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2014年12月 アーカイブ

2014年12月26日 11時06分45秒 (Fri)

イスラエル放浪と四国遍路

イスラエル放浪と四国遍路 二〇一四年は、空海、すなわち弘法大師によって始められた四国遍路が一二〇〇年記念に当たるとされ、この一年を通してテレビ・ラジオ・新聞等のメディアで話題になっています。現在では、文字通り老若男女が全国から四国を訪れ、徳島県から始まり、高知県、愛媛県、そして香川県に点在する八八か所の寺を巡礼しています。最近では、日本人のみならず外国人の姿も見られます。その巡礼の仕方も、遍路の原型である一人歩きから、時々は列車に乗りながら、団体バスを利用する、そしてバイクによるツーリングまで多様です。私はお遍路さんを今治市内の札所の寺院で、また松山市への所用の車中から、度々見かけます。季節で言えば、春から秋にかけて、あの独特の遍路姿、つまり編み笠をかぶり、白装束で、杖を突きながらの格好に出会います。そして、たいていはリュックサックのような荷物を背負っています。中には、背負う代わりにキャリアーを引いて歩く人も見ましたが、歩行速度が遅くなり時間がかかるだろうと思いました。人々は、色々な動機で遍路に出ます。信仰のために、病気・事故等の試練に直面して、人生を見つめ直す、退職後を考えて、その他です。各札所のお寺で念仏を唱え、また住職の話を聞き、お遍路を接待する地元の親切な人々と交流しながら巡回します。さて、なぜ空海は八一四年に遍路を始めたのでしょうか。その年は、彼が遣唐使として送られた中国から帰国してから八年目です。そして、八八か所巡りです。実は、旧約聖書の出エジプト記に、預言者モーセに導かれたイスラエル民族が、エジプトでの奴隷から解放され、安住の地・カナンを目指して意気揚々と凱旋出発したのですが、四〇年間も荒野をさ迷う記録があるのです。この期間は、まさに民族、家族、個人として試練と後悔と反省の放浪でした。その試練に耐えかねて、人々は奴隷であったエジプトに帰りたいと言うほどでした。その民を叱咤激励しつつ、神の守りと導きを思い出せて旅を続けることがモーセの役割でした。いわば、イスラエル民族の荒野の経験は神との対話の巡礼であったと言えましょう。出エジプト記二三章二五節で神はモーセに、「あなたがたの神、主に仕えなければならない。そうすれば、わたしはあなたがたのパンと水を祝し、あなたがたのうちから病を除き去るであろう」と語っておられます。

写真説明:愛媛県今治市にある四国遍路第五十五番札所

2014年12月19日 11時00分47秒 (Fri)

災害列島・日本 その三 火山噴火の脅威

災害列島・日本 その三 火山噴火の脅威 
二〇一四年九月二七日に、長野県と岐阜県の県境に位置する標高三、〇六七メートルの御嶽山が突然に噴火し、戦後最悪となる五七人の死者を出しました。この日は土曜日でもあり、紅葉を楽しむ登山客が多くあり、従って犠牲も大きくなったと言えましょう。では、噴火の警戒が全く無かったかというとそうではなく、気象庁では噴火警戒レベル五段階のうちレベル一「平常」という平穏な状態を発表していましたが、レベル二「火口周辺規制」ではなかったために、登山者は火口周辺まで行っていたために大惨事となりました。次の疑問は、なぜ気象庁は噴火の予測が出来なかったかということです。それは、今回の噴火がマグマ噴火ではなく水蒸気噴火であったために、予知が非常に困難であったと言うのです。水蒸気噴火とは、地下水がマグマの熱で沸騰し、急激に膨張して、火口付近にたまっていた岩などを吹き飛ばし、激しい噴火を起こすものです。実は、日本は世界でも有数の活火山国なのです。気象庁によれば、活火山とは、およそ過去一万年以内に噴火した火山や、現在活発な活動のある火山、そして将来噴火の可能性がある火山を指すそうです。この定義によれば、世界には一、五四八の活火山があり、日本には一〇八あり、世界の活火山の七%を占めています。国土は狭いのに、活火山が多い理由は、日本列島が環太平洋火山帯の上に位置しているからです。ところで、国が常時監視している火山数は四七か所であり、その中で噴火時に登山客が逃げ込める待避壕(シェルター)等の避難施設があるのは一二か所だけで、残りの三五か所の七割以上には無いという実情です。近年、日本では高齢者を含む登山ブームと言われ、活火山にも登る人々が増加していることを考える時、対応が不十分という声もあるでしょう。しかし、避難施設があればどんな爆発にも耐えられるというわけでもありません。日進月歩する科学技術ですが、地球の異変の速度は想像以上であり、それに連動する自然災害を的確に予知することは不可能です。後は、いわゆる神頼みしかないのではないでしょうか。
 旧約聖書の詩篇七篇一〇節には、「わたしを守る盾は神である。神は心の直き者を救われる」という力強い約束があり、天地万物の創造主なる神が私たちの盾となり災害からもお守り下さるのです。

写真説明:御嶽山噴火後の御嶽神社付近(So-netブログより転載)

