2016年1月 アーカイブ
2016年1月29日 11時03分33秒 (Fri)
聖書とシルクロード その一一 陸路・海路併用
新約聖書の中で宣教者として神に用いられ、著しく活躍した人物の一人がパウロです。パウロは、当時の交易路の陸路と海路の両方を駆使して、三度の計画的伝道旅行を遂行したことが新約聖書の使徒行伝の記録から確認できます。第一次伝道旅行は使徒行伝一三~一四章に書かれていますが、紀元四五~四七年に実施されています。同書一三章三節に、「そこで一同は、断食と祈とをして、手をふたりの上においた後、出発させた」とあります。バルナバとパウロの二人がシリヤのアンテオケから出発して海路を使って地中海北東にあるクプロ島を経て、ペルガに上陸し、陸路で各地を伝道し、再度ペルガに戻り、海路で直接アンテオケに帰っています。パウロとシラスによる第二次伝道旅行は使徒行伝一五~一八章に描写されていますが、紀元四九~五二年に挙行されています。同書一五章四〇節に、「パウロはシラスを選び、兄弟たちから主の恵みにゆだねられて、出発した」と述べられています。この時もパウロはアンテオケから出発していますが、先ず交易路の陸路を使って小アジアを西に向かってトロアスまで行き、そこから海路で対岸に渡り、陸路と海路を併用してギリシャ内を伝道し、ケンクレヤからは交易路の海路で小アジアのエペソを初めとする港町に寄港しつつ、カイザリヤに入港し、ここからは陸路で北上してアンテオケに戻っています。第三次伝道旅行は使徒行伝一八~二一章に詳細な記録がありますが、紀元五三~五八年のことです。同書一八章二三節に、「そこにしばらくいてから、彼はまた出かけ、ガラテヤおよびフルギヤの地方を歴訪して、すべての弟子たちを力づけた」と書かれています。パウロは三度目もアンテオケにから出発し、陸路を西へ進みトロアスまで行き、その後は海路と陸路を併用しつつギリシャ内を伝道した後に再度トロアスに戻り、ここからは海路で地中海の港町に寄港しつつツロに入港し、トレマイやカイザリヤに寄りつつエルサレムに到着しています。このように、パウロが頻繁に小アジア及びギリシャを精力的に伝道することができたのは、神からの宣教への直接的召命とそれに対する彼の燃えるような応答があったからであるのは言うまでもありませんが、それと共に地中海を含む西方のシルクロードが、当時整備され存在していたからだと言うことを忘れてはなりません。写真説明:パウロの旅(ウェブサイト「ウインディ ブログ」より転載)
2016年1月22日 10時16分34秒 (Fri)
聖書とシルクロード その一〇 個人的旅行
旧約聖書のネヘミヤ記には、当時のシルクロードが、貿易をする商人たちや戦争をする軍人たちの他にも、個人的理由で利用されていたことが記録されています。ネヘミヤ記一章一~二節に次のようにあります。「ハカリヤの子ネヘミヤの言葉。第二十年のキスレウの月に、わたしが首都スサにいた時、わたしの兄弟のひとりハナニが数人の者と共にユダから来たので、わたしは捕囚を免れて生き残ったユダヤ人の事およびエルサレムの事を尋ねた。」この聖句には年月と場所が明瞭に記されています。この「第二十年」は、同記二章一節から「アルタシャスタ王の第二十年」だとわかります。「キスレウの月」とはヘブライ(ヘブル)の月名であり神聖歴の九月です。すると、この年は紀元前四四五~四四四年です。そして、「首都スサ」とはペルシャの国の首都スサです。この時に、この所へ、ネヘミヤの「兄弟のひとりハナニ」が数人の者と一緒にユダから彼を訪ねて来ました。そこで、ネヘミヤは自分の故郷であるエルサレムのその後の状況を質問しています。これは、お互いに遠く離れていた兄弟が暫くぶりで再会して、情報を交換するという今日でもよく聞かれる個人的旅行と考えられます。但し、この場合は神の導きが背後にありますので、全くの個人の思い付きの旅行とは言えませんが、このように、当時も私的用件で旅をする人がいたということです。つまり、シルクロードは一般庶民の人々にも使用されていたということなのです。前述しましたように、当時のペルシャの首都スサと滅亡したユダの首都エルサレムとの間は相当な距離がありました。それにもかかわらず、商人や軍人のようないわばプロフェッショナルな人々ばかりでなく、アマチュアの人々もシルクロードを利用できたということは、それほど当時の道路網は安全に張り巡らされていたという証拠だと言えます。もちろん、旅には危険や妨害もあったことは同記二章七節から十分に窺えます。「わたしはまた王に申しあげた、『もし王がよしとされるならば、川向こうの州の知事たちに与える手紙をわたしに賜わり、わたしがユダに行きつくまで、彼らがわたしを通過させるようにしてください。』」
2016年1月22日 9時41分48秒 (Fri)
Publication of "Great Controversy Series Index" in Japanese
川越勝名誉牧師が、この度発行されました「ホワイト選集索引」上下巻を紹介した記事です。既に、日本では案内済みで、信徒からの注文も取られています。英文では、全3巻から成る分厚い索引集がありますが和訳されていません。そういう意味では、川越牧師の索引集は量的には限定されてはいますが、快挙というべきものだと思います。2016年1月12日 10時34分51秒 (Tue)
