2023年1月 アーカイブ
2023年1月4日 10時05分51秒 (Wed)
2023年の運勢を観る
横浜運勢鑑定所通信1月号(2023年1月号、第113号)

【特集】2023年(癸卯)の運勢を観る
一年を振り返り2022年(壬寅)を表す“今年の漢字”が「戦」となりました。やはりウクライナとロシアの「戦」争が最も大きいと思われますが、それ以外にも①日常生活でコロナや物価高との「戦」い、②サッカーW杯や北京冬季五輪での熱「戦」、野球界での記録への挑「戦」に関心が集まりました。村上宗隆選手の日本人最多本塁打や、佐々木朗希投手の最年少完全試合、大谷翔平選手の2桁勝利2桁本塁打など、記録への挑「戦」が注目をあびました。同じ「戦」いでも、コロナや戦争など暗いニュースが多い中で、スポーツ界の「戦」いは歓喜と希望を私たちに与えてくれました。

☐昨年の10大ニュースです。(読売新聞 2022年 日本の10大ニュースより)
1位 安倍元首相撃たれ死亡
2位 W杯日本代表16強
3位 知床観光船 沈没事故
4位 大谷 2桁勝利2桁本塁打
5位 村上 56本塁打・三冠王
6位 円安1ドル150円突破
7位 北京五輪 冬季最多メダル
8位 旧統一教会 政治問題化
9位 藤井竜王 最年少五冠
10位 コロナ感染 1日10万人

1.壬寅(2022年)は残念なことに反省点の多い一年になってしまいました。
以下は昨年の鑑定所通信2022年1月.第101号からの抜粋です。
~今年(2022年)の注意点~
□任務、任用、任命の年(人事が何よりも重要)
壬寅年は誰がその役割を担うかが非常に重要になる年です。今まで以上に適材適所が求められます。伸展、伸長する時だからこそ、一旦間違った任用をすると大きな混乱を招くことになります。人の本質を正しく見分けることが重要です。口先だけの人、無責任で簡単に人を裏切る人、動機がいつも自分だけの人は、いくら有 能であっても避けるべきでしょう。
□伸長、進展の年だからこそ“畏れつつしむ”こと(伸長=慎重)
壬寅は非常に進展、発展が期待される年になります。しかし物事はたいてい進展しているときに失敗するものです。古代農耕民族にとって最も恐ろしいのは虎でした。それでその恐ろしい虎のイメージをもって「寅」に当てはめました。寅には本来“畏れつつしむ“の意味のあることを忘れ、景気の良いことばかり夢中になっていると虎に噛まれてしまう過ちを犯してしまいます。 「伸長、進展、発展」に隠されたもう一つの意味「畏れつつしむ」ことを忘れてはいけません。高度経済成長期の裏に公害、環境破壊、地方の衰退、インフレ、都市部での人口過多などの弊害もあったことを忘れてはいけません。これらは伸長に目を奪われて、「畏れつつしむ」ことを忘れてしまったツケでした。 (鑑定所通信2022年1月号より)
以上の点から昨年を振り返ってみると、今まで潜伏していた内容が良いことも悪いことも、「伸長」の気に乗って一気に顕在化、噴き出た年でした。しかし悪い内容に関して収束、解決のためにリーダーの資質、能力が問われることになりました。(責任、任務)スポーツ界では能力発揮した選手が続出しましたが、政治の世界では国内外ともに真のリーダー不在で大混乱な状態が今も続いています。
2,癸卯年(2023年)はどのような年になるのか?
① 癸(みずのと、キ)の字意

『癸』は、回転する四枚の刃が一巡する様子を表す象形文字です。特に十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)の最後を表します。『一巡する』、『まわる』、宇宙万物生成にみられる、の五行十干の不変の循環律(決まり事)を表しています。 そこで「癸」は測る(はかる)、道、倫、法則等の意味を持つようになりました。「はかる」ためには必ず標準原則が必要です。 そこから派生して「同じみちを行く、同じやり方をする」ことを「揆(軌)を一にする」と云う言葉も生じました。また国の舵取りをする大臣宰相を意味する言葉でもあります。
つまり「癸」は物事の筋道を立てる事であり、その筋道が立たないと混乱になり、ご破算になるとの意味です。 天意に逆らい民心に反する政治を行って民衆が苦しむ時は、頭を立てて民衆が団結、反抗するのが一向一揆、百姓一揆など「一揆」の意味です。もともと一揆とは政治が道を失ったとき時に自然発生的に起こる騒動のことで、特定の人間の謀略から発した叛乱とは異なるものです。現在の中国の民衆の暴動は「一揆」発生のような気配を感じさせます。

