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2023年3月 アーカイブ

2023年3月24日 16時45分48秒 (Fri)

“勇気づけ”(アドラー心理学)と四柱推命

横浜運勢鑑定所通信3月号(2023年3月号、第115号)
【特集】“勇気づけ”(アドラー心理学)と四柱推命
 “ほめ育て“と云った言葉があるように、今でも「子供、部下は、ほめて伸ばすものだ」との考えが一般的で主流のようです。しかし本当に「ほめていれば」人は正しく成長するのでしょうか?果たして「ほめることによる」弊害はないのでしょうか?アドラー心理学を参考にして「ほめる」ことの危険性とその対案について推命学の観点も交え考えてみました。

☐「ほめる」の弊害(アドラー心理学カウンセラー熊野英一氏の文献からの引用
 (1)「ほめ」は常に上から目線
 皆さんは、立場が上の人(例えば、習い事の師匠、子どもの学校の校長先生や自分の上司)を「ほめる」ことは出来ますか? 想像しただけで、なんだか変な感じがしませんか? 「ほめ」は、常に相手との間のタテの上下関係を前提に、立場が上の人が下の人を評価する、という行為なのです。
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(2)できると信じていないから「ほめ」が出る
 親が子どもを、あるいは上司が部下を「ほめる」ときとは、「まさかできるとは思っていなかった、やってくれるとは期待していなかったこと」が「こちらの予想に反してできたとき」であることはないですか? 「なんだー、やればできるじゃない!」というタイプのほめ方です。つまり、子どもや部下の可能性を信じていない「不信前提の付き合い」が前提にある、ということです。

(3)「ほめ言葉」で相手をコントロールしようとする
 「いい子だから、○○してごらん」「△△できたら、評価が上がるよ」という下心が満載の作戦です。短期的にはとても有効な作戦ですから、どうしても多用してしまうという気持ちも分かります。しかしながら、もし自分が頻繁にこれをやられていたら、恐らく気分は良くないでしょう。あなたがやられてイヤなことは、まず間違いなく、あなたの子どもも部下も遅かれ早かれイヤと感じるようになるはずです。

(4)「ほめ」はいつも「結果オンリー」
 最後に、「ほめ」は常に相手の行動の結果だけを見て、その結果が評価者の期待に届いたときだけに使える言葉です。どれだけガンバって努力を積み重ねてきたプロセスがあっても、もし、私達が「結果をほめる」ということしか知らなければ、期待を超える成果が出るまでは、そのガンバってきたプロセスを励まして「勇気づける」ことはできません。でも、本当に子どもや部下が内発的に自信とやる気を持ってその課題にチャレンジし、結果として期待を超える成果を上げられるときは、まず間違いなくその努力の過程でしっかりと「勇気づけられて」いるに違いありません。このような前提がある状態で「子ども/部下を、ほめて伸ばす!」とばかりに、善かれと思って「ほめ」を多用すると以下のような副作用の発生が予想されます。

☐「ほめ」を多用すると起こる副作用
(1)「ほめて」ばかりいると、「ほめないと、やらなくなる」
 子どもや部下を「ほめ言葉」で動機づけしていると、彼らはその行為(例えば、ゴミを拾うことや地道な営業活動など)を「ほめられるからやる」ようになり、ほめる人がいないときには決してやらなくなります。

(2)「ほめ」とセットの「ほうび」がエスカレートする
 子どもや部下を「ほめ言葉」でコントロールする下心が私達親の側にある場合、時として、「言葉」だけでは相手が動かないことに業を煮やして「○○をあげるからやってごらん」と「ほうび」をセットにして与えてしまうことがあります。効果的なときも多いでしょう。 しかし、これを続けていると、必ず相手からの要求がエスカレートします。「今度のテストで100点取ったら、何を買ってくれるの?」「給与が上がらないなら、やりたくありません!」このような条件闘争をされないように、「ほうび」によるモチベーション管理には十分に気を付けたほうがよいでしょう。
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(3)「ほめすぎる」と「失敗を恐れ」「むしろ自信を失う」
 いつも結果ばかりに注目し、ほめたり叱ったりを繰り返していると、子どもや部下はほめられるような結果を出せるかどうか予測できない程度にチャレンジングな課題には、初めから挑戦しようとしなくなります。ほめられることが確実なことにしか挑戦しなくなるのです。多くの方がこの点に気づくと、あっと驚き、また、納得します。挑戦してみてほしいことに、子どもや部下がハナから諦めてしまっていることが増えてきていませんか? それはきっと結果を重視し過ぎた「ほめ」の弊害でしょう。

