2018年5月 アーカイブ
2018年5月25日 18時13分59秒 (Fri)
過ちを他人に責任転嫁
午後三時の診察時間に間に合うように、ある医院へ行った時のことですが、患者数が少なく、待ち時間は少なく五分ほどで一階の診察室で診てもらえました。そして、一寸した治療を受けて、二階の処置室に案内され、寝台に寝かされました。そして、何を思ったのか、看護師の方は演歌を流し始めたのです。それで、私は違和感を覚え、やんわりと断りましたが、いっこうに止めようはとしません。それで、直接的に、私は讃美歌は聴きますが、演歌はどうもと言うのですが、やはり消しません。それで、更に止めてもらうように、私は瞑想してますのでと頼みましたが駄目でした。そこで、遂にあきらめました。じっとベッドに仰向けに寝たまま、三〇分は待たされました。やがて医師が現れ、処置は一〇分程で済みました。そして、再び一階の診察室で説明を受けて午後四時頃に終わり、支払いを待っていました。暫くして支払いも終わり、今度は薬を待っていました。ところが、いくら経っても呼び出しがないのです。それで、既に四時半になっていましたので、受付の窓口で聞きました。すると、若い事務員が出て来て、処方箋を出していますので、薬局に行って下さいと言うのです。それならそうと、なぜ早く言わないのかと、文句を言いました。確かに、以前にも薬局で薬を買ったことがありますが、その時にはちゃんと薬局の案内の地図も渡され説明してくれました。それで、もっと患者を大事に、親切に扱うようにと進言しました。すると、驚いたことに、自分は説明した、聞こえなかったのではと、却って反論するのです。要するに、自分は悪くないと主張するのです。私たちのやり取りに驚いた年配の事務員が飛び出して来て、頭を下げて済みませんとひたすら謝るのです。それで、私も引き下がり、それ以上は事を荒立たさないで引き下がりました。私は自分の言動を顧みて感じたのですが、私が文句を言った背景には、処置のためにベッドで長々と、不快な演歌を聞かせながら待たされたことに対する不満があったかと思います。ある意味で、それを不親切な事務員にぶつけたのかも知れません。私たち人間は皆、大なり小なり、自分の過ちを認めたがらず、出来れば他人にそれを転嫁するという傾向を持っています。いわゆる、責任転嫁です。自分の過ちを認めれば、後で損をするという自己防衛の本能があるのだと思います。この人間の性質、聖書ではそれを罪と呼ぶわけですが、今、日本の政界で、経済界で、教育界で、芸能界で、その他のあらゆる分野で横行しているのではないでしょうか。新約聖書・ヨハネの第一の手紙三章四節に、「すべて罪を犯す者は不法を行う者である。罪は不法である」とありますが、確かに過ちは道理、法にかなっていません。
2018年5月18日 14時50分53秒 (Fri)
聖書とシルクロード:日本の鎖国から開国へ その五
日本国内で本格的に聖書翻訳を開始した宣教師たちは、米国長老教会からのジェームス・カーティス・ヘボン(一八一五~一九一一)、米国オランダ改革派教会からのサミュエル・ロビンス・ブラウン(一八一〇~八〇)、米国北部バプテスト派からのジョナサン・ゴーブル(一八二七~一八九八)の三人でした。彼らは三人とも来日前に海外で訳された日本語聖書と出会っていたのです。ヘボンはギュツラフ訳「約翰福音之傳」を日本に持ち込んだ人物であり、ブラウンはマカオ滞在中にギュツラフの影響を受けていたと言うのです。ゴーブルは日本宣教の準備としてペリー艦隊で来日の折に、琉球でベッテルハイムの琉球訳の働きに感激していたそうです。そのゴーブルは貧困にもめげず一八七一年に『摩太(マタイ)福音書』を東京で出版しました。一方、ヘボンとブラウンは共に中国宣教の経験があり漢文を読めたので、和訳作業は漢訳聖書の読み下しから始め、一八六一年頃からマルコによる福音書に着手した結果、一八七二年に「新約聖書馬可傳」(マルコ伝)と「同約翰傳」(ヨハネ伝)を、一八七三年に「同馬太傳」(マタイ伝)を木版刷りで出版することが出来ました。当時は、まだキリスト教禁制下でしたので決死的翻訳と考えられます。この頃、即ち一八七二年九月二〇日に、日本で超教派による合同の第一回宣教師会議が横浜居留地三九番のヘボン宅で開催されました。その席上でヘボンは、共同で聖書を翻訳することを提案しました。その結果、各教派からブラウン、ヘボン、ダニエル・クロスビー・グリーン(アメリカン・ボード)、ロバート・サミュエル・マクレイ(米国メソジスト監督教会)、ネイサン・ブラウン(米国バプテスト教会)、ジョン・パイパア(英国聖公会宣教協会)とウィリアム・ライト(イギリス海外福音伝道会)の七名が選ばれ、一八七四年に「翻訳委員社中」が組織され新約聖書の翻訳に従事したのでした。つまり、これまでの日本語訳聖書は、いわば個人訳とも言うべきものでしたが、今回の翻訳は公共性を持つ権威ある共同訳聖書を目指したと言うことになります。 写真説明:ゴーブル(左)、ヘボン(中)、ブラウン(右)2018年5月11日 14時46分58秒 (Fri)
