名言分析学第一回
2020年6月22日 5時25分51秒 (Mon)
講義担当:魔手魔楼夢
0.はじめに
講義の目標はシラバスにもある通り、「名言を詳しく紐解いていくことで、深い理解を得るとともに、新たな名言を生み出す力を身に付けること」である。
今回の講義では、20日の活動で放たれた会長の名言についての詳しい分析を行なっていく。まずは私の解説をする前に、いったいどのような状況で名言が発生したのかの流れを一通り確認しておこう。(人名の引用が多くなるため、敬称は省略させていただく。)
会員たち「飛んでるんだが」「勝ったんだが」「2ダブが刺さったんだが」
ぷらちか「タイトルにしては短すぎじゃね?」
まろん「後折りの上に早めに構えていた2ダブを後になって凝視せずにそのまま打ったら相手に刺さって勝ったんだが?」
Scott「しゃべってる途中にトイレにいったら忘れそうなんだが」
……残念ながら筆者の記憶が朧げな部分があり、一部の発言や名言そのものもはっきりと確証を持った記録ができなかったが、大まかな流れはこのようなもので間違いない筈だ。
1.会話の流れ
まずは会話の流れに着目してみよう。初めにラノベタイトル風という切り口で小さく動いたのはまろん。ぷよぷよでいうと単発をした場面だ。それに対し、単発や2連鎖のような小さい発言が飛び交う。そこで、ぷらちかの2ダブ対応のような鋭い指摘が飛んでくる。
しかし、まろんはぷらちかの2ダブを看破していた。構えていた2ダブの連結を足すかのようにして、ハチイチ2トリの巨大なタイトル対応を見せていった。中盤としては単発で動かせた場面のような形で、ぷらちかも反撃の手が見出せずに試合は決したかのように思われた。
そう、ぷよぷよのセオリーでいえばまろんは勝っていたはずだった。
間髪入れずにScottが見せた次の一手が妙手であった。
「しゃべってる途中にトイレにいったら忘れそうなんだが」
2.名言の素晴らしさ
次は、この一手の素晴らしさについての考察をするため、三つの要素に着目していくことにする。
一つ目。この発言を理解しようとする前に、まずは画面の前のあなたも声に出してみてほしい。「しゃべってる途中にトイレにいったら忘れそうなんだが」
人の心に残る名言を考える上で、リズム良く発音できるというのは、意識されにくいが非常に重要なことだ。その点で見ると「XY、XY、XY」というようなリズムが取れていることがわかるだろう。これは長文名言を作る上では非常に難しいことで、実際まろんの長文発言を読み上げてみると、先ほどの名言にはあった小気味良さが感じられないだろう。
二つ目は「だが」という締めくくりを見せていることだ。これにより会話の流れに沿うことができて、聞き手が聞きたくなるような発言となる。単純なテクニックだが、それゆえに忘れてはならない。
そして、三つ目の要素が「困惑」だ。この発言をされた際、おそらく会員は「喋りながらチャットをフェードアウトさせつつ、トイレにいき、座りながら頭に?を浮かべている人」の姿が脳裏に過ぎったことだろう。そして、思い浮かべた人物に対して?を浮かべることになる。そう、この文章は一見意味があるように見えて全然つながりがないのである。
これら三つの要素により、我々は「何かしら魅力的な要素を感じられるのにも関わらず、何一つ意味のない文章」という感想を抱くことになる。「繋がりそうに見えて何一つ繋がらない」というオブジェのもつ魅力に似たものを感じることができる。
3.発言の真意
最後に、Scottの名言に呑まれた我々は、その発言の真意を本人に求めた。彼の解説によると、
「(発言者が)しゃべってる途中に
(聞いている人が)トイレにいったら
(最初の内容を)忘れそうなんだが」
ということだったようだ。ぷよぷよで表現すると、「折り返しのキーぷよの色を間違え、GTRの右一つの色を間違え、連鎖尾がぢ尾」のような状態で意味がつながってなかったのだろう。
しかし、これでもまだ解決しない疑問が残る。聞いている人はトイレに行っている間の発言を聞くことはできない筈であるし、そうであれば忘れても構わなさそうではある。また、トイレに入っている間ずっと、ラノベタイトル風の発言を継続して続けるのは非常に困難であるようにも思える。
これらについては今後も研究が盛んに行われることだろう。
0.はじめに
講義の目標はシラバスにもある通り、「名言を詳しく紐解いていくことで、深い理解を得るとともに、新たな名言を生み出す力を身に付けること」である。
