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正しい解釈と楽曲分析 (アナリーゼ)

最近インターネットを見ていると、良くこんな質問が投稿されている。
「作曲家○○が作った○○と言う曲が作曲された時の時代背景/社会情勢と
その時の作曲家の心情を教えて下さい」
これは音楽の授業で出された宿題なのだろうか?
音大生がレッスンで使う曲の解釈に必要だと先生に言われたのだとも思う。
 
曲の解釈と言えば一頃はモチーフの関連性を追求している人ばかりだったが、
今は違う様です。変われば変わるものですね。
誰だったか忘れましたが、ワーグナーの「ニーベルンクの指環」で
用いられているライトモチーフが最大いくつ確認できるか、
必死で探し出そうとしている人も居た様だが、
私はそこまで暇ではない。
 
なるほど「時代背景」と「心情」ねえ。
そう思って自分の事を振り返ってみたら、殆ど何も覚えていないのに気が付いた。
つい最近ならいつ頃作った曲か覚えているのだが、
2011年の東北地方を中心とした大地震の頃となると、もう既に記憶が曖昧で、
あの曲を書いたのは、この震災の前だったか後だったか等と
思い出そうとするが分からない。
何を考えていたかに至っては、まるで覚えていない。
 
2001年9月11日の アメリカ同時多発テロ事件となると記憶は更に曖昧で、
「この曲の出版は同時多発テロ事件の前?後?」
「この曲の演奏会は同時多発テロ事件の前?後?」 
なんだか良く覚えていない。
さらにその頃どんな気持ちで曲を書いたか全く覚えていないのである。
 
もっと遡って、湾岸戦争となると、この戦争自体いつ起こったかも曖昧である。
今ウキぺディアで調べたら1991年と記載されていました。
そうだったっけ、人間の記憶なんて当てにならないなあ。
 
 ここまで考えてみると、私は自分の作品が成立した時期の記憶が不確かな上、
その時の心情はすべてと言って良い程忘れてしまっているのである。
と言う事は、私は自分自身の曲の解釈者としては、
明らかに相応しくない人物と言う事になる。
ありゃりゃ これは困った。
私はもう自分で自分の曲を解釈してはいけない立場なのだ。
歳には勝てませんねえ。
まてよ 一つ思い出した。湾岸戦争の時テレビを見ていたら、
ドイツが映って、そこに「Golf Krieg」と書かれていた。
「え ドイツ語で『湾』は “Golf” なの」
と思った私は、急いで辞書を引いたらその通りだった」
ドイツ語では「ゴルフ」も「湾」も “Golf” なのである。
(但し名刺の性は違います)
英語と違いますねえ。
そう この時の私の心情は。
「英語とドイツ語は共通点が多いが、こんな違いもあるのだ」
です。
しかしこの頃何を書いていたかな?
ヤバイ、何も思い出せない。
悔しいなあ、せっかく湾岸戦争の頃の心情を思い出したのに、
この時期何を作曲していたか肝心な事を忘れている。
こりゃもうだめだ、潔く自作曲の解釈を述べる事は今後一切やめよう。
しかし、まあいいさ。私はピアノソロは殆ど書いてないし、
吹奏楽もオーケストラも私が指揮する訳じゃないから、担当者に任せよう。
そうすれば、解釈を考える必要はないし、
何より他人に責任を押し付けられるのは、非常に都合が良い。
よっしゃ これからはこれで行こう。
 
あっ そうだった こうやって過去の事を順序立てて思い起こしていたら、
今までに書いた全ての自作曲に共通する作曲時の心情を思い出した。
それは
「金が欲しい~!」
です。
 
2015年10月12日

 
 
 
 
 
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