2013年10月 アーカイブ
2013年10月25日 15時03分29秒 (Fri)
スポーツの功罪 その一 公平性
私は少年時代からスポーツが好きで、小学校の頃は野球部に入っていました。また、相撲も好きで、あちらこちらの神社の相撲大会に出かけては景品をもらっていました。私の故郷では、大人も子供も野球はもちろん、剣道や柔道まで幅広く競技を楽しんでいました。当時は今日のように娯楽設備がなかったこともあり、夜になると仕事を終えた青年たちが小学校のグランドに集まり、バレーボール等の球技から競走や砲丸投げまで各種の陸上競技をしていたのを覚えております。さて、スポーツは現在の私たちの生活に非常に大きな影響を与えています。それは、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等においてスポーツの占める報道量の多いことでもわかります。無論、スポーツ専門の新聞や雑誌もあります。その一方で、野球やサッカー等のスポーツには興味がない、さらに嫌いな人々もいます。しかし、彼らも否応なしに、スポーツ礼賛ともいえる社会で生きなければなりません。彼らにとっては、スポーツ振興のために国の税金が使用されるのは不公平ということになります。そもそも、スポーツとは何なのでしょうか。ある百科事典は次のように説明しています。「人間が考案した施設や技術、ルールに則って営まれる、遊戯・競争・肉体鍛錬の要素を含む身体や頭脳を使った行為。日本においては身体を使ったものが主体の『フィジカルスポーツ』だけをスポーツとみなす考えが強いが、思考力や計算力といった頭脳を主体の『マインドスポーツ』も本来はスポーツに含まれている。競技として勝敗や記録を主の目的として行う場合はチャンピオンスポーツ、遊戯的な要素を持つ場合(楽しむ事や体を動かす事を主の目的として行う場合)はレクリエーションスポーツと呼ぶこともある。」この定義によれば、頭脳勝負の将棋や囲碁も「マインドスポーツ」であり、立派なスポーツとなります。そして、高校生の「まんが甲子園」、「俳句甲子園」、「書道パフォーマンス甲子園」も、また高等専門学校生の「高専ロボコン」もスポーツ大会になります。このように考えれば、スポーツは万民のものとなり、税金の使用も公平であるといえましょう。新約聖書のヘブル人への手紙一二章一節に、「・・・わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか」と奨励されていますが、文脈からは、この競争とは人生そのものを指しています。
写真説明:「俳句甲子園」についてNHK総合テレビの画面から撮影しました。
2013年10月18日 15時17分31秒 (Fri)
水の都・西条市(愛媛県)
四国山地西部の標高一、九八二メートルの石鎚山は、愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置しており、近畿以西で西日本最高峰を誇っています。石鎚山麓は豊富な地下水脈を持ち、西条市は「うちぬき」と呼ばれる湧水が観光の一つになっているほどです。市内各地に「うちぬき公園」や「うちぬき広場」が整備され、市民の憩いの場になっています。そして、観光客を含め、人々が湧水をポリタンクやその他の容器に入れて持ち帰っている光景が見られます。この地域では、どこの家でもパイプを七~八メートル地下に打ち込めば水が湧き出て来るのです。しかも、その水は軟水でミネラルを含んだ大変美味しい水なのです。私たち夫婦も実際に飲んでみましたが、まろやかでいい味でした。環境省選定「全国名水百選」の一つにも数えられているのです。ですから、飲料水にはもちろんのこと、洗濯・浴室・その他にも使用することができ、この地下水を利用すれば水道代不要ということになります。石鎚山を源流とする加茂川は年間を通して豊富な水量を誇り、同市では水不足の心配はありません。こんなわけで、石鎚山の麓に広がる西条市は水の都と言われています。実は、私の父は生前西条市にある会社に勤務しており、長男として生まれた私は短期間でしたが幼児期をこの街で過ごしたことがあります。会社の社宅に住んでいました当時、近くの川で遊んだことを覚えています。その川の水も、元はといえば石鎚山麓の地下水から流れて来ていたのだと思います。現在、私は月に一度、香川県丸亀市にある当教会の安息日集会の奉仕に行っております。愛媛県の波止浜駅から丸亀駅を往復するのですが、復路の西条駅で列車が八分ほど停車します。その間に、同駅のホームに設置されている水飲み場の湧水をペットボトルに入れることにしています。その日は午前と午後に合わせて三度の集会をして喉が渇いていますので、車内でリラックスして飲む西条の水は格別で、生気が甦ってきます。新約聖書のヨハネの黙示録二一章六節でイエス・キリストは、「・・・かわいている者には、いのちの水の泉から価なしに飲ませよう」と語っておられます。命の水が文字通り無料で提供されると約束されています。
2013年10月11日 15時14分36秒 (Fri)
書道と聖書 その三
