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2020年5月 アーカイブ

2020年5月29日 15時27分33秒 (Fri)

伝道者への道 その一一 インターン時代 その八 鶴岡学園・短大での講義 その三

 当時の日記は、二二歳の私が如何に伝道者になるべく意気に燃えていたかを如実に示しています。「・・・朝、夕、めっきりと涼しくなってきた。冬がもうそこにあるというかんじだ。昨晩おそくまでレクチャーの準ビをしていたので今朝はゆっくりとしていた。でも目がさめてからはすぐまとめにかかった。食事をし、洗面をして自転車でとび出した。そしてバスのりばの横の家のそばにカギをかけておいて行った。レクチャーはなかなかよかった。大体みんなよく聞いている。とにかくスピードと変化をモットーに、どんどんと黒板を使って書いていくから、学生もいっしょうけんめいに写している。彼らがこの中から何か、根本的なものをえてくれればいいがとやっている。いや、救われるべき人がでてほしいんだ。私としては、もっと強くバイブルの真理を語りたいのであるが、いちおう講義である。いろんな偏見をとりのぞきつつ、核心にふれていきたいと思っている。・・・」(九月五日、月曜日)私の誕生日は九月八日ですが、日記にはただ一言「二三歳となる」と太文字で書かれているだけです。二三歳になった直後の短大での講義についての記録です。「神の加護により、今日の鶴岡学園でのレクチャーもなんとか終えることができた。時間が足りなかったくらいだ。“十戒”についてやった。一人寝ていた学生もあったが、他はみんな一生けんめい書いていた。いまのところクラスのやり方、私の洞察と観察はあたっているみたいだ。あんまりペースが早すぎて少し学生の方が疲れ気味という感じもうけるが、・・・。とにかく反応はある。次のクラスでは“十字架の奥義”ということで話したいと考えている。そしていつか、伝道集会の形式でやってみたいと考えている。音楽室を特別に借りて、ピアニストをよんできて、内田さんか誰かにアッピールソングをうたってもらい、キリストを受け入れよとのエバンジェリカル・サーマン(伝道的説教)をやってみたいなあ・・・。もう少しまって、期が熟した時にやってみたいと考えている。あのグループの中から、ぜひレムナント・チャーチ(残りの教会)へ導きたい。そういうことも考えつつ、今は、知的面にアッピ-ルしておく計画である・・・。」(九月一二日、月曜日)当時の青年牧師インターンが、「あなたがたの若者たちは幻を見る」(旧約聖書・ヨエル書二章二八節)という聖句に預かれていたことは感謝の極みです。
 

2020年5月22日 15時27分23秒 (Fri)

伝道者への道 その一〇 インターン時代 その七 鶴岡学園・短大での講義 その二

 鶴岡学園・短大での講義の前日の様子です。「・・・夜は遅くまで、実はいま真夜の〇時に一五分くらい前であるが、鶴岡学園の講義の準備をしていた。いままでに練ってきたアウトラインを実際にノートに仕上げた。明日は、聖書についてやるつもりだ。そして、その次には、神についてやる。いやその前に愛についてやりたい。なんとか有意義な、活力のある時間としていきたい。神の力をいただきたいものである。・・・」(六月一二日、日曜日)私自身のことですが、もう五四年前のことになりますので詳細なことは覚えていません。「午前中せんたくをした。沢山たまっていたのをやってしまった。そして一〇時前に、鶴岡学園にレクチャーのために家を出た。なかなかいい講義ができた。正味六〇分間しゃべった。さいしょの一〇分間で出席をとり、あと一〇分ぐらい讃美歌をうたった。八〇分のクラスなのである。スピードと、変化とをもってやった。内職するものもあまりいなかったようである。中にはつかれたような顔をしていた人が最後の列の席の人には見られたが・・・。とにかく、彼らのためになる、いいクラスをつづけたい。説教のつもりで、彼女たちがもう二度と聞かないかもしれないいのちのみことばを・・・。今日のレクチャーをもう少し反省してみて、来週はもっと向上した、充実したクラスにしていきたいとおもっている。今日は、自分のタイプをはっきりと打ち出すことができたかんじだ。・・・夜は『愛』についての研究をしたい。明日のあさもう一つやって、まとめてみたい。・・・」(六月一三日、月曜日)このように、第一回目の講義は無事に終わったようです。牧師インターン一年目ですが、早天祈祷会への出席、英語クラス担当、青年会のピクニックへ参加、求道者との個人聖書研究、安息日の礼拝説教を含む諸集会の担当、他で多忙な生活をしていることが良く分かります。「・・・今日はつかれた。フロで体重をはかると四三・五キログラムとなって、一キログラムこの前よりやせた。昨日の礼拝説教、力が入り、エネルギーが消耗したのを感じたものなあ・・・。夜の伝道集会、誰もこなかった。ワーカーズだけであった。一人暮らし、体調が完ペキでないとさびしいものである。(六月一九日、日曜日)「鶴岡学園での講義も力が入った。声が大きすぎると一番前の列の生徒が文句をいっていたみたいだった。」(六月二〇日、月曜日)
 

