読書
2020年5月19日 13時45分44秒 (Tue)
【読書】原田マハの印象派物語
ひらく本屋のアートのコーナーにあったものを衝動買い。
原田マハの「リーチ先生」を読んでいたし、
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 を読んで、
アートに対して触発されるものがあったので。
【名作はやっぱりすごいな】
写真とレイアウトが良くて楽しい本だった。
ネットで同じ絵を検索してみたが写真の方が良い。
実物を観たらもっと感動するんだろうと思う。
モネ「アルジャントウィユのヒナゲシ」
モネの境遇を読みつつ見返すと込み上げるものがある。

カイユボット「パリの通り、雨」
構図が洗練されていてカッコイイ。

「この絵の見方はこうだ」とか長々とした説明はないが、
各々の画家の境遇について簡単にふれられており、
ちょうど良く添えられているので、
絵画初心者でもその楽しみの一端を味わえた。
巻末の原田氏×高橋氏の対談も興味深くて、思わず美術館に足を運びたくなる。
原田マハの「リーチ先生」を読んでいたし、
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考 を読んで、
アートに対して触発されるものがあったので。
【名作はやっぱりすごいな】
写真とレイアウトが良くて楽しい本だった。
ネットで同じ絵を検索してみたが写真の方が良い。
実物を観たらもっと感動するんだろうと思う。
モネ「アルジャントウィユのヒナゲシ」
モネの境遇を読みつつ見返すと込み上げるものがある。

カイユボット「パリの通り、雨」
構図が洗練されていてカッコイイ。

「この絵の見方はこうだ」とか長々とした説明はないが、
各々の画家の境遇について簡単にふれられており、
ちょうど良く添えられているので、
絵画初心者でもその楽しみの一端を味わえた。
巻末の原田氏×高橋氏の対談も興味深くて、思わず美術館に足を運びたくなる。
2020年4月16日 22時47分05秒 (Thu)
【読書】13歳からのアート思考

13歳からのアート思考(amazon)
HONZOの紹介本で気になったので購入。アートという言葉に思わず身構えてしまう。本書の意図はアートに対する先入観をなくすというもの。ただ、どうも読後感がモヤモヤする。「アーティスト」の対義として「花職人」という言葉を使っているが、何だか職人さんまで軽んじてしまいそうな比喩表現だ。(著者にはそんな気はまったくないと思うが)
また、私がアートにとくに不信感を抱くのはまさにレッスン6の「アンディ・ウォーホル」の前後の変革だ。外面だけの「ウォーホル的」なアートに騙されるのが嫌でたまらない。その嫌悪感を完全払拭されるほどではなかった。だから、この本が悪いというわけでもなく。元来、そういうものなんだろう。私の自意識の問題だと思う。
この本を読んで思ったのは私は「デザイン>アート」の人間なのだと改めて思った。デザインとアートの垣根もはっきりしてるワケではなく曖昧だと思うけど、実用品の中にある美、機能美にはとくに惹かれるものがある。
そういう意味でもやっぱり「花職人」の表現は気になるな。(しつこい)
いろいろ文句を書きましたが、テーマが面白くて、レッスン建てで読みやすいので良い本だと思う。フォントや中表紙がカラフルで見た目にも楽しい。美術館に行きたくなった。
2020年3月12日 7時56分42秒 (Thu)
【読書】へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々
Amazon内容紹介より
お金も権力もない福岡の老人介護施設「よりあい」の人々が、森のような場所に出会い、土地を手に入れ、必死でお金を集めながら特別養護老人ホームづくりに挑む!「老い」という誰もが避けることのできない命題を前に、あるときはバカみたいに楽しく、そしてあるときはジーンと胸に迫るかたちで、次から次に、ジェットコースターのようにさまざまな出来事が展開していきます。これは、自分たちの居場所を、自分たちの手で作ろうとした人々の実話。

一万円選書6冊目。老人介護の在り方を考える本かと読み始めた。正直あまり考えたくない話題。序盤は自分の中にある老人、老化に対しての嫌悪感を改めて強く感じた。それを引きずって読んだため、著者の文章も、おちゃらけを装っているように感じて、なかなか了見を得ずいらいらした。それが中盤一転して、著者自身が仕事がなく鬱屈としていた時期の話は真に迫るものがあった。そこからの特養施設の建設へのストーリーも熱い。そして著者は次のように締めくくる。老人を隅に追いやる社会。弱者を隅に追いやる社会はきっと何処かで息詰まる。と。ぐっときた。熱量の多い本でとても良かった。読むと元気が出る。あと、谷川俊太郎氏はすごい人なのだと改めて思った。
お金も権力もない福岡の老人介護施設「よりあい」の人々が、森のような場所に出会い、土地を手に入れ、必死でお金を集めながら特別養護老人ホームづくりに挑む!「老い」という誰もが避けることのできない命題を前に、あるときはバカみたいに楽しく、そしてあるときはジーンと胸に迫るかたちで、次から次に、ジェットコースターのようにさまざまな出来事が展開していきます。これは、自分たちの居場所を、自分たちの手で作ろうとした人々の実話。

