立つ、中村天風師の言葉と解説
成功と繁栄に役立つ天風メソッド1
『人間は誰でも、大した経験や学問をしなくても、完全な人間生活、いわゆる心身を統一できる人間であれば、男でも、女でも、だれでも、ひとかどの成功ができるようになっているのである』 (中村天風『運命を拓く』より)
人間はだれしも、自分の人生を素晴らしいものにしたいと願っています。そして、中村天風は「だれでも成功できる」と断言します。人生の夢・目標は人それぞれでしょうが、全ての人が自分に与えられた「偉大な力」を発揮できれば、夢・目標を実現できるのです。それでは、その「偉大な力」はどうすれば発揮できるのでしょうか。

成功と繁栄に役立つ天風メソッド2
『人生の一切合財のすべてが、この積極精神というもので決定されるのです』(中村天風『成功の実現』より)
「積極的な心、これが人に与えられた偉大な力を発揮するための鍵である」と中村天風師は説いています。
あなたの思い方・考え方が積極的であれば、あなたの力は100%以上に発揮され、すばらしい人生を歩むことができます。逆に思い方・考え方が消極的であれば、あなたに与えられた偉大な力は委縮してしまいます。つまり、心のもち方一つで、人生の運命が決定づけられるのです。 『潜在意識を毎日毎晩書き換え、クンバハカ(呼吸法)を信念をもって継続することで、人生の三大不幸である病、貧乏、煩悩から抜け出すことが出来る』と説いています。 ※クンバハカ呼吸法とはヨガの秘伝です。具体的には、平常心を失うような衝撃や感覚の刺激を受けた場合、まず第一に肛門を締め、同時に肩の力を抜いて下腹部に力を充実させるというもの息を吸って、止めて、息を吐くという呼吸法です。 息吸い上げて止めているとき、横隔膜に力が入り、お尻の穴をキュッと締めていきます。 お尻の穴を締めることで、骨盤が下から支えられます。

☐成功と繁栄に役立つ、中村天風師のメソッドの紹介
人生において積極的な心(いわゆるポジティブマインド)が重要なことは、数多くの成功哲学が語っています。ただ、そのことをわかってはいても、いざ自分となると、いつも積極的な心をキープできるでしょうか。自分の心でありながら自分の心が思うようにならない、ということは果たして無いでしょうか。
これに対して、中村天風師は「積極的な心をつくることは誰にでもできる」とはっきりと述べます。そして、だれもが積極的な心をつくれる具体的な方法を示しています。それが、中村天風師が、自らの人生体験と科学・医学・哲学の探究を通じて、今から100年前に発案した「心身統一法」と呼ばれるものです。

