2017年9月 アーカイブ
2017年9月29日 10時08分08秒 (Fri)
聖書と神道:ヘブライ語と日本の囃子詞
日本には囃子(はやし)詞(ことば)がありますが、その意味についてある辞典は次のように説明しています。「唄の掛け声の部分。唄の調子を整えたり,唄をひきたてたりするために歌詞に添えられる。今は意味が不明になったものが多い。」この定義で注目したいのは、「今は意味が不明になったものが多い」と言う箇所です。確かに、多くの囃子言葉はそれらを発している者たちにも、聞いている者たちにも何の意味か理解出来ません。囃子詞を分析すると、「囃子(はやし)」と「詞(ことば)」になります。囃子についてある辞典は次のように解説しています。「日本音楽の用語。本来は歌唱において独唱者以外の者がはやしことばを斉唱すること。のちに打楽器と管楽器による効果音楽または伴奏音楽の意味にも用いられるようになったが、いずれにしても、ある場を引立ててにぎやかな雰囲気を与えることを目標として演奏されることをいう。」つまり、囃子とは独唱者を盛り立てるために周囲の者が言葉や楽器の音を出すことです。詞は、「ことば。文章や詩歌。また、特に、歌詞」と定義されています。さて、囃子詞に関して非常に興味深い解釈があります。ウェブサイト「日本とユダヤのハーモニー」の発信者は、古代に於いて日本人とユダヤ人との間には接点があったという事例を多数紹介しています。そして、囃子詞はヘブライ語と関連があるとしているのです。ヘブライ語に「ヤシャ」又は「ハヤシャ」と言う言葉があり、その意味は「ストレート、ダイレクト」なのです。そして、「書き物」を意味する「カティーバ」、「書くこと」を意味する「カタブ」、「文字列」を意味する「カティーブ」と言う単語があり、これらはいずれもKTBと言う子音によって構成されています。この二つのヘブライ語を合わせると「ハヤシャ」「カタブ」となり、聞き様によっては「ハヤシ」「コトバ」となる可能性があります。更に、それらの合成語の意味は「ストレート」「文字列」となり、「率直なお知らせ」と考えられます。このように、漢字の囃子詞の読み方や、又、その意味の双方に於いてもヘブライ語の影響が見られると言うのです。そして、日本民謡の意味不明の囃子詞はヘブライ語で解明されるとしています。
2017年9月22日 13時24分10秒 (Fri)
聖書と神道:「ユダヤ人の王ナザレのイエス」と「稲荷」
井上光満郎著『秦河勝』によれば、史実としては、秦河勝は六世紀後半頃に京都の地方豪族である秦氏一族のもとで生まれ、七世紀前半までを生きた人物であるとしています。さて、全国にある稲荷神社ですが、発祥の地は京都の稲荷伏見大社です。同書は、『風土記』の資料から稲荷神社(伏見稲荷大社)は伊呂具秦公によって創建されたと書いています。さらに、「稲荷神社」の由来を次のように述べています。「伊呂具秦公(いろぐのはだのきみ)、稲梁(いね)を積みて富裕あり。すなわち餅を用いて的と成さば、化して白鳥と成り、飛び翔けり山の峰に居れり。伊禰奈利生(いねなりお)い、遂に社の名と為す。」つまり、稲作によって富を築いたことを感謝して神社を建てたと言うことです。この秦氏の伊呂具は七世紀後半の人物であると考えられています。つまり、秦河勝と伊呂具秦公は同時代に生きた人物であり、同じ秦氏であったと言うことになります。
実は、秦氏はキリスト教を信奉する渡来人であったと言われています。イエス・キリストが十字架の刑にかけられた事件に関連して、新約聖書のヨハネによる福音書一九章一九節は、「ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上にかけさせた。それには『ユダヤ人の王、ナザレのイエス』と書いてあった」と記録しています。ケン・ジョセフ父子によれば、ラテン語の Jesus Nazarenus, Rex Iudaeorm (ユダヤ人の王ナザレのイエス)の頭文字をとると JNRI になります。十字架に付けられたイエス・キリストの頭上に書かれた罪状書きの省略文字 JNRI の最初のアルファベット J が I となれば、INRI となります。もし、JNRI を INRI と書くこともあるとすれば、稲荷をアルファベットで書いた INaRI とaを除いて同じになります。これは、ただの偶然でしょうか。その一方で、稲荷は実は隠語であって、本当のところは中国で流行した景教、すなわちキリスト教を意味している可能性があると考えられるのです。
江戸時代の学者・松浦静山は『甲子(かっし)夜話(やわ)』の中で、群馬県上野村の多胡(たご)羊(ひつじ)太夫(だゆう)の碑文に和銅四(七一一)年三月の年号と JNRI という文字と、その下に十字架が書かれた古代碑文があった話を書いているそうです。こういうわけで、秦氏一族、そして河勝や伊呂具は、公的には出来ないキリスト教の布教を、稲荷神社を通して密かにしていたのではないでしょうか。