(一向一揆)
したがって今年は天意(原理原則)に従うこと。自己中心、身勝手な行動や意味不明、曖昧な態度は極力避けなければいけません。(天意に逆らうと一揆発生の恐れ)何より正しく筋道を通してゆくことです。
② 卯(う、ボウ)の字意
『卯』は「畏れ慎んで、お互い助け合って、さらに新しく開発する」という文字です。「卯」と云う字は本来、「茆(かや)、茅、萱」で意味は「しげる」です。開拓しなくてはならない所を放っておくと草や萱などいろいろな草木が生い茂って大変なことになりますが、その代表的なもの「茆(茅)」です。 字形からして「卯」は門が開いた形とし、「天門が開いて万物が繁茂することと解しています。門を開いたその内側には閉じ込められていた未開拓地がある。その茅や雑掌の茂った未開拓地を思い切って開発していくのが「卯」となります。したがって今年は「今まで紆余曲折しながら、捨ててあった問題に新しく取り組んで、大いに開発していかなくてはならない」年です。

(生い茂る茅)
3.過去の「癸卯」年の出来事
☐60年前の癸卯は昭和38年で高度成長期にあって確かに経済は繁栄していましたが、それは表れた形のことで社会は急な経済発展について行けず限界まで歪んでいました。(過当競争。出血受注、レジャーブーム、日本無責任時代、経営の悪質化)そのため悲惨な事件、事故が多発しました。
※~昭和38年に発生した主な事件です~
高度成長(伸長)の歪みが原因で起きた事象です。
1/22 北アルプス薬師岳で愛知大生13人遭難、死亡。
1/23 北陸地方に豪雪。死者・不明、26日までに84人。
3/31 東京・入谷で吉展ちゃん誘拐事件。身代金奪われる (40/7.3犯人小原保逮捕、5日遺体発見)。
5/01 埼玉県狭山で女子高生誘拐事件。4日遺体発見(狭山事件)。
8/17 沖縄離島航路「みどり丸」転覆、死者・不明112人。
8/17 藤田航空機、八丈富士山腹に衝突、19人死亡。
9/05 地下鉄京橋駅で停車中の車内で時限爆弾爆発、10人負傷(草加次郎事件)。
11/09 「過密ダイヤ」。この日起こった国鉄鶴見事故の一因も過密ダイヤ(時間表)で。
11/09 三井三川鉱で炭塵爆発。458人死亡。
11/23 日米間テレビ宇宙中継受信実験成功(ケネディ暗殺ニュース受信)。
12/08 力道山、暴力団員に刺される(15日死亡)。

(吉展ちゃん誘拐事件)
☐120年前は明治36年(1903年)で日露戦争の前年に当たります。対露交渉不成功に終わりロシアに最後通牒を突き付けたのが癸卯年でした。 そのまた前の癸卯は天保14年(1843年)、天保の大飢饉による大塩平八郎の乱やロシア等の列国の開国要求で幕府は大衝撃、天保の改革が断行されますが、良い結果は得られず内外物情騒然たる年でした。この結果が明治維新にまで繋がります。

(日露戦争)
以上、60年前は高度成長期の曲がり角、120年前は近代化日本の本格的門出、180年前は江戸幕府統治の限界等、節目の年と観ることが出来ます。社会が伸長により限界を迎え混乱、複雑化し混沌とした中で、きちんとした筋道を立てる必要があったのが癸卯年でした。
4,癸卯の意義
「万事筋道を立てて処理してゆけば、繁栄に導くことが出来るけれど、筋道を誤ると、こんがらがって、茨や萱のように収拾がつかないことになる。その果ては混乱、動乱、あるいはぶち壊し、ご破算になってしまう。」このような意味になります。
5.今年の注意点
☐物事をはっきりさせ筋道を立てること
昨年までに伸長して限界にきているものを、今年は筋道を立てて整理、分別、決断、断行、改革する年です。その際筋道をきちんと立てることが大前提で、その時の気分や自分なりの判断では大きな誤りを犯す可能性があります。筋道とは天意のことで自然の法則、公で本来あるべき姿、「倫(のり)」「道」のことです。老子が『先聖後聖その揆一也』(いずれの時代においても、聖人が天下を治める道とか則、法は一つである意味。応天順民の政治のこと)にある「揆一」の意味です。 それは政治ばかりでなく個人生活でも同じです。仕事、人間関係においても曖昧な態度、姿勢は改めなくてはいけません。自身の立場をはっきりすることが新たな道を開きます。

