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2019年11月 アーカイブ

2019年11月29日 16時31分55秒 (Fri)

これほど似ている!なぜ?キリスト教と仏教の教え その一八 公開講演会 その九 今治市 その一

img_20191202-070155.jpg 
 今治教会は、私の母や弟がバプテスマを受けた母教会であり、私が三育学院神学科を受験した時の試験会場になった教会です。教会堂そのものは移転新築されて約三〇年を経ていますが、私の信仰や職業を含む生涯を決定づけたとも言うべき地元教会で、公開講演会を開催して頂き、その講師を要請されたことは本当に大きな特権・名誉であり、実に身が引き締まります。これまで、同様の総題・演題で国内の六か所で講演して来ましたが、自分の出身地でするのは初めてです。自分でデザインし、各地で使用してきたチラシを地元の印刷会社にフルカラーで二千枚注文し、七月三十日(火)に納品されました。チラシの配布手段は、各教会員が割り当てられた枚数のチラシを持って、配布すべき場所の地図に従って、各家のポストに入れていくことと、信徒の家族・友人・知人への手渡し及び郵送でした。他の宣伝方法としては、立て看板が五枚作成されました。実は、立て看板は弟が作成し、それに張る模造紙上の筆字は私が二色(黒・朱)の墨汁を使用して書きました。そして、八月十六日(金)に兄弟で教会堂の近くに設置して来ました。私たち兄弟は二人とも既に現役牧師を引退しているのですが、こうして母教会のために共に働けるのは非常に嬉しいことです。八月一七日(土)の今治教会礼拝説教は私の当番でしたので、講演会の決起集会と考え、「主イエスの伝道法とは?~日本伝道は拒否ではなく受容から~」と題して行ないましたが、会衆の反応はいつもより力強く非常に励まされました。そして、その午後には、自分が講演する講演会のチラシ配布を私自身もしましたが、これも大変痛快なことでした。四〇余年前のことになりますが、講師としてお迎えしました偉大な先輩SE牧師が、私たちと一緒にそうなさったことを鮮明に思い出します。家内は八月一八日(日)の正午頃に、私たちの近くにある唯一のキリスト教会の女性牧師に面会をして、今回のチラシと拙著を差し上げて来ました。反応は今ひとつですが、講演会の内容からして、牧師や住職の方々に聞いて頂きたいと願っています。今治教会にしばしば来訪するご婦人MCさんは、知り合いのお寺の方を誘っておられます。「・・・この家がいっぱいになるように、人々を無理やりにひっぱってきなさい。」(新約聖書・ルカによる福音書一四章二三節)

写真説明:今治教会公開講演会立看板(教会への進入路角)
 

2019年11月22日 12時46分23秒 (Fri)

これほど似ている!なぜ?キリスト教と仏教の教え その一七 公開講演会 その八 苫小牧市 その五

 YA氏は続いて次のように述べています。「『キリスト教が光ならば仏教は影』 真理を追究しながらも方法が異なるために宗教的に内容も異なる両教ですが、ご講演を拝聴して頭に浮かんだことがあります。西洋では頭の中で自分に対し客観的な立場になって独語する時には二人称を使い、東洋では一人称を使います。どんな宗教も歴史・文化・言語と切り離すことはできません。二人称での自己から離れた視点を父なる神だとするならば、一人称は完全に自我です。仏教はアカデミックな手法で意識を階層化していますが、仏教だけに限らず人としての思惟には自己の認識に頼らざるをえず、自然のままでは必然的に自己救済或いは自力本願の傾向が高くなるのではないでしょうか。仏教は哲学的となり、ウィットゲンシュタインやラッセルらの分析学の研究者によると、唯識は分析哲学よりもしかすると進んでいるのではないかとの発言もあります。経・律・論のうち、仏教は経と論が膨大なので習得が難しく時間がかかる反面、様々な人の視点から見ることができるための学問的・哲学的になりやすいのだと思います。今回のご講演の<痕跡から探る>というご研究は今後も新名先生にお続けいただきたいと思います。仏教が土着宗教を取り込んだ際に天部・明王等という形で痕跡が残ったように、キリスト教も他宗教や異端とされた派からも影響を受け、どこかに痕跡は残ると思います。今後、私たちはどういうふうに現在に至ったのかという形を先生のご研究で拝聴したいと思いました。今回は実りの多いご講演をお聞かせいただきましてどうも有難うございました。以上をもちまして拙い感想文の筆をおきます。先生を招聘された教会関係の皆々様にも感謝申し上げます。また次回を強く期待しております。」これまで、私は過去半世紀余り、日本全国及び海外でも説教や講演をして来ましたが、このように講師を尊敬して、丁寧で、肯定的で、しかも論理的な感想文を受け取ったのは初めてのことです。私に言わせれば、YA氏は自分に訴える講演内容に焦点を合わせ、良く租借しているのみならず、補充さえしてくれているのです。このような良き聴衆の前で講演出来る講師は何と幸いなことでしょうか。新約聖書のマタイによる福音書一一章一五節でイエス・キリストは、「耳のある者は聞くがよい」と語っておられます。
 

