2011年6月 アーカイブ
2011年6月28日 20時27分54秒 (Tue)
其の伍
当たり前ですが、世の中ってのは裏があります。裏の裏もあります。
自分の知らないところでいろんな事が絶えず起こっている。知っていたら良かったこと、知らない方が良かったこと、まあ色々あるものです。
男女の仲、なんていう事はそれを知るのに一番手っ取り早いですよね、自分の思いを寄せる人がとんでもないことをしていたり、意外な人が自分を好いていたりと、本当に面倒な代物であります。しかも、ほれたはれたの話というのは理屈が無いのでたちが悪い。
男と女というのは全く違うものですから、腹の探り合い無しの縁なんてそう無いと思います。その中で揉まれていくうちに段々と大人になる様な、そんなもんでしょうね。
そう言う私は中三ですが。
自分に惚れてもいない女が自分に惚れたと思い込み、貢いでしまう男ども。そんな素人を笑うのが所謂「郭噺」というやつ。私は遊郭を舞台にした落語の主題は、こんな所にあると思っています。
そんなとき、噺家というのは必ず商売女、女郎を演じなくてはなりません。女郎が上手くできなかったら郭噺なんてちっとも面白くないのです。色っぽく男を翻弄していく女を見事に演じると噺は光ってきます。
そして、私は昭和の噺家の音源を聞くと、あの三笑亭可楽の女郎にはいつもハッとさせられるのです。漠然と「可楽の女郎はどの噺家とも違う」と思っていました。
いつも引っかかっていたのですが、今日は少し理屈をこねて可楽の演じる女郎に対して感じていたそれをはっきりさせたいと思います。
色々例を挙げると面白いのですが、ここは一つ「文違い」という噺で講釈してみます。
遊郭の女郎が、二人の男から金をだまし取って自分の情夫に渡すのですが、その情夫も別の遊女に金を渡すためにその女郎を騙していた、という噺。
後から騙されたいたものが真相を知って、怒ったり、嘆いたりして喧嘩になりますが、一番金を巻き上げられた男だけそれに気づかない、というサゲでして、皮肉な噺です。 男女の腹の探り合いというものの思い違いや、方っぽうが良いように遊ばれたりと、皮肉な可笑しさがたっぷり含まれた郭話の頂点にあるのではないでしょうか。
私が今回可楽と比較するのは金原亭馬生の「文違い」。
ここで何故、馬生を挙げるのかというと、馬生の芸は正統派だからです。後期の荒っぽい芸は師匠であり父である志ん生の影響を多分に受けています。でも、志ん生はあまり郭噺をやらなかった。私は息子が父の郭噺の分野を開拓したのかなあ、なんて思ったりします。弟の志ん朝は父の芸を踏襲していくというよりは、逆の道を行った気がしますが、馬生の方は父の創った「ぞろっぺえ」な粋をもっと昇華させた、と言う認識です。ここで先ほど述べた「可楽の女郎は誰の女郎でも無い」ことを証明するのにいい材料かと思って選びました。
そんなことで本稿では志ん生、馬生と可楽の対決をさせて可楽を勝たせます。なにせ私は可楽を贔屓にしているので。
志ん生、馬生が「ぞろっぺえ」なら可楽は「ぶつくさ」な落語ですな。まあ可楽のことは前に詳しく書いているのですが、暗くてぼそぼそ呟くような落語です。可楽は滑稽な話では駄目ですが、ニヒルでシニカルな落語で可楽の右に出る噺家はいないと思っています。そう考えるとこの「文違い」という演目は可楽にぴったりではないでしょうか。男女の騙し合いなんて、すごく可楽らしい。「世の中そんなに甘くねえよ、笑っちまえ」と可楽に言われているようで聞いている私は「その通りですな」となるのです。
そして馬生の落語はもうちょっと「可笑しい」落語でして、正統派の芸です。表情も豊かで台詞の声にも張りがあって聞きやすいものです。志ん生よりももう少し優しくなったような感じの落語です。そうすると郭話というのも皮肉な要素より、遊郭の華やかさと賑やかさ、色っぽさが目立つ傾向になるのです。
郭話には華やかさと皮肉さが同居していますが、多くの噺家はそれらを半分半分とか、華やかな方をやってしまうのです。可楽だけ違うなあ、と思う根幹にはこのような理由があるのではないでしょうか。
さて、郭噺の善し悪しは女郎を上手くやれるかにかかっています。また、どんな女郎をやるかで噺の特徴も決定してしまいます。馬生の女郎はすこし可愛らしい感じで可楽の女郎は「小股の切れ上がった」感じの江戸女ですね。
男を騙すときは可楽はどこか雑な扱いをしますが、馬生はもっと一生懸命に相手の客に取り入ろうとする。また、男に騙された時の反応を比べると可楽は「いけすかないねえ!畜生!」と憤慨していますが、馬生の場合は何度も何度も手紙を読み返してしくしく泣くのです。騙されてしまってその男を恨む女と、もしかしたら嘘かもしれない、まだ信じていたいと願う気持ちを踏みにじられて自分を責める女との違いですね。
