2011年10月 アーカイブ
2011年10月13日 20時33分11秒 (Thu)
ザ・ファイター
タイトルからベタで分かりやすいんですが、ボクシング映画です。でもって実話だそうです。今年のアカデミー賞で、助演男優賞(クリスチャン・ベール)と助演女優賞(メリッサ・レオ)とダブル受賞で話題になったかと思います。
確かにこの二人、作中で目立ちまくってました。
主演はマーク・ウォールバーグなんですが、もう完全にこの二人に喰われつくされていましたね。
主演男優賞と主演女優賞でもよかったんじゃないでしょうか。
話は先述したように、実話をもとに作ってますのでそこまで斬新かつ奇抜な事はやってません。
ほとんどのボクシング映画の流れと着地点が予想可能の範囲で収まるのと同様に、この映画も例外ではありませんでした。
まぁ、ほとんどのスポ魂物は大体同じ結果に収まりますよね。
ただ、これはその過程がとても引き込まれますしコメディ映画かと勘違いするほど面白おかしく見れました。
常識はずれのぶっ飛んだ大家族の中で新旧期待されたボクサー兄弟。
兄のクリスチャン・ベールは、過去の栄光を盾にその人懐こい性格も相俟って町では人気者なのだけど、一皮むくと実際はヤク中で短気で喧嘩っ早いダメ人間。
弟マーク・ウォールバーグはまともな性格で現役ボクサー、トンデモ家族の期待の星であり稼ぎ頭。
それで、そのトンデモ家族を取り仕切るのはトンデモ母ちゃんのメリッサ・レオ。
その他トンデモ小姑軍団。
まぁ、このトンデモ一家が弟に期待かけまくる。
その期待があらぬ方向に向かっていって弟がボクサーとして逆にドンドン駄目になっていってしまうんです。
それで、弟が彼女(エイミー・アダムス)作って家族の手を離れて自立しようとしてトンデモ一家は大混乱。
兄は刑務所行きで、トンデモ母と小姑軍団は弟を連れ戻そうと彼女の家に殴り込み、家族の絆はどんどんボロボロに崩れていってしまう。
人生どん底。
しかし、弟は考え直す。
今まで支えてくれた家族と絆を取り戻し世界チャンピョンを目指すことを誓うのです。
ほんとベタな話なんですね。
ボクシングと言えばこんな感じみたいな。
しかし、先にも言いましたがこのトンデモ家族の作りが異常なほどリアルで見ていて飽きさせない。
兄のクリスチャン・ベールにしても実際に体重を13㎏落として、歯をマジでずらして、頭のてっぺん脱毛したりしてヤク中の役を作り上げている。
この俳優さんの役作り妥協ないので有名ですね。
前に見た「マシニスト」って映画の時のがすごかったですけど・・・。
今回もやはり半端ないこだわり。
そして母ちゃんメリッサ・レオ。
もう、弾けっぷりが見ていて気持ちいい。
ヤンママってやつです。
しかし、これも役作りしてんのかなって思ったらアカデミー賞の授賞式でもそのまま弾けた人だってのがわかったので、実際ほとんど素でやっていたんじゃないでしょうか?
そのままでハマって助演女優賞って実はかなり美味しかったのでは?