一万円選書6冊目。老人介護の在り方を考える本かと読み始めた。正直あまり考えたくない話題。序盤は自分の中にある老人、老化に対しての嫌悪感を改めて強く感じた。それを引きずって読んだため、著者の文章も、おちゃらけを装っているように感じて、なかなか了見を得ずいらいらした。それが中盤一転して、著者自身が仕事がなく鬱屈としていた時期の話は真に迫るものがあった。そこからの特養施設の建設へのストーリーも熱い。そして著者は次のように締めくくる。老人を隅に追いやる社会。弱者を隅に追いやる社会はきっと何処かで息詰まる。と。ぐっときた。熱量の多い本でとても良かった。読むと元気が出る。あと、谷川俊太郎氏はすごい人なのだと改めて思った。
2020年2月25日 18時37分04秒 (Tue)
【読書】1万円選書 途中経過と現時点1位
岩田書店の1万円選書。去年11月に本が届いたのでおよそ4ヶ月たった。進行状況は9冊中5冊読了で、折返し地点を過ぎた。現時点で一番面白かった本を決めたい。
「読了」
・罪の轍
・オービタル・クラウド
・戦場のコックたち
・リーチ先生
・パリのすてきなおじさん
「これから読む本」
・始祖鳥記
・チーム
・ファイティング寿限無
・へろへろ
【1位は奥田英朗の「罪の轍」】

選書のセンスが良く、どの本も面白いのだが、あえてどれか一冊に決めるとなるとこの本になる。
あらすじ
東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。
昭和中期の刑事物。序盤はオチ、タンクロー、ニール等のアダナのセンスに苦笑い。それがどうして、中盤からはページをめくる手が止まらなくなった。昭和の泥臭い雰囲気がたまらない。登場人物も濃くて人間臭い。昭和中期が背景ということで、ただただ旧いかというとそうでもない。現代にも通ずる部分がある。テレビによる公開捜査。そして被害者家族に殺到するマスコミ、心ない電話。ともすれば親切心でさえも捜査を邪魔するノイズとなってしまう。等は思わず現代でいうSNS炎上を想起させる。時代が変わっても人間の本質はそう簡単に変わらない。東京オリンピックを控えた現在読むのにうってつけの人間ドラマだと思う。
著者の奥田英朗は自分の無知で未認識だったが、インタビューなどで見る限り、おしゃれでカッコイイので注目したい。イン・ザ・プールは映画で観ていたが、そんなに面白くなかったので、それきりだった。原作を読んでみたい。
【その他の本の寸評】

オービタル・クラウド。先入観で和製SFってダメなイメージがあるんだけど、良い意味で裏切られた。ここまで出来るのかと目からウロコ。ただ、いろいろ繋がり物語が大きく動きだすのが遅い。

戦場のコックたち。戦場の絆を感じたラストが良かった。「バンド・オブ・ブラザース」「サドン・ストライク」など派生して楽しめたものが多くて実入りが多い作品だった。軽い読み口なので苦にはならなかったが、中盤は少し長ったらしく感じた。

リーチ先生。「良いものは良い」。読んでいると高潔な登場人物たちに仲間入りさせてもらっている気持ちになり浄化される。思わず小鹿田焼が欲しくなり通販サイトを探訪してしまった。ページ数があるので、それなりに労力がいる。

パリのすてきなオジサン。イラスト付で読みやすい。普段の生活からジェンダー、人種差別、戦争など幅広い話が詰まっていた。面白い企画だと思う。
「読了」
・罪の轍
・オービタル・クラウド
・戦場のコックたち
・リーチ先生
・パリのすてきなおじさん
「これから読む本」
・始祖鳥記
・チーム
・ファイティング寿限無
・へろへろ
【1位は奥田英朗の「罪の轍」】

