2014年11月 アーカイブ
2014年11月28日 9時35分12秒 (Fri)
モンゴル伝道 その十二 献身する米国夫人
伝道講演会が軌道に乗った頃、それは七日目の午前中でしたが、ガナ牧師が男性信徒と私たち夫婦を車で山の学校へ連れて行ってくれました。エルデネット市のホテルを出て車で二三分ほど舗装道路を走った後、草原に入り道なき道を二七分走行して、大草原の真只中に設立されている自給伝道学校へ到着しました。木造の大きな本部棟ともいうべき建物があり、その近くにやはり木造の寄宿舎と思われる建物、そして周辺に車が何台も駐車していました。さらに、離れた所に点々とゲルが散在していました。また、コンテナに住んで働く職員もいました。自治体から借りているというのですが、広さ一六三ヘクタールもある土地に、これらの建物を建築し、生活を共にし、若い人々を訓練して、モンゴル人への宣教をしようとしているのです。この訓練学校の名前が木造建築の壁に張られた字幕に “Starting Point Life University” と書かれていました。教師となるスタッフの四家族、一五歳から二七歳までの生徒一二人の共同体です。特殊な学校ですが、自治体によって認可されており、科目は聖書、英語、健康、教育、商業、木工、農業、他です。私たちが訪問することが既に連絡されていたようで、それに合わせて二人の女生徒の入学式とも言うべき誓約式が行われました。私にスピーチの依頼がありましたので、新入生を含む全生徒、職員に対して聖書の言葉を引用して激励しました。さて、スタッフの一家族がハートマン夫妻です。夫はカーティスで、夫人はキャッシーです。実は、キャッシーは亡き夫ブラッド・ジョリーと共に一九九一年にアメリカからモンゴルへの宣教に送られ、同国での開拓伝道に従事していた人物です。(ブログ「モンゴルのセブンスデー・アドベンチスト教会」参照)その後、彼女は帰国し再婚するわけですが、再び新しい家族と共にモンゴルの宣教に戻って来ているのです。この小柄な、一見おとなしいと思われる女性ですが、この学校を二年前にスタートさせたというのです。そして、モンゴル国だけでなく、中国の内モンゴルにいる四百万のモンゴル人を含む、世界中のモンゴル人に伝道しようとしているのです。何という宣教魂でしょうか!このプロジェクトに共鳴してオーストラリアからダグとコラル・キャムドゥス老夫妻も献身しています。彼らは皆、イエス・キリストの宣教命令に応答しているのです。写真説明:モンゴル人伝道養成自給伝道学校のスタッフ家族と生徒たち(二列目右から三人目がキャッシー夫人)
2014年11月21日 9時29分02秒 (Fri)
モンゴル伝道 その十一 信仰・健康・天候
日本の内外を問わず、伝道講演会の講師を依頼された場合、私が必ず祈り始めることがあります。それは、信仰・健康・天候をお恵み下さいということです。信仰とは、伝道講演会に神の大いなる祝福があり、大きな収穫が与えられると信じる強い信仰を求めて祈るのです。次の健康は、伝道講演会にベストコンディションで臨めるようにと祈ります。日程が長くなればなるほど、気力・霊力・体力を必要としますので、神の特別なお守りとお支えを祈り求めます。最後の天候ですが、伝道講演会中は良い天候に恵まれ、大荒れの天候で人々が会場に来れなくならないようにと祈るのです。実は、九日目の集会の後に、現地の牧師が、「バプテスマのある明日の天候のために祈って下さい。サタンが攻撃して来ますから」と私に告げました。そこで、私も引き続き良い天候を願って祈りました。これまで天候は支えられ、人々が熱心に集会に出席できるように神は導いて下さいましたので、最後の日も必ず良い天候が与えられると確信して就寝しました。翌朝、窓のカーテンを開けた家内が仰天しました。まだ九月一三日なのに、何と、雪が降り始めていたのです。モンゴルでも例年の初雪は十月下旬というのに、時間と共に粉雪は牡丹雪となり、車の屋根に積もるほど降っています。これでは、バプテスマは外では無理かも知れません。しかし、私は過去の経験から、必ず天候は好転すると期待していました。傘をさして教会へ着くと、牧師や男執事数人が、バプテスマ槽を室外から礼拝室へ移動中でした。そして、牧師は私を見るなり、「だから、昨日、良い天候を祈るように言ったでしょ・・・」といたずらっぽく言いました。言外の意味は、「祈りが足りなかったね」だったのでしょう。しかし、あえて私は黙っていました。やがて、安息日の諸集会が始まり、礼拝説教となりました。すると、どうでしょう!説教壇から外を見ると快晴です。降雪という悪天候で攻撃した悪魔ですが、やはり神は悪魔よりも強く、その雪をさえバプテスマに関連して用いて私たちに教訓を与えられました。旧約聖書のイザヤ書一章一八節で神は、「・・・たといあなたがたの罪は緋のようであっても、雪のように白くなるのだ・・・」と語っておられます。礼拝後のバプテスマは室内で行われましたが、その後の出席者全員の集合写真は外の広い庭で撮ることが出来ました。写真説明:二〇一四年九月一三日の安息日、エルデネット教会出席者集合写真
2014年11月14日 11時29分43秒 (Fri)
