2012年4月 アーカイブ
2012年4月18日 13時57分14秒 (Wed)
わらの犬
サム・ペキンパー監督のオリジナル「わらの犬」のリメイク作品。オリジナルは40年くらい前に上映されたらしいです。
ダスティン・ホフマン主演で。
ダスティン・ホフマンが主演というと当時結構メジャーな作品だったのでしょうか?
作品内容はかなりのマニアっぷりなんですが。
オリジナルの評価はかなり高い。
見たかったんですがツタヤではレンタルされてませんでした。
買うにしても、ちょっとプレミア価格で8000円から10000円以上で販売されており、とても未見で買う勇気はありません。
苦肉の策でDMMでネットレンタルしようと注文してますがレンタルする難易度が高く1週間以上たっても音沙汰なし。
なのでオリジナルは未見です。
この映画、最初から最後まで嫌悪感でまみれ尽くしております。
見る人によってはあまりの醜さに途中でテレビを消すんじゃないでしょうか。
醜いといっても血なまぐさい残酷な表現じゃくて、理性を失い狂気にかられた人間の本性の醜さの方だからたちが悪い。
話は、ロサンゼルスの大都会の喧騒から逃れ自然に囲まれた田舎に引っ越してきた夫婦が、都会人嫌いの地元の荒くれ者達に執拗な嫌がらせをされていくうちにどんどんエスカレートしていき果ては想像を絶する暴力の渦に巻き込まれていくというもの。
もうなんか現実に起こってもおかしくない内容で、見ているうちにだんだん遣り切れなくなってきます。
自分もこんな状況になったらと思うと、気が気でない。
この夫婦、夫は典型的な平和を愛する事なかれ主義者。
それとは対照的に、若く小悪魔的な魅力を持った妻。
地元の荒くれ者に、嫌がらせをされても強い態度で言い返せない夫。
そんな不甲斐ない夫に、負けん気の強い性格の妻は不快感を募らせ嫌がらせしてくる男たちに喧嘩を売る始末。
そういったいざこざが積もり積もってくると、やがて運命は最悪の方向に導かれていく。
それでも消極的で弱腰な夫の態度は、荒くれ者の男達を付け上がらせ次第に嫌がらせがエスカレート。
男たちの理性のタガが外れる。
最終的に夫婦は、命の危険に晒されるまでに追い詰められる。
そしてクライマックス。
今度は極限状態の中で、今まで冷静を装い平和主義を貫徹してきた夫の理性のタガが外れ反撃を開始する。
実際どうでしょうね。
ありえない事は無いと思うんですよ。
理不尽な状況に追い込まれて、自尊心をズタズタに傷つけられたとしたら。
挙句に命の危険を脅かされたとしたら。
最終的には暴力に訴えてしまうんですかね。
映画としての感想は、とにかく憂鬱な気分にさせてもらいました。
しかし、なんでしょう。
序盤から中盤にかけては結構丁寧に描かれていてよかったんですが。
中盤の終わりから終盤にかけての展開がとても大雑把な感じで、緊張感が途切れてしまう印象。
もうちょっと夫の怒りが徐々に沸騰していく様を丁寧に描いてほしかった。
最後の戦いの動機も急展開すぎて、なんでそうなるのって感じで冷めちゃいました。
というわけで、評判のいいオリジナルの「わらの犬」を是非とも見たくなりました。
個人的評価:5.7/10.0点
2012年4月9日 21時31分21秒 (Mon)
ラビット・ホール
ニコール・キッドマン主演。4歳の息子を交通事故で亡くした夫婦の物語です。
突然最愛の息子を亡くした夫婦は、お互いの気持ちにズレが生じ次第にそれは大きくなり、溝が深まっていきます。
離婚という最悪の結果にならないように、お互いが少しずつ修正しながら日々生活しているんです。
妻はもう忘れて前に進みたい。
それには息子の思い出が詰まった家を手放して、新天地で新たなスタートを切りたいと思っている。
夫はどうしても息子の事を忘れられない。
いまだに現実を受け入れられず、息子との思い出の中に現実逃避してしまっている状態。
このことで二人はいつも仲違い。
どちらの気持ちもわかるなぁと、二人の気持ちに同調しちゃいます。
といっても、どちらかというと私の場合後者ですかね。
旦那さんのようになります絶対。
そういった状況を察して、周りもとても気を使ってくる。
もう腫れ物に触るかのような接し方。
それが当人夫婦は、とても嫌で仕方ない。
そんなんだから、あまり人付き合いもしなくなってくる。
こういった過程がとても現実的で、まるでシュミレーションしているかのよう。
実際自分もこの状況になったら、こんな風になりそうだなってのがよく伝わってくる。
よく伝わってくるからこそ、見ていてとてもキツイです。
心を鋭利な刃物で常にえぐられてる状態。
解決策なんてないでしょう。
解決するとしたら、息子が事故に会う前にタイムスリップして未然に防ぐことでしょうけど、現実的にありえません。
出口の見えない暗い暗い闇の中で、なんとか光を見つけようと手探りで過ごす日々。
そんなある日、夫婦に転機が訪れる。
妻が息子の命を奪った加害者の少年と偶然出会い、交流をはじめる。
見ている側からしたら到底理解できない行動。
最後まで理解できませんでしたが、なんとなくその妻の行動の意味を感じることはできたかもしれません。
まぁ、現実的に無いと思いますが。
言いたいことは、被害者や遺族も辛いけど加害者も辛い思いをしているんだよってことなんでしょうか。
確かにこの加害者少年は、息子を死なせたくて死なせたわけじゃありません。
息子がペットの犬を道路まで追いかけて飛び出してしまい、そこへ少年の運転していた車が走ってきて事故にあったという経緯なんです。
いやぁ、でもどんな経緯だろうと私だったら怨んじゃうでしょう。
もちろん、4歳の息子に注意をしていなかった自分の事も怨むでしょうけど。
あの日、あの時、あの場所に少しでもその運命がずれていればこんな最悪な結果に至らなかった。
被害者も加害者も運命がとてつもなく悪い方向へ進んで交わってしまった。
到底割り切れることじゃないでしょうが、この妻は加害者少年を赦すことによって前進しようとしたんじゃないでしょうか?