やっぱり世の中の不条理とかにめそめそするのでは無く怒っている方が、よりシニカルな雰囲気になると思います。悲しみは怒りの初期段階、なんてことを言う人もいるし、可楽の方が馬生より先の段階にいます。皮肉な世界を描いているのはどちらかといえば可楽に軍配があがるのではないでしょうか。
可楽贔屓なもので、ついつい馬生をおとしてしまいましたから、今度は志ん生、馬生、志ん朝の親子のコラムでも書いて褒めますね、すみません。
とにかく「文違い」とうのは本当にトリッキーな噺で聞くたびに発見があるようなそんなものに思います。
「傾城に真無いとはわけ知らず 十に九つお客の癖を 器量自慢や芸自慢 我が身に惚れて女郎には 惚れぬふりする粋すぎな さぞ嫌な客もあろうと 汝が言う」
自分の知らないところでいろんな事が絶えず起こっている。知っていたら良かったこと、知らない方が良かったこと、まあ色々あるものです。
男女の仲、なんていう事はそれを知るのに一番手っ取り早いですよね、自分の思いを寄せる人がとんでもないことをしていたり、意外な人が自分を好いていたりと、本当に面倒な代物であります。しかも、ほれたはれたの話というのは理屈が無いのでたちが悪い。
男と女というのは全く違うものですから、腹の探り合い無しの縁なんてそう無いと思います。その中で揉まれていくうちに段々と大人になる様な、そんなもんでしょうね。
そう言う私は中三ですが。
自分に惚れてもいない女が自分に惚れたと思い込み、貢いでしまう男ども。そんな素人を笑うのが所謂「郭噺」というやつ。私は遊郭を舞台にした落語の主題は、こんな所にあると思っています。
そんなとき、噺家というのは必ず商売女、女郎を演じなくてはなりません。女郎が上手くできなかったら郭噺なんてちっとも面白くないのです。色っぽく男を翻弄していく女を見事に演じると噺は光ってきます。
そして、私は昭和の噺家の音源を聞くと、あの三笑亭可楽の女郎にはいつもハッとさせられるのです。漠然と「可楽の女郎はどの噺家とも違う」と思っていました。
いつも引っかかっていたのですが、今日は少し理屈をこねて可楽の演じる女郎に対して感じていたそれをはっきりさせたいと思います。
色々例を挙げると面白いのですが、ここは一つ「文違い」という噺で講釈してみます。
遊郭の女郎が、二人の男から金をだまし取って自分の情夫に渡すのですが、その情夫も別の遊女に金を渡すためにその女郎を騙していた、という噺。
後から騙されたいたものが真相を知って、怒ったり、嘆いたりして喧嘩になりますが、一番金を巻き上げられた男だけそれに気づかない、というサゲでして、皮肉な噺です。 男女の腹の探り合いというものの思い違いや、方っぽうが良いように遊ばれたりと、皮肉な可笑しさがたっぷり含まれた郭話の頂点にあるのではないでしょうか。
私が今回可楽と比較するのは金原亭馬生の「文違い」。
ここで何故、馬生を挙げるのかというと、馬生の芸は正統派だからです。後期の荒っぽい芸は師匠であり父である志ん生の影響を多分に受けています。でも、志ん生はあまり郭噺をやらなかった。私は息子が父の郭噺の分野を開拓したのかなあ、なんて思ったりします。弟の志ん朝は父の芸を踏襲していくというよりは、逆の道を行った気がしますが、馬生の方は父の創った「ぞろっぺえ」な粋をもっと昇華させた、と言う認識です。ここで先ほど述べた「可楽の女郎は誰の女郎でも無い」ことを証明するのにいい材料かと思って選びました。
そんなことで本稿では志ん生、馬生と可楽の対決をさせて可楽を勝たせます。なにせ私は可楽を贔屓にしているので。
志ん生、馬生が「ぞろっぺえ」なら可楽は「ぶつくさ」な落語ですな。まあ可楽のことは前に詳しく書いているのですが、暗くてぼそぼそ呟くような落語です。可楽は滑稽な話では駄目ですが、ニヒルでシニカルな落語で可楽の右に出る噺家はいないと思っています。そう考えるとこの「文違い」という演目は可楽にぴったりではないでしょうか。男女の騙し合いなんて、すごく可楽らしい。「世の中そんなに甘くねえよ、笑っちまえ」と可楽に言われているようで聞いている私は「その通りですな」となるのです。
そして馬生の落語はもうちょっと「可笑しい」落語でして、正統派の芸です。表情も豊かで台詞の声にも張りがあって聞きやすいものです。志ん生よりももう少し優しくなったような感じの落語です。そうすると郭話というのも皮肉な要素より、遊郭の華やかさと賑やかさ、色っぽさが目立つ傾向になるのです。