聖書とシルクロード その九 約五万人がバビロンから出発
旧約聖書のエズラ記には、ペルシャ王クロスの時代に、約五万人の人々が家畜八千頭以上を引き連れてバビロンからエルサレムへ帰還したという遠大な記録があります。かつてカナンに定住していたイスラエル・ユダの民はアッシリヤとバビロンに滅ぼされ、民は捕囚として征服国に連れ去られました。その彼らが神の憐みにより帰還し、破壊炎上された神殿を再建できるようになったのです。エズラ記一章二~三節に次のようなクロス王の言葉があります。「ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいます神である。」この神殿復興のために、クロス王は必要な資金及び物資を提供しています。例えば、同記一章一一節には、「金銀の器は合わせて五千四百六十九あったが、セシバザルは捕囚を連れてバビロンからエルサレムに上った時、これらのものをことごとく携えて上った」と記されています。そして、このプロジェクトに参加した人々の詳細な記録がエズラ記に書かれているのです。同記二章六四~六五節に、「会衆は合わせて四万二千三百六十人であった。このほかに、しもべおよびはしため合わせて七千三百三十七人、また歌うたう男女二百人あった」と信憑性のある数字が並べられています。更に、同章六六~六七節には、「その馬は七百三十六頭、その騾馬は二百四十五頭、そのらくだは四百三十五頭、そのろばは六千七百二十頭あった」とあります。私たちは、この壮大な帰還旅行は紀元前五三六年に指導者ゼルバベル等(同記二章二節参照)によって達成されたと考えています。さて、私がエズラ記から確信することは、その当時、バビロンからエルサレムまでの遠路を、これだけの大所帯が歩いて長期間に渡って旅をするためには、既に整備された旅行路が存在していたに相違ないということです。それはシルクロード以外の何物でもありません。なお、神殿再建の完成については同記六章一五節に、「この宮はダリヨス王の治世の六年アダルの月の三日に完成した」とありますが、これは紀元前五一五年であると私たちは理解しています。写真説明:ユダヤ人のエルサレム帰還("the Bible Story" Arthur S. Maxwell Volume 6, p.82-83より転載)
2016年1月8日 12時18分55秒 (Fri)
聖書とシルクロード その八 地中海の貿易港
旧約聖書のエゼキエル書の著者は、紀元前五九七年に第二次バビロン捕囚としてユダのエルサレムから連れ去られた預言者エゼキエルです。二六章~二八章は、地中海に面したイスラエルの港町ツロ(ティルス、現在のスール)について詳細に書かれています。この歴史的記述から、ツロがどれほど交易によって繁栄していたかがよく理解できるのです。特に二七章には、ツロがどこの国、都市、地域、民族と貿易していたか、更にどんな商品を扱っていたか等が実に興味深く説明されています。神がエゼキエルに次のように語られました。「人の子よ、ツロのために悲しみの歌をのべ、海の入口に住んで、多くの海沿いの国々の民の商人であるツロに対して言え、主なる神はこう言われる、ツロよ、あなたは言った、『わたしの美は完全である』と。あなたの境は海の中にあり、あなたの建設者はあなたの美を完全にした。」(エゼキエル書二七章二~四節)ここで、「人の子」とはエゼキエルのことです。さて、ツロは港町であり、その地の人々は商人であることがわかります。交易のために地中海を航海するためには船が必須ですが、同章五~九節に船の建造と船員について書いてあります。また、町を守るための戦士についても同章一〇~一一節で述べられています。そして、同章一二節からはツロがどの地のどんな商品を取引したかが細かく記録されています。タルシシの銀・鉄・錫・鉛。ヤワン(今のギリシャ)、トバルとメセク(今のトルコ)の人身・青銅器。ベテ・トガルマ(アッシリア付近)の軍馬・騾馬。ローヅ島(今のロドス島)の象牙・黒たん。エドム(今のヨルダン)の赤玉、紫、縫い取りの布、細布、さんご・めのう。ユダとイスラエルの麦・オリブ・いちじく・蜜・油・乳香。ダマスコ(今のシリヤ)の酒・羊毛・銑鉄・肉桂・菖蒲。デダン(アラビヤ)の乗物の鞍敷。アラビヤの小羊・雄羊・やぎ。シバとラアマ(アラビヤ)の香料・宝石・金。ハラン、カンネ、エデン、アッスリヤ、キルマデ(今のシリヤとイラク)の華やかな衣服・青く縫い取りした布・ひもで結んで、じょうぶにした敷物。このように、ツロは地中海の海の道、そして陸路の絹の道を頻繁に利用して、当時の世界の国々と多種類の商品を取引していたことがわかります。この二八章だけでも、商業用語「交易」が四回、「取引」が五回、「商品」が一四回も使用されているのです。写真説明:この地図の11番がツロ(The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints のウェブサイトから転載)
- 水曜聖書講座
- 世界総会総理安息日礼拝説教(和訳) GC President Sermon
- 安息日礼拝説教(音声) Sabbath Sermon (Voice)