実は、秦氏はキリスト教を信奉する渡来人であったと言われています。イエス・キリストが十字架の刑にかけられた事件に関連して、新約聖書のヨハネによる福音書一九章一九節は、「ピラトは罪状書きを書いて、十字架の上にかけさせた。それには『ユダヤ人の王、ナザレのイエス』と書いてあった」と記録しています。ケン・ジョセフ父子によれば、ラテン語の Jesus Nazarenus, Rex Iudaeorm (ユダヤ人の王ナザレのイエス)の頭文字をとると JNRI になります。十字架に付けられたイエス・キリストの頭上に書かれた罪状書きの省略文字 JNRI の最初のアルファベット J が I となれば、INRI となります。もし、JNRI を INRI と書くこともあるとすれば、稲荷をアルファベットで書いた INaRI とaを除いて同じになります。これは、ただの偶然でしょうか。その一方で、稲荷は実は隠語であって、本当のところは中国で流行した景教、すなわちキリスト教を意味している可能性があると考えられるのです。
江戸時代の学者・松浦静山は『甲子(かっし)夜話(やわ)』の中で、群馬県上野村の多胡(たご)羊(ひつじ)太夫(だゆう)の碑文に和銅四(七一一)年三月の年号と JNRI という文字と、その下に十字架が書かれた古代碑文があった話を書いているそうです。こういうわけで、秦氏一族、そして河勝や伊呂具は、公的には出来ないキリスト教の布教を、稲荷神社を通して密かにしていたのではないでしょうか。
2017年9月15日 10時58分43秒 (Fri)
聖書と神道:カトリック教会の祭服と神職の正服
キリスト教の最大の教派であるローマ・カトリック教会では、典礼(てんれい)と言って儀式を行う時に祭司や助祭が着用する特別な衣装を祭服と呼んでいます。ローマの教会が支配権を持つ五世紀頃に正式な祭服が作り始められたそうです。第二バチカン公会議(一九六二~一九六五年)後の典礼刷新によって、それまでの派手な衣装や不要な物が廃止され、簡素化されて現在のような祭服になったと言うのです。その祭服は、アルバ(ラテン語で「白い」の意味)と呼ばれる全身をすっぽりと覆う白い布の長服を着ます。アミクトゥスと呼ばれる首回りと肩を覆う四角い布を身に付けます。アルバの長さを調節し、又、その形を整えるチングルムと言う腰帯を締めます。カズラ(ラテン語で「小さな家」の意味)と呼ばれ、アルバの上に着る袖のない上祭服があります。そして、司教や司祭の固有の地位を示す首から掛ける細長い帯状の物をストラと言うそうです。ところで、典礼の種類によってカズラとストラの色が異なるそうです。白は神の栄光、勝利、復活、喜び、清らかさの象徴であり、降誕節、復活節、聖母や天使の祝日、洗礼、堅信式、結婚式用です。赤は火と血を意味し、受難の主日、聖霊降臨、聖金曜日、殉教者の祝日用です。緑は新芽の色で希望、堅実さ、忍耐を表わし、祝祭日でない年間主日用です。紫は回心、節制、悲しみを表わす色で、待降節、四旬節用です。又、死者の典礼にも使用するとのことです。以前は死者のための黒の祭服もあったようですが、死後の復活の信仰を強調するため、葬儀は白か紫を用いるようになったそうです。さて、神職が大祭に着用する正装である正服(せいふく)にも色の種類がありますが、この場合には神職の階級の相違を示しているそうです。袍(ほう)に関して言えば、黒(特級・一級)、赤(二級上・二級)、緑(三級・四級)、袴(はかま)では白地に白八藤紋(特級)、紫地に白八藤紋(1級)、紫地に薄紫八藤紋(2級上)、紫(2級)、浅葱(あさぎ)(3級・4級)と言うことです。カトリック教会の祭服と神職の正服を比較して気が付くことは、浅葱(薄い藍色)は別にしても、双方に白・赤・緑・紫・黒の五色が共通していることです。写真説明:祭服のカズラ<ウェブサイト「河原町カトリック教会」>(上)と神職の正服<ウェブサイト「寒川神社を応援するブログ」より転載>(下)
2017年9月8日 12時46分03秒 (Fri)
聖書と神道:裾の紐
