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2020年7月 アーカイブ

2020年7月31日 12時20分04秒 (Fri)

伝道者への道 その二〇 インターン時代 その一七 北海道の厳冬の中で

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 「今日はとうとう水道管が破裂して水がいよいよ使えなくなった。耐乏生活の始まりだ。」(一九六六年一二月二六日、月曜日)寒さのために水道管内の水が凍って管が破裂するのです。「のどの痛みから、鼻に来た。あまりセキはでない。少し風邪気味だ。やはり寒かったあの時に用心すればよかった。また、あのだるい、疲労感を覚え、力が入らなかった時に、休養すればよかった。一年のさいごにあたって、一年分の疲れがきたのかもしれないなあ・・・。しかし、わが身体、われながら感心するが、よくもったものだ・・・。粗食によく耐え、激務に耐え、スタミナがあったものだ・・・。ひとえに主の守りと、主の心の満たしの故に耐えられたのだ。たしかに、まず神の国と神の義とを求めよだ。いのちのパンが先立つべきだ・・・。今晩と明日の安息日終りまでゆっくりとしたいが、そうもいかん・・・。明日の夜は部長と面接だ。今日も少し動きすぎた・・・、休めるべき体を。大体年内にやるべきことはやった。毎日があたかもわが人生の最後かの如きであればいいのだ。今夜は早くねよう。今、決断すべきものが一つある。これについて、いかに私が態度をとるかによって、私の生涯は大きく左右されるであろう・・・。主よ、われを導き給え!!」(一二月三〇日、金曜日)「今日は石油<灯油>がなかったので、午前中、足にアイロンを入れて低温のところにしておいて温めた。そして足に毛布をまきつけて、なんとか勉強をした。マラキ書をしらべた。」(一九六七年一月一〇日、火曜日)「今日は冷えた。夕方、太陽が沈むころにはぐんと冷えたみたいだ。マスクをしている部分は普通の顔色だが、その他は赤くなるのである。全くひどい。午前中、例の如くアイロンを足のところに入れて勉強した。“調査審判”について清書した。・・・夜も今度は安息日についてやった。・・・これからフロに行ってくる。ストーブをつけないでやっているので上半身、固くなって肩がこるみたいだ。こわばった身体をときほぐしてこよう。」(一月三〇日、月曜日)「昨日から今朝にかけて冷えた冷えた・・・。北海道で一番冷えたところではマイナス三五・七度だったらしい。札幌でもマイナス一九度と冷え込んだ。スーパーストアーに讃美歌を指導に行った。五分間くらいであった。もう三回になったが少しずつ店員とも親しくなっていくみたいだ・・・。」(一九六七年一月三一日、火曜日)

写真説明:老朽化した札幌教会牧師館(裏側から撮影)の二階で二年間を過ごしました。



 

2020年7月24日 14時46分53秒 (Fri)

伝道者への道 その一九 インターン時代 その一六 札幌講演会伝道チーム主任 バプテスマ その四

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「今週は疲れて、グロッキー気味で、弱り気味であったが、なんとかさいごの日までこぎつけた。しかし、考えてみるに安息日に疲れて入るのはよくない。なぜなら、聖職者として、この日が一番大事であり、活躍しないといけないのだから。午前中外出して散髪をし、聖画を買って帰ってきた。下里さんと渡辺さんにあげたい。このたびMさんを導くにあたって多大なる労力を費やして下さったからである。・・・そのあと明日のバプテスマの準備をした。水そうを洗い水をいれた。早く食事をしてねるつもりであったが、・・・。しかし若い時には、大いに苦労し、楽をせず、できるだけ自らを鍛えることがいいに決まっている。なまけ者にならず、大いに自らをムチ打って励みたい。」(三月一〇日、金曜日) 「待望の三人のバプテスマ式典があった。三人とも手によりをかけて導いたような気がする。三人がすべて女性であったが、・・・。Sさんとも長い研究であったし、Mさんとはまた丁度よい長さの研究であった。これを逸っしていたらたしかにチャンスはなかったかも知れない。実に下里さんがよく働いてくれたから・・・、つくづく信徒は宝だと思った。よくできた人だ・・・。またKさんはその立場、境遇でよく決心をした。やはり彼女は青年であった。青年でないとああいうことはできないと思う。新しい求道者をまたみつけて乗り出すと同時に、新たに招き入れられた人たちを次の段階へと導いて行かねばならない。私としては両方ともやらねばならないのであろうが、主に伝道者としての立場をとりたいと思っている。あくことなき魂への情熱である。燃える炎とならねばならない・・・。この道にかけた私だ。ただひたすらささげ切ってやってみたい。やるぞ!!さてこれからフロへ行って精神の疲れをいやしてねよう。明日からいや今夜からまた毎日毎日を全力投球だ!!」(三月一一日、土曜日)この日の最後の文章、「明日からいや今夜からまた毎日毎日を全力投球だ!!」の意気込みには自分ながら驚愕です。「自分自身が立てた標準よりも高いところに達することはできない、ということを忘れてはなりません。ですから目標を高いところにおいて、一歩一歩、たとえそれが苦しい努力と克己と犠牲を伴うものであっても、進歩という階段を全部登り尽くしなさい。何ものにも妨げられてはなりません。」(エレン・G・ホワイト著『青年への使命』九二ページ)

