2017年10月 アーカイブ
2017年10月27日 13時12分33秒 (Fri)
聖書と神道:ヘブライ語と日本の国歌 その三
では、全体の文脈から言えば、「コケ・ノ・ムスマデ」は、どちらの解釈を選ぶべきなのでしょうか。「日本とユダヤのハーモニー」の発信者は、両者の解釈が可能であるとしています。前者を選べば、「神が御顔を見せてくださり、全地が鳴り響く」となります。又、後者を採択すれば、「神が御顔を見せてくださり、全地が滅びる」となります。ここで、「君が代」の歌詞をヘブライ語に置き換えた場合の意味をまとめると次のようになります。「神よ、立ち上がり、来てください!シオンの民、神のシオンの民よ。残りの民は喜び、救い給え(と神に願う)、神が御顔を見せてくださり、」「全地が鳴り響く」又は「全地が滅びる」です。一見したところでは、「鳴り響く」と「滅びる」は無関係のようですが、旧約聖書の最後の書であるマラキ書四章五、六節にヒントになる言及があります。「『見よ、主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなたがたにつかわす。彼は父の心をその子供たちに向けさせ、子供たちの心をその父に向けさせる。これはわたしが来て、のろいをもってこの国を撃つことのないようにするためである』。」ここで神である主は、預言者マラキに「主の大いなる恐るべき日」、即ち「わたしが来て、のろいをもってこの国を撃つ」日、換言すれば「全地が滅びる」前に、「預言者エリヤをあなたがたにつかわす」と語っておられます。それは、「父の心をその子供たちに向けさせ」るため、つまり「シオンの民」に「神が御顔を見せてくださり」、又「子供たちの心をその父に向けさせる」ため、換言すれば「シオンの民」が神である主に心を注ぎ、結果として救われるためなのです。イエス・キリストは、「天地は滅びるであろう。しかしわたしの言葉は滅びることがない」と語っておられます。(新約聖書・マタイによる福音書二四章三五節)最後の裁きの日は文字通り「全地が鳴り響く」のです。「日本とユダヤのハーモニー」は「君が代」を次のように意訳しています。「神よ、立ち上がって、来て下さい シオン、神の選民! 残りの民は喜び、救いを待ち望みます! 神が御顔を見せてくださる すべての基はキリストにあり」
2017年10月20日 11時47分30秒 (Fri)
聖書と神道:ヘブライ語と日本の国歌 その二
「八千代に」は、ヘブライ語でも「ヤチヨニ」であり、先の「チヨニ」に神を意味する「ヤ」が加わっているだけで、「神のシオンの民」を意味します。「シオンの民」とは神が選ばれた民ですので「神の選民」とも言えます。「さざれ」は、ヘブライ語の「喜ぶこと」を意味する「サッサ」と、「残りの民」「生き残る」を意味する「サリー(ド)」の合成語「サッサ・サリー」、「サッサリー」から成り、それが訛って「サザレ」と読まれるようになったと言うのです。「石の」については、ヘブライ語では「イシ・ノ」であり、「イシ」は「救い」を意味する「ヤシャ」又は「イェシャ」、そして「ノ」は祈りの願いを込めた感嘆詞「ナ」を語尾に加えたと言うのです。すると、「ヤシャナ」又は「イェシャナ」となりますが、それらが訛って「イシナ」、「イシノ」に変化したとされています。ですから、「イシノ」は「救い給え!」と言う意味になります。「いわおとなりて」の「いわお」は漢字で「巌」ですが、この句はヘブライ語では「イワ・オト・ナリテ」と三区分すると理解が易しいと思われます。「イワ」は、「神である主」を意味するアルファベットのYHWHを「ヤハウェ」と読む他に、任意の母音を付けて「イワ」と発音したものだとしています。「オト」は、「私に」を意味する「オティー」が語源だと考えられ、それが訛って「オト」になったと言うのです。「ナリテ」は、「見せた」を意味する「ニラタ」が訛って変化した言葉としています。すると、「イワ・オト・ナリテ」は「神が私に見せてくださる」と言う意味になります。最後の句である「こけのむすまで」は、漢字表記を含むと「苔の蒸すまで」となります。「苔の」は、ヘブライ語では「コケ・ノ」と二区分され、「全部」「すべて」を意味する「コル」と、「基礎」「台」を意味する「カル」から成立していると言うのです。二つを合わせると「コカノ」、更に「コケノ」と変化し、その意味は「すべての基礎」「全地」となります。そして、最後の言葉の「むすまで」は、「語られる」「鳴り響く」を意味する「ムシュマット」、或いは「破壊」「破滅」を意味する「ムシュマッド」のどちらかだと言うのです。前者だと、「こけのむすまで」は「全地に鳴り響く」、後者だと「全地が滅びる」と言う意味になります。
2017年10月13日 10時26分57秒 (Fri)
聖書と神道:ヘブライ語と日本の国歌 その一
