詩:思いつき
誓い
「最後の笑み」がイメージテーマ
朧月の光る、静かな夜
美しい湖畔の縁に、僕は立っていた
なに一人で出歩いているの?
あなたはあたしのものなのに…
気丈な台詞を口にしながら、君は僕の隣に立った
いつもの君の台詞
でも、僕はその台詞に違和感を感じた
ははは、ごめん
ちょっと考え事してて
そんな違和感を心の奥にしまい、僕は乾いた笑みで君を迎える
―――が…
珍しい事もあるものね
あなたがいなくなったら、私はどうすればいいのか分からないじゃない
あなたは私のもので、それでいて私の居場所なんだから
僕の台詞に一瞬悩んだ後、僕の肩に頭を預けてくる
そして、そのまま歯の浮く台詞をすらすらと言ってしまう
でも…
だから…
だから、消えないで
あたしを一人にしないでよ…!
肩を震わせ、目には涙を溜めながら、君は必死に僕を掴む
そんな君に、僕は優しく笑いながら言う
大丈夫
今は会えなくなるけど
また絶対に会える
僕たちは永遠の番なんだからさ
だから必ず見つけるよ
確信と自信をもって、僕は彼女に伝える
自分の、これから先も絶対に変わらない思いを
でも、彼女の嗚咽は消えなくて
じゃあ………してよ
え?
聞き返した時には、僕の唇は彼女の唇で塞がれていた
…誓いの、キス
これで会いに来なかったら一生呪ってやるんだから
涙で濡れた顔で
そして、僕の大好きなあの明るい笑顔で
彼女は、笑っていたんだ
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