2020年5月15日 12時41分11秒 (Fri)

伝道者への道 その九 インターン時代 その六 鶴岡学園・短大での講義 その一

 札幌教会インターン時代には、伝道者への道を始めたばかりの私にとって、他の教会ではないであろう貴重な、希少価値のある経験が待っていました。それは、札幌教会員であった鶴岡トシ姉が理事長・学長・校長をする鶴岡学園・北海道栄養短期大学・高等学校で宗教学の講義をすると言うことでした。三月に神学校を卒業したばかりの牧師インターンが、六月から女子大生に聖書を講義する心境が当時の日記に綴られています。「今日のスケジュールは、一寸誰でも経験できるというものではなかった・・・。つまり、札幌に私立だが、かなり大きい鶴岡学園という高校と短期大学がある。場所も静かだし、校舎も新しくて立派だ。施設もいいようだ。そこで、朝の朝礼というようなところで、千葉先生が、約一〇〇〇人の大聴衆の前で二〇分くらい話すのである。全部女子高校生だ。とにかくすごい。さすが女子だけあって、そうさわがしくないが、とにかく大ぜいいる。千葉先生は、例の如くたんたんと話す。とにかく、いつでも落ち着いている人だ。クラスも出席させてもらったが、そして見学させてもらったが、なかなかいい。大学生といっても、一年だから、高校出たばかりである。クラスは、千葉先生の方が組織だっているようだが、内容は我妻先生の方が面白くやっているみたいだ。讃美歌もうたってるし、・・・。さて、これからどういうふうにクラスをもっていくかなあ・・・。明日、一日、ゆっくりと一週間のプログラムをねろう。そしてまた、ちゃんとした計画をたてよう。」(一九六六年六月六日、月曜日)「・・・かねてより、ぜひ勉強しないといけないと思っていた青年心理学の本として『青年の心理と生活』という本を買った。そして午後一時前より読み始め四時頃まで勉強した。自分の弱かった面もわかり、一段と落着きがでるのではないかと思っている。とにかく、青年の指導者となるには、こういう勉強も必要だ。そしてまた、鶴岡学園のレクチャーのための準備としてもやっている。・・・夕食のあとは、鶴岡学園・北海道栄養短期大学の宗教の講義のためのレクチャーを準備した。これはそのまま、講演会の材料ともなるのである。今夜は大体アイディアと資料を見つけただけであった。いよいよこれから、じっさいにまとめて、ノートに書きとめていくつもりである。さて、明日は午前中にひとつはまとめあげたい。・・・」(六月七日、火曜日)
 

2020年5月8日 13時01分47秒 (Fri)

伝道者への道 その八 インターン時代 その五 (函館講演会手伝い)