高齢になった母は長男の私と生活するようになりましたが、その母の書道をする姿を見て私たち夫婦もするようになりました。そして、ある書道連盟に加わり、毎月作品を送るようになりました。段々と上達し、昇級するのが楽しみとなり互いに励まし合いました。実は、私は少年時代に故郷で別の書道会に入り、毎月作品を提出して上達を喜んでいたことがあります。それから約三〇年後に、今度は親子三人で再び書道をするようになったのです。この貴重な経験は暫く続きましたが、一九九七年に私たちが宣教師としてシンガポールへ転出することになり中座してしまいました。日本に残った母は、その後も聖書の言葉を書にしていました。二〇〇三年に日本へ帰国し、再度、母と生活するようになりましが、この頃は多忙で書道をするゆとりはありませんでした。母が二〇〇八年七月に眠りに着いた後に、私たちは、再度、宣教師に招かれ二年余り韓国で働きました。そして、二〇一一年七月に帰国しましたが、翌年の二〇一二年四月から書道の専門家の叔母のもとで再び書道を始めました。一年間は基本の練習をしていましたが、二〇一三年六月から叔母の所属する書道会に入会し、毎月課題を提出するようになりました。私にとっては約六〇年ぶりの同会への復帰ということになります。しかし、初心者として登録しますので、最下位の立場から始めます。夫婦して週に一度の書道の時間は、静寂の時、自分との対話の時です。また、昇級していくのも励みになります。特に、その級で自分の作品が最高位に選ばれ、会誌に書評が写真入りで掲載されると満足感と充実感があり、また次回も頑張ろうという気持ちになります。暫く使用していなかった古い看板のある書道教室で、現在は私たち夫婦だけが叔母から手ほどきを受けています。ある意味で、大変もったいないことですが、私たちも叔母や母に倣って、聖書の言葉を毛筆で書けるようになりたいのです。そして、人生の道案内である聖書の言葉を自分たちのためのみならず、信徒の方々のためにも色紙や短冊に書けるようになりたいのです。旧約聖書の詩篇一一九篇一〇五節には、「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です」とあり、神の言葉、即ち聖書は人生のガイドブックであることが明記されています。
写真説明:韓国にある北アジア太平洋支部事務所内に掲げられている叔母の作品「宣教使命」
2013年10月4日 15時13分21秒 (Fri)
書道と聖書 その二
二〇一三年八月二九日(木)に、私たち夫婦は叔母と共に松山市の愛媛県美術館で、この日から九月一日(日)まで開催された同叔母の所属する書道会の例年の書道展を見学に行きました。年配の婦人が受付をしていましたが、叔母の旧知の方で、私たちの来訪を大変喜んでくれました。そして、来訪者のための方名簿へ署名を依頼され、まず叔母が書くことになりましたが、何と来訪者第一号でありました。用意された硯、墨、筆があり、叔母は毛筆で署名しましたが、私たちは叔母の側に幼稚な毛筆字を書くことができず、ボールペンで容赦願いました。さて、会場に足を踏み入れましたが、広い一階ホールの壁に沿ってガラスケースが設置され、その中に作品が掲載されていました。これは、作品に直接手を触れないための対策です。ガラス越しに見る掛け軸は、どれも圧倒されるような見事な出来で、このような傑作を書き上げるには、どれほどの練習をしたことかと作者の苦労が偲ばれました。ある作品は真っ赤の紙に、また他の作品は模様入りの紙に墨字で書いています。看板のような場合は別として、本来の書道は白い紙を使用するとばかり思っていましたので、カラー紙の作品を見て大きな刺激を受けました。書体もいろいろで、楷書、行書、草書、隷書等があり、同じ隷書でも縦に長い場合と横に長い場合とがあるのに初めて気づきました。また、各作品の紙の大きさ、字数、墨の濃淡等も異なり、一つひとつが実に貴重なものになっています。一階から三階までのフローを貸し切っての展覧会で、何と一一六八点の作品が展示されていました。三階には、園児から高校生までの作品もあり、余りにも立派な毛筆に驚愕しました。このような力作、秀作が誕生するには、児童・生徒の意欲と努力もさることながら、彼らを指導する先生方の熱意と忍耐があったに違いありません。若い時期に、書道という一つの芸術に一心に取り組むことは、その他の分野においても必ず好影響を及ぼすはずです。書道とは文字、言葉を書くことです。文字、言葉を書くと、どうしてそのような影響力が生まれるのでしょうか。新約聖書のヨハネによる福音書一章一節に、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」という非常に厳粛な聖句があります。
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プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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