2015年5月 アーカイブ
2015年5月29日 11時52分27秒 (Fri)
米大学研究チーム発表のがん治療 末期患者のがん細胞が消滅
米ペンシルベニア州フィラデルフィアで4月18~22日、世界最先端のがん治療研究が発表される「米国がん研究会議」(米国がん学会主催)が開かれた。
そこで、米ジョンズ・ホプキンス大学キンメルがんセンターの研究チームが、新しい治療法の効果について驚くべき発表を行なった。
研究チームは、それまでの治療法では手の施しようがないタイプの乳がんに冒され、すでに他部位にも転移している患者21人に新薬を投与した。その結果、4 分の1以上の患者に効果があり、そのうち2人はがん細胞が縮小、2人は検査でがん細胞が検出されない「寛解」と呼ばれる状態になったという。
従来の医学ではなす術がなかった末期がん患者のがん細胞が“消滅”した──その発表は多くの研究者に衝撃を与えた。この新薬は「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる。
同会議では、オープニングセッションから新薬の効果についての研究発表が相次いだ。世界中のがん研究者がこの新薬の研究に夢中になっているといっても過言 ではない。慶應大学医学部先端医科学研究所長の河上裕教授は、「がん研究・治療の在り方を変える革命的な薬として期待されている」と指摘する。
「免 疫チェックポイント阻害薬」とはどんな薬なのか。一般にがん治療法は4つに大別できる。手術などの「外科療法」、放射線を照射しがん細胞を破壊する「放射 線療法」、抗がん剤投与による「化学療法」、そして「免疫療法」の4つで、免疫チェックポイント阻害薬は免疫療法の一種だ。
健康な人の体内でも、がん細胞は日々生成されている。その数は1日およそ5000個。それでもがんにならないのは、免疫細胞ががん細胞を異物と見なして攻撃して死滅させるからだが、免疫力が弱ったり、機能しなかったりすると、がん細胞が増殖する。
そのように人間がもともと持っている免疫機能を正常に働かせることでがんを治そうとするのが免疫療法の考え方だ。
従来の免疫療法では、免疫力を高め、がん細胞への攻撃力を強めることに主眼が置かれていた。ところが、新薬はまったく新しい発想が取り入れられている。
「最 近の研究で、がん細胞には免疫細胞の攻撃に“ブレーキ”をかけるタンパク質が備わっていることがわかりました。がん細胞の表面にある『PD-L1』という タンパク質が、免疫細胞の『PD-1』に働きかけると免疫の攻撃がストップしてしまう。この対応関係のことを『免疫チェックポイント』と呼んでいます。
もともと、『PD-1』は免疫系の暴走を防ぐための仕組みなのですが、がん細胞はそれを逆手にとっているわけです。その免疫チェックポイントを無効にして、免疫系が攻撃できるようにするのが、免疫チェックポイント阻害薬のメカニズムです」(前出・河上教授)
つまり、がん細胞がまとっている“鎧”を破壊し、免疫による攻撃を最大化する治療法なのである。
http://news.livedoor.com/article/detail/10166994/
2015年5月26日 17時54分24秒 (Tue)
認知症予防にパチンコ?・・・「福祉用」開発中
先月末からは市内のデイケア施設など2か所に試験的に設置。関係者は、玉の方向を考えたり、指先の力を調節したりすることが認知症予防につながると期待する。
「あらやだ。大当たりがきちゃったわよ」。桐生市川内町の通所介護施設「モン・クール」に週2回通っている女性(90)が声を弾ませた。
広場の脇に設置された台が赤く点滅し、玉を引き込む中央の「羽」がパタパタと動き出す。「ここからの微妙な力加減が難しいのよ。どこに打てば入るかって考えながら打つから夢中になっちゃう」と、玉の行方を真剣に見つめる。
施設長を務める柿沼博昭さん(47)は「試験的に導入したが、予想以上に楽しんでいる人が多い。考えながら指先を動かすのでリハビリにもなります」と振り返った。
台を設置したのは、全国に中古台を通信販売する「グローバルスタンダード」(桐生市小梅町)。利用者が玉を口に入れないように受け皿の上にアクリルのカバーを付け、音や光も控えめに調整した。
社長の野口智行さん(32)が介護現場向けの台の開発を始めたのは、2年前。テレビ番組で「お年寄りがゲームセンターに集まっている」というニュースを見たことがきっかけだった。同時期に、全国の老人福祉施設からの注文も増え、本格的な開発を始めた。
軟らかいボールを握る動きや、カスタネットを鳴らす動きなど、介護現場でリハビリとして導入されている動作を使った操作方法も開発しており、今後、実用化を検討する。
野口さんは、「パチンコというとギャンブルというイメージを持つ人もいるが、目や耳、手足を複合的に動かすことで脳の刺激にもなる。パチンコを経験した施設利用者も増えるので、専門家にも意見を聞きながら開発を続けたい」と話した。
高崎健康福祉大保健医療学部講師で、理学療法士の山上徹也さん(36)は「玉の行方を考えることは、注意力や集中力をつかさどる前頭葉の刺激になり、認知症の予防につながるのではないか。点数を表示すると競争意識も芽生え、効果が高まると考えられる」と分析した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150526-00010000-yomidr-soci
2015年5月15日 14時35分59秒 (Fri)
握力で心臓病リスクを判定、国際研究
握手の強さで老化や教育水準、将来の健康が分かる 研究
