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祭りの後

2014年4月27日 23時25分16秒 (Sun)

いろはです。
ここ最近のブログで多分一番長いよ!
暇なときに読んでみてねっ。



からばこ朝日町出張公演「境関所のミゼラブル」は無事上演を終えることができました!!
朝日町町内のみなさま、遠路はるばるお越し頂いた方々誠にありがとうございます。

思いおこせば、この企画が動き出したのは去年の8月が終わろうとしていた頃でした。

当時、第3回公演が迫る最中、思いがけず届いた一件のメール。

朝日町で演劇の公演をしてくれないかとの内容。
もちろん、この劇団を知って問い合わせたわけではなく、
偶然、HPに目を留めて下さり、奇跡のご依頼を受けたわけです。

思わぬ展開に少々舞い上がりつつ、しかしお互い初めての状態で手探り状態でした。
依頼者側もまだ企画の段階で正式なお話が決まりかねている状況、
我々も公演本番にバタバタし質問のメールが途絶え、その後静かになりました。
公演が終わり、状況が変わったのかな?とぼんやり思いながら過ごしていた日々。
存在も忘れかけていた12月の上旬、突然事は動き出したのです。

企画がどうやら進展したそうで、正式にご依頼のメールを頂いたのです。

再び不意打ちを喰らいながら、私自身気になって仕方なかったことだったので、
依頼者の方と直接お会いしてみることにしました。

朝日町の境関所四百年記念祭での舞台公演。

その時はとりあえず演劇を、という切り出しだったのですが、
お祭りのコンセプトとして、境関所の一つの民話のことをお話して下さいました。
朝日町の境にある、長谷川地蔵が作られたゆえん。
それは、長谷川宗兵衛という関所奉行とその家族が関所に巻き込まれた悲しいお話。
本当に、どうにもしようがない悲劇でした。
可能ならば、これを演劇にしてほしいとの事でした。
朝日町の方にとってはとても馴染みのあるお話だったそうです。
関所にまつわる話はそれに限らずいくつかあるようで、
参考にと民話集を頂きました。

あくまでもできればとの希望で、関所に関係しなくても良いですと言って下さり、
ぜひとも舞台のご依頼はご検討下さいとの言葉を添えられ、その場を終えました。

演劇を見せたいとのお話でしたので、まさか悲劇という選択肢があることにだいぶ虚を衝かれ、ひとり思い巡らせました。
舞台を見せるなら明るく楽しいものが良いのでは?
見て下さるお客さんは舞台を見慣れているわけではないし・・
けど、そうなったら何をする?
ご年配の方も多くいらっしゃる中で、いつもの青臭いもの書いたって・・
なら、馴染みのある民話を使うほうが良いだろうな。

帰宅してから改めて民話を読み返す。
10ページにも満たない長谷川地蔵のお話。
物語のような紆余曲折や起承転結はあまり描かれず、事実として書かれた文章。

ここ最近の私個人の脚本作成の傾向として、何かを伝えたいという思いがあり、
別に高尚なこと考えてるのではなく、
おっきくてもちっさくても何かを残したり訴えたり、それを見てる人に感じてもらえたらいいなと。

じゃあ今回はなんだろう?
このままのベースで作ればまごうことなき悲劇で終わらせるしかない。
民話元にするならそうするしかない、これはハッピーエンドで終わるべきものじゃない。
でも、でも、なんかそれだけって嫌だな。
少しでも光を残したい。

何が残せるだろう。

そういえば、関所祭りの時期はシャクナゲが咲いてキレイなんだって言ってたな。

その当時もそうだったのかな。

シャクナゲとお地蔵さま。

今現在もカタチは残されている地蔵さま。

長谷川家が亡くなられたことを住民たちが哀れに思い作られたもの。

きっと何か報われますようにと願っていたんじゃないのかな?

じゃあ、それを物語で具現化してみよう。

ラストの描き方が想像できてからは結構筆が載るのが早かった気がします。

登場人物はどうしよう。
まず家族は当然必須でしょ?
お父さんは仕事熱心な方というのは民話の内容からもうかがえた。
そしたらその子供たちはどんなだろう?
ぼんやりと家族の構図ができたら、それをもとに民話をなぞりながら肉付けして、
ひと月くらいで第一稿が完成していた記憶。
この時点で方向性だけは固まってたので、何稿かにかけての修正は補足シーン追加と誤字脱字修正のみに留まりました。
いやしかし、正直脚本を書く勉強もしてないし、本もそんな多く読まないし、歴史は得意じゃないしで、
専門家とかプロとかに見せたらいろいろお粗末だろうなあと思う点はあったけど、
ストーリーという目線でけでは気に入った作品に仕上がったと思ってます。


ああ、脚本経緯書くだけでこんな長くなってしまったので、
後は簡潔に書いていきますが、

脚本が完成したは良いものの、劇団員だけでは役が足りない始末で、
人づて人づての繋がりからご縁ができた弟役の大山くん。
高校演劇出身で、大学では演劇と疎遠になってる中引き受けてくれてありがとう。
そのまっすぐ頑張ってあらゆる面で吸収してる様子は、団員も見習うべきだなあと思ってました。

それから細いツテから客演として参加して下さった、坂井さんと寺山さん。
演劇の大先輩として学ぶことも多く、
我々だけでは表現しきれなかった演技の深みを作ってくださり、本当にありがとうございました。

各々の通過点で偶然折り重なった点から、舞台を作り上げることができた奇跡に感謝です。


舞台を作るうえで、不安や悩みもいっぱい抱えてて、
もっとできたはずだと嘆く思いも少なからずありますが、
公演を終えて迎えられたお客様の暖かい拍手は、これこそ舞台の醍醐味と改めて感じさせられました。

素敵な出会いと時間をありがとうございます。
良いことにだけ慢心せず、更なる成長を目指してゆきたいと思います。


ただ、一つ最後に悔いたのは、
特に打ち合わせになかった司会者さまからの演出さんのお言葉下さいに天パリ過ぎて、
というかそもそも、説明鬼下手の私のグダグダ感、どーしようもないありさまでしたよ。

ううう・・・それもまた試練。
トーク術も磨きたいですっ。

ああ、課題がなんと多いこと。


最後になりますが、
今のところ今年度のからばこの予定は未定でございますが、
まだ始まったばかりですからもちろん動いていきますよ!

どうぞ、その時ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。

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