- ブログ 毎週更新 Blog Weekly
- アルバム 静画 Album Photo
- アルバム 動画 Album Movie
- 本の紹介 1 Book 1
- 本の紹介 2 Book 2
- 本の紹介 3 Book 3
- 本の紹介 4 Book 4
- 本の紹介 5 Book 5
- 本の紹介 6 Book 6
- 本の紹介 7 Book 7
- 本の紹介 8 Book 8
- 本の紹介 9 Book 9
- 本の紹介 10 Book 10
- 日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
- アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
- 北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
- 新聞掲載記事 News Articles to Papers
- 英文雑誌掲載記事 Articles to English Magazines
- English Article 1
- English Article 2
- English Article 3
- フリーページ 日本語 1 Japanese Article 1
- フリーページ 日本語 2 Japanese Article 2
- フリーページ 日本語 3 Japanese Article 3
- フリーページ 日本語 4 Japanese Article 4
- フリーページ 日本語 5 Japanese Article 5
- フリーページ English Article 1
- フリーページ English Article 2
- フリーページ English Article 3
- 論文 1 English Thesis
- 論文 2 English Dissertation
- 論文 3 日本語 Japanese Thesis
- 論文 4 日本語 Japanese Thesis
- 掲示板 Bulletin Board
- リンク Link
- フリーページ
プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
- http://www.facebook.com/home.php?clk_loc=5#!/profile.php?id=100001267058201
日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
新聞掲載記事 News Articles to Papers
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
カテゴリー
アーカイブ
携帯用QRコード
- 水曜聖書講座
- 世界総会総理安息日礼拝説教(和訳) GC President Sermon
- 安息日礼拝説教(音声) Sabbath Sermon (Voice)
- ブログ 毎週更新 Blog Weekly
- アルバム 静画 Album Photo
- アルバム 動画 Album Movie
- 本の紹介 1 Book 1
- 本の紹介 2 Book 2
- 本の紹介 3 Book 3
- 本の紹介 4 Book 4
- 本の紹介 5 Book 5
- 本の紹介 6 Book 6
- 本の紹介 7 Book 7
- 本の紹介 8 Book 8
- 本の紹介 9 Book 9
- 本の紹介 10 Book 10
- 日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
- アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
- 北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
- 新聞掲載記事 News Articles to Papers
- 英文雑誌掲載記事 Articles to English Magazines
- English Article 1
- English Article 2
- English Article 3
- フリーページ 日本語 1 Japanese Article 1
- フリーページ 日本語 2 Japanese Article 2
- フリーページ 日本語 3 Japanese Article 3
- フリーページ 日本語 4 Japanese Article 4
- フリーページ 日本語 5 Japanese Article 5
- フリーページ English Article 1
- フリーページ English Article 2
- フリーページ English Article 3
- 論文 1 English Thesis
- 論文 2 English Dissertation
- 論文 3 日本語 Japanese Thesis
- 論文 4 日本語 Japanese Thesis
- 掲示板 Bulletin Board
- リンク Link
- フリーページ
