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2012年2月 アーカイブ

2012年2月24日 15時32分02秒 (Fri)

街頭で歌う牧師夫婦

街頭で歌う牧師夫婦 私たち夫婦は職場へ一二、三分かけて徒歩通勤していました。いつも、最短コースと思われる道を地下鉄の注葉(ちゅよっぷ)駅へ向かって歩きます。その駅のすぐ側のビルに教会の事務所がありました。駅に近づくにつれ人々の数が増加し、やがて吸い込まれるように地下に消えていきます。さて、厳寒の二月が終わり三月に入るや否や、一組の中年のカップルが、駅から百メートル位離れた所で、通学・通勤者に向かって歌を歌い始めました。ある朝のこと、職場が見える道筋に来ると、歌声が聞こえてきました。韓国語なので意味はわかりませんが、メロディーからいって讃美歌に違いありません。男性はギターを抱えながら、女性はタスキをかけて歌っているのです。これは讃美歌による路傍伝道だと推測しましたが、それにしても、まだ寒いこんな時期に、しかも夜明け早々に、よくもできるものだ、さすがはキリスト教の熱心な韓国だと改めて感心しました。その日以来、雪や雨の日以外は毎日のように歌っていました。彼らの信仰と勇気に敬意を表して、彼らの前を笑顔で会釈して通り過ぎるようにしました。すると、彼らも笑顔で応答します。そのカップルはどうも夫婦、しかも牧師夫婦のような印象を受けましたが、後でそうだとわかりました。というのは、同僚が私たちの朝の職場礼拝にこの二人を招待して、彼らの話と歌を聞く機会があったからです。この牧師によれば、韓国が経済危機に直面して、国民が失意失望して暗い雰囲気の中で生活しているのを、何とか励ますことはできないものかと祈っていたところ、神から示されたのが讃美歌を歌うことだったというのです。そういえば、聞こえてきた曲はいずれも元気のいい、明るい、志気を高揚するようなものばかりでした。もし、私が東日本大震災の被災地で牧師をしているならば、この夫妻のように朝毎に街頭に立ち、被災者を励ますために讃美歌を歌えるだろうかと自問しています。
 新約聖書の使徒行伝一六章二五節に、投獄された「パウロとシラス」が「さんびを歌いつづけた」とありますが、これは神への讃美と共に自分たちを鼓舞していたものと思われます。

2012年2月17日 15時22分37秒 (Fri)

土葬の迫力

土葬の迫力 隣り合わせの国でありながら、日本と韓国の大きな違いの一つは葬式であり、今でも死者を土葬にすることです。最近は火葬も普及しているとのことですが、韓国の私たちの教団では広大な共同墓地を運営しており、土葬の場としています。以前にも見学したことがありましたが、今回は同僚の義理の母親の土葬に参列しました。キリスト教式で一連の葬式行事があり、最後に埋葬式が挙行されました。雨の降る中でしたが、土葬の場所にはテントが張られ、棺を地中に埋める箇所は深さ一メートル位に掘られていました。まず、待ち構えていた二人の作業員の指導により、白い布で吊るした棺を水平状態で地中に降ろしました。この瞬間は、実に迫力がありました。文字通り、死者は土に戻されているのです。棺が用意された穴に落ち着きますと、作業員がスコップで土をかぶせていきます。遺族の顔が一段と厳粛になり、悲しみの度を増します。土を入れた後に、七センチほどの厚さの板を敷き詰めました。それから、今度は石灰を混ぜた土を棺の上にかぶせていきました。ある程度の土を埋めた後に、二人の作業員は穴に下りて、長靴をはいた足で土を踏み固め始めました。この行為は、棺の上からとはいえ顔を踏みつけているようにも思われ、遺族はどのように思っているのだろうかと余計な心配をしました。しかし、野生動物に掘り出されて食べられても困りますので、このようにしっかりと土を固める必要があるのでしょう。ともかく、穴の半分くらいの深さまで土をかぶせたところで、参列者一同の讃美歌斉唱、お祈り、職場仲間の特別讃美歌、司式牧師の説教、讃美歌斉唱、お祈りと続きました。式が終わり、遺族や参列者が待機していたバスに戻って行き始めると、二人の作業員が慣れた手つきで土をかぶせる作業を再開しました。
旧約聖書の創世記二章七節には「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった」とあり、伝道の書一二章七節では「ちりは、もとのように土に帰り、霊はこれを授けた神に帰る」とあり、土葬は聖書の言葉を見事に裏付けています。

2012年2月10日 15時47分03秒 (Fri)