カナダ・マクマスター大学(McMaster University)が主導した国際研究チームは、手を固く握りしめることが、大まかだが信頼性のある健康のバロメーターになるという証拠に関する大規 模な調査を実施した。世界17か国の35~70歳の患者14万人近くを対象に、4年間にわたり健康状態の経過観察を行い、検診ごとにジャマー型油圧握力計 と呼ばれる機器を患者たちに握らせ、筋力を測定した。
その結果、4年の調査期間で、握力が5キロ低下するごとに、何らかの原因による死亡リスクが16%増加する関連性が認められた。またこの握力低下は、心臓発作リスクの7%増、脳卒中リスクの9%増にそれぞれ関連していた。
今回の研究では収縮期血圧(最高血圧)よりも握力の方が、早死に関する有意な予測因子であることが判明した。年齢、たばこやアルコールの摂取、教育水 準、職業的地位などの健康に影響を及ぼす要因を考慮した場合も同じ結果が得られた。だが、糖尿病、呼吸器系疾患、転倒による外傷または骨折などと握力との 関連性は認められなかった。
研究を率いたマクマスター大のダリル・レオン(Darryl Leong)助教(内科)は「握力の強さは、個人の死亡リスクや心疾患発症リスクを判定するための簡単で安価な検査になるかもしれない」と語る。「医師や 他の医療従事者は、心不全などの重病を抱え、特にその疾患によって死亡するリスクが高い患者を把握するために握力測定ができる」
握力の強さは個人の体の大きさや体重、民族によって異なる可能性があるため、さらに誤差を調整するための研究を重ねる必要がある。また、筋力が健康のバ ロメーターになると思われる理由や、筋緊張を改善することで死亡や循環器疾患のリスクを緩和できるかどうかを解明するにも、さらに研究が必要だ。【翻訳編 集】 AFPBB News
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150515-00000018-jij_afp-int
2015年5月6日 16時24分07秒 (Wed)
医者自身が病気になったら“治療拒否”したいケース30
※第一回「なぜ、医者は自分では受けない治療を施すのか」
■医者自身が病気になったら避けたい事例30
※複数医師への取材をもとにプレジデント編集部構成。「」内は、断りがない限り萬田緑平医師の発言。
【1】余命数カ月で尿管ステント
尿管に入れるチューブ。挿入後、チューブが詰まってしまうことがあり、数カ月ごとに入れ替える必要がある。「数カ月単位の延命ならば検討する」。
【2】話の要点がわからない医師
手術失敗など訴訟の俎上にのぼりやすい外科医と違い内科医は、治療・投薬と結果の因果関係が外科ほどはっきりしないので、治療の説明をより明確にすべき。
【3】疲労を蓄積・人工透析
腎臓が機能しなくなったときには必要な治療だが、週に3回、4時間かけて行うので精神的・肉体的疲労が大きい。「1年以上延命できるならば検討する」。
【4】拷問に近い・吸引
口の奥にチューブを入れて唾液や痰を吸引する。患者さんに苦痛を与えて咽せさせたところで痰を吸引する場合もある。「拷問に近い。絶対にやりたくない」。
【5】90歳を超えたら病気を治さない
90歳で検査をすれば何かの病名がつくだろうが、治療のリスク、検査の負担も考慮し、よほどのこと以外は自宅でゆっくりしたほうが元気で長生きできるのではないか。
【6】急性疾患でない胃ろう
お腹に穴を開けてチューブで胃に栄養を入れるが、チューブをぶら下げずに済む。「急性疾患などで意識がはっきりしている状態ならお願いするかも」。
【7】軽い病気で大病院
少々の熱が出たぐらいで、大混雑する大病院にいくのは避けたほうがいい。近くのクリニックで十分だし、そこで何かが見つかればすぐに適切な病院を紹介してくれる。
【8】検査大好き病院
患者負担を考えず、不必要な検査を繰り返す。少なくとも、「第一の検査では、この部分がわからなかったので、次の検査をします」(内科医)といった明確な説明が必要だ。
【9】外科医の手が不器用、すぐキレる
全身麻酔をすると、手術室で何が起きているかはわからない。医者は自分が手術を受けるときは、信頼に足るか(手は不器用ではないか、すぐキレたりしないか)を下調べ。
【10】薬の量が杓子定規
たいして詳しく診察したわけでもないのに、やたらと出す薬が多い内科医がいる。患者の年齢や体質、病歴は千差万別。患者を正視しない思考放棄医師の危険性あり。
【11】治療中でないのに禁酒
治療中の禁酒は常識だが「“身体にいいこと”よりも“心にいいこと”」で、酒好きならば楽しくなる効能のほうが尊い。高齢患者で、酒は高カロリーなので栄養状態は良好だったという例も。
【12】絶対拒否する腎ろう
「延命できてもやりたくない」。背中から腎臓に直接チューブを入れて尿を排出する。風呂にも入りにくく、仰向けにも寝にくい。日常生活に不便を強いられる。
【13】不勉強、硬直思考の医者
在宅医療や緩和ケアなどの発想についていけない医師が少なからず存在する。従来の治療のみが本道で、それ以外の道は、自分の地位が下がると思っている場合も。
【14】延命見込みなしでの人工肛門
意思とは無関係に排出されるので、便を受ける袋を装着する必要がある。がんによる腸閉塞の場合によく使われるが、役に立たない危険性も。「年単位で延命できるなら検討」。
【15】栄養補給を点滴に頼る
点滴は栄養補給ではなく、主に水分補給。病院では点滴に頼りすぎるから、胸水が溜まってしまって胸腔カテーテルなどの治療を行わなくてはいけなくなる。
【16】絶対勘弁のイレウス管
鼻から腸まで入れる太く堅く長いチューブ。「鼻から箸よりも太く長いものを死ぬまで入れられると思うと……。いくら苦しんでいても、これだけは勘弁してほしい」。
【17】タバコは絶対悪か?
