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2017年5月 アーカイブ

2017年5月26日 10時19分42秒 (Fri)

聖書と神道:贖罪の日と大祓

聖書と神道:贖罪の日と大祓 旧約聖書のレビ記二三章二六~二八節に贖罪(しょくざい)の日についての記事があります。「主はまたモーセに言われた、『特にその七月の十日は贖罪の日である。あなたがたは聖会を開き、身を悩まし、主に火祭をささげなければならない。その日には、どのような仕事もしてはならない。これはあなたがたのために、あなたがたの神、主の前にあがないをなすべき贖罪の日だからである。すべてその日に身を悩まさない者は、民のうちから断たれるであろう。』」神は預言者モーセを通して民に年毎に七種類の祭を開催するように詳細な規定を与えられました。その一つがイスラエル神聖歴の七月一〇日に定められた贖罪の日です。この日は年毎の安息日であり、大祭司が一年分の民のすべての罪を清めるために、特別な働きをしました。これらの規定はレビ記一六章に細かく書かれています。例えば、大祭司の衣服について、「聖なる亜麻布の服を着、亜麻布のももひきをその身にまとい、亜麻布の帯をしめ、亜麻布の帽子をかぶらなければならない。これらは聖なる衣服である。彼は水に身をすすいで、これを着なければならない」(四節)とあります。さて、この贖罪の日と実によく似た神事が日本の宮中と全国の神社で実施されているのが大祓(おおはらえ)です。祓いの歴史は古墳時代中期に遡るようですが、大祓は持統天皇の時代(六八〇年代)から行われ、大宝律令(七〇一年)によって正式に宮中の行事となり、毎年六月の晦日でありました。それが、天武天皇の時代に六月と一二月の晦日、即ち六月三〇日と一二月三一日と年に二回実施されるようになったので「二季の祓」とも称せられるそうです。この大祓式では約九百字の漢字から成り立つ大祓(おおはらえの)詞(ことば)が唱えられます。大祓のそもそもの意味は、神に近づくために不可欠な心身浄化の儀式だと言うのです。人は日常生活の中で無意識のうちにも罪を犯し、穢(けがれ)に触れてしまうので半年に一度は心身を清めると言うのです。つまり、万民の罪穢(つみけがれ)を祓除(ばつじょ)するお祓い行事です。なお、大祓では神主は浄(じょう)衣(え)と言う白い装束を着装しますが、贖罪の日の大祭司の白い「聖なる亜麻布の服」に通じています。こう言うわけで、大祓は贖罪の日の日本版であると言えましょう。

写真説明:贖罪の日<ウェブサイト“principlesforlifeministries”より転載>(上)の大祭司と大祓<ウェブサイト「広島護国神社」より転載>(下)

2017年5月19日 11時24分50秒 (Fri)

聖書と神道:ヒソプと大幣

 旧約聖書の出エジプト記一二章二二節で、モーセは神からの指示を民に次のように伝えています。「また一束のヒソプを取って鉢の血に浸し、鉢の血を、かもいと入口の二つの柱につけなければならない。朝まであなたがたは、ひとりも家の戸の外に出てはならない。」これはイスラエルの民が出エジプトする時に、「一束のヒソプ」に過越の小羊の血を浸して家の鴨居と両柱に塗るようにとの神の御命令です。ヒソプで血塗られた家の住民は守られ救われました。又、旧約聖書・レビ記一四章には、ハンセン病の清めの儀式が詳細に説明されていますが、ここではヒソプが清めの道具として登場しています。(四、六、四九、五一、五二節参照)更に、旧約聖書・民数記一九章六、一八節にもヒソプが言及されていますが、ここでも清めの儀式と関係して使用されています。詩篇五一篇七節もそうです。「ヒソプをもって、わたしを清めてください、わたしは清くなるでしょう。わたしを洗ってください、わたしは雪よりも白くなるでしょう。」ある聖書辞典によれば、ヒソプの学名はマヨラナであり、唇形科(しんけいか)の多年生草本とされています。パレスチナの至る所の石垣や岩間に生育し、茎の高さが五〇~一〇〇センチになり、まっすぐで繊毛(せんもう)があり、五月から一〇月に白色の穂状花をつけるそうです。その花と葉には芳香があり、副食物や薬用として使用されると言うのです。又、その茎は束ねて灌水(かんすい)の用に当てられます。さて、神道では、神職が対象者・対象物の穢れを清める祓いの儀式で使用する道具の一つに大麻(おおぬさ)(大幣(おおぬさ))があります。これは榊(さかき)の枝、又は白木の棒の先に紙(し)垂(で)(特殊な切り方をして折った和紙)や麻苧(あさお)(植物の麻や苧(からむし)の繊維で作った糸)をつけたものです。神職は祭典・神事に参列する人々や神に捧げられる物等に向かって、大麻で左・右・左へと振って祓いをします。聖書ではヒソプという植物の茎を束ねた道具で、神道では大麻の繊維で作った糸を束ねた大幣で、清めの儀式をすると言う類似は偶然ではないと思います。又、双方の祭具の色が白を基調としているのも見逃せません。ヒソプは白い花を咲かせ、大幣は白い麻糸か白い紙を使用しています。これも、神道のルーツ(出所)は聖書にあることを示唆しています。

