2018年7月 アーカイブ
2018年7月27日 12時16分53秒 (Fri)
アーミッシュの奇跡 その二 銃乱射殺人犯を赦す
二〇〇六年一〇月二日、アメリカのペンシルベニア州ニッケル・マインズ近くのアーミッシュの学校で銃の乱射事件が起こりました。外部から男が侵入し六歳から一三歳までの女生徒のみを狙い、五人を射殺し、もう五人に重傷を負わせ、犯人自身も自殺しました。これはあってはならない悲惨な事件ですが、驚くべきことに、被害者の家族は事件直後に殺人犯を赦したと言うのです。この感動的な実話が『アーミッシュの赦し』として日本語でも出版され、読者が感想を述べています。その事件が起きた後、アーミッシュの人々が次々に犯人の家族の家を訪問し、犯人の妻と二人の子供を気遣い、赦しと慰めの言葉をかけ、花や食事、更に見舞い品を置いて帰ると言うのです。又、自分の子供の埋葬を終えた被害者の親たちも犯人の葬儀に出向き、お悔やみの言葉を述べて抱擁したそうです。こういう考えられないような光景を目撃した人は、「奇跡を見ているんじゃないかと思いました」と回想しています。しかも、そればかりではなく、夫を亡くして収入の無くなった犯人の妻と子供に経済的支援までしたのです。ですから、この残虐な事件は世界を駆け巡り人々に大きな衝撃を与えたのですが、それ以上に人々は被害者家族が犯人家族に対して取った態度に驚愕したのです。では、何故、アーミッシュの人々はこのような態度を取ることが出来るのでしょうか。彼らは、「他者を赦す者だけが神から赦される」という信念を持っていると言うのです。彼らは、赦しについて二つのことを確信しています。先ず、神に赦されるか否かは他者をどれだけ許すかにかかっている。もう一つは、加害者を赦すのは簡単ではない、だからこそ自分自身も許しを実践するために多大な努力をし、子供たちにも教えると言います。新約聖書のマタイによる福音書六章一四、一五節でイエス・キリストは次のように語っておられます。「もしも、あなたがたが、人々のあやまちをゆるすならば、あなたがたの天の父も、あなたがたをゆるして下さるであろう。もし人をゆるさないならば、あなたがたの父も、あなたがたのあやまちをゆるして下さらないであろう。」写真説明:学校校舎とパトカー
2018年7月20日 12時56分29秒 (Fri)
アーミッシュの奇跡 その一 電気なし、馬車の生活
アメリカのペンシルバニア州や中西部等を中心に全米に、又、カナダのオンタリオ州等に住むアーミッシュと呼ばれる人々が二〇万人以上いますが、彼らはドイツ系移民(ペンシルバニア・ダッチも含む)であり、キリスト教集団を構成しています。ドイツ系移民と一口に言いますが、出身地はスイス、フランス中東部のアルザス、ドイツ南西部のシュワーベンだそうです。彼らは移民当時の生活様式を堅持し、農薬や化学肥料を使用しない農耕や牧畜によって自給自足の生活をしていることで知られています。ドイツのマルチン・ルターによる宗教改革で従来の旧教から新教が誕生しますが、その後に新教の再組織があり、その中のルター派とツヴィングリ(スイスの宗教改革者)派から分かれてスイスのチューリッヒで生まれた一派が、後にドイツへ移住しました。この派は創始者のメノ・シモンズの名を取ってメノナイトと呼ばれるようになります。更に、メノナイトの一員であったヤコブ・アマンは、教会の純粋さを維持するため他のグループと離れもっと保守的な派を形成しましたが、この一派が彼の名前を取ってアーミッシュと呼ばれたと言う訳です。メノナイトとアーミッシュはライフスタイルが少々異なる一方で、基本的信条は同じなので、双方まとめてアーミッシュと呼ばれるそうです。さて、アーミッシュの生活様式には驚くことが多々あります。例えば、電気を使用しない、電話等の通信機器もありません。又、大家族主義で子供の数が多く、コミュニティは親密で互助的であり、家の新築の場合は親戚・隣近所が助け合って建てます。服装は非常に質素で、子供は多少は色のある衣服を用いますが、成人は決められた色のものしか着用せず化粧はしないと言うのです。移動も移民当時の馬車(バギー)です。子供の教育期間は八年で、それ以上の高等教育は知識が先行し、謙虚さを忘れ、神への感謝を失うとしています。二一世紀の科学文明時代に、アーミッシュのような純朴なクリスチャンがいることを知り感動を覚えます。「まず神の国と神の義とを求めなさい。」(新約聖書・マタイによる福音書六章三三節)写真説明:馬車で移動するアーミッシュの家族
2018年7月13日 14時37分20秒 (Fri)
骨:若さの門番
