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小説

北風と太陽

童話『北風と太陽』のパロディ的な内容です

「北風と太陽」って童話ありますやろ。
ある旅人の上着を北風と太陽、どちらが先に脱がせることができるか
競うっていう話ですわ。
あれを読むと、北風がアホな奴みたいに書かれてると思うんでけど、
俺、本当はそんなアホちゃうんですよ・・・。

あっ!申し遅れました。
俺、北風です。
北のくせに関西弁ってところは気にしんといて下さい。
実は、あれは競う前に太陽と自分とでこんな会話をしとったんです。

***************************

「は~・・・・。」
「どないしたんや、太陽?溜息なんかついて。」

『太陽のように明るい』と人間に例えられるくらい、いつも明るい太陽の
元気が今日はなかった。

「最近、私、自分に自信がないんですよ。」

太陽はそう言って自嘲気味に笑ったが、その笑顔は涙雲のようだ。

「なんでや?あんたらしくもない。」

いつも自信満々に笑っていたのに・・・。

「だって、温暖化や美白ブームで、最近の人間たちは私の事を
嫌ってばかりいるんですもん。」

そう話すと、太陽の炎がゆらゆらと揺れて弱まり、
周りの体感温度が3度下がった。

「そんな、温暖化はあんさんのせいとちゃいますやん。
それに美白ブームも一時の流行ですやろ。」

俺がそう言ってみても、太陽はうつむき首を振った。

「私がいけないんです、ガングロブームの時の事を忘れられず、
調子のって照らしていたから・・・。」

そういうと、太陽はしくしくと泣きだした。
太陽の涙が瞬時に蒸発して湿度が20%上昇する。

そうしていると「おー、呼んだか?」と雨がやって来た。

「いや呼ぶ気はなかってんけど、太陽が泣いてしもてな。。」

俺は泣いている太陽には聞こえないよう注意しながら
雨に今まで経緯を話した。

「なるほど。交代の時間じゃないのに呼ばれたからおかしいと
思ったんだ。」
そう言うと、雨は一人で泣いている太陽を少し呆れた表情で見ていた。

通常、天候はシフトで決められているのだが、太陽が泣いたりすると
雨が緊急出動して『お天気雨』となる。
※太陽が泣いている間は、雨は必然的に同行する規則となっている為。

「北風、とりあえず今は太陽の自信を回復させる為、
お前が協力してやれば?
見てみろよ下界を。
雨に北風にゆがんだ太陽、これじゃ下界はダメになるぞ・・・」
と、溜息交じりに雨が話した。

雨自身、泣いている太陽の隣にずっといるのは嫌なのであろう。
「分かった・・・。」
俺は、しぶしぶ太陽の機嫌をとるため、ちょうど通りかかった
旅人を見つけて、負けると分かっている競争に挑んだのだ。

***************************

後日、その競争の様子があんなかたちで世の中に広まるとは
思いもしんかった。
きっと雨が面白がって、言いふらしたに違いない・・・。

でもまあ、あれから太陽も自信を取り戻し、いつものように
輝いている。

「北風さ~ん、今日はどっちがより沢山の南極の氷を薄くできるか、
勝負しませんか?」

『止めとけ!!!』(北風心の叫び)
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プロフィール

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占い師名
叶(かな)
性別
女性
血液型
A型
生年月日
1979年3月11日
現住所
東京
所在地
自宅兼職場orカフェ
職業
占い師

占術:西洋占星術・霊感タロット・オーラ診断
好きな言葉
銃が人を殺すんじゃない。
退屈が人を殺すんだ。
自己紹介
こんにちは。
個人で占い活動をしています叶(かな)です。
鑑定方法は、対面鑑定・メール鑑定・チャット鑑定・web音声(映像)をやっています。

お笑い大好き!
占いは当たる事と笑わせる事をモットーに行っております。

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