まぁ、この二人はさすがアカデミー賞受賞だけあってオーラが違っていましたね。
いや、例え受賞していなくてもこの映画のメインはこの二人だったと思います。
あとはボクシングシーンやトレーニングシーンはそんなにリアルに感じることもなく、見ていて手に汗握る熱さが伝わってきませんでした。
ボクシング映画としては凡作ですが、トンデモ家族のどんちゃんコメディとしてみると秀作なんじゃないでしょうか(笑)。
彼女役のエイミー・アダムスは年いっても可愛いですね。
アカデミー賞もいつも惜しいところまでいってるんで、次こそは頑張ってほしいものです。
個人的評価:5.0/10.0点
2011年10月10日 21時24分01秒 (Mon)
ヒアアフター
この映画の日本公開当時、東日本大震災が起こって自粛のためだったと思いますが公開してすぐ上映中止になってしまいました。そりゃ当然です、冒頭のシーンでおそらくスマトラ沖地震をモチーフにしたんだと思いますが、大津波が町をのみ込む様が生々しく描かれています。
東日本大震災当時に、大津波にのまれていく町の映像がTVで流れて心底驚愕したのを思い出し、大震災を実際に経験したことも相俟って、よりそのシーンがリアルに感じられました。
そのためか、出オチの感が半端ない作品になってしまいましたね。
私の中では『津波の映画』という印象しか残りませんでした。
といっても、そこはクリント・イーストウッド監督だけあって最後まで映画に引き込ませる力は持ってます。
ヒアアフターは日本語で『来世』という意味だそうです。
なので、人の生死や霊的なものが題材になってます。
話は、3人の主人公たちそれぞれが人の死というものに関わり思い悩みながらその答えを求めて様々なアプローチを試みるんです。
一人は、先述した大津波に巻き込まれ生死の境を彷徨い、臨死体験をしたフランス人女性ジャーナリスト。
もう一人は、双子の兄弟で不慮の事故により兄を失った弟。
そしてもう一人は、霊と会話できる力を持ちながらそれによって人生を狂わされた霊能力者の男。
三人はまったく別々の場所に住み全く無関係でありながら死を身近に感じ考えることによって徐々に運命を通わせていきます。
とまぁとくに目新しいことは一切ありません。
ただ、その見せ方がやはり上手いしセンスがあります。
この三人の演技も上手い。
とくに霊能力者を演じるマット・デイモン。
やっぱ上手いですねぇ。
霊能力者ってそもそもが嘘くさいですが、その嘘くささを消してるんですよ。
実際、人目に触れず本当に霊能力のある人がいたらこういう人なんだろうなってなんか納得させられますし、その存在に説得力がある。
それと実際に幽霊は登場しないのですが、自分が死んで目の前が暗くなってそのあとにパッと見えてくるものってホントこんなのかなぁ~ってのがイメージ化されるんですが、それが妙にリアルに感じる。
演出と演技と映像がとても巧みなんですねぇ。
丹波哲郎の死んだらシリーズと比べると野暮でしょうけど、死んだあと対決はヒアアフターの勝利でしょうね。
しかし、話が安直すぎですかね。
上映時間をもうちょっと伸ばしてでも、もっと3人の死に対する運命を掘り下げてくれたらよかったでしょうか。
それと最後はなんだか尺が足りなくなったのか、やり逃げ感が強くて残念です。
個人的評価:4.0/10.0点
2011年10月5日 15時38分24秒 (Wed)
わたしを離さないで
内容はヘビーですね。ヘビーだけど終始ふわっとライト感に包まれた何とも不思議な映画でした。外はカリッと、中はフワッとな、お菓子のイメージ。
まぁ、もうこの手の映画は今ではもう使い古されたテーマ。
クローンものです。
早い話、映画「アイランド」を現代風にしたみたいな。
自分のオリジナルの人間のためにコピー(提供者と呼ばれている)が命を賭して自分の臓器を提供をするんです。
その為だけに生まれた。創られた使い捨てクローン達。
提供できる歳に達するまで、全寮制の提供者達の学園で生活するんです。
そこでは一歩もその学園の敷地内から外に出ることができません。
しかし、なぜか18才になるとコテージという比較的自由に生活できる施設に送られて自分たちで自炊しながら暮らせるようになる。
自分たちは長く生きられない運命。みんな知っている。
なのでせめてもの情けなのでしょうか?最後くらい自由にさせてあげようという配慮なのでしょうか?
