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2020年3月 アーカイブ

2020年3月27日 12時36分15秒 (Fri)

伝道者への道 その二 三育学院カレッジ神学生時代 その一

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 私は主なる神の本当に不思議なお導きで、愛媛県から千葉県にある日本三育学院カレッジ神学科に、まだバプテスマも受けていないのに入学出来たのです。聖書も良く分かっていない者を、しかも神学科に入れて下さったと驚きと共に感謝の他ありません。この背後には、母の熱き祈りと当時の今治教会の黒須真也牧師の御配慮があったに違いありません。ともかく、入学したからには、私は持ち前の負けず嫌いもあり、自分自身を学院の生活に順応させ、クラスに真剣に取組み、労働時間も含めて一生懸命に励みました。北は北海道から南は沖縄に至るまで、全国各地から学生が来ており、宣教師の先生方もおられ、国際色豊かな環境で勉強出来たことは本当に素晴しい経験でした。友だちも出来、様々な活動にも積極的に参加しました。一年生の夏休みには豊橋市に下宿して愛知県下で学生文書伝道、二年生の時には学院に残留して木工部で働き、三年生の時は長野教会に住まわせて頂き再び学生文書伝道、そして四年生の時には牧師として働いている先輩を頼って単身で沖縄に渡り、石川教会に起居して伝道実習とも言うべき貴重な体験をさせて頂きました。このようにして、私は人々との接触、人前で話すこと、つまり牧師・伝道者としての基本的な資質を身に付けていくことが出来たのだと思います。ちなみに、私のバプテスマは一年生の夏休みの後で、私の誕生日である九月八日(安息日)でした。さて、私は日本三育学院カレッジの研成会(学生会)の会長に選ばれ、他の役員の方々と共に楽しく活動させて頂きました。その他、東京衛生病院の医師を招いて袖ケ浦町で健康講演会が開催された折には、木工部で働いていたこともあり宣伝用看板等を作成しました。更に、学校の車のドアーに宣伝用の幕を張って宣伝カーに仕立てて町内を回わりました。このように過去を振り返ると、私はじっと室内にいるよりも、屋外へ出て活動するのが性に向いていたのかと思います。そのためには、神に祈る静寂の時間が必須であるのは言うまでもありませんが。「あなたのあがない主、イスラエルの聖者、主はこう言われる、「わたしはあなたの神、主である。わたしは、あなたの利益のために、あなたを教え、あなたを導いて、その行くべき道に行かせる。」(旧約聖書・イザヤ書四八章一七節)

写真説明:健康講演会宣伝カー
 

2020年3月20日 13時12分32秒 (Fri)

伝道者への道 その一 中学、高校時代の思い出

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 私は牧師・宣教師として、何に一番多くの時間と労力を費やし、最大の関心は何であったのでしょうか。牧師と一口に言っても、多種多様な働きがあります。聖書研究の授与、説教、訪問、事務的仕事、講演、各年代層への働きかけ、慶弔に関する行事・儀式、その他多岐に亘る仕事をします。又、宣教師になれば自国内での牧師の働きに加えて、多国籍・多言語・多民族への働きをするためのコミュニュケーション能力が求められますので、そのための努力も必要です。さて、今になって気づくのですが、私の場合は神学生時代から今日まで、ずっと一貫してやり続けていることがあります。結果的には、それが得意であったから、又は好きであったからと言えましょう。或いは、その分野で成果があったからだと言うことかも知れません。それは、伝道講演会の講師と言う働きです。つまり、一般の人々に聖書の教えを伝え、イエス・キリストを信じる信仰に招く講演をすることです。換言すれば、パブリック・スピーチです。では、いつ頃から私はこのことに関わり始めたのでしょうか。実は、私が北郷(きたごう)中学校の時に校内弁論大会に出た証拠の写真が残っているのですが、この時が私にとって最初の公衆の前での話だったと思います。両手を机の上に乗せ、机上に原稿用紙はあるようですが、前方をしっかりと見つめ、少年ながら堂々と話しているのです。しかし、何について、又、何分間話したかについては全く記憶がありません。これ以外、後にも先にも弁論大会に出場したことはありません。今治北高等学校時代に生徒会役員をしたことがあり、全校生徒を前に壇上にいて何か答弁したことは覚えていますが、特に一人でスピーチしたことはありません。ですから、故郷での一八歳までの少年時代には、自分は将来において話をすることを職業にする牧師になろうと言うような考えは毛頭もありませんでした。ただ、叔母や親戚に公立学校の教師がおりましたので、学校の先生になることは選択肢の一つではありました。考えてみれば、教師は主として喋って教える訳ですから、話し方が上手であればさらに効果があることは間違いありません。イエス・キリストについて、「それは律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように、教えられたからである。」(新約聖書・マタイによる福音書七章二九節)と書かれています。

写真説明:北郷中学校内の弁論大会、今治北高等学校生徒会役員(筆者の二年生の時、後列左端)