“百害あって一利なし”代表格も、「禁酒」と同じ理由で、一服がなによりも楽しみの愛煙家なら。衰弱しても、タバコを爪楊枝に刺してご家族に吸わせてもらった強者もいた。
【18】不要な「安静」の強要
病気治療に安静、も常識だが、寝たきりが続いては気持ちが細ってしまう。孫がいるのなら、できるだけ一緒に過ごす。生命力溢れる幼児たちからパワーをもらうのだ。
【19】幸福感のない食事
制限されるような身体に悪い物を大量に食べられるはずもなく、本人の嗜好に任せて構わない。好きなものを食べたときの幸福感は年齢性別を問わず厳然たるものがある。
【20】規則正しい生活の強制
規則正しさを強要された病院から自宅へ戻ったのなら、もう好きにすればいい。それだけで精神が華やいだ例は多い。食べたいときに食べ、眠いときに眠る。
【21】比較的負担小・胆道ステント
胆管が閉塞したとき、消化管内視鏡を使って胆管に挿入するチューブ。身体への負担は比較的少ないので、「数カ月単位で延命できるならば検討する」。
【22】なかなか退院を認めない
病院医師は「敗北」を認めたがらない。しかし抗がん剤治療は撤退のタイミングこそが最良の延命治療になりうる。頑迷な医師よ、患者本位に意識を軟化させるべきだ。
【23】緊急以外の中心静脈カテーテル
首、肩、足の付け根などから挿入する。挿入時に出血などのトラブルもありうるし、入れっぱなしになるため、感染で使えなくなる危険性も。「使用は緊急時に限りたい」。
【24】治療のテコ入れをしない
処方どおりの投薬をしても症状が改善しないにもかかわらず、治療方針を是正ぜず、同じ種類、量の薬を出し続ける。つまりは怠惰。カルテのみを見ている証拠。
【25】胸の出血リスク・胸腔カテーテル
水を針で抜く場合、数日に1回の割合で穿刺しなければならず、胸の出血や肺に穴が開くリスクがある。「無駄な点滴をしなければ胸水はそこまで溜まらないのではないか」。
【26】避けたい・尿道カテーテル
病院が比較的容易に挿入する。患者さんがおむつを拒否する場合に使われることも。「挿入の煩わしさよりも排尿の苦しさのほうが大きい場合は、使うかもしれない」。
【27】医者が紹介する医者
医者が入院したとき、普段褒めている医者とは別の医者に担当を依頼した、というのはよく聞く話。医者はしがらみが多く、医者の紹介する医者が信用できない場合もある。
【28】医師の「頑張りましょう」
とりあえず治療を継続したい医師が頻発する言葉。頑張って完治するならば結構だが、疲弊した患者に「頑張れ」と言うのは思考放棄。患者の状態を正視していない証拠。
【29】PTCD・胆汁チューブ
皮膚から直接胆管にチューブを入れる。胆汁は1日数百ミリリットル流れ出るので、チューブの先にボトルをぶら下げる。「よほどの長期延命効果があっても辞退します」。
【30】よほど苦しいのなら胃管
鼻から胃まで入れるチューブ。完全拒否の患者さんも多い。「できるならやりたくないが、余命1カ月でよっぽど苦しんでいたらお願いするかもしれない」。
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緩和ケア診療所「いっぽ」医師 萬田緑平
1964年生まれ。群馬大学医学部卒業。群馬大学附属病院第一外科に所属。2008年、緩和ケア診療所・いっぽの医師となる。
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緩和ケア診療所「いっぽ」医師 萬田緑平 構成=須藤靖貴
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150505-00015155-president-bus_all&p=1
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