2019年11月15日 14時59分07秒 (Fri)

これほど似ている!なぜ?キリスト教と仏教の教え その一六 公開講演会 その八 苫小牧市 その四

苫小牧講演会の来訪者の中に、年賀状のやり取りを長くしている一人の男性YA氏がいましたが、札幌での初対面から一二年ぶりに再会することが出来ました。温厚な方で、全講演を熱心に聞いて下さいました。そして、次のような深い洞察の効いた感想文が教会責任者を通して送られて来ました。「『新名先生のご講演に接して』 このたびはキリスト教と仏教の類似点を解説されたご講演で感銘を受けることが多く、特に北伝仏教の中にキリスト教が入っているというご考察が印象深く、感想をのべたいと思います。東密を創始した空海の生涯と北伝仏教は切っても切れない関係を持ちます。その空海が入唐した時期はネストリウス派が全盛だったこと、“三部一宗の法難”(この時は三度目の、武宗によるもの)の前だったことなど時期に恵まれたことは幸運でもありました。空海は当時の世界都市長安においてネストリウス派のほかゾロアスター教やマニ教にも接していたので、キリスト教に光を見出すのに時間はかからなかったことと思われます。恵果が高弟を差し置いて留学僧でしかも日本人の空海に金剛・胎蔵の両灌頂を授けたことは、空海の優秀さを伝え聞いていたことと、周縁部にこそ純粋さが残りやすいという恵果の判断も働いていたことと思われます。また、空海も現地観察使に宛てた漢文の名文を遺すほど事前学習に余念が無かったこと、梵語テキストを梵語のまま学習する傾向になりつつあった当時にいち早く極度に集中して短期間で梵語を習得したこと、まだ新しい密教に着目し法具や日本国内にはまだ無かった新訳経典を持ち帰ったり、二〇年の任期を二年で切り上げたりと、先見性に優れていたことも特筆されるべきことでしょう。これだけのことを短期間に成し得る空海がキリスト教に無関心でいられたはずはなく、亀谷凌雲師のように、空海はキリスト教に関心を持ちながらも開祖としての立場からも逃れ難く、記録に残せない気持の板挟みにも遭い、だからこそ著作の中に判じ絵のような痕跡を遺したり、より一層自力本願の即身成仏での解脱を目指したのかもしれません。」YA氏が、これ程までに仏教、そして空海について造詣が深いとは全く知りませんでしたので、この感想文を読んで正直言って驚きました。公開講演をする場合には、余程の準備が必須であることを今更ながら教えられました。
 

2019年11月8日 12時54分21秒 (Fri)