郭話には華やかさと皮肉さが同居していますが、多くの噺家はそれらを半分半分とか、華やかな方をやってしまうのです。可楽だけ違うなあ、と思う根幹にはこのような理由があるのではないでしょうか。
さて、郭噺の善し悪しは女郎を上手くやれるかにかかっています。また、どんな女郎をやるかで噺の特徴も決定してしまいます。馬生の女郎はすこし可愛らしい感じで可楽の女郎は「小股の切れ上がった」感じの江戸女ですね。
男を騙すときは可楽はどこか雑な扱いをしますが、馬生はもっと一生懸命に相手の客に取り入ろうとする。また、男に騙された時の反応を比べると可楽は「いけすかないねえ!畜生!」と憤慨していますが、馬生の場合は何度も何度も手紙を読み返してしくしく泣くのです。騙されてしまってその男を恨む女と、もしかしたら嘘かもしれない、まだ信じていたいと願う気持ちを踏みにじられて自分を責める女との違いですね。
やっぱり世の中の不条理とかにめそめそするのでは無く怒っている方が、よりシニカルな雰囲気になると思います。悲しみは怒りの初期段階、なんてことを言う人もいるし、可楽の方が馬生より先の段階にいます。皮肉な世界を描いているのはどちらかといえば可楽に軍配があがるのではないでしょうか。
可楽贔屓なもので、ついつい馬生をおとしてしまいましたから、今度は志ん生、馬生、志ん朝の親子のコラムでも書いて褒めますね、すみません。
とにかく「文違い」とうのは本当にトリッキーな噺で聞くたびに発見があるようなそんなものに思います。
「傾城に真無いとはわけ知らず 十に九つお客の癖を 器量自慢や芸自慢 我が身に惚れて女郎には 惚れぬふりする粋すぎな さぞ嫌な客もあろうと 汝が言う」
2011年6月28日 16時03分34秒 (Tue)
合宿を実施することに決定しました!
落語担当顧問でございます。
保護者会の後、幾通かの実施要望のメールや、
部への激励のメールを賜り、顧問一同、誠に忝い
気持ちになりました。
ありがとうございます。
さて、今夏も合宿を実施することとなりました。
つきましては、(今週は試験一週間前ゆえ、部会がないので)
来週の月曜日に、実施要項を配布します。
資料室前にとりに来てください。
いつものことですが、参加は自由です。
但し、今回の文化祭では、初日、二日目とも
生徒司会による大喜利です(顧問は過去2年で、
大体こんな感じの司会になるよ、というのを
みてもらいましたので、完全に裏方になります)。
従いまして、息を合わせるためにも、
大喜利出演の生徒は参加が望まれます。
大喜利出演予定の生徒には連絡を入れますので、
無理のない範囲で、検討してください。
保護者会の後、幾通かの実施要望のメールや、
部への激励のメールを賜り、顧問一同、誠に忝い
気持ちになりました。
ありがとうございます。
さて、今夏も合宿を実施することとなりました。
つきましては、(今週は試験一週間前ゆえ、部会がないので)
来週の月曜日に、実施要項を配布します。
資料室前にとりに来てください。
いつものことですが、参加は自由です。
但し、今回の文化祭では、初日、二日目とも
生徒司会による大喜利です(顧問は過去2年で、
大体こんな感じの司会になるよ、というのを
みてもらいましたので、完全に裏方になります)。
従いまして、息を合わせるためにも、
大喜利出演の生徒は参加が望まれます。
大喜利出演予定の生徒には連絡を入れますので、
無理のない範囲で、検討してください。
2011年6月26日 23時14分51秒 (Sun)
本年度第一回古典芸能部保護者会終了
落語担当顧問でございます。
去る、25日の10時半より約30分間、本年度第一回目の本部の保護者会が
行われました。
内容は、南総富浦で予定している今夏の合宿の実施の可否に関してでした。
今回は、能狂言担当顧問が現地視察を敢行。
保護者の皆様に、撮影してきた避難場所などをご覧頂きました。
実施の場合は、現地到着後、まずは避難訓練をする予定です。
その後、ご出席者(約20名)による自己紹介が行われ、
和やかなうちに散会となりました。
ご出席の皆様には大変に有難うございます。
当日は、学年保護者会もあり、私を含めて他の顧問が十分な時間が
とれず、ご挨拶もそこそこに退席させていただきましたことをお詫び
申し上げます。
あさって火曜日まで、可否に関するご意見を頂戴し、実施の場合は
概要を7月4日の月曜日に合宿要項を配布します。
実施の場合、部員の皆さん、奮って参加してください。
道楽園もおさえましたし、この合宿で大喜利も含めて、
「仕上げ」をしてしまいましょう。
去る、25日の10時半より約30分間、本年度第一回目の本部の保護者会が
行われました。