韓国人信徒の宣教熱

韓国人信徒の宣教熱 韓国でクリスチャン人口が仏教信者よりも多くなったという背後には、それなりの理由があります。例えば、韓国の近代化や民主化にクリスチャン指導者が大きな役割を果たし、その結果、キリスト教が一般民衆の間に浸透していったのです。その他に、決して忘れてならない要素があります。それは、韓国のクリスチャン指導者たちの宣教に対する熱心さです。彼らが人々をイエス・キリストによる救いに導こうとする姿勢は、文字通り真剣であり、熱意に満ち溢れています。そして、それは何も聖職にある人々ばかりではなく、一般の信徒といわれる人々においても同様です。日本では、家庭を持ち、きちんとした職業についている中年男性が、その仕事を辞め、家族で外国伝道に献身するというようなことは滅多にありません。しかし、韓国では、こういう事例を頻繁に聞きます。私は中国でのレストラン伝道に関係していましたが、韓国人信徒が率先して中国へ出て行くのです。私たちの教会が経済的に援助して、中国で人気のある韓国料理を看板にレストランを開くのです。しかし、料理人とかスタッフの募集を始め、レストラン運営の講習は、その道で既に成功している韓国人信徒が当たるのです。ある男性は、設計技師としての仕事を辞め、就学児の子供を含めて家族で中国に渡ってレストランを始めました。彼の場合は、どちらかといえば色白で華奢な体つきですが、嬉々として厨房で働いていました。夫人を始め、小学校の娘さんも手伝っていました。スタッフの中には、独身の韓国人や中国人もいますが、皆で神様のために働いているという共通の強い使命感を持っています。彼らの献身ぶりは、イエス・キリストに招かれ直ちに従った弟子たちを彷彿させます。
 新約聖書のマタイによる福音書四章二〇節に、「すると、彼らはすぐに網を捨てて、イエスに従った」と書かれていますが、これはペテロとその兄弟アンデレの献身の記録です。

2012年2月3日 16時38分23秒 (Fri)

韓国の女性歯科医

 私の歯の治療は、幼少時代に自宅の数軒隣りにあった歯科医院から始まりました。それ以来、転居すること二〇回余になりますが、あちらこちらの歯科医にお世話になってきました。三〇歳代に沖縄へ出張した時ですが、若いアメリカ人宣教師歯科医に治療してもらったことを忘れることができません。限られた滞在期間でしたので、本来は一週間に一度の治療が相場ですが、その時には、空き時間毎に連続して治療してくれました。六〇歳代に横浜に五年近く住みましたが、その間に新しい治療法であるインプラントを経験しました。また、崩れかけている歯を残しつつ隣りの歯に繋ぎながら王冠をかける治療も体験しました。
 さて、六五歳にして再度、韓国に住むようになりましたが、二か月ほどして奥歯の王冠が割れて取れてしまいました。実は、渡韓前に横浜でこの王冠が外れたのですが、引越しのために本格的治療ができず、そこの歯科医で臨時的に張り付けてもらっていたものです。そこで、前回の韓国在住時代に通った歯科医院を訪ねました。すると、同じ女性歯科医が現れ、懐かしそうに英語で話しかけてくれました。そこで握手をして、事情を説明すると、即座に診療室で診てくれました。それから一週間に一度の治療が始まりました。私が感心したのは、日本の歯科医院と同等、もしくはさらに優る施設と技術でした。もっと私を感心させたのは、彼女は私を治療中に鼻歌を歌うのです。こんな歯科医に今まで出会ったことはありません。それが一度ではなく、何度かありました。まさに、仕事を楽しんでいるのです。四〇歳代と思われる彼女は、治療用のマスクとメガネをかけていますが、それでも仕事に誇りを持ち、自信に満ちていることが目の輝きからよくわかります。英語もよくでき、治療中にもたびたび「痛くないか」と親切に言葉をかけながら治療してくれました。
 新約聖書のテサロニケ人への第一の手紙五章一六節でパウロは、「いつも喜んでいなさい」と勧めていますが、自分の仕事をいつも喜んできる人はなんと幸いなことでしょう。

プロフィール

プロフィール画像
性別
現住所
愛媛県今治市波方町郷乙404₋32
職業
牧師・宣教師
自己紹介
●新名(しんみょう) 忠臣(ただおみ)
●実践神学博士(米国アンドリューズ大学神学院)、元親業インストラクター
●札幌、小樽、苫小牧、仙台、東京・天沼で牧師を歴任。
●セブンスデー・アドベンチスト教団北海道教区長、青年部長、コミュニケーション部長、宗教自由部長、ラジオ牧師、総務局長等を歴任。
●宣教師としてシンガポールと韓国に在住し、副総務、コミュニケーション部、宗教自由部、出版部、ラジオ・テレ部等の部長としてアジア太平洋地域を巡回指導。
●最近まで、北アジア太平洋支部宣教部副部長。
●著書『夫と妻のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『親と子のコミュニケーション』(キリスト新聞社)『わが青春は主のために』(三五堂)『暮らしの中のキリスト教』(新教出版社)『地球家族と聖書の言葉』(福音社)等。
Self Introduction in English
Full Name: Tadaomi Shinmyo
Sex: Male
Nationality: Japan
Citizenship: Japan

Education:
●B.A. in Theology in 1966 (Japan Missionary College)
●M.A. in Philosophy and Religion in 1972 (Philippine Union College Graduate School)
●Ordination: March 1973
●Doctor of Ministry in 1987 (Theological Seminary of Andrews University in USA)

Vocation:
●Pastor of the Japan Union Conference since 1966.
●Departmental Director of the Japan Union Conference for over 14 years.
●Radio Speaker and Japan Union Conference Secretary for a while.
●Missionary assigned to Departmental Director of Communication, Religious Liberty, Publishing Ministries, TV & Shortwave Radio Ministries, and Associate Secretary to Asia Pacific Division based in Singapore and Northern Asia-Pacific Division based in Korea for all together 9 years and 7 months.
facebook
http://www.facebook.com/home.php?clk_loc=5#!/profile.php?id=100001267058201

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