大義 杉本五郎中佐遺著
第八章 七生滅賊
私利私慾に耽り、國體を無視する奴は、時の古今、洋の東西、国の内外を問はず、将又貴賤貧富を論ぜず、皆悉く 大御心に背ける賊なり、朝敵なり。然れども、忘れ易きは自己胸中の賊、実に平げ難きは自己心中の朝敵なり。聖賢悉く此の所に苦しむ。釈迦も孔子も今尚修業最中とは、実に此処を道破せるなり。
深く内省して胸中の賊を把握せよ。日夜心中を奔馳するものは強賊高氏にして、大楠公は常に戦死しつゝある悲しむべき胸奥を凝視せよ。
西哲いわく、「善人たらんとすれば、先ず悪人たるを知れ」と。即ち自ら悪
事をなせりとの自省のみならず、悪人たることを知れとの意なり。汝自ら高氏なることを知れ、私利私慾の権化なることを知れ。
大皇に背ける者は天地(あめつち)に入れざる罪ぞ打つて粉にせよ須く破邪顕正の剣を心奥の強賊に振ひ滅却せよ、打つて粉にせよ、躍如たる善人、真正日本人の姿は出現せん。然り而して
一秒生きば一秒心を 大君に尽せ
一日生きば一日心を 大君に尽せ
生れては忠孝の民となり、死しては国家の神となり一意 皇祚を護る。是れぞ日本人の真姿なるぞ。
付言す
「松影の暗きは月の光かな」
万古 天皇を仰ぎ奉るが故に心胸の賊を内省し得。
天皇を仰ぎ奉ることに依り、滅賊の大精神を発現し、破邪の利剣も振ひ得るなり。
橘曙覧先生歌
ますらをが朝廷思ひの忠実心
眼を血に染めて焼刃見澄す(昭和一一、九、三〇)
深く内省して胸中の賊を把握せよ。日夜心中を奔馳するものは強賊高氏にして、大楠公は常に戦死しつゝある悲しむべき胸奥を凝視せよ。
西哲いわく、「善人たらんとすれば、先ず悪人たるを知れ」と。即ち自ら悪
事をなせりとの自省のみならず、悪人たることを知れとの意なり。汝自ら高氏なることを知れ、私利私慾の権化なることを知れ。
大皇に背ける者は天地(あめつち)に入れざる罪ぞ打つて粉にせよ須く破邪顕正の剣を心奥の強賊に振ひ滅却せよ、打つて粉にせよ、躍如たる善人、真正日本人の姿は出現せん。然り而して
一秒生きば一秒心を 大君に尽せ
一日生きば一日心を 大君に尽せ
生れては忠孝の民となり、死しては国家の神となり一意 皇祚を護る。是れぞ日本人の真姿なるぞ。
付言す
「松影の暗きは月の光かな」
万古 天皇を仰ぎ奉るが故に心胸の賊を内省し得。
天皇を仰ぎ奉ることに依り、滅賊の大精神を発現し、破邪の利剣も振ひ得るなり。
橘曙覧先生歌
ますらをが朝廷思ひの忠実心
眼を血に染めて焼刃見澄す(昭和一一、九、三〇)
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プロフィール

- 大義研究会
- 【軍神杉本五郎中佐】昭和12年9月14日、支那事変に於ける山西省閣山の激戦において軍刀を手に奮戦中、敵弾が心臓を貫き、更に背後で手榴弾が炸裂するもそのまま倒れることなく、右手の軍刀を左手に持ち替えそれを杖代わりとし、遥か当方皇居の方角に正対するや、挙手敬礼を捧げつつ絶命され、世の人々から軍神と称えられた。
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