☐問題を先送りにしないこと
無秩序に伸長しすぎた状況を筋道と立てて(天意に順って)処理するのが癸卯のポイントです。そのようにしないと茆(茅)のように様々な問題が絡み合って身動きが取れなくなり、最後はお手上げ、ご破算状態になってしまいます。処置の先送りは絶対に避けるべきです。例えば岸田内閣の「防衛費の財源」の先送りなどはとても心配です。また抱えている裁判問題や永年にわたる確執関係などはこの際に解決すべきです。

(茅の地下茎)
☐問題解決を表面だけですませないで根本まで掘り下げること
茆(茅)は引き抜こうとすると地下茎で繋がっているため。なかなか簡単には抜けません。完全に取り除くためには地下茎も含めて根こそぎ掘り起こさなくてはなりません。そもそも茅は地下に根を張りながら増える植物だそうです。伸長しすぎて複雑に絡み合った問題の解決のためには一時的、形式的な方法ではダメで、根本的、本質的、抜本的な決断、整理を心がけましょう。 ☐先を見通し未来を見据えた準備すること 先とは2024年(甲辰)を指します。来年は旧体制の殻を破って革新の歩みが始まる年になります。その内容がスムーズな形で平和的に行われるか、一揆や戦争のような破壊と云う形で成されるかは、今年の処置にかかっています。今年一年止まりでなく未来を決定するくらいの意識で準備しましょう。 「癸」は陰が最大に極まり、強い陽である「甲」の気に連結する気です。高くジャンプするためには、その前にしっかりとしゃがむことが重要です。

(戦争の悲劇)
【まとめ】
『新型コロナウイルス禍を抜け出て成長回帰が期待された2022年、ロシアによるウクライナ侵攻で、世界の希望は打ち砕かれた。企業活動を支えるサプライチェーン(供給網)は混乱し、エネルギーや原材料の価格高騰が家計や企業に襲いかかる。東アジアは「台湾有事」という厄介な爆弾も抱えたままだ。コロナに苦しんだ日本企業は底を脱したが、高揚感はない。世界経済を揺るがしたリーマン・ショックから15年、我々は最悪の事態を想定し、備えねばならない。(日経ビジネス)』日本の識者はこのように分析し、これからの社会を「混迷の時代」と表現しています。 これからは「命」を知って、風潮に流されず天意に順って“自分らしく”生きる時代です。

【特集】2023年(癸卯)の運勢を観る
一年を振り返り2022年(壬寅)を表す“今年の漢字”が「戦」となりました。やはりウクライナとロシアの「戦」争が最も大きいと思われますが、それ以外にも①日常生活でコロナや物価高との「戦」い、②サッカーW杯や北京冬季五輪での熱「戦」、野球界での記録への挑「戦」に関心が集まりました。村上宗隆選手の日本人最多本塁打や、佐々木朗希投手の最年少完全試合、大谷翔平選手の2桁勝利2桁本塁打など、記録への挑「戦」が注目をあびました。同じ「戦」いでも、コロナや戦争など暗いニュースが多い中で、スポーツ界の「戦」いは歓喜と希望を私たちに与えてくれました。

☐昨年の10大ニュースです。(読売新聞 2022年 日本の10大ニュースより)
1位 安倍元首相撃たれ死亡
2位 W杯日本代表16強
3位 知床観光船 沈没事故
4位 大谷 2桁勝利2桁本塁打
5位 村上 56本塁打・三冠王
6位 円安1ドル150円突破
7位 北京五輪 冬季最多メダル
8位 旧統一教会 政治問題化
9位 藤井竜王 最年少五冠
10位 コロナ感染 1日10万人

