僕の御主人さま
「おー、お前ネコなんて飼ったんだ?」
「え、マジ?佐東見せろよー」
「この子。ユキってんだ。可愛いだろ?」
(にゃぁ…?)
ごしゅじんさまの声だ。
それに、ごしゅじんさま以外の人間の声もちらほら聞こえてくる。
僕は何度か眼を瞬かせて、うーんと背筋を伸ばした。
「お、目が覚めたみたいだぞ?」
「ホントだ。…ユキ、おはよ」
(おはようございます、ごしゅじんさま)
「ユキ、こいつら俺のダチ。えと…ダチって分かるか?」
(ごしゅじんさまの友達…いいなぁ、僕も友達が欲しい)
僕は、目の前で僕の顔を覗き込んでくるごしゅじんさまの友達の手をぺろりと舐めてみた。
うん…ちょっとだけ汗ばんでてお世辞にも気持ちいいものじゃないなぁ。
「な、そういえば俺も猫飼ってんだよ。今度連れてこよっか?」
「お、いいね~。ユキと友達になってくれるかな」
「さぁ…あ、てかもう授業始まるぜ?」
「そうだな…ユキどこにおいとこうか…」
「流石に授業はな。…佳奈ちゃんに預けとけば?」
「ん?あー…そうだな。」
かなちゃん…?
人間の名前、だよね。
そういえば、僕の生まれた家の女の子も、かなちゃんって名前だった。
「どうした?乗り気じゃねぇみてーだけど」
「いや…俺、まだあいつと喧嘩しっぱなしなんだよ」
「まだ喧嘩中なのか?たく…さっさと別れればいいだろ」
「そうなんだけどさ…いざ別れ話切り出すとなるとなぁ…」
…?
ごしゅじんさまは、かなちゃんっていう女の子とけんかしてるのかな?
(けんか、よくないよ?ごしゅじんさま)
「ユキ、お前授業の間じっとしてられるか?」
(はい)
鳴き声ださなくて、動かないでいろってこと…だよね。
できる、との意味を込めて僕はご主人様の手をチロリと舐めた。
「よし」
「よし、って佐東…さすがにバレたらまずいぞ」
「けどユキを一人には……」
ごしゅじんさまが何やら考えているみたい。
そんな時、一人の女の子がごしゅじんさまの肩をたたいた。
「何のはーなし?」
「…佳奈」
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周りにも腐女子隠してませんorz
銀魂、復活、脱色、ぬら孫、等々ジャンプ作品を愛してます。
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