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 この日にバプテスマを受けた八名の性別の内訳は男性が三名と女性が五名、年齢層では青年が六名と中年が二名でありました。そして、青年六名中の四名は高校から大学までの若い年代にありました。詳細に言えば、女子高校生二名、男子高校卒浪人生一名、男子大学生一名でした。現在のように学校が土、日曜日を休日としていない時代でしたので、バプテスマの決心も難しかったはずです。それにもかかわらず、安息日遵守を旗幟鮮明に掲げ、信仰の決断をされた若者に敬意を表します。そして、私の知る限りですが、この青年六名の内の一名の女性は当教会員男性と結婚してアドベンチストホームを築かれ、信仰を全うして眠りにつかれました。そして、男性二人もそれぞれ当教会員女性と出会いアドベンチストホームを築き、一人は当教会教育機関で退職まで奉職し、もう一人は長年に渡って当教会医療機関で働かれました。他の五名の方々のその後の生涯を追跡出来ていませんが、この日のバプテスマは各自の人生に多大で決定的な影響を与えているに違いありません。当時の函館教会は非常に盛んであり、札幌教会よりも信徒数は多かったと思います。写真で見る限りですが、バプテスマ式の参加者数は、お祝いで来訪者が多かったとはいえ、大人五七名、子供一〇名、合計六七名にもなっています。このような成果が出た背景には、この講演会のために動員された教役者の数も見過ごしには出来ません。函館教会に二度目の赴任となられた及川吉四郎牧師御家族、伝道者・柴田洸御家族、婦人伝道師・岡本容子先生、婦人伝道師インターン・立志つき先生、それに牧師インターンの私が短期間でしたがチームとして献身したのです。一教会の伝道集会にこれだけの人材と資金を投入した北海道伝道部会の英断は豊かに実を結んだと言うことだと思います。当時の北海道は、組織された教会は札幌と函館の二箇所だけであり、小樽は教会堂がありながらそこまでには至らず、旭川は開拓伝道中であり、釧路も文書伝道者を送って開拓伝道開始の状態でありました。しかし、北海道伝道部会にはかつての沖縄に続けという夢と希望が満ち溢れていたと思います。いつの時代にも夢と希望は必須です。「そして、希望は失望に終ることはない。・・・」(新約聖書・ローマ人への手紙五章五節)

写真説明:柴田洸先生講演会による八名のバプテスマ写真

2020年5月1日 12時30分37秒 (Fri)

伝道者への道 その七 インターン時代 その四 (函館講演会手伝い)

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 一九六六年五月一四日(安息日)に、柴田洸先生の講演会のクライマックスとも言うべき感動と感激のバプテスマ式が挙行されました。私の日記にもその高揚の気持が述べられています。「すばらしい天気であった。全くすばらしかった。バプテスマ日和に恵まれ、八名の人々が次々と海水に入っていった。おつけの浜というところでやった。私は礼拝に出ないで他の二人の人といっしょに早く式場に行って、テントをはって準ビをした。すみきったきれいな海水であった。みんながくるまで待っていた。山本さんもバイクできた。そのうちヒリヤード氏も車で来た。みんなもバスできた。まず昼食をしてみんな式をまった。新山さんのおくさんにおむすびをもらったりした。水上君たちとおいしくたべた。そのあといよいよ式があった。私は讃美歌を指導した。声が出ないなあ・・・。柴田先生がさずけたが、実によくとおるすばらしい声である。みんな握手して迎えた。夜は大親睦会であった。ゲームの方、司会したが、もっともっとよく準備してやると面白いであろうなあ・・・。なんかつかれた。体力不足だなあ・・・。」(全文)さて、この文中の山本さんとは札幌教会の青年会員、ヒリヤード氏とは北海道伝道部会長、新山さんとは三育高校男子生徒の母親、水上君とは受浸者の一人です。この講演会期間中、スタッフ一同は手分けして出席者の求道者を対象に、グループ又は個人聖書研究を担当しました。私は若い男性を預かることになり、高校卒業で浪人中の水上君、その他の方々と聖書を勉強したのです。この水上君こそ、その後、日本の医科大学を卒業し、更にアメリカのロマ・リンダ医科大学で学び、東京衛生病院の医師、そして現在は東京都内で開業しつつ、サインズ・オブ・ザ・タイムズ誌の常連執筆者となっている人物です。このように、日本の当教会の医療事業に多大な働きをする人材が、函館講演会を通して導かれていたと言うことは、本当に神様の御摂理であり、今は亡き柴田洸先生は同医師誕生の媒体として用いられたと言うことです。まさに伝道者の冥利です。かつての浪人生が医療伝道者に生まれ変わるとは、さすがの柴田洸先生も予測できなかったことでしょう。福音のパンを投げ続けなければなりません。「あなたのパンを水の上に投げよ、多くの日の後、あなたはそれを得るからである。」 (伝道の書一一章一節)

写真説明:柴田洸先生の感涙のバプテスマ

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
facebook
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