1.壬寅(2022年)は残念なことに反省点の多い一年になってしまいました。
以下は昨年の鑑定所通信2022年1月.第101号からの抜粋です。
~今年(2022年)の注意点~
□任務、任用、任命の年(人事が何よりも重要)
壬寅年は誰がその役割を担うかが非常に重要になる年です。今まで以上に適材適所が求められます。伸展、伸長する時だからこそ、一旦間違った任用をすると大きな混乱を招くことになります。人の本質を正しく見分けることが重要です。口先だけの人、無責任で簡単に人を裏切る人、動機がいつも自分だけの人は、いくら有 能であっても避けるべきでしょう。
□伸長、進展の年だからこそ“畏れつつしむ”こと(伸長=慎重)
壬寅は非常に進展、発展が期待される年になります。しかし物事はたいてい進展しているときに失敗するものです。古代農耕民族にとって最も恐ろしいのは虎でした。それでその恐ろしい虎のイメージをもって「寅」に当てはめました。寅には本来“畏れつつしむ“の意味のあることを忘れ、景気の良いことばかり夢中になっていると虎に噛まれてしまう過ちを犯してしまいます。 「伸長、進展、発展」に隠されたもう一つの意味「畏れつつしむ」ことを忘れてはいけません。高度経済成長期の裏に公害、環境破壊、地方の衰退、インフレ、都市部での人口過多などの弊害もあったことを忘れてはいけません。これらは伸長に目を奪われて、「畏れつつしむ」ことを忘れてしまったツケでした。 (鑑定所通信2022年1月号より)
以上の点から昨年を振り返ってみると、今まで潜伏していた内容が良いことも悪いことも、「伸長」の気に乗って一気に顕在化、噴き出た年でした。しかし悪い内容に関して収束、解決のためにリーダーの資質、能力が問われることになりました。(責任、任務)スポーツ界では能力発揮した選手が続出しましたが、政治の世界では国内外ともに真のリーダー不在で大混乱な状態が今も続いています。
2,癸卯年(2023年)はどのような年になるのか?
① 癸(みずのと、キ)の字意

『癸』は、回転する四枚の刃が一巡する様子を表す象形文字です。特に十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)の最後を表します。『一巡する』、『まわる』、宇宙万物生成にみられる、の五行十干の不変の循環律(決まり事)を表しています。 そこで「癸」は測る(はかる)、道、倫、法則等の意味を持つようになりました。「はかる」ためには必ず標準原則が必要です。 そこから派生して「同じみちを行く、同じやり方をする」ことを「揆(軌)を一にする」と云う言葉も生じました。また国の舵取りをする大臣宰相を意味する言葉でもあります。
つまり「癸」は物事の筋道を立てる事であり、その筋道が立たないと混乱になり、ご破算になるとの意味です。 天意に逆らい民心に反する政治を行って民衆が苦しむ時は、頭を立てて民衆が団結、反抗するのが一向一揆、百姓一揆など「一揆」の意味です。もともと一揆とは政治が道を失ったとき時に自然発生的に起こる騒動のことで、特定の人間の謀略から発した叛乱とは異なるものです。現在の中国の民衆の暴動は「一揆」発生のような気配を感じさせます。

(一向一揆)
したがって今年は天意(原理原則)に従うこと。自己中心、身勝手な行動や意味不明、曖昧な態度は極力避けなければいけません。(天意に逆らうと一揆発生の恐れ)何より正しく筋道を通してゆくことです。
② 卯(う、ボウ)の字意
『卯』は「畏れ慎んで、お互い助け合って、さらに新しく開発する」という文字です。「卯」と云う字は本来、「茆(かや)、茅、萱」で意味は「しげる」です。開拓しなくてはならない所を放っておくと草や萱などいろいろな草木が生い茂って大変なことになりますが、その代表的なもの「茆(茅)」です。 字形からして「卯」は門が開いた形とし、「天門が開いて万物が繁茂することと解しています。門を開いたその内側には閉じ込められていた未開拓地がある。その茅や雑掌の茂った未開拓地を思い切って開発していくのが「卯」となります。したがって今年は「今まで紆余曲折しながら、捨ててあった問題に新しく取り組んで、大いに開発していかなくてはならない」年です。

(生い茂る茅)
3.過去の「癸卯」年の出来事
☐60年前の癸卯は昭和38年で高度成長期にあって確かに経済は繁栄していましたが、それは表れた形のことで社会は急な経済発展について行けず限界まで歪んでいました。(過当競争。出血受注、レジャーブーム、日本無責任時代、経営の悪質化)そのため悲惨な事件、事故が多発しました。
※~昭和38年に発生した主な事件です~
高度成長(伸長)の歪みが原因で起きた事象です。
1/22 北アルプス薬師岳で愛知大生13人遭難、死亡。
1/23 北陸地方に豪雪。死者・不明、26日までに84人。
3/31 東京・入谷で吉展ちゃん誘拐事件。身代金奪われる (40/7.3犯人小原保逮捕、5日遺体発見)。
5/01 埼玉県狭山で女子高生誘拐事件。4日遺体発見(狭山事件)。
8/17 沖縄離島航路「みどり丸」転覆、死者・不明112人。
8/17 藤田航空機、八丈富士山腹に衝突、19人死亡。
9/05 地下鉄京橋駅で停車中の車内で時限爆弾爆発、10人負傷(草加次郎事件)。
11/09 「過密ダイヤ」。この日起こった国鉄鶴見事故の一因も過密ダイヤ(時間表)で。
11/09 三井三川鉱で炭塵爆発。458人死亡。
11/23 日米間テレビ宇宙中継受信実験成功(ケネディ暗殺ニュース受信)。
12/08 力道山、暴力団員に刺される(15日死亡)。

