decide-first episode- (新規小説)
2011年6月13日 22時11分03秒 (Mon)
射し込む日差し、遠ざかる背中、開かれたドアの向こうに消えていくー―。
「ママァッ!」
霞んだ視界に開かれた自分の手の甲が映し出されていた。 瞬き一つ、涙が頬を伝った。
(……あぁ、またアノ日の夢)
「いくら手を伸ばしたって届かないのにね……」
伸ばした手を返し過ぎた日を思い出す。
まだ幼かった頃、突然訪れた母との別れ。
母親は振り返る事なく行ってしまった。
後に父親から゛これからはママと離れて暮らすんだよ、会うことも……あんまりできないかな、ごめんね゛と、言われたのを覚えている。
(もう私にママはいない)
いつものように自分に言い聞かせながら頭の中で反芻し再び眠りについた。
「おはよう、エア」
もう見慣れた父親のエプロン姿。
「おはようパパ、今日はお休みの日?」
いつもならエアが起床する時間に父親の姿が家にあることはない、そういう仕事に就いているから仕方の無いことだ。
だからこの姿を見るイコール休日だと、エアは認識している。
父の仕事は騎士団長、それも結構偉いらしい。
細かいことはエアには伝えられてはいないが、人伝にそう聞いたことがあった。
「あぁ、休みじゃないんだけどね。
今日は少しゆっくりしていけるんだ」
「そう、なんだ」
居間の食卓テーブルにつき父の後姿を見つめるエアの心境は複雑だった。
父が朝起きたときに家に居てくれたことはとても嬉しい、しかし、それもつかの間。
結局は仕事に行ってしまうという。
うれしい、かなしい、どちらとして受け止めればいいのか。
幼いエアにはやはり予想と違い父が仕事であったことが悲しく受け止められた。
用意されていたミルクを一口、朝食が出来上がるほんのひと時。
多分今日はこの時間以外で父親に会うことはもう無いだろう。
それもいつものことだ。
もう、慣れた日常。
「そうだ、近いうちにパパの仕事の人達での集まりがあるんだけど、まぁ、ちょっとしたパーティーみたいな。
偉い人も来るしその家族もみんな招待されてるんだ」
「うん」
「パパもそれに出席しなきゃいけないからエアも一緒に行こうか。
帰りも遅くなりそうだし」
「……パパの帰りが遅いのなんてもう慣れ他から大丈夫だよ。一人でもちゃんと留守番できるよ」
話しながら手際よく朝食をテーブルに並べていく父。
エアと居るとき、父は大抵笑顔で話しかけてくれる。
それに返すようにエアも笑顔で答える。
父親に余計な気遣いをさせて手間をかけさせない為、いつの間にかそういった仕草が自然と身についてしまったのだ。
「一緒にいこう」
「…………うん」
エアの返答を聞き微笑む父。
「さぁ、食べようか」
「いただきます」
「いただきます」
「ママァッ!」
霞んだ視界に開かれた自分の手の甲が映し出されていた。 瞬き一つ、涙が頬を伝った。
(……あぁ、またアノ日の夢)
「いくら手を伸ばしたって届かないのにね……」
伸ばした手を返し過ぎた日を思い出す。
まだ幼かった頃、突然訪れた母との別れ。
母親は振り返る事なく行ってしまった。
後に父親から゛これからはママと離れて暮らすんだよ、会うことも……あんまりできないかな、ごめんね゛と、言われたのを覚えている。
(もう私にママはいない)
いつものように自分に言い聞かせながら頭の中で反芻し再び眠りについた。
「おはよう、エア」
もう見慣れた父親のエプロン姿。
「おはようパパ、今日はお休みの日?」
いつもならエアが起床する時間に父親の姿が家にあることはない、そういう仕事に就いているから仕方の無いことだ。
だからこの姿を見るイコール休日だと、エアは認識している。
父の仕事は騎士団長、それも結構偉いらしい。
細かいことはエアには伝えられてはいないが、人伝にそう聞いたことがあった。
「あぁ、休みじゃないんだけどね。
今日は少しゆっくりしていけるんだ」
「そう、なんだ」
居間の食卓テーブルにつき父の後姿を見つめるエアの心境は複雑だった。
父が朝起きたときに家に居てくれたことはとても嬉しい、しかし、それもつかの間。
結局は仕事に行ってしまうという。
うれしい、かなしい、どちらとして受け止めればいいのか。
幼いエアにはやはり予想と違い父が仕事であったことが悲しく受け止められた。
用意されていたミルクを一口、朝食が出来上がるほんのひと時。
多分今日はこの時間以外で父親に会うことはもう無いだろう。
それもいつものことだ。
もう、慣れた日常。