選書のセンスが良く、どの本も面白いのだが、あえてどれか一冊に決めるとなるとこの本になる。
あらすじ
東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。浅草で男児誘拐事件が発生し、日本中を恐怖と怒りの渦に叩き込んだ。事件を担当する捜査一課の落合昌夫は、子供達から「莫迦」と呼ばれる北国訛りの男の噂を聞く――。世間から置き去りにされた人間の孤独を、緊迫感あふれる描写と圧倒的リアリティで描く社会派ミステリの真髄。
昭和中期の刑事物。序盤はオチ、タンクロー、ニール等のアダナのセンスに苦笑い。それがどうして、中盤からはページをめくる手が止まらなくなった。昭和の泥臭い雰囲気がたまらない。登場人物も濃くて人間臭い。昭和中期が背景ということで、ただただ旧いかというとそうでもない。現代にも通ずる部分がある。テレビによる公開捜査。そして被害者家族に殺到するマスコミ、心ない電話。ともすれば親切心でさえも捜査を邪魔するノイズとなってしまう。等は思わず現代でいうSNS炎上を想起させる。時代が変わっても人間の本質はそう簡単に変わらない。東京オリンピックを控えた現在読むのにうってつけの人間ドラマだと思う。
著者の奥田英朗は自分の無知で未認識だったが、インタビューなどで見る限り、おしゃれでカッコイイので注目したい。イン・ザ・プールは映画で観ていたが、そんなに面白くなかったので、それきりだった。原作を読んでみたい。
【その他の本の寸評】

オービタル・クラウド。先入観で和製SFってダメなイメージがあるんだけど、良い意味で裏切られた。ここまで出来るのかと目からウロコ。ただ、いろいろ繋がり物語が大きく動きだすのが遅い。

戦場のコックたち。戦場の絆を感じたラストが良かった。「バンド・オブ・ブラザース」「サドン・ストライク」など派生して楽しめたものが多くて実入りが多い作品だった。軽い読み口なので苦にはならなかったが、中盤は少し長ったらしく感じた。

リーチ先生。「良いものは良い」。読んでいると高潔な登場人物たちに仲間入りさせてもらっている気持ちになり浄化される。思わず小鹿田焼が欲しくなり通販サイトを探訪してしまった。ページ数があるので、それなりに労力がいる。

パリのすてきなオジサン。イラスト付で読みやすい。普段の生活からジェンダー、人種差別、戦争など幅広い話が詰まっていた。面白い企画だと思う。
2020年2月2日 0時58分48秒 (Sun)
【読書】オービタル・クラウド 藤井太洋

あらすじ
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流れ星の発生を予測するWebサービス〈メテオ・ニュース〉を
運営するフリーランスのWeb制作者・木村和海は、衛星軌道上の
宇宙ゴミ(デブリ)の不審な動きを発見する。
それは国際宇宙ステーション(ISS)を襲うための軌道兵器だという
噂が、ネットを中心に広まりりつつあった。
同時にアメリカでも、北米航空宇宙防衛軍(NORAD)の
ダレル・フリーマン軍曹が、このデブリの調査を開始した。
その頃、有名な起業家のロニー・スマークは、民間宇宙ツアーの
プロモーションを行うために自ら娘と共に軌道ホテルに滞在しよ
うとしていた。和海はある日、イランの科学者を名乗る男から
デブリの謎に関する情報を受け取る。ITエンジニアの沼田明利
の助けを得て男のデータを解析した和海は、JAXAに驚愕の事実を
伝えた。それは、北米航空団とCIAを巻き込んだ、
前代未聞のスペース・テロとの闘いの始まりだった
──電子時代の俊英が近未来のテクノロジーをリアルに描く、
渾身のテクノスリラー巨篇!
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一万円選書5冊目。日本人作家がこんなスケールの大きな話を書けるとは。
なんて考えること自体が浅はかなんだろうけど、
それほど衝撃が大きかった。
解説で「近未来SFというより国際的な冒険サスペンス」と表現されていて
確かに納得できるのだが、これをSFとの触れ込みなしで読まされるのは
流石に敷居が高そう。
面白い作品なんだけど、面白くなってくるのに時間がかかる。
スケールは大きいがエンタメ小説として読むにはちょっと地味か。
と、ついつい欠点ばかり並べてしまうのは、
本作がキレイにまとまった大作だからだと思う。
プロフィール
- 我がネコ(ナワ)
- 男。39歳。既婚。 酒飲み。ゲーマー。競馬。卓上ゲームもたしなみます。鉄拳おじさん。キング使い。2020年3月からwarhammer始めました。
- WagaNeko2419
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