内容は、南総富浦で予定している今夏の合宿の実施の可否に関してでした。
今回は、能狂言担当顧問が現地視察を敢行。
保護者の皆様に、撮影してきた避難場所などをご覧頂きました。
実施の場合は、現地到着後、まずは避難訓練をする予定です。
その後、ご出席者(約20名)による自己紹介が行われ、
和やかなうちに散会となりました。
ご出席の皆様には大変に有難うございます。
当日は、学年保護者会もあり、私を含めて他の顧問が十分な時間が
とれず、ご挨拶もそこそこに退席させていただきましたことをお詫び
申し上げます。
あさって火曜日まで、可否に関するご意見を頂戴し、実施の場合は
概要を7月4日の月曜日に合宿要項を配布します。
実施の場合、部員の皆さん、奮って参加してください。
道楽園もおさえましたし、この合宿で大喜利も含めて、
「仕上げ」をしてしまいましょう。
2011年6月23日 22時49分36秒 (Thu)
暑いですねー
今日はホントに暑かったですねーー。
どうも、副部長のwazaです。
最近は他の部員が活動報告しておりましたので、俺が書くのは結構久しぶりかもしれません。
本日は「部室の充実化を図ろう!」ということで、学校から徒歩15分ほどの距離にある「オリンピック」というホームセンター(?)のような所で、いろいろと買出しに行きました。
3畳くらいの畳や、CDケース、夏に備えて安物の扇風機など、結構揃えられました。
久々に部活っぽいことをした感じですねww
部長も皆も、充実感に満たされておりました。(多分)
部室も結構整理されましたし、なかなかいい感じです。
早いもので6月も下旬。期末もそろそろ近いので、来週が1学期最後の活動となってしまいます。
ということで、そろそろ文化祭に向けて本気で取り組んでいかねばと思っております。
期待していてね!
そういえば、先週俺と凌雲とI上君とでトリオコンビみたいなの結成したんですけどアレどうなるんでしょうね。
そちらもネタが完成し、ある程度形になったら文化祭でもやってみたいなあとか思ったりしてるんですが、まだ分かんないですww
ということで、wazaの割と真面目な活動報告でした。
ばいばい!
どうも、副部長のwazaです。
最近は他の部員が活動報告しておりましたので、俺が書くのは結構久しぶりかもしれません。
本日は「部室の充実化を図ろう!」ということで、学校から徒歩15分ほどの距離にある「オリンピック」というホームセンター(?)のような所で、いろいろと買出しに行きました。
3畳くらいの畳や、CDケース、夏に備えて安物の扇風機など、結構揃えられました。
久々に部活っぽいことをした感じですねww
部長も皆も、充実感に満たされておりました。(多分)
部室も結構整理されましたし、なかなかいい感じです。
早いもので6月も下旬。期末もそろそろ近いので、来週が1学期最後の活動となってしまいます。
ということで、そろそろ文化祭に向けて本気で取り組んでいかねばと思っております。
期待していてね!
そういえば、先週俺と凌雲とI上君とでトリオコンビみたいなの結成したんですけどアレどうなるんでしょうね。
そちらもネタが完成し、ある程度形になったら文化祭でもやってみたいなあとか思ったりしてるんですが、まだ分かんないですww
ということで、wazaの割と真面目な活動報告でした。
ばいばい!
2011年6月23日 18時51分03秒 (Thu)
2011/06/23 ~塵も積もればゴミだめになる~
どうも凌雲です。コメントでとやかく言っている人もいますが・・・
気にしないで下さい。
さて、今日は部室の模様替えを行ったようです。
私はいろいろあってちょっとのぞいただけなので詳しいことはだれか書いてくれるでしょう。たぶん・・・
そうそう、おいしい枇杷いただきました。送っていただいた富浦の方ごちそうさまです。大粒でとても甘みがありました。これぞ絶品!!部員一同大絶賛でした。
こんなとこですかね・・・
今日来なかったやつ、かわいそうだなあ。
ではではまたの機会に。
気にしないで下さい。
さて、今日は部室の模様替えを行ったようです。
私はいろいろあってちょっとのぞいただけなので詳しいことはだれか書いてくれるでしょう。たぶん・・・
そうそう、おいしい枇杷いただきました。送っていただいた富浦の方ごちそうさまです。大粒でとても甘みがありました。これぞ絶品!!部員一同大絶賛でした。
こんなとこですかね・・・
今日来なかったやつ、かわいそうだなあ。
ではではまたの機会に。
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