2012年12月 アーカイブ
2012年12月28日 14時50分24秒 (Fri)
パプアニューギニアのセブンスデー・アドベンチスト教会 その一 (同教会の影響力)
パプアニューギニア独立国は、南太平洋のニューギニア島の東半分及び周辺の島々から成り、イギリス連邦加盟国の一国であり、立憲君主制国家です。住民は多様な民族から構成されており、多数の言語が使用されているため、英語が公用語になっています。宗教については、二〇〇〇年の国勢調査によれば国民の九五%以上がキリスト教であり、その内訳はローマ・カトリックが二七・一%、ルーテル教会が一九・五%、合同教会が一一・五%、セブンスデー・アドベンチストが一〇・一%、ペンテコステ派が八・六%等になっています。この国では、私たちの教会は第四番目に大きな教会になっているのです。セブンスデー・アドベンチスト南太平洋支部の統計(二〇一二年一〇月一二日)では、パプアニューギニアの人口は約七百三万四千人、同教会数は九一三、同教会員数は二一九、九三四です。人口に占める教会員数の割合で言えば、国民三二人に一人が教会員であるという勘定です。これは、非常に勇気づけられる数で、いかに伝道が進展しているかを良く物語っています。パプアニューギニア・ユニオン・ミッションには四年制の大学もあり、牧師を始め国民の必要に応える有為な人材を輩出しています。二〇〇一年七月に北アメリカ支部の牧師マーク・フィンレイが、パプアニューギニアの首都ポートモレスビーのジョン・ガイズ卿スタジアムで、一〇万人を集めて大伝道講演会を開催しました時には、国家の指導者も出席したほどでした。それもそのはずで、当時の同国の総督はセブンスデー・アドベンチスト教会員のシラス・アトパレでした。そして、同総督は、その講演会の最後の七月二一日にバプテスマを受けた二千三百人近い人々を含む約四万人の教会員に対して、忠実であること、また非教会員に対して証し人として行動するように訴えました。この時には、同国外務大臣ジョン・プンダリも同教会員でありました。新約聖書の使徒行伝二章四一節に、「そこで、彼の勧めの言葉を受けいれた者たちは、バプテスマを受けたが、その日、仲間に加わったものが三千人ほどあった」と記録されていますが、今日でも一度に二千人以上の人々がバプテスマを受けるのです。聖書の言葉には時代と国境を越えて常に信憑性があります。
写真説明:二〇〇一年当時のパプアニューギニアのシラス・アトパレ総督
2012年12月21日 15時21分04秒 (Fri)
故郷で見つけた十字架の墓 その二
田舎の小さな墓地で見つけた十字架の墓は、さらに不思議な方向へと発展するのです。その墓は自分の縁戚に当たる人の物だと発言したTさんは、その縁者がそこにそのような墓を建てたことを全く知らなかったのです。私はTさんに、「では、その縁戚の亡くなったS夫人は、どのようにしてクリスチャンになったのですか」と質問しました。すると彼女は、「近くにOさんというクリスチャンがいたので導かれたのだと思います」と返答しました。それで、私は更に驚いたのです。今は亡きOさんは、私の同級生の母親で、私もよく知っている方で、セブンスデー・アドベンチスト今治教会員でありました。このOさんは、私の母親と同じ名前を持つ方なので、特に親しみを覚えておりました。私が牧師になり、北海道で奉職しておりました時代に、故郷に帰省し今治教会でOさんにお会いしました時に、息子さんのことで相談されたことを忘れることができません。さて、Oさんは一九五一年にバプテスマを受けておりますが、その六年後の一九五七年に母はバプテスマを受けています。そして、母の感化で母の妹K叔母はその五年後の一九六二年に他の二人と共にバプテスマを受けました。実は、K叔母の住宅の真向かいの家がOさんの住宅でした。また、K叔母の左隣が、十字架の墓石に名前を彫られていたS夫人の家だったのです。従って、K叔母はS夫人の夫や子供さんのことを今でも覚えているのです。更に分かったことは、K叔母はS夫人の義理の妹の娘さんと一緒にバプテスマを受けているのです。もう一つの関連は、K叔母と共にバプテスマを受けたのがMさんで、この日曜聖書講座に出席している婦人です。また、そのMさんの姑は私の母と親しい教会員仲間でありました。こういうわけで、私が期せずして発見した故郷の墓地のキリスト教の墓は、私と無関係の墓ではないということになりました。何という数奇な巡り合わせでしょうか。私は、この度の神様の御節理に接し、改めて故郷の宣教に大きな励ましを頂くことができました。今後、神様がどのような御業をなさるのか楽しみでなりません。旧約聖書の詩篇四〇篇五節に、「わが神、主よ、あなたのくすしきみわざと、われらを思うみおもいとは多くて、くらべうるものはない。わたしはこれを語り述べようとしても多くて数えることはできない」とあります。
2012年12月14日 16時13分39秒 (Fri)
故郷で見つけた十字架の墓 その一