日本の国歌である「君が代」は、一〇世紀に編纂された『古今和歌集』の中にある短歌の一つに由来していると言われています。但し、出だしは「君が代は」ではなく「我が君は」であり、それが今日のように「君が代は」になったのは一一世紀編纂の『和漢朗詠集』の一写本によるそうです。歌詞の「君」とは天皇のことですが、明治維新後一八八〇年に、この歌に曲がつけられ国歌として扱われ、一九九九年に国旗及び国歌に関する法律で正式に国歌として採用されたと言うのです。ある人は、「君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりて こけのむすまで」を、「汝(なんじ)の治世が幸せな数千年であるように われらが主よ、治めつづけたまえ、今は小石であるものが 時代を経て、あつまりて大いなる岩となり 神さびたその側面に苔が生(は)える日まで」と意訳しています。つまり、日本の国歌は天皇の治世を奉祝する歌になっているのです。そして、天皇家の宗教は神道であり、特に第二次世界大戦中は国家神道となり、天皇は現人神(あらひとがみ)でありました。実は、聖書では神である主が岩に例えられています。「主のほかに、だれが神でしょうか。われらの神のほかに、だれが岩でしょうか。」(詩篇一八篇三一節)「わが岩、わがあがないぬしなる主よ、どうか、わたしの口の言葉と、心の思いが あなたの前に喜ばれますように。」(詩篇一九篇一四節)さて、ウェブサイト「日本とユダヤのハーモニー」によれば、「君が代」の音読の言葉はヘブライ語に置き換えられると言うのです。先ず、「君・が・代は」はヘブライ語では「クム・バ・ヨワ」であり、「クム」は「立つ」又は「起き上がる」を意味し、「バ」は「来る」「来た」を、「ヨワ」は「神である主」を意味するアルファベットのYHWHを「ヤハウェ」「ヤーウェー」と読んだのが訛ったと考えられます。従って、「君が代」とは「神よ、立ち上がり、来てください!」と言う切なる祈りの言葉になります。次の「千代に」は、ヘブライ語でも文字通り「チヨニ」であり、「シオニスト」を意味すると言うのです。この場合の「シオニスト」は、今日のシオニズムの信奉者ではなく、エルサレムを意味する「シオン」の「民」と言うことです。
2017年10月6日 11時39分10秒 (Fri)
聖書と神道:ヘブライ語と神輿を担ぐ掛け声
神社の神輿を担ぐ時に、人々は「ワッショイ、ワッショイ」とか、「セイヤ、ソイヤ」と勇ましく掛け声をかけます。では、「ワッショイ」にはどんな意味が込められているのでしょうか。「和を背負う」とかの諸説があるようですが、その中でもヘブライ語に由来する神に関係した言葉であると言う主張が最も納得できるような気がします。「ワッショイ」とは、ヘブライ語の三つの言葉から構成されていると言うのです。先ず「ワッ」は、「来る、到着する、帰る、実現する」を意味する「ヴァー」で分詞・能動態・男性・単数形です。(旧約聖書・創世記三三章一節参照)「ヴァー」は濁音でなく訛れば「ワッ」とも聞こえます。次の「ショ」は、「救い」を意味する「エイシャ」で男性名詞です。最後は、「神である主」を意味する「ヤハウェ」の短縮形「ヤーエ」です。この「ヤーエ」も訛って「ヨーエ」に、或いは「ヨーイ」になることも考えられます。そのように変化したとして三つの言葉を続ければ、「ワッ・ショ・ヨーイ」となり、「ワッショイ」と十分に聞こえると言う訳です。そして、この掛け声は「主の救いが来る」を意味しますので、神輿を担いでねり歩くのに最適であると言われています。それから、「セイヤ、ソイヤ」についてもヘブライ語から説明出来ると言うのです。「セイヤ」や「ソイヤ」は、「ワッショイ」の逆さ言葉ではないかと考えるのです。つまり、「ショイワッ」が訛って「セイヤ」、又は「ソイヤ」と変化したのではないかと言うのです。この場合も、「ヤ」は「神である主」を意味します。「セイヤ」の「セイ」は、「贈り物」を意味する「シャイ」の変化だとします。(旧約聖書・イザヤ書一八章七節参照)すると、「セイヤ」は「主への贈物」と言う意味になります。又、「セイ」は「小羊、羊、子やぎ、やぎ」を意味する「シェ」に由来するとも考えられます。(旧約聖書・出エジプト記一二章三節参照)この場合、「セイヤ」は「主への小羊」と言う意味になります。旧約聖書時代には、契約の箱が納められていた幕屋・聖所・神殿に神である主への贈り物、即ち小羊等が捧げられていました。それを彷彿させるように、幕屋・聖所・神殿に相当する神社の、そして契約の箱を示唆する神輿の担ぎ手たちが、「主への贈物、主への小羊」、即ち「セイヤ、ソイヤ」と叫ぶのは実にふさわしいことと言えましょう。
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プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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