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2012年7月 アーカイブ

2012年7月27日 16時05分41秒 (Fri)

一眠一生

 夜に十分な睡眠を取ることができなれば、次の日の勉強や仕事、また競技などに差し支えます。大事なことに臨み、それを遂行するには十分な睡眠が欠かせません。夜の睡眠不足が、特別な事情で一日か二日位ならまだしも、それが多忙や何かの疾患で習慣的になると心身共に弱体します。夜眠れない人の苦しさは、その身になってみないと本当のところは分かりません。昼夜逆転で、昼間寝て夜寝ない人もいますが、この場合は、ともかく睡眠は取れていますので、良く眠れないとか、寝ても睡眠が浅いという人の場合とは深刻さが違います。私は遅まきながら、睡眠の重要性を体感できるようになりました。その日を十分に働いて、ほどよい疲労感を覚えた後の夜の深い睡眠は、翌日の活力の源泉になることがよく分かりました。一晩の快い睡眠は、大袈裟にいえば一生を左右するものです。なぜなら、一夜の深い睡眠は、次の日の健康の基だからです。もし、その夜の睡眠が妨げられるならば、翌日の健康に悪影響を与えます。一生は、一日一日の積み重ねです。ですから、一眠一生と言えるのです。実際、深い心地よい睡眠を取ることができた翌朝は、元気に満ち溢れ、「よし、今日もやるぞ」という勇気が湧いてきます。深い眠りは、その日に出会った悩み、困難、悲しみから解放してくれます。あらゆる患いを忘れさせてくれます。ぐっすりと眠った場合には、何も覚えていません。ある人は、眠っていても悪夢を見て苦しむ場合があると言うかも知れませんが、これでは眠っていても疲れます。それで、私は時折、就寝前の祈りで、神様に「眠っている間も悪夢に悩まされませんように」とお願いします。心地いい眠りは文字通り疲労の回復になります。あらゆるストレスを解消してくれます。更に、これは聖書の教える死の状態を正確に理解している場合ですが、夢を伴わない深い睡眠は、私たち人間の死の状態を教えてくれているのです。
 旧約聖書の伝道の書五章一二節に興味深い言葉があります。「働く者は食べることが少なくても多くても、快く眠る。しかし飽き足りるほどの富は、彼に眠ることをゆるさない。」

2012年7月20日 16時16分56秒 (Fri)

一食一生

一食一生 日本の著名なキリスト者・内村鑑三による『一日一生』という著書があります。それにヒントを得て、私はこれまでに『一日一話』という副題をつけた二冊の著書、『暮らしの中のキリスト教』と『地球家族と聖書の言葉』を出版しました。これらの本は、毎日一頁の短いメッセージで成り立っているのです。さて、最近強く感じることがあります。それは、「一食一生」ということです。これは、一回の食事は一生に影響するという意味です。食生活の重要性は誰しも否定しません。しかし、そうだからといって、日々の生活の中で、食生活の重要性に基づいた食事をしているとは言えません。規則正しい時間に、栄養のバランスのとれた食物を、十分な時間を取って咀嚼し、消化吸収を助ける雰囲気の中で食べているかということです。しかし現実は、多忙を理由に、その重要性は分かっていても、そのためにそんなに時間も、お金もかけてはおれないということだと思います。しかし、私は加齢のせいかも知れませんが、一食ごとに本当にそう思うのです。妻が用意してくれる食事を頂くごとに、これが自分の命を保ち、仕事をするエネルギーを生み出し、また美味しく食べられるという喜びと幸せを感じるのです。一方、私の過去の出張中に、スケジュールの都合で食事が不規則になり、挙句の果てに食事抜きで過ごすようなことがありました。今考えてみますと、健康に悪かったなあと実感するのです。人間の体は正直だと思います。一食一食の積み重ねが一生ですから、その一生の中のどこかの一食に問題があれば、その人の生涯に悪影響を与えるのは自明の理です。例えてみるならば、スポーツの駅伝のようなものです。一〇人の選手がいたとして、その一人にでも何か問題があれば、他の九人がすべて順調であったとしても、全体の成績に必ず悪影響が及びます。過敏になり過ぎないで、なお一食の重要性を認識したいものです。
 新約聖書のコリント人への第一の手紙一〇章三一節でパウロは、「だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである」と奨励しています。

2012年7月13日 10時46分34秒 (Fri)