2017年5月12日 10時45分44秒 (Fri)

聖書と神道:塩による身の清めと禊 

 塩には殺菌・浄化・再生等の効能があるようです。旧約聖書のレビ記二章一三節で主である神はモーセに対して、幕屋(聖所)の供え物について次のように命じておられます。「あなたの素祭の供え物は、すべて塩をもって味をつけなければならない。あなたの素祭に、あなたの神の契約の塩を欠いてはならない。すべて、あなたの供え物は、塩を添えてささげなければならない。」素祭とは、同記同章一節に「人が素祭の供え物を主にささげるときは、その供え物は麦粉でなければならない。その上に油を注ぎ、またその上に乳香を添え」とありますので、麦粉の供え物です。さて、ここで注意したいのは、素祭の供え物は「塩をもって味をつけ」とか、「塩を添えてささげ」と言われていることです。又、エゼキエル書一六章四節には誕生後の赤子に塩が使用されることが示唆されています。「あなたの生れについていえば、その生れた日に、へその緒は切られず、水で洗い清められず、塩でこすられず、また布で包まれなかった。」この聖句は望まれる状態の赤子でない場合を述べているのですが、その中に「水で洗い清められず、塩でこすられず」と言う表現が含まれています。ここから考えられるのは、塩には清めや再生の役割があると言うことです。更に、士師記九章四五節には、「アビメレクはその日、終日、町を攻め、ついに町を取って、そのうちの民を殺し、町を破壊して、塩をまいた」と記録されています。この場合も文脈から、敵を滅ぼして最後に塩をまいて清めた、けじめをつけたと言うことです。このように、聖書は塩には清めの意味があると教えています。そして、神道でも同様なのです。神社での神への供え物の基本は米、塩、水だと言われています。聖所では麦粉、神社では米と、主食の違いはありますが双方とも塩が添えられています。禊(みそぎ)の起源は伊弉諾(いざなぎの)尊(みこと)にあると先に書きましたが、彼が妻の伊弉冉(いざなみの)尊(みこと)がいる黄泉(よみ)の国から戻った時に自分の体の穢れを祓うために海水につかって禊を行ったのです。つまり、海水の塩で清めたと言うのです。黄泉から此の世への生還は「黄泉がえり」、即ち「蘇り」であり、再生であると言うのです。従って、神道でも塩には清めと共に再生の力があると考えられています。

2017年5月5日 10時17分14秒 (Fri)

聖書の「枯れた骨」と神道の「気が枯れる」

 旧約聖書のエゼキエル書三七章は「枯れた骨の幻」として知られていますが、主である神と預言者エゼキエルとの間の非常に興味深い対話と出来事が記録されています。谷にあった沢山の枯れた骨が、神による奇跡によって再び生きた者になると言う内容です。同章三~五節に次のように書かれています。「彼はわたしに言われた、『人の子よ、これらの骨は、生き返ることができるのか』。わたしは答えた、『主なる神よ、あなたはご存じです』。彼はまたわたしに言われた、『これらの骨に預言して、言え。枯れた骨よ、主の言葉を聞け。主なる神はこれらの骨にこう言われる、見よ、わたしはあなたがたのうちに息を入れて、あなたがたを生かす。』」ここで注目したいのは、先ず「枯れた骨」ですが、同章一一節で神はエゼキエルに次のように説明しておられます。「人の子よ、これらの骨はイスラエルの全家である。見よ、彼らは言う、『われわれの骨は枯れ、われわれの望みは尽き、われわれは絶え果てる』と。」つまり、骨とはイスラエルの国民のことです。人々は自分たちの「望みは尽き」「絶え果てる」状態を、「骨は枯れる」と表現しているのです。次に、神が「息を入れて、あなたがたを生かす」と言っておられますが、同章一四節で神は、「わたしがわが霊を、あなたがたのうちに置いて、あなたがたを生かし」と語っておられます。すなわち、「息」とは神の霊です。ですから、枯れた骨のように死んだ人でも神の霊によって新たに生き返ると言う意味です。さて、神道で祓いを行うと罪穢れが人から除去されるので清められるのだと言われます。その一方で、別の解釈も紹介されています。「穢れ」は仮名で書けば「けがれ」ですが、「け」は「気」であり、「がれ」は「かれ」即ち「枯れ」だと言うのです。「穢」の語源は「気が枯れる」だそうです。人は気が枯れると死んだも同然なので、祓いによって枯れた気を生気に満ち溢れた状態に蘇らせるのだと言うのです。この解釈は驚くほどエゼキエル書の記述と似ていないでしょうか。聖書では「枯れた骨」は神の霊によって復活し、神道では「枯れた気」は祓いで神の霊が呼び込まれて再生されると言うのです。この類似は、先に存在していた聖書の教えが神道に浸透したと思わざるを得ません。

2017年5月4日 10時21分00秒 (Thu)

Evangelistic Meetings in Matsuyama by Former PMM Missionary

Evangelistic Meetings in Matsuyama by Former PMM MissionaryAttendants of evangelistic meetings in the Matsuyama house church

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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