聖書とシルクロード :日本の鎖国から開国へ その四
琉球王国(正式には琉球国)は一四二九年から一八七九年の四五〇年間、総人口一七万にも満たない小王国でありながら、南方貿易の一翼を担って繁栄しておりました。さて、ギュツラフ訳で有名なカール・ギュツラフ(一八〇三~五一)に香港で学び敬服し、長男に「ギュツラフ」と命名したほどのバーナード・ジャン・ベッテルハイム(一八一一~七〇)は、禁教下の琉球国で宣教したのです。ハンガリー人の彼は英国人の妻の国籍に入った医師で、英国の琉球海運伝道会の命を受け、一八四六年五月一日に妻、子供三人を伴って那覇に着いたと言うのです。彼は迫害にもかかわらず、一八四七年に「ルカによる福音書」から始めて四福音書、「使徒行伝」及び「ローマ人への手紙」を琉球語に訳しました。しかし、琉球王国から退去を余儀なくされ、香港で一八五五年に「路加傳福音書」(ルカ伝)、「約翰傳福音書」(ヨハネ伝)、「聖差言行傳」(使徒行伝)、「保羅寄羅馬人書」(ローマ書)を出版しました。この時点では、彼は琉球語訳が日本本土の宣教に使用出来ると考えていたのですが、それは困難であると悟り、漢和対訳の新約聖書翻訳を企画し、一八五八年にイギリス聖書協会から漢和対訳「路加伝福音書」(ルカ伝)が出版され、明治初期の日本伝道で活用されたと言われています。こう言う訳で、現在の日本国領土内で聖書が和訳され、しかも現存している最初の聖書はベッテルハイム訳聖書と言うことになります。実は、ベッテルハイム訳聖書よりも先に日本で和訳された聖書があったと言われていますが、現存していないのです。キリシタン時代の初期にイエズス会士ファン・フェルナンデスは一五六三年頃までには、四福音書を翻訳しましたが火災で原稿が焼失したそうです。その後、ルイス・フロイスが典礼用に四福音書の三分の一程度を訳す作業を続け、一六一三年頃までには京都でイエズス会が「新約聖書」全体を出版したと言うのですが現存していません。写真説明:カール・ギュツラフ(1803~51) [左]とベッテルハイム(1811~70) [右](ウェブサイト「日本聖書協会聖書翻訳の歴史」より転載)
2018年5月4日 7時36分36秒 (Fri)
聖書とシルクロード:日本の鎖国から開国へ その三
徳川幕府(江戸時代)末期までにキリスト教伝道に来日したのは、一五四九年のスペイン人宣教師ザビエルを始め、ポルトガル人ガスパル・ビエラやルイス・フロイス、イタリア人グネッキ・ソルディ・オルガンティノ等のいわゆる旧教のカトリック教会の宣教師たちでした。当初の布教は南蛮貿易と密接な関係にあり、諸大名は貿易利益を得るために布教を保護したので、宣教師たちは大名を含む多くの人々を信者にすることが出来ました。又、宣教師たちは西洋の印刷術等の先進技術・文化を日本に伝えました。ところが、豊臣秀吉が一五八七年に伴天連(バテレン、司祭職)追放令、徳川家康が一六一三年に切支丹禁令高札、そして徳川家光が一六三九年に鎖国令を発布したのでした。その鎖国は一八五四年の日米和親条約により終焉となり、一八五八年の日米修好通商条約締結による米国との交易を契機に、米国よりプロテスタント宣教師が来日することになります。一八五九年には、米国聖公会(監督派教会)のJ・リギンス、同派C・ウィリアムズが長崎へ、米国長老教会のJ・C・ヘボン(医師)が神奈川へ、アメリカ・オランダ改革派教会のサムエル・ロビンズ・ブラウンとデュアン・B・シモンズ(医師)は神奈川へ、グイド・ヘルマン・フリドリン・フルベッキは長崎へ派遣されました。一八六三年にクララ・ヘボン夫人が横浜に私塾を開き、クララが英語を、ヘボンが医学を教えました。これが、後のミッションスクールとして知られる明治学院とフェリス女学院の源流となるのです。一八七二年にはアメリカ・オランダ改革派教会のジェームス・ハミルトン・バラを中心に日本基督公会の横浜海岸教会が創立されました。明治新政府は欧米列強からの強い要求により、一八七三年に切支丹禁令高札を撤廃しましたが、これ以後、プロテスタントの宣教活動は益々活発化することになります。一八七五年にはアメリカ帰りの新島襄のミッションスクール同志社が京都に創立されました。こうした経緯を振り返る時に、日本の近代化が如何に貿易を媒体としていたか、つまり脈々と続く海と陸のシルクロードを経て達成されたかを理解することが出来ます。写真説明: ヘボン宣教師夫妻(ウェブサイト「On The Bluff 」より転載)
- 水曜聖書講座
- 世界総会総理安息日礼拝説教(和訳) GC President Sermon
- 安息日礼拝説教(音声) Sabbath Sermon (Voice)
- ブログ 毎週更新 Blog Weekly
- アルバム 静画 Album Photo
- アルバム 動画 Album Movie
- 本の紹介 1 Book 1
- 本の紹介 2 Book 2
- 本の紹介 3 Book 3