これほど似ている!なぜ?キリスト教と仏教の教え その一五 公開講演会 その八 苫小牧市 その三

 img_20191108-040540.jpg七月一四日(日)にSS氏の母・SF姉に続き、妹・SHさんを登別市の入院先の病院に訪問しました。彼女は五〇歳前後かと思われますが、私たち訪問者四人は案内された個室で一時間ほど面会することが出来ました。殆ど、彼女と私との会話のやり取りでした。つまり、彼女のカウンセリングをしたと言う訳ですが、彼女の持っている問題を吐き出し、それに対する処方を求めるのですが、その理解力は素晴しく、頭脳は冴えていると分かりました。長期入院患者とは思えない明るさで応じられ、最後にはお祈りしてお別れしました。その彼女から、九月二五日付で便箋五ページの手紙が届きました。それは、驚きを伴う喜びに私を満ち溢れさせる内容でありました。その一部を紹介します。「先生と奥様、TR様とお会い出来た事で私の心が大きく変わりました。まず、自分の役割りやその人間関係、他人の事を嫌だと思っていた人でも、考えていけるようになってしまいました。不思議です。人にはできないことですが、神にはどんな事でもできます、と先生がおしゃっていたようにできるようになりました。三人部屋で仲たがいをしてそれぞれ毎日毎日、ケンカやトラブルをくり返していた私でした。心のせまい人間でした。先生が来られた時から、私は、イエス様の名によって赦してもらい、部屋の方たちにわびる思いで、赦しました。そして祈りました。・・・私が変わったのは、罪を告白したからだと思います。」実は、私はヨハネの第一の手紙一章九節を引用していたのです。「この・・・聖句を先生に頂いて、私は気づきました。今、この瞬間、この時、このお方とお会いすることでしか私の人生も聖書もありえない事に気づきました。」「これからは、神さまの力によって神様に生かされて神様のために生きて、そして、どんな人をも愛していけるように生きていきたいです。今、三人部屋は和解しつつあります。笑い声が聞こえるようになりました。私に平安とやすらぎ、平和、他の人にまで恵みがあるようになりました。みんな、聖書を知らなくても、私を通し興味を持つ人が色々います。牧師様が来たと知ると、私の知らない所でうわさされ、いい影響を与えているみたいです。」「私は、自分の心がやさしく変わっていくのを見ました。もう、私は信じて歩み始めています。聖句通り、静かに歩み、信じてイエス様のみ名を賛美したいです。アーメン。」

写真説明:SHさんの入院中の病院
 

2019年11月1日 12時14分14秒 (Fri)

これほど似ている!なぜ?キリスト教と仏教の教え その一四 公開講演会 その八 苫小牧市 その二

img_20191101-032459.jpg 苫小牧教会牧師館には牧師が常駐していなく、現在は函館教会の牧師が兼牧しており、安息日には月に一度しか来ることが出来ません。そこで、連絡責任者に以前はSK姉、今はTR姉が当たり、女性が中心となって運営・活動がなされている教会なのです。それなのに、なぜ苫小牧講演会が沢山の来訪者を迎えることが出来たのでしょうか。その理由はいくつか挙げられますが、最大の理由は信徒による家族・友人・知人への働きかけ、つまり講演会への誘いがあったからであったと言えましょう。元及び現連絡責任者のお二人は仕事の関係もあり、地域の人々との交流が幅広くあるようです。そうした人々の中で、これはと思う人々を誘ったのだと思います。誘われた方々が皆来る訳ではありませんが、既に信頼関係が出来ている人々は、この人の勧めだからと応じて出席されたのだと思います。私の確認するだけでも、TR姉の関係での来訪者が六人、SK姉関係が四人はいます。特に、TR姉は苫小牧開拓伝道の最初のバプテスマ者、つまり初穂であり、それ以来四七年になる今日まで信仰を貫いています。彼女は歴代牧師によって育てられ、今では立派な信徒指導者に成長し、他の信徒と共に教会の諸活動を計画・遂行し、休みがちな信徒を訪問し、求道者を導こうとしています。講演会閉会後の翌日七月一四日(日)に、彼女は私たち夫婦を車で、先ず伊達市にいる信徒SM姉宅へ連れて行きました。難病を持つ同姉の近況を伺いつつ、御家族のことを覚えてお祈りを捧げました。続いて、みちのく駅の休憩所で簡単な昼食をして、待ち合わせていたSS氏と会い、彼の案内で室蘭市の彼の父・SN氏と合流し、それから皆で四三年前に私からバプテスマを受けた、彼の母・SF姉を洞爺湖町の病院に訪ねました。SF姉は脳梗塞で寝たきり状態になり、ベッドに寝かせられておりました。口で喋ることは出来ませんが、耳では効くことは出来ますので、大きな声とゼスチャーで語ると頷いたり顔の表情を変えるのです。ベッドの後ろの開き戸に御主人のSN氏の手書きのメモが目に付きました。それには、この日に愛媛県今治市の私と苫小牧市のTR姉が「お見舞いに来られます。五月二三日(木) Nより」とありました。即ち、五〇日も前から私たちの来訪を待っていたと言うことです。心からのお祈りを捧げさせて頂きました。

写真説明:講演会出席者

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
facebook
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