(吉展ちゃん誘拐事件)
☐120年前は明治36年(1903年)で日露戦争の前年に当たります。対露交渉不成功に終わりロシアに最後通牒を突き付けたのが癸卯年でした。 そのまた前の癸卯は天保14年(1843年)、天保の大飢饉による大塩平八郎の乱やロシア等の列国の開国要求で幕府は大衝撃、天保の改革が断行されますが、良い結果は得られず内外物情騒然たる年でした。この結果が明治維新にまで繋がります。

(日露戦争)
以上、60年前は高度成長期の曲がり角、120年前は近代化日本の本格的門出、180年前は江戸幕府統治の限界等、節目の年と観ることが出来ます。社会が伸長により限界を迎え混乱、複雑化し混沌とした中で、きちんとした筋道を立てる必要があったのが癸卯年でした。
4,癸卯の意義
「万事筋道を立てて処理してゆけば、繁栄に導くことが出来るけれど、筋道を誤ると、こんがらがって、茨や萱のように収拾がつかないことになる。その果ては混乱、動乱、あるいはぶち壊し、ご破算になってしまう。」このような意味になります。
5.今年の注意点
☐物事をはっきりさせ筋道を立てること
昨年までに伸長して限界にきているものを、今年は筋道を立てて整理、分別、決断、断行、改革する年です。その際筋道をきちんと立てることが大前提で、その時の気分や自分なりの判断では大きな誤りを犯す可能性があります。筋道とは天意のことで自然の法則、公で本来あるべき姿、「倫(のり)」「道」のことです。老子が『先聖後聖その揆一也』(いずれの時代においても、聖人が天下を治める道とか則、法は一つである意味。応天順民の政治のこと)にある「揆一」の意味です。 それは政治ばかりでなく個人生活でも同じです。仕事、人間関係においても曖昧な態度、姿勢は改めなくてはいけません。自身の立場をはっきりすることが新たな道を開きます。

☐問題を先送りにしないこと
無秩序に伸長しすぎた状況を筋道と立てて(天意に順って)処理するのが癸卯のポイントです。そのようにしないと茆(茅)のように様々な問題が絡み合って身動きが取れなくなり、最後はお手上げ、ご破算状態になってしまいます。処置の先送りは絶対に避けるべきです。例えば岸田内閣の「防衛費の財源」の先送りなどはとても心配です。また抱えている裁判問題や永年にわたる確執関係などはこの際に解決すべきです。

(茅の地下茎)
☐問題解決を表面だけですませないで根本まで掘り下げること
茆(茅)は引き抜こうとすると地下茎で繋がっているため。なかなか簡単には抜けません。完全に取り除くためには地下茎も含めて根こそぎ掘り起こさなくてはなりません。そもそも茅は地下に根を張りながら増える植物だそうです。伸長しすぎて複雑に絡み合った問題の解決のためには一時的、形式的な方法ではダメで、根本的、本質的、抜本的な決断、整理を心がけましょう。 ☐先を見通し未来を見据えた準備すること 先とは2024年(甲辰)を指します。来年は旧体制の殻を破って革新の歩みが始まる年になります。その内容がスムーズな形で平和的に行われるか、一揆や戦争のような破壊と云う形で成されるかは、今年の処置にかかっています。今年一年止まりでなく未来を決定するくらいの意識で準備しましょう。 「癸」は陰が最大に極まり、強い陽である「甲」の気に連結する気です。高くジャンプするためには、その前にしっかりとしゃがむことが重要です。

(戦争の悲劇)
【まとめ】
『新型コロナウイルス禍を抜け出て成長回帰が期待された2022年、ロシアによるウクライナ侵攻で、世界の希望は打ち砕かれた。企業活動を支えるサプライチェーン(供給網)は混乱し、エネルギーや原材料の価格高騰が家計や企業に襲いかかる。東アジアは「台湾有事」という厄介な爆弾も抱えたままだ。コロナに苦しんだ日本企業は底を脱したが、高揚感はない。世界経済を揺るがしたリーマン・ショックから15年、我々は最悪の事態を想定し、備えねばならない。(日経ビジネス)』日本の識者はこのように分析し、これからの社会を「混迷の時代」と表現しています。 これからは「命」を知って、風潮に流されず天意に順って“自分らしく”生きる時代です。
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