「そうだ、近いうちにパパの仕事の人達での集まりがあるんだけど、まぁ、ちょっとしたパーティーみたいな。
偉い人も来るしその家族もみんな招待されてるんだ」
「うん」
「パパもそれに出席しなきゃいけないからエアも一緒に行こうか。
帰りも遅くなりそうだし」
「……パパの帰りが遅いのなんてもう慣れ他から大丈夫だよ。一人でもちゃんと留守番できるよ」
話しながら手際よく朝食をテーブルに並べていく父。
エアと居るとき、父は大抵笑顔で話しかけてくれる。
それに返すようにエアも笑顔で答える。
父親に余計な気遣いをさせて手間をかけさせない為、いつの間にかそういった仕草が自然と身についてしまったのだ。
「一緒にいこう」
「…………うん」
エアの返答を聞き微笑む父。
「さぁ、食べようか」
「いただきます」
「いただきます」
久しぶりに父親に見送られ学習院小等部へと向かった。
学院は小・中・高・特の部に別れ、年齢または年齢並みの能力の子供達が任意で入院し小等部から順に上っていくシステムになっている。
エアの通っているのは小等部、年相応だ。
同じ年の子がたくさん通っている学院は父親が仕事で居ない時間、エアを預けていて安心できる場所だからと、父が通わせたのだ。
しかし、エアと同じ年の幼い子供が通う学院にはもちろん親の目には届かない確かな子供の悪意もまたある。
エアの通う学院は特に進学に強いとされるところ、親の地位がそのまま子供の親交関係に現れもする。
「おはようございます、エアさん」
教室に入って一番に声をかけてきたのは上層階級の貴族の娘、ファネルだ。
生まれ、育ちのよさが全身からあふれ出しているクラスの女子のリーダー的存在。
「おはようございます」
続けて挨拶してきたのはファネルの腰巾着、メリルだ。
彼女の父親も社交界ではフェネルの父親の腰巾着として知られている。
「おはようございます、ファネルさん、メリルさん」
ファネルとメリルは何もエアだけに挨拶を率先して行っているわけではない、挨拶は人としての基本。といい、誰に対してもこの行為はきちっと行っているのだ。
「今日も一人で登院か?エア。
誰も送り迎えしないなんてお前だけだなぁ、親、いないの?ははは」
「いないんだろ、オレ見たこと無いもん。エアの母親とか」
「オレもオレも」
毎日のようにそんな話題でエアをからかう3人。
アズ、デイリ、トール。
彼らは……、いや彼らの親は軍や貴族の中でも群を抜いて有力な人物で、その子供である彼らも周囲から特別視されている。
そのせいか、彼らの態度は横柄で傲慢。
親の力を盾にクラスではリーダー的存在となり、教師も下手に注意できず、それをいいことにこうしてクラスで幅を利かせているのだった。
「何とか言えよ」
「アズ君……」
「そうだぞ!アズさんが聞いてるんだ、答えろよエア」
「トールの言うとおりだぞ、アズさんの質問に答えないか」
「……………」
エアはうつむき言い澱むしかなかった。
その時。
「はーーい、みんな静かに朝礼を始めます」
タイミング良く教師が教室に入り、全員が各々の席へとついた。
「はい、先日も話したようにこれからの授業は小等部進級とその際のクラス編成に関わる試験を数回行います。
今日は実技試験ですので、皆さん準備をして一時限目までに競技場に集まってください」
---------------------
制作中
また加筆します。
はい、既存の話書き上げないで脇道入ってみました。
なんせ、設定詰めすぎて細部思い出せないんだもん(汗)
が、いずれまた続きに手をつけなきゃね。
この続きは9月のブログにまた書きます。
(構成上書きにくいのと、一歩間違ったら小説全削除になっちゃうから)
学院は小・中・高・特の部に別れ、年齢または年齢並みの能力の子供達が任意で入院し小等部から順に上っていくシステムになっている。
エアの通っているのは小等部、年相応だ。
同じ年の子がたくさん通っている学院は父親が仕事で居ない時間、エアを預けていて安心できる場所だからと、父が通わせたのだ。
しかし、エアと同じ年の幼い子供が通う学院にはもちろん親の目には届かない確かな子供の悪意もまたある。
エアの通う学院は特に進学に強いとされるところ、親の地位がそのまま子供の親交関係に現れもする。
「おはようございます、エアさん」
教室に入って一番に声をかけてきたのは上層階級の貴族の娘、ファネルだ。
生まれ、育ちのよさが全身からあふれ出しているクラスの女子のリーダー的存在。
「おはようございます」
続けて挨拶してきたのはファネルの腰巾着、メリルだ。
彼女の父親も社交界ではフェネルの父親の腰巾着として知られている。