2014年12月12日 10時05分41秒 (Fri)

災害列島・日本 その二 豪雨・土砂災害の脅威

災害列島・日本 その二 豪雨・土砂災害の脅威 最近の梅雨時期の大雨、また台風による豪雨は異常であり、気象庁の表現を借りれば、「過去に経験したことのない」ほどの脅威になっています。被災者の人々も、「今まで、こんなことはなかった」と証言しています。しかも、近年の特徴は、大雨や豪雨でも広い範囲で全体としてではなく、ある特定の地域に集中して起こり、しかも予測しがたいのでゲリラ豪雨と呼ばれています。また、台風の威力も、これまでの範疇を超える規模となり、スーパー台風という言葉が使用されるようになりました。そして、台風が日本列島を襲う時期が夏ばかりではなく秋にずれ込み、長期間になっています。その上、台風の発生する間隔が短くなり、一週間毎に大型台風が日本に接近するような状況です。これらの諸現象の原因は、きっぱり言って、地球の温暖化です。日本列島の南の海面水温が高まり、強い上昇気流が発生し、大型台風となるのです。換言すれば、地球の高齢化であり、聖書的に表現すれば終末時代なのです。さて、このような梅雨や台風による大雨・豪雨が発生すると、必ずと言っていいほど土砂災害又は土石流の被害が報道されます。土砂や流石によって家屋が飲み込まれ、破壊され、押し流され、死傷者が出るのです。そして、なぜこのような惨事が起こったかを学者等が検証して後に発表することは、自然災害と共に人災でもあるというのです。つまり、森林の近くで自然豊か、高台にあり見晴らしの良い住宅地、等々をうたい文句にして山地を造成して住宅建設をしたのはいいのですが、豪雨のあった場合による土砂災害までは計算していなかったというのです。自治体の首長は、地域の発展のために人口減少に歯止めをかけるためにも、魅力的な公共住宅を建設して人々を呼び込もうとするのですが、ひとたび災害が発生すれば、人々の生命と財産を守る重要な責務を軽視したのではないかと問われます。しかし、災害は人間の英知の先を行っているように思えてなりません。つまり、地球環境の変化は科学技術の進歩以上の速度で進んでいるのです。そうなれば、やはり天の神に助けを求めるしかないのではないでしょうか。旧約聖書の詩篇一二七篇一節には、「主が家を建てられるのでなければ、建てる者の勤労はむなしい。主が町を守られるのでなければ、守る者のさめているのはむなしい」と明言されています。

写真説明:二〇一四年八月の豪雨により広島市で発生の土砂災害(ウィキペディアより転載)

2014年12月5日 9時55分25秒 (Fri)

災害列島・日本 その一 地震・津波の脅威

災害列島・日本 その一 地震・津波の脅威 日本列島は、災害の観点から、日本災害列島と言えるのではないでしょうか。日本は、二〇一一年三月一一日発生の東日本大震災以前も以後も自然災害が絶えません。例えば、地震の勃発と、それに伴う津波です。日本は、どうして地震や津波に度々見舞われるのでしょうか。それは、日本列島が環太平洋地震地帯の上にすっぽりと乗っかっているからです。環太平洋地震帯とは太平洋の周辺を取り巻く地震帯を意味し、世界の浅発地震の八〇~九〇%、深発地震のほとんどが集中している地帯です。日本付近の震源地は、千島海溝から日本海溝付近で非常に多くなっています。さらに、南海トラフ沿い、即ち四国・九州から沖縄へかけても多くなっています。何と驚くことに、日本付近で解放される地震のエネルギーは、世界中で起きている地震のエネルギーの約一〇%にもなると言うのです。日本は面積から見れば世界の六二位で、わずか〇・八%しか占有していないのにもかかわらず、世界で解放される地震エネルギーの一〇%は日本付近であるとは何という皮肉でしょうか。日本が地震大国と言われる所以です。日本列島は面積の約七〇%が山岳地帯であり、また約六七%が森林であると言われています。従って、国民は海岸沿いの平地に居住することになります。その結果、大地震の勃発に連動して発生する津波に襲われることになります。こういうわけで、日本列島は地理的に地震多発地域に位置しており、国民は宿命的に地震、そして津波の脅威にさらされているのです。新約聖書のヨハネの黙示録一一章一九節に、「そして、天にある神の聖所が開けて、聖所の中に契約の箱が見えた。また、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹が降った」という世界の終末の預言がありますが、ここには「地震」の勃発が稲妻、雷鳴、大粒の雹と共に併記されています。
私たち日本人の住む住宅環境は、全体として平野に建てられ、背後は山岳・森林、前方は海です。ひとたび大地震が起これば、背後は山崩れ・土砂災害、前方は津波の危険があり、逃げ場がありません。可能性があるのは上の空間だけです。しかし、災害避難者すべてをヘリコプターで救出することには限界があり、現場の状況によっては不可能の場合もあります。最後は、天の神に頼るしかないのではないでしょうか。

写真説明:東日本大震災視察で仙台市若林区を訪れた筆者(2011年3月22日)

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
facebook
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