2015年2月 アーカイブ
2015年2月27日 11時54分44秒 (Fri)
空海の心中を推測する:その心境
空海の生涯とその教えの中には、明らかにキリスト教との関係が数々見られるのにもかかわらず、彼がキリスト教に回心したという記録や主張は全くありません。空海はあくまでも仏教の世界で生き、真言密教を広めたことになっています。しかし、中国経由で日本へ伝来した仏教そのものが既に聖書、及びキリスト教の影響を受けており、それを学んだ空海はさらに仏教の研鑚のために遣唐使の一員として中国へ渡るのですが、その中国では景教が流行していた時期でした。従って、空海がキリスト教を知らなかったはずはなく、その影響が彼の教えの中に随所に見られるということは、彼がキリスト教に魅せられていたということです。では、なぜ空海は仏教に留まり続けたのでしょうか。私の推測ですが、彼はキリスト教の卓越性を認めながらも、現実としては仏教界の重鎮としての彼の立場を捨てることが出来なかったのだと思います。そういう心境について、仏教の住職から敢然とキリスト教信仰を告白し、ついには牧師として生涯を閉じた亀谷凌雲がその著書の中で次のように述べています。「仏教はことごとく基督教に内包されている。よし仏教を去っても、キリストによってすべてをめぐまれ、損失するところ毫厘もなきを明らかにしたのであった。」(『佛教から基督へ』、九七頁)これほどまでに冷静に学問的にキリスト教を理解したのにもかかわらず、仏教を捨ててキリスト教に改宗することは、家族のことを考えると心情的には至難の業であったことを彼は次のように告白しています。「しかし今身は一寺の住職ではないか。友も先輩も恩師も周囲も家族も親戚も土地も皆仏教徒ばかりではないか。いわんや、わずかであっても檀家からは現世来世にわたっての霊の親のごとくに慕われている身ではないか。祖先を思い、母が私を今日あらしむるまでいかに骨を折ったかを思い、私を相続者にして安心して逝った父のこと等々を思えば、どうして基督者なんかになれるものか。平和、平和、平和を保たんとせば、このままで一生を過ごすほかない。そうすれば無事で一生が送れるのだ。果たして平地に波瀾を起こしていいのか。」(同、九九~一〇〇頁)おそらく、空海も同じような心境ではなかったかと思われます。空海にしてみれば、聖書の教えを知れば知るほどキリスト教への帰依を望む一方、現実的にはそれは不可能でありました。写真説明:空海の肖像画(ウェブサイト「日本黎明社」より転載)
2015年2月20日 11時53分33秒 (Fri)
「いろは歌」に秘められた意味:救い
「日本とユダヤのハーモニー」というウェブサイトは、「いろは歌」の創作者を空海とし、この歌には彼の情熱的なメッセージが秘められているとして、非常に興味深い解釈と解説をしています。先ず、「いろは歌]を縦書きで七文字ずつに区切って、右から左へ書きます。そして、最初に上段を右から左に水平に読むと「いちよらやあゑ」となります。次に上段左隅から下段右隅へ斜め下に読むと「さけゐつわ」となり、次に下段右隅から左へ水平に読むと「とかなくてしす」となり、次に下段左隅から上段右隅へ斜め上に読むと「みこゐれり」となり、次に上段右隅から一字飛びに下段下へ垂直に読むと「いはほと」となり、最後に下段右隅から一字飛びに左へ水平に読むと「なて」となります。このように読んだ後に、これらの文章を合わせると、「いちよら、やあゑ、さけゐつわ、とかなくてしす、みこゐれり、いはほと、なて」となり、ここには隠された意味があるのです。つまり、「いちよら」は「いっちょうらい」の省略で「最高の」、「やあゑ」は聖書の神「ヤーウェ」、「さけゐつわ」は「咲け逸話」、「とかなくてしす」は「咎無くて死す」、「みこゐれり」は「御子入れリ」、「いはほと」と「なて」は「巌となて」を表わしています。これらを繋ぎ合せると、「最高のヤーウェ(は)、咲く(八重桜)に隠された逸話となり、罪無くして死んだ御子イエスこそ、(救いの)岩となられた」という意味に読むことができます。旧約聖書の詩篇一九篇一四節に、「わが岩、わがあがないぬしなる主よ、どうか、わたしの口の言葉と、心の思いがあなたの前に喜ばれますように」とあり、救世主イエス・キリストが岩に例えられています。罪無き神の御子イエスの死に人の救いがあります。さて、この解釈は聞きようによってはこじつけのようにも感じますが、それにしても余りにもよくできており、偶然ではなく、やはり意図的にこのように作られたのではないかと思わざるを得ません。一般の人々が「かな」を覚えるために、日常生活で簡単に口ずさめる易しい方法として「いろは歌」が考案されました。その際、キリスト教の真理、聖書の教えを知りながら立場上それをあからさまに伝えられない作者が、このように真意を秘められた形で「いろは歌」の中に読みこんだと考えられます。つまり、作者は「いろは歌」の普及がキリスト教の布教になると期待していたと言えましょう。写真説明:ウェブサイト「日本とユダヤのハーモニー」より転載
2015年2月13日 9時53分02秒 (Fri)
「いろは歌」に秘められた意味:無常