「おはようございます、ファネルさん、メリルさん」
ファネルとメリルは何もエアだけに挨拶を率先して行っているわけではない、挨拶は人としての基本。といい、誰に対してもこの行為はきちっと行っているのだ。
「今日も一人で登院か?エア。
誰も送り迎えしないなんてお前だけだなぁ、親、いないの?ははは」
「いないんだろ、オレ見たこと無いもん。エアの母親とか」
「オレもオレも」
毎日のようにそんな話題でエアをからかう3人。
アズ、デイリ、トール。
彼らは……、いや彼らの親は軍や貴族の中でも群を抜いて有力な人物で、その子供である彼らも周囲から特別視されている。
そのせいか、彼らの態度は横柄で傲慢。
親の力を盾にクラスではリーダー的存在となり、教師も下手に注意できず、それをいいことにこうしてクラスで幅を利かせているのだった。
「何とか言えよ」
「アズ君……」
「そうだぞ!アズさんが聞いてるんだ、答えろよエア」
「トールの言うとおりだぞ、アズさんの質問に答えないか」
「……………」
エアはうつむき言い澱むしかなかった。
その時。
「はーーい、みんな静かに朝礼を始めます」
タイミング良く教師が教室に入り、全員が各々の席へとついた。
「はい、先日も話したようにこれからの授業は小等部進級とその際のクラス編成に関わる試験を数回行います。
今日は実技試験ですので、皆さん準備をして一時限目までに競技場に集まってください」
---------------------
制作中
また加筆します。
はい、既存の話書き上げないで脇道入ってみました。
なんせ、設定詰めすぎて細部思い出せないんだもん(汗)
が、いずれまた続きに手をつけなきゃね。
この続きは9月のブログにまた書きます。
(構成上書きにくいのと、一歩間違ったら小説全削除になっちゃうから)
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- 管理人です、まずはごあいさつ。
- はじめまして、こんにちは。
管理人のカンザキです。
前のHP運営があんまりにもしんどいものなんでこっちに移転しました。
内容は
アニメ・マンガ・ゲームの二次創作イラスト&小説
オリジナル小説&イラスト
自作フィギュア画像
なんかを載せていく予定です。
コメントなどお気軽にどうぞ~。
- 好きなマンガ
- とある科学の超電磁砲/CANAAN/喰霊・零/スレイヤーズ/クレイモア/けいおん!/フェアリーテイル/会長はメイド様/荒川アンダーザブリッジ/化物語/銀魂/夏目友人帳/逮捕しちゃうぞ/みなみけ/ロザリオとヴァンパイア/
- 好きなゲーム
- サモンナイト3/テレジア/トワイライトシンドロームDS/スターオーシャンシリーズ(トライエース好き)/ヴァルキリープロファイルシリーズ/テイルズシリーズ(藤島画)/悪魔城ドラキュラ・奪われた刻印/鑑識官/ペルソナ3/サクラ対戦シリーズ/ひつじ村DS/ルーンファクトリーシリーズ/ルミナスアークシリーズ/Fate/フェイバリット・ディア/
- 好きなキャラ
- ※ゲーム
アティ(サモンナイト3)
シャノア(悪魔城ドラキュラ・奪われた刻印)
桐条美鶴(ペルソナ3)
レナス・シルメリア・レザード(ヴァルキリープロファイル)
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※アニメ
御坂美琴(とある科学の超電磁砲)
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カナン(CANAAN)
黄泉(喰霊・零)
憂(けいおん!)
裏モカ(ロザリオとヴァンパイア)
テレサ(クレイモア)
エルザ(フェアリーテイル)
レイコ(夏目友人帳) - 好きなアーティストとか
- ・水樹奈々!!声優ですけどね(^^;
ダントツ好きです!神です!私は信者です!!
・いきものがかり
・茅原実里 この人も声優 - 好きな傾向
- 怖い物好き、グロもOK(怖い話の範囲でね)
美人さんが大好き!
キレイなお姉さんは好きですか?
なにかのCMのフレーズでありましたね。
大好きですよ!
好きなキャラ見れば傾向が無差別に見えますが
こんな所に大半女性だという大雑把な傾向が見えましたね(笑)
男キャラはVPのレザード
アイツは最高です!!
変態が感染しそうなくらい濃いヤツでした。
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