2020年3月13日 15時04分55秒 (Fri)

四〇年前の少年が愛知県から来訪 その二

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 OH君が一二月一八日(水)に来訪するのに備え、私は拙宅で毎週水曜日開催の聖書講座を火曜日に前倒ししました。そして、当日は彼がJR波止浜駅に着き次第に掛けてくるはずの電話を待っていました。すると、期待よりはずっと遅く一一時四五分頃にありました。予定では、彼が引き続き列車で松山へ行きますので、家内は昼食の弁当を用意しておりました。私は車で彼を駅に迎えに行き、彼と再会したのですが、私の予想していた風貌の人物ではありませんでした。別な見方をすれば、はがき通りの人であったとも言えます。しかし、私は遠来の友を歓迎し、早速自宅に招き、多目的ホールに用意していたテーブルでゆっくりと話をしました。又、予定を変更して二人で一緒に昼食をすることにしました。その結果、彼のこれまでの四〇年間の人生を知り、深く同情すると共に、彼の現状を受け入れることが出来ました。ひげは伸び放題、衣服はくたびれており、雨模様の天気のためか簡易の白いビニールを羽織ったままです。冬で寒いはずなのに素足のままです。一方、身長は一七〇センチあり、足の寸法も二六センチと立派な体格をしています。家族のことを聞くと、父親は七三歳で死亡して通っていたルーテル教会で葬儀をし、母親は七五歳ですが施設に入っているとのことです。従って、両親が残してくれた家で未婚の一つ上の姉と二人で生活しています。彼は高卒後、大学受験には失敗し、母親の姉の勧めで専門学校に行き、紳士服店の事務をしましたが、一年後には別な仕事を三~四か月して後、トヨタ系の製造工場で六年前まで、つまり四四歳まで働いたのですが工場閉鎖のために失職しました。彼は、一五~一六年前にクローン病で入院・手術しています。又、昨年一二月から今年にかけて三か月間、ヘルペスで入院したそうです。現在、彼は就労サービスの副業可能な就労継続支援B型の立場で、週に二日間だけ浴場で四時間、浴室の掃除をしています。通りで素足に慣れてしまっている訳です。そして、安息日(土)には彼も、弁当を配達する会社に勤めている姉も教会に行くようにしているそうです。とにかく、約三時間を共にし、午後三時二七分の列車に乗るために出発し、波止浜の造船所のある港と、しまなみ海道の見渡せる展望台に寄って彼を駅へ送り、最後にお祈りして別れたことでした。

写真説明:波止浜駅でのOH君
 

2020年3月6日 14時39分11秒 (Fri)

四〇年前の少年が愛知県から来訪 その一

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 OH君と呼ばせてもらいますが、彼から二〇一七年に突然、年賀状が届きました。住所や文面から送付者を想像したのですが、次のように書いていました。「新春 あわれんではならない。命には命、目には目、歯には歯、手には手、足には足をもって償わせなければならない――申命記一九章二一節 不器用なのに短気な自分が受け入れられません。 平成二十九年元旦 OH」 この内容からすると、通常ならば、余程親しい人との間で交わすような年賀状です。ところが、それまで交流がないのに、いきなり自分の問題を書いていますので、私なりに彼の現在の状態を判断し返事を出したものです。次に、二〇一九年八月二三日の日付ではがきにて、「年の瀬~新年」の見出しのもとに、いきなり私を訪問する予定のスケジュールを知らせてきたのです。これにも驚きました。しかも、どこを何時に出発し、どこに何時に到着するかを黒と赤のボールペンで箇条書きにしているのです。そして、大きな文字で「寝袋・手旗持参!」とありました。肝心の、いつの日かについては言及していません。そこで、私は年末年始は外すようにとはがきで提案しました。すると、差し出し日を「亥年一一月二〇日」 としたはがきを再度受け取りました。これには、「行程」として前回よりも詳細に書いてあり、「障害手帳など貴重品バインダー持参!!」と追記され、最後には「知識と悟りとは、み口から出る 箴言二章六節」と結ばれていました。そこで、私も彼との再会を楽しみにしていると返事を出しました。彼からは八月一四日と一一月五日に電話連絡もありました。彼は四〇年前に愛知県刈谷市にある刈谷教会のパスファインダー・クラブ(PFC)会員だったのです。当時、私はセブンスデー・アドベンチスト教団青年部長として全国の教会を巡回して、PFC会員を含めて青少年を指導していたのです。一九八〇年四月二七日に、刈谷教会礼拝堂で刈谷PFC発会式を挙行した写真が私のアルバムに残っています。集合写真ではリーダーを始め、会員や未会員の少年少女や大人を含め五七人が勢揃いしています。今考えますと、地方教会で、良くもこれだけの少年少女と大人の指導者がユニフォーム姿で集まったと感心します。この中に彼も写っているに相違ないと思い、どの少年かと探し、この子だろうと一応のめどを付けておきました。

写真説明:家の教会前での写真
 

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
facebook
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