「いろはにほへと ちりぬるを わかよたれそ つねならむ うゐのおくやま けふこえて あさきゆめみし ゑひもせす」という「いろは歌」は、四七文字の仮名を重複させないで使用した暗唱用のものですが、七五調の今様の形式になっています。これは手習いの手本として近代に至るまで用いられ、最後に「京」の文字を加えて四八字としたものや、現代では「ん」を加える場合もあると言われています。その一方で、ある人によれば、「いろは歌」四七文字と赤穂浪士四十七士の、双方に共通する数字「四七」は偶然ではないそうです。「いろは歌」の謎の暗号は、「仮名手本忠臣蔵」が作られた江戸時代には既に知られていて、赤穂浪士や浅野匠守に咎があったのか否かが論じられていると言うのです。ところで、作者については諸説あり、現時点では不明だそうです。「いろは歌」を横書きにして、七文字ずつ区切って右上から下へ読むと、「咎なくて死す」となります。(七という数字は、聖書では第七日目安息日と相まって大切な神的数字なのです。)更に、左上、左下、右下の文字を続けて読むと、「イエス」となります。ここから、「いろは歌」には、「咎なくて死す」「イエス」という隠された意味があるのではないかと推測されています。実は、「いろは歌」の作者は空海だという伝承がありました。空海は平安時代に遣唐使として中国に行き、そこで繁栄していたキリスト教の景教に接し大きな影響を受けたはずです。そこで、空海は「いろは歌」を通してキリスト教の真理を述べていると言うのです。元来、[いろは歌」は次のように解釈されています。「色はにほへど 散りぬるを 我が世たれぞ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず」これは、世の無常を詠った仏教的思想が反映されていると言われています。聖書も神なき人生は無常であると教え、勿論「咎なくて死す」のは無常です。旧約聖書のイザヤ書四〇章六~八節に、「声が聞える、『呼ばわれ』。わたしは言った、『なんと呼ばわりましょうか』。『人はみな草だ。その麗しさは、すべて野の花のようだ。主の息がその上に吹けば、草は枯れ、花はしぼむ。たしかに人は草だ。草は枯れ、花はしぼむ。しかし、われわれの神の言葉はとこしえに変ることはない』」とあります。ここには、やがて萎れ枯れ行く草花のような人間と永遠の神の言葉が対比されています。
写真説明:ウェブサイト「秦野エイト会」より転載
2015年2月6日 10時47分05秒 (Fri)
秦氏(佐伯氏)と空海
空海の幼少名は「佐伯眞魚」ですが、その姓「佐伯」の出所はどこであり、どのような先祖なのでしょうか。九州の大分県に佐伯(さいき)市があります。大分県(豊後)は福岡県(豊前)と並んで北九州に位置していますが、かつては豊国(とよのくに)と呼ばれていた場所です。では、どうして豊かな国であったのでしょうか。『隋書』倭国伝によれば、この付近は秦王国と記されていて、秦氏の居住地ということです。中国の隋の時代(紀元五八一~六一八年)に、倭国と呼ばれた日本から技術や制度を学ぶために遣隋使が派遣されています。秦氏は渡来人であり、大陸から先進技術を日本にもたらしたキリスト教徒であり、彼らの存在のために豊国は豊かな国となったと言えましょう。この秦氏の地域の中に佐伯の名前が地名としてあり、佐伯氏は秦氏の支族と考えられます。当時の秦王国は、『隋書』倭国伝によれば、現在の北九州のみならず、中国地方の周防・厳島をも包括していたと読み取れるようです。広島県の佐伯郡の名前の由来は厳島神社の神主家の名前ということです。従って、広島県の佐伯氏は厳島神社と密接に関係しています。実に興味深いことですが、中国の景教の研究家として国際的に著名な佐伯好郎はクリスチャンですが、生まれは広島県佐伯郡で、生家は厳島神社神主職を務めた佐伯の流れを汲むと言われています。さて、空海は讃岐国多度郡屏風浦(現・香川県善通寺市)に生まれ、父は軍司・佐伯直田公です。佐伯氏が秦氏の支族とすれば、空海も秦氏と関係していたことになります。このことは、渡来人が西日本一帯に住み着いたということからすれば、渡来人の一主流の秦氏が讃岐で活躍していとことは十分に考えられます。そこで、ある人は空海と佐伯好郎は同族の可能性があり、空海の開創の地・高野山に「大秦景教流行中国碑」があり、その景教の研究の大家が佐伯好郎であるというのには因縁を感じると書いています。さらに、私は空海の幼少名である「眞魚」に何かが暗示されている気がしてなりません。新約聖書の原語であるギリシャ語で「魚」は「イクトゥス」ですが、この五文字は「イエス、キリスト、神の、子、救世主」を意味する言葉の頭文字になっています。ですから、空海は「真の」「神の子・救世主・イエス・キリスト」という恐れ多い名前を付けられていたということになります。写真説明:善通寺御影堂(大師堂)、空海の生まれた屋敷跡
- 水曜聖書講座
- 世界総会総理安息日礼拝説教(和訳) GC President Sermon
- 安息日礼拝説教(音声) Sabbath Sermon (Voice)
- ブログ 毎週更新 Blog Weekly
- アルバム 静画 Album Photo
