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小説:短編集


過去の偶像

二人目 過去の記憶の子とのラブストーリー

突然現れた彼女。

枯れ葉の舞う季節に、その舞い上がった枯れ葉と共に現れた、着物姿の彼女。

「…お前が、我が伴侶か」

ストレートに、豪速球をど真ん中に投げてきた。

雅と言うものん俺は知らないが、恐らくこれがそうなのだろう。

凛とした佇まいに、意志のこもった瞳。

現代にはあり得ない人柄に、俺は少し惹かれた。

まあ、言葉があれだが。

「…さぁ?」

とりあえず、返してみた。

「…そうか。…ならばそうするまでだな」

「はぁ?っ!おまっ!…んぐ…!」

「…ん…」

強引に俺の肩を掴み、かなりあり得ない力で俺を引っ張る。

そしてぶつかったのは唇。

柔らかい桜色の唇が、俺の唇に触れていた。

「っ!な、なにしやがんだ!」

「…ふむ。いいものだな」

「なに言って…」

「これで私はお前のもの。お前は私のものだ」

ジャイアニズム全開。

そんな強引なセリフで、俺の気をどこかに飛ばしてしまう彼女。

そんな呆けた俺の手を取り、しっかりと握ったまま俺の隣を陣取る。

なにげに力強すぎねぇか?

ギチギチと悲鳴をあげる俺の骨に構わず、頬を軽く染めながら嬉しそうに笑う彼女。

「…私はお前を見ていた。遥か昔から。…ようやく、触れ合えた…」

どこか安心したように、俺の肩に体を預けてくる少女。

ったく、そんな顔されたらなんにも言えねぇよ…。

「ああそうだ。私は浴衣の下になにもつけておらんでな。…今から、するか?///」

「はい?」
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