「心身統一法」は、心と体の両面の多岐にわたる方法からなるモノですが、その一部をご紹介します。 「思い方・考え方のもととなる潜在意識を浄化する方法」「積極的な思考への訓練方法」「寝がけの心得(中村天 風師の教え)」これら3項目についてご紹介いたします。関心ある方は「盛大な人生」「成功の実現」「心に成功の炎を」の三部作をお読みください。以下はこれら三部作からの抜粋と要約です。
■「思い方・考え方のもととなる潜在意識を浄化する方法」
天風師は、夜の寝る前が、大切だと言われます。睡眠に就く前の数秒間は、自分の潜在意識か最も暗示を受け易い状態になっており、この状態を利用して潜在意識に溜まったネガティブな情念を掃除してしまうという内容です。
この掃除に成功すると、顕在意識で考えた前向きな思考は、潜在意識にバイブレーションされ(響いてと言っても良いのかもしれません。)この顕在意識で意識した思いが、潜在意識を通じて実現して現実の世界に現れることとなります。いわゆる思考が現実となるとか、引き寄せの法則という原理です。 これらの原理を実践したつもりでも成果が出ないのは、潜在意識にネガティブな情念が詰まったまま顕在意識だけで、前向きな考え方を無理に貫こうとするからだと云います。
むしろ潜在意識には、ネガティブな情念が詰まったままなので、嫌なことが次々に現実の世界で起きてきます。想いのレベルでは、前向きに考えられる人なのに、結果が残念な人は、ここに原因があるというわけです。それではどのような要因で我々の潜在意識の中にネガティブな情念が溜まってしまうのでしょうか?
それは他者からのネガティブな言動や日々のニュースを通じて常に無意識に溜まっていきます。この情念は、日々現代社会に生きる以上不可避的に溜まってしまうので、潜在意識を浄化する方法を知ってかつ実践できるかどうかが、重要となります。天風さんの言葉を借りれば、「観念要素の更改」と呼ばれるものです。(中村天風著 「成功の実現」 日本経営合理化協会編)
夜の寝る際のわずかな時間に、「今日も一日有難う御座います。」「これから休ませて頂きます」という呪文を唱えるだけでよいのです。
一日を振り返っては、なりません。潜在意識の中にその日に起きた嫌なことを描かせることになるからです。無念夢想の状態で寝入ってしまうのが、潜在意識を浄化する最も理想的な状態だそうです。しかし無念夢想だなんて、荒修行した僧侶でもないかぎり、その境地に入ることはできません。だから「今日も一日有難う御座います。」「これから休ませて頂きます。」と呪文を唱えるだけで無念夢想の境地に近い境地になれると天風師は教えています。これを毎晩寝る前に繰り返していくと、消極的観念要素(消極的な考えの元になるもの)が、浄化されていきます。すると顕在意識でイメージした前向きで、ポジティブなイメージが、そのまま潜在意識に届くようになります。そしてこのポジティブなイメージが、信念にまで高められると潜在意識にイメージされた世界が、そのまま引き寄せられて、そのまま現実となります。
■「積極的な思考への訓練の方法」
天風師によれば 、人の心の中には無意識に溜まったネガティブな情念が、詰まっており、心の表面でポジティブなことをどれほどイメージしたとしても、心の奥底に詰まったネガティブな情念が精神全体にはびこってポジティブな思考は思考として、なかなか宇宙全体に届かず、現実化しないものです。 天風師の説く信念の作り方は以下の通りです。
・なりたい自分を映像としてイメージすること
・鏡を使った自己暗示にかけること。
・あるべき状態を口に出して言うこと。
・映像・音としてイメージすることがポイントです。

中村天風師の説明と引き寄せの法則は原理的に多くの共通項があります。それは地球を含んだ宇宙全体を一つの生命体として捉えていることです。天風師の言葉を、お借りすれば、宇宙意識と呼ばれる意識主体のことです。宗教かと思われるかもしれませんが決して宗教ではありません。天風師の言う宇宙意識は、むしろ自然の摂理(宇宙の気)に近いものです。
想いとか思考は、自分以外のなにかに届き、自分以外の力も作用して、地球上で現実となるというものです。自分の心のなかで、何かの怒りとか、恐怖、焦りを感情として抱くことは、あたかも後から、この地球上でそのようなオ―ダ―に基づいた料理を、自分の口に入れるようなものです。ただ、そうはいっても怒りとか、恐怖とか不安は、聖人君子でもない私たちの、心の中には、自然と沸き上がってしまうものです。この消極的な考えは、その元となる芽が、心の中に既に存在てしまっているため生じるものです。それが前に述べた「消極的な観念」なのです。
師の説明によると我々の進化の過程で、まだ原始的な動物だったころには、自分の身の安全を守るため、このような恐怖、不安は必要不可欠でした。恐怖心があるからこそ、外敵の気配を感じると、その餌食にされる前に逃げ切ることが、できたのです。このような動物としての本能から生じる心を、天風師は本能心と呼んでいます。 さらに、我々の祖先が、狩猟民族を経験した際に、獲物と弓矢との間の距離を計算したり、獲物の走行する速さを考たりする力を身につけました。このような心を理性心と天風師は呼んでいます。