(4)指示待ち人間になる  
「ママ、これやっていい?」「パパ、これやっちゃダメ?」と、事細かに確認してくるようになったら要注意。親の評価、親の顔色をうかがう傾向が強まっています。そのままいけば、順調に「指示待ち人間」になってしまうでしょう。あなたの職場にも「指示待ち人間」が増えてはいませんか?  いかがでしょうか最近特に増加している不登校や引きこもりに陥る無気力、無関心な青年たちの資質に驚くほど一致していることに気づきます。鑑定していて気付くのはやさしく、親にほめられて育った素直な子ほど引きこもりになり、抜け出せずに苦しんでいるケースが多いことです。

☐共感による「勇気づけ」が解決の手段
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 アドラー心理学でいう「勇気づけ」とは、勇気づけする相手に「困難を克服するチカラ」を与えることをいいますが、この相手は、子ども、上司、部下、パートナー、友人、親・・・など、どのようなヒトにも当てはまります。あなたに勇気づけられた相手は、なんだか自分に自信が出てきて、目を背けそうになっていた自分自身の課題に向き合うことができるようになります。  このようなステキな関わり方ができるためには、あなたと相手との間に「相互尊敬・相互信頼」の人間関係ができていることが前提であるということは重要なポイントです。 そこで親子、上司・部下、夫婦のように、その役割や責任範囲の大きさに違いがある場合の両者の関係性の在り方について、上図を参照しながら考えてみましょう。仮に、その役割や責任範囲の大きさの違いをベースに、どちらかを「上」、一方を「下」とする「タテの関係」を築いてしまうと、そこには「支配―依存」の人間関係が出来上がってしまいます。でも、役割や責任範囲の大きさに違いはあるにせよ、ヒトとしての尊厳の重さに違いはないのですから、このことをベースにして両者の間に「ヨコの関係」を築けば、そこには「相互尊敬・相互信頼」の人間関係が生まれてくるのです。

 「ヨコの関係」を意識すれば、勇気づけの第一歩である「常に、共感ファースト!」の姿勢で相手と関わっていくことができるようになります。ここでいう「共感」とは、相手の関心に関心を払うこと。相手の目で見て、相手の耳で聴いて、相手の心で感じようとする姿勢です。 その際に非常に効果的なのが「四柱推命」により正しく自分と相手の「命(メイ)」を知ることです。相手の命を知ればその言動ばかりでなく、生き方までも理解することが出来て何の苦労もなく自然と共感することが可 能になります。(同感と共感の違いは鑑定所通信(2022年10月号)【特集】価値観の違いを克服する方法を参考にしてください) 「同情」にはどこか「上から目線」な、相手がかわいそう前提の「タテの関係」がある点で「共感」とは区別されることも説明しました。
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 また、相手の考えや行い自体に「同意はできない」けれども「共感を示す」ことはできますので、「共感=相手の言うことをすべて聞く・相手の思い通りになる」わけではないことも改めて付け加えておきます。「共感」とは言い換えれば、相手の「ありのまま」を受け入れようとする姿勢です。そして相手の「ありのまま」を受け入れることこそが相手を「尊敬/リスペクト」することと同じことになります。

プロフィール

自己紹介
 大越六然
 20年以上の鑑定歴。
 お一人お一人、懇切、丁寧に鑑定、ご相談にお応えいたします。

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