僕の御主人さま
この女の子が、かなちゃん?
僕はそっと視線をあげて、その女の子を見た。
髪の毛はくるくるとカールしていて、日本人じゃないみたいな茶色。
目の周りは真っ黒で、すごくかかとの高いくつをはいている。
「わ~可愛い~猫買ったの?なんて血統??」
「買ったんじゃねぇよ…拾ったんだ」
「え~じゃあ雑種ぅ?」
「知らねーけど…何の用?」
「何の用って彼女にその態度なくなーい?」
「だから俺は…別れようって言ってるじゃねーか」
「な、なんでこんなところでそんな話するのよぅっ」
よくわからないけれど…
女の子は泣き出している。
ごしゅじんさまが泣かせちゃったの?
「お、俺らこれから授業なんだ~。佳奈ちゃん、時間あるならこの子見ててあげてくれない?」
「おい田中!」
「いいから。ほら、佐東いくぞ!」
「引っ張るなって!…佳奈、俺が戻るまでユキのこと見てろよな!」
ごしゅじんさま…友達といっしょにどこかに行ってしまった。
少しさびしいけれど、ごしゅじんさまの荷物も置きっぱなしだから…すぐ、戻ってくるよね。
「もう!なんなのよあれ…私のことフるなんてどんな神経してんのかしら!?」
(にゃ…?)
かなちゃんは、さっきまでごしゅじんさまが座っていた椅子にどかっと腰を下ろした。
なんだか怒っているようで、少し怖いなぁ。
「大体、雑種の猫拾うってどんな神経してんの!?」
(にゃぁ…?)
「もう!鳴かないでよ!私が飼ってるみたいじゃないの!」
(!?)
「私血統書のない動物なんて大っきらいなんだから!」
かなちゃんは、僕のことがきらいなのかなぁ…?
僕に、触れてくれない。
ずっとイライラしているみたいだ。
(ごしゅじんさま…早く、戻ってきてくれないかなぁ…)
うらやましいなぁ…
僕も、にんげんに生まれてきたかった。
たなかと言うらしいごしゅじんさまの友達は、ごしゅじんさまと一緒にどこにでもいける。
だけど僕は、こうしてごしゅじんさまの帰りを待ってなくちゃならないんだ。
プロフィール

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生物学上はね。
でも精神的には男だから!攻めだから! - blood type
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- イタイくらいの腐女子さんですっ!
周りにも腐女子隠してませんorz
銀魂、復活、脱色、ぬら孫、等々ジャンプ作品を愛してます。
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