小説:―Legurus―
プロローグ
《私はあなたの力。これは、そのための形。何なりとお使いください、マスター。我が身は、すべてあなた様のもの》
「ああ、使ってやるさ。だけどな、俺は君を道具なんて絶対に思わない。君は俺の友達、『仲間』だ」
何も出来なかったし、何もしたくは無かった。
壊れるのが嫌だったから。失うのが嫌だったから。
逃げていたんだ。自分を取り囲む環境からも、自分の想いを前からきちんと見ようともせず。ただ、誰かのためって事に縋り付いて、自分の中身は空っぽ。
でも、それももう終わり。
俺には、頼れる相棒が出来たから。
「だから、力を貸してくれ。俺が、俺であるために。俺がしたいことを、するために!」
《仰せのままに。マイマスター》
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