- 本の紹介 4 Book 4
- 本の紹介 5 Book 5
- 本の紹介 6 Book 6
- 本の紹介 7 Book 7
- 本の紹介 8 Book 8
- 本の紹介 9 Book 9
- 本の紹介 10 Book 10
- 日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
- アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
- 北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
- 新聞掲載記事 News Articles to Papers
- 英文雑誌掲載記事 Articles to English Magazines
- English Article 1
- English Article 2
- English Article 3
- フリーページ 日本語 1 Japanese Article 1
- フリーページ 日本語 2 Japanese Article 2
- フリーページ 日本語 3 Japanese Article 3
- フリーページ 日本語 4 Japanese Article 4
- フリーページ 日本語 5 Japanese Article 5
- フリーページ English Article 1
- フリーページ English Article 2
- フリーページ English Article 3
- 論文 1 English Thesis
- 論文 2 English Dissertation
- 論文 3 日本語 Japanese Thesis
- 論文 4 日本語 Japanese Thesis
- 掲示板 Bulletin Board
- リンク Link
- フリーページ
プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
- http://www.facebook.com/home.php?clk_loc=5#!/profile.php?id=100001267058201
日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
新聞掲載記事 News Articles to Papers
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
カテゴリー
アーカイブ
携帯用QRコード
- 水曜聖書講座
- 世界総会総理安息日礼拝説教(和訳) GC President Sermon
- 安息日礼拝説教(音声) Sabbath Sermon (Voice)
- ブログ 毎週更新 Blog Weekly
- アルバム 静画 Album Photo
- アルバム 動画 Album Movie
- 本の紹介 1 Book 1
- 本の紹介 2 Book 2
- 本の紹介 3 Book 3
- 本の紹介 4 Book 4
- 本の紹介 5 Book 5
- 本の紹介 6 Book 6
- 本の紹介 7 Book 7
- 本の紹介 8 Book 8
- 本の紹介 9 Book 9
- 本の紹介 10 Book 10
- 日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
- アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
- 北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
- 新聞掲載記事 News Articles to Papers
- 英文雑誌掲載記事 Articles to English Magazines
- English Article 1
- English Article 2
- English Article 3
- フリーページ 日本語 1 Japanese Article 1
- フリーページ 日本語 2 Japanese Article 2
- フリーページ 日本語 3 Japanese Article 3
- フリーページ 日本語 4 Japanese Article 4
- フリーページ 日本語 5 Japanese Article 5
- フリーページ English Article 1
- フリーページ English Article 2
- フリーページ English Article 3
- 論文 1 English Thesis
- 論文 2 English Dissertation
- 論文 3 日本語 Japanese Thesis
- 論文 4 日本語 Japanese Thesis
- 掲示板 Bulletin Board
- リンク Link
- フリーページ