私たち夫婦は宣教師としての働きを終えて、二〇一一年七月に韓国から帰国し、私の故郷である四国愛媛県今治市波方町に帰還しました。引っ越し荷物の片づけや、住宅兼教会の建築等で毎日が多忙で、休息の日といえば文字通り安息日でありました。九月二四日の安息日の午後に散歩に出かけました。この時の散歩先は、近くの小高い丘の上にある墓地でありました。そこは四方を見渡せることができ、見晴らしも良く、おまけに私たちの住宅も見える場所でした。景色を見るばかりではなく、墓地内にある墓石を見て回りました。私の記憶に今もはっきりと残る、かつての波方村時代の村長さんのお墓もありました。そして、その近くに、あっと驚く墓を発見したのです。それは、鮮やかな黒い色の十字架を墓石に刻み、二〇〇九年に建てられた新しい墓でした。しかも、二つ並んでいます。波方町は人口一万人程度、その中の小さな郷地区に、しかもそれほど広くない敷地内に、毅然として立つ十字架の墓石に大きな感動を覚えました。クリスチャンがいたということです。どこの誰かは知りませんが、急に嬉しくなりました。墓石に近寄って彫られている名前を見ましたが、全く見知らぬ人のものでした。しかし、はっきりしたことは、この二つの墓石の建立者の名前が双方とも赤色の文字でしたので生存者だとわかりました。しかも、一方の墓石は、現存するご夫婦のためのもので両者の名前が記されており、他方はその夫人の親のためのようであり、夫人の名前のみが刻まれていました。さて、私たちの住宅兼教会が二〇一二年六月に完成しましたので、この家の教会で七月から日曜聖書講座を私の親族や近隣の人々を対象として開始しました。そして、一二月九日の日曜聖書講座で死の問題について講義したのですが、その時に例の十字架の墓石の画像を見せながら、出席者の方々に「皆さん、この墓石に書かれている名前の人について知りませんか?クリスチャンに違いありません。この田舎にキリスト教の墓があるとは、嬉しい限りですね」というような話をしました。すると、しばらくしてから小柄なご婦人が、その夫人は自分の縁戚に当たる人だと言うではありませんか。何という不思議な巡り合わせではないでしょうか。 旧約聖書の士師記一三章一八節に、「わたしの名は不思議です」という思索に富む言葉があります
2012年12月7日 15時22分06秒 (Fri)
原子力発電所の是非:聖書的見解 その二
一九八六年に当時のソビエト連邦(ソ連)、現在のウクライナで起こったチェルノブイリ原子力発電所事故は、国際原子力事象評価尺度において最悪のレベル七(深刻な事故)に分類される事故でありました。ソ連政府の発表では死者数は三三名ですが、それ以上と言われています。ウクライナ国立科学アカデミーの調査によれば、事故前のLugyny地区の平均寿命は七五歳でしたが、事故後は六五歳に減少、事故前のウクライナの人口は約五千二百万人でしたが、事故後の二〇一〇年には約四千五百万人に減少しているそうです。さて、原発事故が起きたチェルノブイリという地名ですが、ウクライナ語ではチョルノブイリと言われ、その意味は「オショウヨモギ」という植物です。チョルノブイリは二つの言葉から成り、チョルヌイ (chornyj) は「黒い」、ブイリヤ (bylija) は「草」の意味で、直訳すれば「黒い草」となるのだそうです。ところで、ウクライナ語の聖書では、新約聖書のヨハネの黙示録八章一一節に「チョルノブイリ」が出てくるのです。英語の聖書では “Wormwood”、日本語の聖書では「苦よもぎ」となっています。実は、この言葉は次のような背景で使用されているのです。「この星の名は『苦よもぎ』と言い、水の三分の一が『苦よもぎ』のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。」ヨハネの黙示録は全体として預言の書ですが、特に八章は「七つのラッパ」で表わされる一連の災害の預言が始まっている箇所です。そして、この「苦よもぎ」は第三の災害になっています。ここでは、「水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ」とありますが、放射性物質の脅威は空気を汚染するのみならず、雨・雪等によって土地、そして川・湖・海等の水を汚染することにあります。チェルノブイリ原発事故は、長期的な観点から見た場合の死者数は数百人とも数十万人とも言われているそうです。聖書で警告されていた災害、日本語では「苦よもぎ」、ウクライナ語では「チョルノブイリ」が、その地名を持つチョルノブイリで、原発事故として発生したのは、単なる偶然の出来事と言えるのでしょうか。全知全能であり万物の創造者であられる神の前に、私たち被造物である人間は謙虚になって反省する必要があるのではないでしょうか。
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プロフィール

- 性別
- 男
- 現住所
- 愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
- 職業
- 牧師・宣教師
- 自己紹介
- ●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
- Self Introduction in English
- Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan
Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)
Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
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