今回の講義では、20日の活動で放たれた会長の名言についての詳しい分析を行なっていく。まずは私の解説をする前に、いったいどのような状況で名言が発生したのかの流れを一通り確認しておこう。(人名の引用が多くなるため、敬称は省略させていただく。)
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まろん「ラノベタイトル風の発言が多くないですか?」会員たち「飛んでるんだが」「勝ったんだが」「2ダブが刺さったんだが」
ぷらちか「タイトルにしては短すぎじゃね?」
まろん「後折りの上に早めに構えていた2ダブを後になって凝視せずにそのまま打ったら相手に刺さって勝ったんだが?」
Scott「しゃべってる途中にトイレにいったら忘れそうなんだが」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……残念ながら筆者の記憶が朧げな部分があり、一部の発言や名言そのものもはっきりと確証を持った記録ができなかったが、大まかな流れはこのようなもので間違いない筈だ。
1.会話の流れ
まずは会話の流れに着目してみよう。初めにラノベタイトル風という切り口で小さく動いたのはまろん。ぷよぷよでいうと単発をした場面だ。それに対し、単発や2連鎖のような小さい発言が飛び交う。そこで、ぷらちかの2ダブ対応のような鋭い指摘が飛んでくる。
しかし、まろんはぷらちかの2ダブを看破していた。構えていた2ダブの連結を足すかのようにして、ハチイチ2トリの巨大なタイトル対応を見せていった。中盤としては単発で動かせた場面のような形で、ぷらちかも反撃の手が見出せずに試合は決したかのように思われた。
そう、ぷよぷよのセオリーでいえばまろんは勝っていたはずだった。
間髪入れずにScottが見せた次の一手が妙手であった。
「しゃべってる途中にトイレにいったら忘れそうなんだが」
2.名言の素晴らしさ
次は、この一手の素晴らしさについての考察をするため、三つの要素に着目していくことにする。
一つ目。この発言を理解しようとする前に、まずは画面の前のあなたも声に出してみてほしい。「しゃべってる途中にトイレにいったら忘れそうなんだが」
人の心に残る名言を考える上で、リズム良く発音できるというのは、意識されにくいが非常に重要なことだ。その点で見ると「XY、XY、XY」というようなリズムが取れていることがわかるだろう。これは長文名言を作る上では非常に難しいことで、実際まろんの長文発言を読み上げてみると、先ほどの名言にはあった小気味良さが感じられないだろう。
二つ目は「だが」という締めくくりを見せていることだ。これにより会話の流れに沿うことができて、聞き手が聞きたくなるような発言となる。単純なテクニックだが、それゆえに忘れてはならない。
そして、三つ目の要素が「困惑」だ。この発言をされた際、おそらく会員は「喋りながらチャットをフェードアウトさせつつ、トイレにいき、座りながら頭に?を浮かべている人」の姿が脳裏に過ぎったことだろう。そして、思い浮かべた人物に対して?を浮かべることになる。そう、この文章は一見意味があるように見えて全然つながりがないのである。
これら三つの要素により、我々は「何かしら魅力的な要素を感じられるのにも関わらず、何一つ意味のない文章」という感想を抱くことになる。「繋がりそうに見えて何一つ繋がらない」というオブジェのもつ魅力に似たものを感じることができる。
3.発言の真意
最後に、Scottの名言に呑まれた我々は、その発言の真意を本人に求めた。彼の解説によると、
「(発言者が)しゃべってる途中に
(聞いている人が)トイレにいったら
(最初の内容を)忘れそうなんだが」
ということだったようだ。ぷよぷよで表現すると、「折り返しのキーぷよの色を間違え、GTRの右一つの色を間違え、連鎖尾がぢ尾」のような状態で意味がつながってなかったのだろう。
しかし、これでもまだ解決しない疑問が残る。聞いている人はトイレに行っている間の発言を聞くことはできない筈であるし、そうであれば忘れても構わなさそうではある。また、トイレに入っている間ずっと、ラノベタイトル風の発言を継続して続けるのは非常に困難であるようにも思える。
これらについては今後も研究が盛んに行われることだろう。
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