モンゴル伝道 その十 聖霊の顕著な働き
今回の伝道講演会で、聖霊なる神の顕著な働きを何度か見ることが出来ました。家内は毎日、伝道講演会開始前の約一時間、教会付近の通行人やアパートの住民にハンドビラの配布をしておりました。七日目でしたが、彼女は小学生と共にハンドビラを手渡していたところ、一人の背の高い若い男性が受け取りました。やがて、その夜の集会が始まり、講師の私は会衆の中に初めての顔を発見しました。そこで、「今夜始めて出席された方は手を挙げてください」と呼び掛けますと、やはりその若い男性が手を挙げました。そこで、「では、どのようにしてこの集会を知りましたか?」と質問しますと、彼は家内の方を見ながら「あの人に誘われたから」と言うのです。私としては嬉しい反面、説教の内容も序論から本論へと進み、その夜の演題は「終末の前兆」でしたので、初回出席者に十分に理解してもらえるかどうかという一抹の不安がありました。彼はポツンと一人座っていましたが、教会員が聖書を手渡して、私の言う聖句を開くのを助けてくれていました。ともかく、途中で退席することなく、最後まで聞いてくれましたのでホッとしました。終了後の出口での挨拶の際にも、彼と握手をしながら翌日の出席を勧めました。彼は無表情で言葉数が少なく、どのように考えているのかよく分りませんでしたが、それ以後も毎回出席してくれました。家内の観察によれば、讃美歌礼拝の時も讃美歌集を手にし、説教中には聖書を手早く開いているというのです。ですから、私の話には十分についてきているという印象を受けました。その彼が、何と三回目の集会でバプテスマの決心をし、四回目となる集会、すなわち安息日に実際にバプテスマを受けたのです。バプテスマの時の彼の表情からしても、その決心は真剣であると伺えました。式後、彼が教会牧師の通訳のもとに私に面談を求めて来ました。この二四歳の青年は体格には恵まれているのですが、深刻な病気があるとのことで、治療のために中国の内モンゴルへ行くというのです。彼には健康に関する不安があったのです。そこで私は、旧約聖書の出エジプト記一五章二六節、またエレミヤ書三〇章一七節の聖句を引用して、彼のためにお祈りしました。彼は教会から贈呈された本の余白に聖句を手早く書き留めました。神は救いを求める一人ひとりを確かに導いておられます。写真説明:バプテスマを受けたムンクトウル青年と私たち夫婦
2014年11月7日 11時33分43秒 (Fri)
モンゴル伝道 その九 バプテスマ・信仰告白一〇人
北アジア太平洋支部、並びにモンゴル教区は、今回の「ウランバートル一四」に大きな成果を期待していました。そのために、ウランバートル市では年間を通して伝道推進のための様々な企画が組まれました。そして、その最後を締めくくる行事が、エルデネット市を含む一四か所での一斉伝道講演会だったのです。そこで、エルデネットを担当する私としても、伝道講演会の収穫としてバプテスマ者の目標を一〇人と掲げました。そのために、日々お祈りをしてモンゴルに臨みました。一〇回分の講演は、バプテスマに導くような伝道的内容とし、しかも聴衆が段階を追ってバプテスマに導かれるように講演の順序も工夫しました。その上で、毎回の講演の最後には、当日の内容を受け入れるように決心を迫るわけですが、金曜日には直接的にバプテスマの決心を促し、その願いを持つ者には起立を要請し、特別のお祈りを捧げました。その後、地元牧師が再度、バプテスマ決心者を前方に招きましたところ、八人の人々が進み出ました。いずれも、熱心に説教に聞き入っていた人々です。連続出席中に態度や顔の表情がクリスチャンらしく変化していた夫人、身を乗り出すようにして聞いていた若い女性、讃美歌礼拝をしていた高校生の内の一人、等々、どの人々も非常に尊く見えました。翌日、即ち安息日を迎え、「祈りの驚くべき力」と題して最後の説教を行いました。バプテスマで終わりではなく、これからが本番のクリスチャン生活であり、その成功の鍵は祈りであることを訴えました。説教後、さらに二人が決心を表明し、合わせて一〇人となりました。その中の一人は、既に他教派で浸礼をしていましたので信仰告白になりました。とにかく、私が祈り求めて来た一〇人のバプテスマ目標は見事に成就されたのです。私にとって一度に一〇人のバプテスマ・信仰告白というのは、かつて北浦三育中学校で一四人の生徒にバプテスマを授けて以来の歓喜溢れる体験でありました。新約聖書のマタイによる福音書二八章一九~二〇節でイエス・キリストは、「それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。見よ、わたしは世の終りまで、いつもあなたがたと共にいるのである」と命じておられます。写真説明:二〇一四年九月一三日(安息日)のバプテスマ・信仰告白者一同と共に
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プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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