故郷への帰還

故郷への帰還 北アジア太平洋地域での二度目の宣教師の任期は、当初は二年間とされ、二〇一一年三月末日までになっていました。しかし、できれば次の総会までもう四年余継続して欲しいとの要請がありましたが、故郷での自分たちの生活、また高齢化する叔父叔母たちへの世話、そして親族及び故郷の人々への伝道を優先させて頂きました。ただ、帰国を三か月間だけ延長して聖務を続け、六月末で帰国することに同意してもらいました。帰国がはっきりした最後の一か月間は、毎週どこかの教会で説教をする機会が与えられました。また、最後の一週間余は、毎日の昼食がいろいろな部門の人々との送別会となりました。私たちの場合は夫婦で働いていましたので、関わり合いのある人々が多かったともいえます。レストランや自宅での送別の食事会に、合わせて八回も招待されました。その中でも、韓国の元三育大学々長が遠路にもかかわらず私たちを訪問して下さり、昼食を共にして別れを惜しんでくれましたことには恐縮しました。その理由は、この方を三〇年前に日本の自宅でもてなしたためでしたが、その恩を忘れない韓国人の義理に感激しました。七月二日(土)の安息日には、私たちの所属する一山英語教会で告別説教を “Going Home” (家へ帰る)と題してさせて頂きました。地上の家ばかりでなく、天の家へ必ず帰りましょうと訴えました。この日には、教会からも私たち夫婦に対して身に余る感謝の言葉と品物を贈与して下さり、本当に申し訳なく思いました。この二年三か月間の教会での奉仕は、信徒としての当然の義務でありました。その後は引越しの作業に集中しましたが、いよいよ韓国を去る六日の午後には、勤務時間にもかかわらず、事務所から一三人もの人々が私たちのアパートまで車や徒歩で来て下さいました。そして、名残を惜しみ、最後には皆で膝づいてお祈りをし、旅の安全を願ってくれました。
 新約聖書の使徒行伝二〇章三八節に、エペソの信徒とパウロの惜別の記事があります。「もう二度と自分の顔を見ることはあるまいと言ったので、特に心を痛めた。それから彼を舟まで見送った。」

写真説明:働きを共にしたコン・ジョンヘン牧師夫妻とキム・ミンギュン秘書が主催してくれたレストランでの送別会(2011年6月29日)。

2012年7月6日 15時40分46秒 (Fri)

中国のバス車内で席を譲る学生

中国のバス車内で席を譲る学生 二〇一〇年九月中旬に中国の山東省へ出張し、煙台(イェンタイ)市、済南(ジーナン)市、ズーボー市、ウェイファン市で職務をこなし、最後に青島(チンダオ)市へ高速列車で到着しました。ここは、かつてドイツが支配していたということで、ドイツ風の建物が残り、異国情緒がまだ十分に残っていました。一方、ここは中国のシンガポールと称されているそうです。近代的な高層建築があちこちに林立し、樹木がたくさんあり、街並みもきれいで、さらに海岸やビーチがあるところは、確かに似ています。さて、青島市内での移動は、これまでとは違って路線バスを利用しました。そこで経験したことは、乗車距離に関係なく、一律に一元(約一三円)という非常に安い料金だったことです。そのせいか、二日間で四回ほど利用しましたが、いずれも乗車客で込み合っていました。その他に、私はもう一つの貴重な体験をすることができました。その日、青島大学をバスで往復しましたが、学生を中心としてひどい混みようでした。そんな中で、近くに座っていた学生が私の顔を見るなり、すくっと立ち上がり、私に席を譲ってくれたのです。これには、びっくりすると共に感動しました。また別のバスの中でも同じような体験をしたのですが、その若い女性はたくさんの荷物を持って座っていたにもかかわらず、わざわざ立ち上がろうとするのです。それで、私は身振り手振りで、私は大丈夫だからと断るのですが、とにもかくにも私を座らせるのです。彼女に根気負けして座らせてもらいました。ここ中国山東省では、年長者を尊ぶようにという儒教の教えが立派に生きていました。それもそのはず、実は儒教の開祖・孔子は、現在の山東省の曲阜(チューフー)市生まれなのです。いずれにしても、中国の若者によって示された敬老精神と行動を経験して、旅先にあった私の心は非常に慰められました。
 旧約聖書の箴言三章二七節には、「あなたの手に善をなす力があるならば、これをなすべき人になすことをさし控えてはならない」と明言されています。

写真説明:2010年9月17日、山東省青島市の大学前のバス停でバスを待つ大学生たち

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
facebook
http://www.facebook.com/home.php?clk_loc=5#!/profile.php?id=100001267058201

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