この2種類の心の作用は、生まれた時から、肉体を維持するために、先天的に我々の心の中に、内蔵されているのです。昔植木等さんの「スーダラ節」という歌の中でお酒が、体にいいわけないと『わかっちゃいるけど(理性心)やめられない(酒が飲みたい=が死への不安)=動物心』』というセリフがありました。 同じ様な話はいくらでもあります!たばこが体に悪いとわかっているけど、やめるとストレスが、溜まるのでやめられないとかです。 この2つの心は肉体を維持するためのツールとして我々の精神作用に組み込められています。しかし本来、共に必要な作用であるにも関わらず、我々はこの二つの心を正しく制御できなくなってしまいました。その結果、心(本能心)が暴走してしまうのをストップできないのです。お酒も体に悪いのなら止めるべきなのに、止められない。最後には諦めてしまい、止めようともしなくなるのです。
心が暴走するままに、消極的な感情である不安・怒り・妬み・嫉み・が次から次に浮かんでは沈んでいきます。この感情の蓄積がその人の考え方の元となるのです。これが消極的観念といわれる用語の中身です。このような消極的な考え方の元となる要素が、心の中に詰まっている以上ポジティブシンキングをいくら試みたところで、根の部分では、消極的な考え方が、自然と湧いてきますので、全体としてネガティブシンキングになってしまうのです。この消極的な観念が潜在意識に溜まった際に、消し去る方法が先に述べた観念要素の更改なのです。
■寝がけの心得(中村天風師の教え)
人間は、余程心が修養されていない限り、床に入るととかく消極的なことを考える自然傾向を持っています。 人間が寝るときは、体を横にする。頭も横になっている。大脳も横になる。人間の思考作用は脳髄で行われるが、脊髄の上に大脳が安定している状態の思考作用が一番健康的だと云われています。それが横になって考える思考作用は良くないと云われる所以です。

寝床の中は、肉体と精神の疲れを休める場所、ただそれだけではありません。「疲れたから寝よう」と、軽く考えてはいけません。もっともっと深い目的…それは「生命の立て直し」であると云われています。昼間クタクタに疲れた体も、夜ぐっすり眠ると自然の作用で疲れも治り、消耗された力も復活するありがたい働きがあります。だから寝床の中というのは、とても神聖で尊いものなのです。
寝床の中では無念無想、何も考えないのが一番良いといわれます。しかしこれは、修養しなければなかなかできないことです。もし、ものを考えずにいられないのなら、考えれば考えるほど楽しく、思えば思うほどうれしいことだけを考えたり思ったりすれば良いです。寝つくまでは、心して垢や汚れはつけないように…! 寝がけに何の用意もなく寝るだけでもいけないのに、いわんや垢に垢をつけるようなことをやって寝たのでは、それは毒薬を飲みながら寝てしまうのと同じことです。だから寝がけは、どんなことがあろうとも消極的な考えを持ち込まない心がけを、実行に移すことが大切なのです。
もう一つ大事なことは、寝ぎわに鏡を応用することです。鏡に向かって自分に暗示をかけると、自然とその暗示通りに心がつくり変えられていくという効果があります。最初はうそでもいいから、例えば「こんなことは気にならない。気になるもんか。今までは気になったが、もう気にしない」と暗示をかける。簡単明瞭なことだけれども、自分でも驚くほど意思の力が強くなってきます。簡単な事なので実践してみてはいかがでしょうか。 自己暗示法は最も誰でも簡単にできる開運法です。スポーツ選手が試合前に用いる手法としても有名ですね。
■心身統一法と開運
中村天風師の「心身統一法」は推命学の観点からも非情に理にかなったものです。 「大宇宙、自然を司る根本真理の力を身体に取り込むことで、人生の全ての問題を解決し所願成就、幸福の人生を送ることが出来る」と説きます。
そのためには自然宇宙の力(万能力=天の気)と一体化する事。---消極的な潜在意識を取り除き、積極精神を養成することです。これは推命学が説く「自己の「命(メイ)」を天命として正しく知り、絶対的確信をもって生きることに通じます。それで初めて天と自分の命が一つになることが可能になります。 ※自然界(動植物)は人間のように迷うことなど無く、一心不乱、一途に、一心に、ひたすら生を全うしようとします。そのような精神を中村天風師は積極(せきぎょく)精神と呼びました。

次に問題解決のためには頭で知るだけでは不十分で、実行に移す体力と胆力、精神力(判断力、断行力)、能力を養うことが必要となります。このためには日々の訓練が必要と云われます。就寝前と朝起床時、そして常に呼吸を整えるといったものです。心(積極精神)で体をコントロールすることが重要です。それには日々の訓練、修練が大切です。
※中村天風師の鏡暗示法---寝る前に「お前、信念強くなる」、起床後「今日は信念強いぞ!」と毎晩毎朝唱える。 ご関心のある方は是非、チャレンジしてみることをお勧めします。不肖、私もこのような心身統一法を取り入れた修養、修行を日々行いながら鑑定を行っております。特に毎晩毎朝の自己暗示法と早朝散歩はお勧めです。
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