生前建墓について
私達が生きている間に建立するお墓の事を「寿陵」または「生前墓」といい、昔から【大変縁起の良い行い】といわれています。
中国では「大変おめでたい、長生きを願うお墓」として秦の始皇帝をはじめ、歴代の皇帝も建てていました。
「寿陵」は、【人生の転機を願って行うもの】と云われています。
これまでの人生を清算して、新しい人生を歩み始めるということで、もともと仏教の輪廻転生という考えからきたものです。
実家のお墓に入ろうと考えておるのじゃが…
お墓の継承権は直系だけですので、親の代の次は長男で、次男・三男の方達は(一般的には)お墓を引き継ぐ事は出来ません。預骨ということでお寺に預かっていただいても、いずれは残された方が引き取る事になります。
散骨を希望してるので、お墓は必要ないの…
散骨とは、焼骨そのものを撒くわけではなく、一握りの焼骨を灰になるまで粉々にして、海や山に撒くものです。お骨の9割は通常通り墓地に埋葬されますので、結局お墓は必要になります。
また、海に散骨する事を『海洋葬』といいますが、船をチャーターする上に散骨許可がおりる遠方の海域まで行かなくてはなりません。多額な費用がかかるのはもちろんですが、何よりも遺された方達が故人に近況を報告する場所(ご先祖様と語らう場所)が無い事が、一番のデメリットではないでしょうか…?
お墓とは、ご家族・身内・親しい方々が自然に集う場所なのです。
子供達が考えてくれるじゃろ
ご自身のご年齢でもまだまだお墓の建立に関心がないのに、まだお若いお子様達に負担をかけるのはいかがなものでしょうか…いざという時、遺された方々が負担を負う事になります。
また、遺産の相続には課税されますが、お墓の相続に関しては全くの非課税です。死後に、相続税を差し引かれた遺産の中からお墓を建立してもらおうという考え方は、大変不経済とも言えます。
生前建墓とは、節税対策のひとつでもあるのです。
まだまだ元気だからお墓なんて考えてないわよ
元気だからこそ考える事が出来るのではないでしょうか…万が一ご自身がご病気になられたら、お墓の話など出来ません。
生前建墓は御夫婦のセカンド・メモリアル(記念碑)です。
共に歩んでこられた今までの人生に感謝をしつつ、そして、これからの人生に更なる幸がある事を祈りつつ、お墓の建立を考えてみられてはいかがでしょうか。
※現在建立されているお墓の9割は、生前に建立されているお墓です。
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