ラビット・ホール
2012年4月9日 21時31分21秒 (Mon)
ニコール・キッドマン主演。4歳の息子を交通事故で亡くした夫婦の物語です。
突然最愛の息子を亡くした夫婦は、お互いの気持ちにズレが生じ次第にそれは大きくなり、溝が深まっていきます。
離婚という最悪の結果にならないように、お互いが少しずつ修正しながら日々生活しているんです。
妻はもう忘れて前に進みたい。
それには息子の思い出が詰まった家を手放して、新天地で新たなスタートを切りたいと思っている。
夫はどうしても息子の事を忘れられない。
いまだに現実を受け入れられず、息子との思い出の中に現実逃避してしまっている状態。
このことで二人はいつも仲違い。
どちらの気持ちもわかるなぁと、二人の気持ちに同調しちゃいます。
といっても、どちらかというと私の場合後者ですかね。
旦那さんのようになります絶対。
そういった状況を察して、周りもとても気を使ってくる。
もう腫れ物に触るかのような接し方。
それが当人夫婦は、とても嫌で仕方ない。
そんなんだから、あまり人付き合いもしなくなってくる。
こういった過程がとても現実的で、まるでシュミレーションしているかのよう。
実際自分もこの状況になったら、こんな風になりそうだなってのがよく伝わってくる。
よく伝わってくるからこそ、見ていてとてもキツイです。
心を鋭利な刃物で常にえぐられてる状態。
解決策なんてないでしょう。
解決するとしたら、息子が事故に会う前にタイムスリップして未然に防ぐことでしょうけど、現実的にありえません。
出口の見えない暗い暗い闇の中で、なんとか光を見つけようと手探りで過ごす日々。
そんなある日、夫婦に転機が訪れる。
妻が息子の命を奪った加害者の少年と偶然出会い、交流をはじめる。
見ている側からしたら到底理解できない行動。
最後まで理解できませんでしたが、なんとなくその妻の行動の意味を感じることはできたかもしれません。
まぁ、現実的に無いと思いますが。
言いたいことは、被害者や遺族も辛いけど加害者も辛い思いをしているんだよってことなんでしょうか。
確かにこの加害者少年は、息子を死なせたくて死なせたわけじゃありません。
息子がペットの犬を道路まで追いかけて飛び出してしまい、そこへ少年の運転していた車が走ってきて事故にあったという経緯なんです。
いやぁ、でもどんな経緯だろうと私だったら怨んじゃうでしょう。
もちろん、4歳の息子に注意をしていなかった自分の事も怨むでしょうけど。
あの日、あの時、あの場所に少しでもその運命がずれていればこんな最悪な結果に至らなかった。
被害者も加害者も運命がとてつもなく悪い方向へ進んで交わってしまった。
到底割り切れることじゃないでしょうが、この妻は加害者少年を赦すことによって前進しようとしたんじゃないでしょうか?
そして、この少年に自分の息子を投影していたように見えました。
自分の息子が成長して、この少年の年頃になったらどんな青春を送るのか想像していたような気がします。
こんな仏の心を持つ自信はありません。
しかし、事故に限ってはいつ被害者になるか加害者になるかわからないのです。
なので、被害者の気持ちと加害者の気持ちもこの映画で重要なことでちゃんと描きたかったんだと思います。
とにかく、とても重くとても深い映画で見ている側に訴えかけてきます。
考えさせられます。
そして、妻役のニコール・キッドマンと夫役のアーロン・エッカートの素晴らしい演技に称賛を送りたいと思います。
少年役の子もとても上手かったです。
個人的評価:8.8/10.0点
この記事にコメントする
プロフィール

- ニックネーム
- シュワタローン
- 性別
- 男
- 血液型
- A
- 生年月日
- 1980年12月24日
- 現住所
- 栃木県那須塩原市
- 所在地
- 栃木県那須塩原市
- 職業
- 会社員
- 自己紹介
- ●好き:
映画鑑賞、音楽鑑賞、ゲーム、読書、ネット、2ちゃんねる、Amazon、リンキンパーク、サンドウィッチマン、ダウンタウン松ちゃん、アメトーク、稲川淳二、コーラショック、ドラム、ジョジョの奇妙な冒険、ホラー映画、かまいたちの夜、FF11、サッカー、格闘技、パソコン、ギアーズオブウォー、コールオブデューティー、アーノルド・シュワルツェネッガー、ゾンビ、バタリアン、銀魂、ハンター×ハンター、コーヒー、ゲームセンターCX、ライブ、スノーボード
カテゴリー
アーカイブ
2016年
携帯用QRコード
- アクセス数

- ページビュー数