写真説明:1967年3月11日、バプテスマ後に出席者一同で
 

2020年7月17日 14時25分22秒 (Fri)

伝道者への道 その一八 インターン時代 その一五 札幌講演会伝道チーム主任 バプテスマ その三

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 求道者との聖書研究には精魂を傾けました。母親と二人暮らしの若い女性SYさんは印象に残っています。「午後からはSさん宅へ聖書研究に行った。この人もバプテスマは考えている。ただ受ける時がもう少し長びくものと思われる。」(一九六七年一月三一日、火曜日)又、子供さんを持つ若い主婦MHさんも思い出します。「今日の研究で、相手のMさん涙ぐんで祈ってたなあ・・・。」(二月一六日、木曜日)「バプテスマへの招待、勧めをした。そして具体的に月日もいってみた。千葉先生が転任する前にと私も考えていたのである。そしたらSさんもそのように思ってきたようだ。なんとか三月一八日までには受けてくれるであろう。昨日はMさんにふれてみたのであるが、・・・。この二人が受けてくれればいいのだが・・・。これはひたすらに祈りによる・・・。もっともっと真剣に祈らないといけない。夜も祈ることにしよう。朝はいつもの一般的なことを祈り、夜は特にその日伝道した人々のことを祈ることにしよう。バプテスマに近い人について切実なる祈りをしよう。」(二月二一日、火曜日)「今、二人の魂のことについて考えている。なんとか近いうちに、今が潮時なのだ。おお、主よ、あの二人の心に今晩も働きかけて下さい。決断を、決心を与えて下さい。」(二月二四日、金曜日)「うれしいことに、来たる三月一一日には念願のバプテスマがありそうだ。Kさんという人は確実であろう、さらに、Mさんも可能性大いにあり、そしてSさんも大いにありだ。おお主よ、どうかサタンがその心を奪うことがありませんようにお願いします。やはりスリルと胸のときめきを覚える、バプテスマへの決心を促す時は・・・。どうか主よ、あの人たちの心を動かして下さい。」(二月二七日、月曜日)「今日、もっともスリルのあったことといえば・・・、やはりSYさんにバプテスマの決定、決心を促した時である。一人の人を産み出すということは並大抵ではない。産みの苦しみだ。私を新しく生まれ変わらせるのにも主は大いに苦しまれたことだと思う。Sさん、なんとか決心をしますように。大体、三月一一日に受けることをO・Kした。」(二月二八日、火曜日)「Mさんがバプテスマを決心したと聞いた。さっそくおめでとうの電話をしておいた。神はやはり生きて働いておられる。これで願っていいた三人がすべてそろって決心をした。すばらしいことだ。」(三月六日、月曜日)

写真説明:1967年3月11日、バプテスマ者・MHさん、SYさん、KTさん

2020年7月10日 12時31分06秒 (Fri)