そして、この少年に自分の息子を投影していたように見えました。
自分の息子が成長して、この少年の年頃になったらどんな青春を送るのか想像していたような気がします。
こんな仏の心を持つ自信はありません。
しかし、事故に限ってはいつ被害者になるか加害者になるかわからないのです。
なので、被害者の気持ちと加害者の気持ちもこの映画で重要なことでちゃんと描きたかったんだと思います。
とにかく、とても重くとても深い映画で見ている側に訴えかけてきます。
考えさせられます。
そして、妻役のニコール・キッドマンと夫役のアーロン・エッカートの素晴らしい演技に称賛を送りたいと思います。
少年役の子もとても上手かったです。
個人的評価:8.8/10.0点
2012年4月4日 16時14分05秒 (Wed)
ウィンターズ・ボーン
予告とか見て期待してたんですがね~。あれれ?って感じでした。
アメリカのド田舎にある山の中の小さな集落が舞台です。
そこに住む17歳の少女は、父親が麻薬の密売で逮捕され、それにショックを受けた母親は心の病にかかって廃人状態。
幼い弟と妹を世話しながら、貧しさに負けず健気に家庭を守る日々。
しかしある日、父親が保釈中に失踪。
家と土地を保釈金の担保にしており、来たる裁判所出廷の日までに父親が戻らなければ没収されてしまう。
絶望的な状況を前に少女は父の行方を追う。
と、まあこのような話が終始淡々と描かれていくわけです。
サスペンス的要素はありますが、まったく起伏が無い。
確かに重苦しく何が起こるかわからない張りつめた緊張感と圧迫感が映画を支配していますが、それが映画の吸引力になるかと言われれば少し薄い気がしました。
ただ重い。
とは言え、これが現代のアメリカの実情なんでしょうか?
肥大しすぎた格差社会。
この少女の住んでる集落なんですが、かなり貧しい。
貧しいがゆえに集落の民は麻薬を精製して密売することによって、なんとか生計を立てている状況。
つまり悪に手を染めないと生活することもままならないほど、アメリカの下流で生きる人々は追い詰められているのかもしれないんですね。
それでこの少女の父親もその一人。
父を捜して行くうちにおぼろげに真相が明らかになっていくんですが、私は結構速い段階で着地点が見えちゃいました。
で、やっぱりそうなるよね。で終わっちゃった。
とはいっても結局はっきりさせずに終わるんですが、答えはほとんど出ているのでそれ以上の欲求はとくにありませんでしたね。
私個人の結論としてですが。
伝えたいことは分かります。確かに社会的に憂えるべきことかもしれませんが、これに関しては正直ただの自業自得の末路でしかなかったような。
やっぱり裏の社会に足を踏み入れるということは、平穏な日常を捨ててそれなりのリスクを覚悟していないとやってられないでしょう。
ヤクザなダメ親父を持ちそのいざこざに巻き込まれた不幸な娘たち、集約するとこれだけだったんじゃないでしょうか?
ドキュメンタリー風で終始盛り上がりもなく淡々としすぎて普通なら眠くなる映画でした。
しかし、最後まで集中して緊張感を途絶えることなく見れたのは役者さん達のおかげだったでしょう。
とくに主人公の少女を演じた、ジェニファー・ローレンスという若手の女優さん。
「Xメン:ファースト・ジェネレーション」で知りました。
Xメンではそんなに感じませんでしたけど、この映画ではズバ抜けて特出してましたね。
凄く上手かったです。気づけばこの女優さんに釘づけになってました。
調べるとこの映画でアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされていたようです。
将来有望株。がんばって受賞してほしいです。
私が好きなアカデミー女優のレニー・ゼルウィガーに似ているような気もします。
あと、少女の伯父さん役の俳優さん。
「フロム・ダスク・ディルドーン」にチョイ役で出てた人で、とてもいい役者さんになってましたね。この俳優さんも凄く上手でした。
この二人が相当点数稼いでます。
個人的評価:5.5/10.0点
2012年4月1日 9時56分19秒 (Sun)
2011年度末 ベスト10
10位 パンドラム
9位 月に囚われた男
8位 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
7位 カジノ
6位 カリートの道
5位 アウェイク
4位 ピラニア
3位 ゴーストライター
2位 3デイズ
1位 イントゥ・ザ・ワイルド

プロフィール

- ニックネーム
- シュワタローン
- 性別
- 男
- 血液型
- A
- 生年月日
- 1980年12月24日
- 現住所
- 栃木県那須塩原市
- 所在地
- 栃木県那須塩原市
- 職業
- 会社員
- 自己紹介
- ●好き:
映画鑑賞、音楽鑑賞、ゲーム、読書、ネット、2ちゃんねる、Amazon、リンキンパーク、サンドウィッチマン、ダウンタウン松ちゃん、アメトーク、稲川淳二、コーラショック、ドラム、ジョジョの奇妙な冒険、ホラー映画、かまいたちの夜、FF11、サッカー、格闘技、パソコン、ギアーズオブウォー、コールオブデューティー、アーノルド・シュワルツェネッガー、ゾンビ、バタリアン、銀魂、ハンター×ハンター、コーヒー、ゲームセンターCX、ライブ、スノーボード
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