2015年5月 アーカイブ
2015年5月29日 10時02分23秒 (Fri)
復活と輪廻
イエス・キリストは十字架の死を遂げられましたが、三日後に復活されましたので、今日でも欧米のキリスト教文化圏では復活祭(イースター)として盛んに祝われています。そして、キリスト教の聖典である聖書では、死後の救いの復活は自分の罪を悔い改め、イエス・キリストを救い主と信じるすべての人に約束されています。新約聖書のテサロニケ人への第一の手紙四章一三節~一四節までには次のように断言されています。「兄弟たちよ。眠っている人々については、無知でいてもらいたくない。望みを持たない外の人々のように、あなたがたが悲しむことのないためである。わたしたちが信じているように、イエスが死んで復活されたからには、同様に神はイエスにあって眠っている人々をも、イエスと一緒に導き出して下さるであろう。」ここで「眠っている人々」とは死者のことです。この聖句は、イエス・キリストを信じて死に就いた者は、将来に復活にあずかることを明言しています。つまり、人間にとって死は無意識・無活動の状態ですが、復活に与る者は再び新しい生命に生きることができるのです。仏教には輪廻という思想があり、サンスクリット語は「サンサール」で「流れる」という意味があります。釈迦は輪廻を前提としていない、更に輪廻転生を否定したと言われますが、その後の仏教では輪廻が説かれています。輪廻とは、人間の本質は霊魂であるとし、死後も生前の業によってしかるべき死後世界で人間、動物、植物等に次々に生まれ変わるというのです。原始仏典では、死後に安楽な天、罰としての苦の地獄、人間と動物の畜生、飢餓の餓鬼の世界を巡る五道輪廻としていましたが、経典によっては争いの絶えない阿修羅を加えて六道輪廻としています。輪廻は無限の再生を繰り返すというのですが、この輪廻からの解放が解脱です。新約聖書のガラテヤ人への手紙六章七節に、「まちがってはいけない、神は侮られるようなかたではない。人は自分のまいたものを、刈り取ることになる」と書かれています。ある意味で、自業自得ということです。聖書によれば、人間の生前の生活に応じて各自の救いか滅びかの決定がなされ、イエス・キリストの再臨の時に神の裁きが執行され、救われる人々は復活するのです。私には、仏教の輪廻の思想は、このキリスト教の復活と神の裁きが合わさってできたものと思われるのです。写真説明:墓からのキリストの復活
2015年5月22日 11時25分16秒 (Fri)
火の池と地獄
キリスト教の聖典である聖書は、人間は死後に神の裁きを受け、救われて天国へ招かれる義人(善人)と、火によって焼き尽くされて滅ぼされる罪人(悪人)とに分けられると明言しています。新約聖書のヨハネによる福音書五章二八~二九節には次のように書かれています。「このことを驚くには及ばない。墓の中にいる者たちがみな神の子の声を聞き、善をおこなった人々は、生命を受けるためによみがえり、悪をおこなった人々は、さばきを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来るであろう。」ここの「善をおこなった人々は、生命を受けるためによみがえり」というのは、救われる人々は永遠の生命を受けて天国へ招き入れられることです。一方、「悪をおこなった人々は、さばきを受けるためによみがえって」火によって焼き尽くされ、滅び去り、消失するのです。ヨハネの黙示録二〇章一〇節には、「そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである」とあり、焼き尽くされ消失するまでの間は「世々限りなく日夜、苦しめられる」ことになります。肉体が焼失してしまえば苦しみもおのずと終わります。同章一五節にも、「このいのちの書に名がしるされていない者はみな、火の池に投げ込まれた」とあります。一方、日本の仏教では通常、人間は死後に三途の川を渡り、七日毎に閻魔をはじめとする十王の七回の裁きを受け、最も罪の重い者は地獄に落とされるというのです。地獄はサンスクリット語では「ナラカ」であり、その音写が「奈落」であり、後に演劇の舞台の下の空間を指す言葉になりました。仏教の世界観の中で最下層に位置する世界であり、大罪を犯した者が死後に生まれる世界とされています。一口に地獄と言っても、仏教宗派や経典により地獄の場所や刑罰は種々様々であり、地獄の総数は二七二だという説もあります。『長阿含経(じょうあごんきょう)』には八熱(八大)地獄といって八つの層から成る地獄(上から想地獄・黒縄地獄・堆圧地獄・叫喚地獄・大叫喚地獄・焼炙地獄・大焼炙地獄・無間地獄)があり、罪の重さによって服役する地獄が決まり、そこで過ごす人間の寿命も異なるというのです。この地獄の火によって苦しめられるという仏教の教えは、聖書の火の池に起因していると言えましょう。写真説明:地獄絵図(京都西福寺)<ウェブサイト「京都写真にようこそ」より転載>
2015年5月19日 15時31分37秒 (Tue)
The gift of a faithful mother
2015年5月15日 14時51分54秒 (Fri)
天国・御国と極楽・浄土
キリスト教では、此の世に対して彼の世を天国、御国、又は神の国と呼びます。新約聖書のマタイによる福音書五章三節でイエス・キリストは、「こころの貧しい人たちは、さいわいである、天国は彼らのものである。」と語っておられます。又、同七章二一節では次のように述べられています。「 わたしにむかって『主よ、主よ』と言う者が、みな天国にはいるのではなく、ただ、天にいますわが父の御旨を行う者だけが、はいるのである。」テモテへの第二の手紙四章一八節でパウロは、「主はわたしを、すべての悪のわざから助け出し、天にある御国に救い入れて下さるであろう。栄光が永遠から永遠にわたって主にあるように、アァメン」と書いています。マルコによる福音書一〇章十五節でイエス・キリストは、「よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない」と宣言されました。このように、聖書では度々、天国・御国・神の国が言及されていて、現実であり実在するものであることがわかります。事実、ヨハネの黙示録二一~二二章には天国の具体的な描写があります。例えば、神の国には都があるのですが、それについて、同書二一章一八節には「壁は碧玉で築かれ、都はすきとおったガラスのような純金で造られていた」、同書同章二三節には「都は、日や月がそれを照す必要がない。神の栄光が都を明るくし、小羊が都のあかりだからである」と説明されています。さて、仏教では彼の世のことを極楽、又は浄土と表現します。「極楽」はサンスクリット語を語源とし、「幸福のあるところ」を意味すると言われます。『阿弥陀経』によれば極楽とは阿弥陀仏が人々を救うために造られた浄土であり、西方十万億土にある仏国土であり、この仏土は幸福が満ちみちていて、苦しみはなく、建物等は金銀珠玉がちりばめられているというのです。極楽は仏教の経典や宗派によって、浄土・極楽湛蕨国・安養・無為・安楽・無量光明土・諸智土・清浄処・厳浄国・蓮華蔵世界・大乗善根界・一乗清浄無量寿世界・涅槃城・真如門・報土・天国等の様々な呼称があります。又、極楽の捉え方についても、聖道門(自力本願)と浄土門(他力本願)では異なっています。一方、キリスト教では聖典はただ聖書のみであり、天国の教えは仏教のように複雑ではなく、単純明快ですっきりしています。写真説明: 聖書の天国の描写
2015年5月12日 16時47分20秒 (Tue)
外国人も感心、高知市民の善意
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プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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