旧約聖書の民数記一五章三七~四〇節に、人々の衣服に関して非常に興味深い定めがあります。「主はまたモーセに言われた、『イスラエルの人々に命じて、代々その衣服のすその四すみにふさをつけ、そのふさを青ひもで、すその四すみにつけさせなさい。あなたがたが、そのふさを見て、主のもろもろの戒めを思い起して、それを行い、あなたがたが自分の心と、目の欲に従って、みだらな行いをしないためである。こうして、あなたがたは、わたしのもろもろの戒めを思い起して、それを行い、あなたがたの神に聖なる者とならなければならない。』」このように、主である神の戒めを思い起こすために、衣服の裾の四隅に青紐の房を付けるように言われています。モーセから約千四百年後のイエス・キリスト、律法学者、パリサイ人も、そのような衣服を着ていたことを次の聖句が示唆しています。「するとそのとき、十二年間も長血をわずらっている女が近寄ってきて、イエスのうしろからみ衣のふさにさわった。」(新約聖書・マタイによる福音書九章二〇節)「そのすることは、すべて人に見せるためである。すなわち、彼らは経札を幅広くつくり、その衣のふさを大きくし、」(同二三章五節)さて、神道の神職の衣装にも紐が見られるのです。神職の常装である狩(かり)衣(ぎぬ)(上衣)の裾に露紐があるのです。狩衣は、その名に由来するように昔の公卿が鷹狩りの際に着用したもので、活動に適していると言うのです。普段着姿の神職は、冠ではなく烏帽子(えぼし)をかぶり、狩衣と差(さし)袴(こ)を着用し、笏(しゃく)を携え、浅沓(あさぐつ)を履くそうです。そして、狩衣に袖(そで)括(くく)りの紐があるのです。これは年齢によって薄平(うすひら)(三四、三五歳まで)、厚細(あつぼそ)、左右縒(そうより)、籠括(こめくくり)(内側に縫い込み、先端の露先だけが外に見える)と細く地味になるそうです。この籠括の場合の露先が聖書に言及されている衣の房に相当します。注目したいのは、狩衣が神職の仕事着であると言うことです。つまり、神職が神の働きをする時に間違いのないように、丁度、イスラエルの人々が神の戒めを思い起して罪を犯さないために衣に紐の房を付けていたように、狩衣に露紐を付けていたに違いありません。写真説明::イエスの衣の紐に触れる女性<ウェブサイト"SlidePlayer"より転載>(上)と狩衣の露先<ウェブサイト「綺陽装束研究所」より転載>(下)
2017年9月1日 10時59分48秒 (Fri)
聖書と神道:白い衣
旧約聖書の歴代志上一五章二七、二八節に、契約の箱を担いだ人々は白い亜麻布の衣服を着ていたと書かれています。「ダビデは白亜麻布の衣を身にまとっていた。箱をかつぐすべてのレビ人、歌うたいたち、荷物係長ケナヌヤ、歌うたいたちも、同様であった。ダビデは亜麻布のエポデを着けていた。」(日本聖書刊行会、新改訳聖書)聖書の契約の箱に相当する神社の神輿を担ぐ人々も白衣です。新約聖書にイエス・キリストの衣の変貌の記事があります。「六日ののち、イエスはペテロ、ヤコブ、ヤコブの兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。」(マタイによる福音書一七章一、二節)又、イエス・キリストは救われる人々が白い衣を着ると預言しておられます。「勝利を得る者は、このように白い衣を着せられるのである。わたしは、その名をいのちの書から消すようなことを、決してしない。また、わたしの父と御使たちの前で、その名を言いあらわそう。」(ヨハネの黙示録三章五節)更に、救われた人々に関して次のような描写があります。「その後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、数えきれないほどの大ぜいの群衆が、白い衣を身にまとい、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立ち、大声で叫んで言った、『救は、御座にいますわれらの神と小羊からきたる』。」(同七章九、一〇節)実は、イエス・キリストも白衣を着る大祭司です。(ヘブル人への手紙九章一一節参照)さて、神職の礼装の斎服(さいふく)は純白・無紋であると言うのです。色や紋の付いた衣冠は元は官僚公卿の装束であり、斎服は純粋に神職の神事専用だそうです。なお、斎服は正装としても代用できると言われています。神職の服装の基本色は白ですが、袴に色の違いがあるのは職階のためだそうです。五階級あり、下から浅葱色(水色)、紫、紫に薄紫の紋、紫に白の紋、そして白に白の紋だと言うのです。ですから、白は上位を意味します。伊勢神宮の全ての神職の服装が白いのは、上下の身分を認めない方針によるそうです。写真説明:イエスの衣の変貌<ウェブサイト”GOT THOUGHTS?”>(上)と神職の斎服<ウェブサイト「西野神社社務日誌」より転載>(下)
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プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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