NHK総合テレビのスペシャル「人体 神秘の巨大ネットワーク 第三集 骨が出す!最高の若返り物質」(二〇一八年一月七日放映) は、これまでの人体の骨についての常識に加えて驚愕すべき新事実を提供していました。人間は生まれた時には約三百個の骨があり、成長に伴って連結し、成人になると約二百個になるとされています。骨の役割としては、体を支える(支持)、体を動かす(運動)、内臓を守る(保護)、脂肪等を保存すること(貯蔵)は従来から知られていました。しかし、これらの物理的機能の他に、実は骨には頭脳的機能があることが発見されたのです。これまでは、脳から体の各部に指令(メッセージ)が送られているとされていましたが、それと共に骨から、メッセージ物質が脳に送られていることが分かったのです。そして、そのメッセージが脳から全身に送られると言うのです。ですから、骨が弱ると脳からのメッセージが減り、様々の老化現象が起こることになります。即ち、骨からのメッセージ物質は、記憶力、免疫力、筋力、精力の増強を促しているのです。従って、骨は若さを司る臓器なのです。人間の骨は三~五年で入れ替わるそうです。骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と診断される場合、骨量が少ないとか、骨密度が低い、いわゆる骨がすいている状態にあると言う訳ですが、このようになると転びやすくなり、その結果は骨折(疲労骨折)する危険性が高まります。これらのそもそもの原因は、新しい骨が作られていないからです。つまり、骨細胞が増殖していないのです。では、どうすれば骨を健全に保ち、強くすることが出来るのでしょうか。骨の成分であるカルシウム等を食物から十分に取ることは勿論ですが、それだけではないのです。驚くべきことですが、骨自身が骨の量をコントロールしている物質を特定出来たと言うのです。骨の細胞には骨量を増す骨芽細胞と骨からカルシウム等を放出するために骨細胞を壊す破骨細胞があり、この双方がバランスを取って機能する必要があり、そのために必須なのが骨に適度の衝撃を与える運動をすることが分かったのです。しかし、私が更に驚いたのは、旧約聖書のヨブ記二〇章一一節には、「その骨には若い力が満ちている、しかしそれは彼と共にちりに伏すであろう」と書かれてあり、今から三千五百年前に既に「骨に若い力」があることが明言されていたことです。
2018年7月6日 18時00分59秒 (Fri)
骨:ドライボーンズ
昭和六〇年度(一九八五年)HHK全国学校音楽コンクール小学校の部で、東京都台東区立金竜小学校が最高の金賞に輝きました。コンクールでは課題曲と自由曲があり、同小学校の自由曲は黒人霊歌の「ドライ・ボーンズ (Dry Bones) 」(三部合唱)でした。その歌詞の一部は次のように大変興味深い内容です。「つなげてできる ドライボーンズ わたしたちのほね ドライボーンズ つなげてできる ドライボーンズ お祈りしてから つなげてできる ドライボーンズ さあじゅんにつないで ドライボーンズ たちあがるための ドライボーンズ さあじゅんにつないで ドライボーンズ お祈りしてから 指骨のつぎは踵骨 踵骨の次は頚骨 頚骨の次は腓骨 腓骨の次は膝蓋 膝蓋の次は大腿骨 大腿骨の次は坐骨 坐骨の次は脊柱 脊柱の次は胸骨 胸骨の次は頚椎 頚椎の次は頭蓋骨 お祈りしてから さあこれで歩ける ドライボーンズ いつでも歩ける ドライボーンズ さあこれで歩ける ドライボーンズ お祈りしてから」コンクールに出場する児童たちは歌詞を暗記していますが、この歌には大人でも難しい身体の骨の名前が列挙されています。黒人霊歌とは、アメリカで奴隷として農場等で働かせられていた黒人たちが、その心情を神に吐露した魂の歌であると言えます。そして、その歌詞の内容はしばしば聖書から取られています。「ドライ・ボーンズ」も旧約聖書のエゼキエル書三七章に見出せます。「彼はまたわたしに言われた、『これらの骨に預言して、言え。枯れた骨よ、主の言葉を聞け。主なる神はこれらの骨にこう言われる、見よ、わたしはあなたがたのうちに息を入れて、あなたがたを生かす。わたしはあなたがたの上に筋を与え、肉を生じさせ、皮でおおい、あなたがたのうちに息を与えて生かす。そこであなたがたはわたしが主であることを悟る』。」(四~六節)ここで「彼」は神であり、「わたし」は預言者のことです。
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プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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