ブログ

2017年1月9日 9時44分51秒 (Mon)

怪盗紳士モンモランシー

『怪盗紳士モンモランシー』はスパイ小説であるが、一般的なスパイ小説とは趣が異なる。主人公が依存性薬物に手を出し、中毒になっているというみっともない状態である。薬物中毒者の心の弱さや禁断症状の恐ろしさが描かれる。物語の序盤は主人公の依存性治療の話になる。物語の後半に入っても薬物の誘惑に葛藤する主人公の弱さが描かれる。薬物問題は一過性の過去ではなく、ずっと直視していかなければならない問題である。
さらにモンモランシーは自らの過去を告白する。そこには無実の人に罪をなすりつけた恥ずべき過去が含まれており、それを聞いた人から思いっきり軽蔑される。過去の窃盗には目をつぶるが、卑怯者は許さないという悪なりの美学には一つの筋が通っている。
主人公を治療する医師も問題を抱えていた。本書は医療事故で始まる。手術する必要のない健康な人を手術して死なせてしまう(14頁)。その結果、医師は罪悪感を抱く。彼のように反省できる人ならば良いが、日本の医療過誤では、そのようには見えないことが問題である。この医者は自信喪失から回復した後にも職業倫理で悩まされる。

箱根でスリップ事故が起きました。


プロフィール

プロフィール画像
名前
林田力
Name
Hayashida Riki
著書
東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った
著書
FJネクスト不買運動
著書
FJネクスト迷惑電話
著書
何故、空き家活用か
著書
ガーラ・グランディ木場迷惑
著書
佼成病院裁判
Twitter
@hayachikara
住所
東京都江東区

ブログ

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031
QRコード
携帯用QRコード
アクセス数
ページビュー数
[無料でホームページを作成] [通報・削除依頼]