まぁ、たぶんそうなのでしょう。
しかし、そこで提供者達は愛だの恋だのやってるわけです。
人格がある。ロボットじゃないんです。
もっと生きたいという感情が当然芽生えてくる。強くなってくる。
はっきり言って生殺しの何物でもないですね。
なんか、この辺が無理ある気がする。
作者が残酷な運命を背負わせたいから、クローンの感情をもてあそぶシーンを無理にでも入れたかったんでしょう。
それによって見ている側の涙を誘うみたいな安っぽい意図が窺えます。
この辺が重いようでいて、とても薄っぺらい原因なんじゃないでしょうか。
それと色々と説明不足というか、世界観が見えてきません。
まず、臓器提供を待っている人間ってすぐにでも移植手術が必要なんじゃないでしょうか。
それを1からじっくり育て、成人になるまで待ってるなんてことあるんですか?
それとも、オリジナルが生まれたときにコピーは平行して創られて自分が将来なるかならないかわからない病気のために壮大な保険を掛けているってことなんでしょうか?
それにしては、なぜ若い提供者ばかりなのか?
そりゃあ若くたって重い病気にかかる方は沢山いるでしょうけど。
運がよければ寿命をまっとうできるクローンもいたりするのでしょうか?
その辺がとても曖昧。
そして、提供する年になるとその体の提供する臓器によるんですが何度も提供する場合もあり、一回で終了(死亡)してしまう場合もある。
運が悪いと植物状態であろうと提供が続く場合もある。
でも、この人達かなり短いスパンで臓器提供して死んでいくんですが、そんなに頻繁にオリジナルが重病にかかることがあるんでしょうか?
ガンが転移していったりしてんですかね?その辺もよくわからない。
で、きまって20代くらいでみんな終了してしまう。
こういったところも、人生これからの若者じゃないと話が悲劇性を増さないので無理にでも若い者たちに絞った感が強いです。
人生をある程度満喫したお年寄りじゃ駄目だったんでしょう。
作中でも、成人してまもなくしかクローン達は生きられないと釘をさしてますし、無理にでも若者じゃなくてはいけないんです。
そういった無理やり悲劇的にしてお涙ちょうだい感が半端なくて、あまり感情移入できませんでした。
それにクローン達が物心ついて年頃になり、自分たちはただの臓器を提供するだけの存在と知ったらふつう「アイランド」みたいに反乱を起こしますよ。
それが自然です。
そういった反乱を起こさないように学校で洗脳しているのかと思いきや、そのへんもかなり中途半端。
年頃になると皆提供者になるのを嫌がってるんですよね。逃げるとか自殺するとか考えたりもしないんです。
かといって反発もせず、結局なすがまま提供して誰しもが若くして終了を迎える。
なんだか悲劇性を相当勘違いした映画だったです。
あと、キーラ・ナイトレイのアゴが終始気になってしょうがなかったです(笑)。
しかし、映画としてはとても映像やシーン、カット割りがとても上手く、その辺は映画に引き込まれ、最後まで飽きることなく見ることができました。
個人的評価:1.5/10.0点
プロフィール

- ニックネーム
- シュワタローン
- 性別
- 男
- 血液型
- A
- 生年月日
- 1980年12月24日
- 現住所
- 栃木県那須塩原市
- 所在地
- 栃木県那須塩原市
- 職業
- 会社員
- 自己紹介
- ●好き:
映画鑑賞、音楽鑑賞、ゲーム、読書、ネット、2ちゃんねる、Amazon、リンキンパーク、サンドウィッチマン、ダウンタウン松ちゃん、アメトーク、稲川淳二、コーラショック、ドラム、ジョジョの奇妙な冒険、ホラー映画、かまいたちの夜、FF11、サッカー、格闘技、パソコン、ギアーズオブウォー、コールオブデューティー、アーノルド・シュワルツェネッガー、ゾンビ、バタリアン、銀魂、ハンター×ハンター、コーヒー、ゲームセンターCX、ライブ、スノーボード
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