伝道者への道 その一七 インターン時代 その一四 札幌講演会伝道チーム主任 心境吐露

 「きびしい寒さであった。ふぶいた。雪が横なぐりに降ってくる。きびしかった。でも大丈夫であった。その中を傘をさして訪問に出かけた。なあに、たいしたことはない。大丈夫だ。これしきのことでは負けないサ。今日はサンセットまでにちゃんとかいものもし、フロにも入り、掃除もできゆっくりできた。夕食後ストーブにあたりながら説教の復習をしていたらねむくなり、ポトリとノートがおちる始末である。サンセットに入ると毎週の如くであるがぐったりとする・・・。疲れがどっとでてくるかんじだ、・・・。今週はなんとなく悲しかった、さびしかった・・・。その人が、悲しみの人が明日の聖日に礼拝説教をするのだ、人々に悲しみでなく、喜びを与えるために・・・。ああ主よ、我に聖霊の力を与え給え!!みたまを満たしめ給え!!さて、今日も終ろうとしている。眠りにつこう。こうして一日一日とすぎていく、主の再臨に向って・・・。しかれどもなお、多くの人々がその事を知らない。しかれども、我、真剣にその人々のことを考えて述べ伝えているだろうか、反省させられる・・・。(一二月九日、金曜日)ここには、若さで突っ走っているようですが、繊細な内面が吐露されています。「今日はゆっくりと安息日学校、礼拝を迎えることができた。ちゃんと前もって準備しておくことはいいことである。今日は安息日学校々長、信徒伝道会、さらに礼拝とたてつづけに前に立った。礼拝は全部テープに吹き込めたはずだから、あとでゆっくりときいて反省しようと思っている。部会の先生からは忠告をもらった。うなづける点もあったが、まあまあである。時間も長くないし、まあまあであった。しかし、力が入った・・・。午後はクリスマスソングを練習し、つづいて青年会の時間をもち、講演会場に足を運び、そのあと帰って理事会に出、途中でぬけて、青年会でやっている人形劇の完成へと急いだ。セリフを録音した。吹き込んだ。なかなかいい声優がそろい大したものができた。人形も色とりどりで実によかった。暗いことだが、さいきん教会の中、もめにもめている。私にも風当たりが強くなってきた。サタンがはげしく我々の教会をおそっている。とにかくすごいものである。開拓伝道以外に道はないなあ・・・。」(一二月一〇日、土曜日)教会として盛んに対外伝道をして成果を得ていたのですが、その一方でサタンの攻撃があり、内部でもめ事があったことが窺われます。
 

2020年7月3日 15時13分29秒 (Fri)

伝道者への道 その一六 インターン時代 その一三 札幌講演会伝道チーム主任 バプテスマ その二

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 鶴岡学園での千葉芳吉牧師の講義を受けた学生が、信仰に熱心になり、聖書の教えに従って土曜日・安息日に学校に行かず、教会へ出席するようになりました。「北海道栄養短大に行っているKYさん、とうとう問題になった。安息日問題でよばれて、理事長などに三時間ばかりときふせられたらしい。学生にとっては、必ず来たるべき試練である・・・。」(一一月一日、火曜日)「いま、KYさんが、大いに試練の場に立たせられているのである。この人がこの苦難をのりきり、大いなる信仰の勝利を得られるようにと願っている。夜、講演会であった。」(一一月五日、土曜日)「今朝はゆっくりと十分時間があったので、安息日への準備もできた。金曜日にいろんなことを充分やっておくと楽である。今朝は、おむすびをつくることもできたし、早く教会へ行き、みんなを迎えることもできたし、・・・。礼拝には、かなりあつまった・・・。ヒリヤード氏の礼拝、かなり熱が入っていた・・・。しかし、我々は、KYさんのことで相談したりしていて話がきけず残念であった。とにかく、KYさん、お父さんが釧路から出てきて、無理やり彼女を連れて行ってしまうのである。学校へもつれていった。しかし、無理やり連れていかれていたのにぬけだしてきた。そして昼食のあと緊急理事会を開き、いますぐバプテスマを受けさすことを決め、すぐバプテスマを行った。姉妹も喜んでいた。そして終って、歓迎会のあと家庭共励会が始まったとたん、すぐKYさんのお父さんがきて、連れだし、部屋から出てすぐピシャリとはりました。とにかく前と同じであった。」(一一月一九日、土曜日)ここで「はりました」とありますが、これは私の出身地の方言で、「平手打ち」のことです。KYさんの父上は当時の国鉄職員なので、北海道の東の釧路から列車で来られるのでした。ある日、KYさんの御両親と食堂で面談した記憶がありますが、彼女の信仰が分からないので授業も受けず教会へ行くことが許せなかったのだと思います。しかし、彼女は信仰を貫き、一二月一日に札幌を脱出し、私たちの医療機関で働き、後には北海道の文書伝道者と結婚して幸せな家庭を築くことが出来ました。その結果、ひどく反対していたお父様も、娘さん御家族と行き来するまでに変わられました。彼女の支えを得たに違いない御主人は忠実に働き、後には文書伝道部部長の要職を勤められました。

写真説明:11月19日のKY姉のバプテスマ

 

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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