2005年09月 アーカイブ

ウォーラスのミュージックテープ

2005年9月

二枚目のCDも無事我が手を離れ、あとは勝手に化学反応してねっ、という感じなのですが、ひとつ忘れていた事がありました。
『自分の作った作品をカセットに録音してラジカセとカーステで聴く』です。ファーストではあえてside A,side Bなどとジャケに表示したりもしたのですが、ミニアルバムだったしね。
しかし今回は文句無しのフルアルバム。これは是非やらねばなりません。

レコード文化=音楽との付き合い方、という方程式が何年たっても抜けきらない世代であるがゆえに、この20年間いつまでたってもCDには愛着のかけらも得られずに現在に至る、次第でして、結局今なおCDプレーヤーが部屋にありません。
まがりなりにもこの時代の流れの上で音楽で飯を食ってきた人間のくせに考えられないことですね。
かといって別に極度に排除していたわけではなく、仕事には必要だし何度となく部屋にセットはされるのですが、いつの間にか姿が消えています。でも、ラジカセはずっとあるんですね、これが。

しかもスピーカーがモノラルのテレビとラジオがついてるやつ。昔、質屋で買ったやつ。ヘッドが不安定ですばらしくクタビれたサウンドを奏でます。当然日常的に愛用しているわけでもないのに、こいつはなぜかいなくなりません。
もちろんパソコンがあって、それでCDが聴けるはずなのだが、なぜかパソコンにはスピーカーがありません。よってオーディオとつながないと音は出ないわけですが、これもいろんな事をやってるうちにどうつながってるのかがわからなくなり、普通にパッとCDが聴ける事がない。
つまり俺の頭の中ではパソコンは音楽を聴くための道具ではない、と思ってるみたい。だからオーディオシステムといつまでたってもつながってくれへん。

とかチンタラしてるうちに、CDRも死ぬほどゴミのように氾濫して一直線に何の価値もなくなり、やれMDやらMP3やらハードディスクやら(一応ひととおりは真剣に付き合ってたりはする)次から次へと新メディアの嵐。
I-POD系も一時期あこがれて、価格低下をずっと待ちわびていたときがあったのだが、そんなことをしてる間にある日突然、

『別にいらんやん?』

と思って一気に冷める。
何かうんざり感100%になって。
そんな、とある日なにげにラジカセで音楽を聴いたときに
『あー、この距離感』と妙に新鮮に思えた。
カセットこそが今だにレコードのA面B面をしっかりと体感できる唯一の優れものではないか!と思った。(ちなみにカーステはどっち聴いてるかわからなくなるので今いち。よってオートリバースも余計なお世話!)
何より、自分と『ラジカセ』との関係の深さを改めて感じた。
CD時代になってからはカセットに録音するときは、どこを境目にするのかは大変悩んだものだ。
しかも余計なボーナストラックとか入っててすごく録音しづらかった。でも、A面B面がはっきりしている作品は、やっぱカセットで聴くのが一番いいわ。
それこそハードディスクとかに何千何万曲も詰め込んでランダムにどんな聴き方もできる、なんてうわぁ〜、もう聴きたくなくなるで。それって便利なのか?

やっぱライナーノートの時間計算して、それに合ったカセット買ってきて手書きで曲のタイトルも書いてインデックスシール貼って、録音レベル気にして、という今ではとっても手間のかかる事になると思うが、作品に対してそれくらいの愛情はかけないと値打ちないで!!

今日び音楽に限った事ではないが。

てな事から、二枚の作品をカセットに録音することに盛り上がった次第です。メタルテープはなぜか好きになれなかったので、ハイポジにしようと思って長年世話になっていたが最近すっかり足が向かなくなっていた京都一の安売りテープ屋の京進電気にまとめ買いに走る。

ところがいざ録音しよう、と思ったらノーマルテープを買っていた事に気づき交換してもらおーと思って、数日後再び行く.........あれ!??張り紙が?

『30年間の御愛顧誠にありがとうございました..........』

なんと、店が静かに忽然と消えていた。ショックであった。でも、あの店で最後にカセットテープ買った客は多分俺。しかも大量に。んー時の流れは無情やのう。いや!やっぱりノーマルテープが一番ええで!!うん。ちゃんと使いますよ。

ラジカセは、今だに俺の音楽アドレナリンを無限に刺激する魔法の箱です。最近ネットで古いラジカセばっか見てる。アホ。でも異常にワクワクするのだよ、これが。初心に帰っておもろい曲作ろうっと。(いつも心は初心者やけどね。)

 ヒデキ


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