- アルバム 動画 Album Movie
- 本の紹介 1 Book 1
- 本の紹介 2 Book 2
- 本の紹介 3 Book 3
- 本の紹介 4 Book 4
- 本の紹介 5 Book 5
- 本の紹介 6 Book 6
- 本の紹介 7 Book 7
- 本の紹介 8 Book 8
- 本の紹介 9 Book 9
- 本の紹介 10 Book 10
- 日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
- アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
- 北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
- 新聞掲載記事 News Articles to Papers
- 英文雑誌掲載記事 Articles to English Magazines
- English Article 1
- English Article 2
- English Article 3
- フリーページ 日本語 1 Japanese Article 1
- フリーページ 日本語 2 Japanese Article 2
- フリーページ 日本語 3 Japanese Article 3
- フリーページ 日本語 4 Japanese Article 4
- フリーページ 日本語 5 Japanese Article 5
- フリーページ English Article 1
- フリーページ English Article 2
- フリーページ English Article 3
- 論文 1 English Thesis
- 論文 2 English Dissertation
- 論文 3 日本語 Japanese Thesis
- 論文 4 日本語 Japanese Thesis
- 掲示板 Bulletin Board
- リンク Link
- フリーページ
プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
- http://www.facebook.com/home.php?clk_loc=5#!/profile.php?id=100001267058201
日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
新聞掲載記事 News Articles to Papers
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 | 31 | |||||
カテゴリー
アーカイブ
携帯用QRコード
- 水曜聖書講座
- 世界総会総理安息日礼拝説教(和訳) GC President Sermon
- 安息日礼拝説教(音声) Sabbath Sermon (Voice)
- ブログ 毎週更新 Blog Weekly
- アルバム 静画 Album Photo
- アルバム 動画 Album Movie
- 本の紹介 1 Book 1
- 本の紹介 2 Book 2
- 本の紹介 3 Book 3
- 本の紹介 4 Book 4
- 本の紹介 5 Book 5
- 本の紹介 6 Book 6
- 本の紹介 7 Book 7
- 本の紹介 8 Book 8
- 本の紹介 9 Book 9
- 本の紹介 10 Book 10
- 日本PMMニュース PMM Newsletter in Japan
- アドベンチスト南米人ニュース Adventist South Americans
- 北アジア太平洋支部所属時宣教活動 Missionary Activities under Northern Asia-Pacific Division
- 新聞掲載記事 News Articles to Papers
- 英文雑誌掲載記事 Articles to English Magazines
- English Article 1
- English Article 2
- English Article 3
- フリーページ 日本語 1 Japanese Article 1
- フリーページ 日本語 2 Japanese Article 2
- フリーページ 日本語 3 Japanese Article 3
- フリーページ 日本語 4 Japanese Article 4
- フリーページ 日本語 5 Japanese Article 5
- フリーページ English Article 1
- フリーページ English Article 2
- フリーページ English Article 3
- 論文 1 English Thesis
- 論文 2 English Dissertation
- 論文 3 日本語 Japanese Thesis
- 論文 4 日本語 Japanese Thesis
- 掲示板 Bulletin Board
- リンク Link
- フリーページ
