英語講演のポイント

 B4で下記を理解しておくことが望ましい。M1,2では遅れを取り戻す心算で気合を入れて英語を勉強して訓練する。D1,2,3では死ぬ気で勉強と訓練をするしかない。
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■ プレゼンテーションのテクニック
・聴衆の目を見ながら話せ、後ろ(スライドの方)を向くな (これは練習するしかない)
・話しているときはスクリーン(スライド)を見るな
・積極的な態度で、リラックスして
・原稿を読むな (といってもこれは難しい)
・原稿を暗記するな、そのまま話すな (といってもこれは難しい)
・発表テーマに対して情熱的になれ
・技術用語を並べて逃げずにやさしく話せ
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・パーフェクトな口頭発表は(原稿を)「読まない」口頭発表である
・それでも、時間の割り振りを考慮して、短い文章を主とした原稿を必ず作ること
・実際の講演は要点を記したメモに時々目をやりながら、主に聴衆を見ながら話す。また、要点と要点の間にまを置いて、あたかも話をしているようにする
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※ 有名な教授でも原稿を作ってから発表に望んでいる。何事も十分な準備が必要であるということは認識しておきたい。
※ 英語は「話し手が責任を持つ」言語
 話し手が会話の文脈や意味を伝える責任を持つ (日本の学会発表もこれです。旧帝の教授には国会議員のような発言をするなと言われるし、いまだに古いのは政治家と官僚と御用学者くらいだわ。閣僚の多くは東大または一流大出なのに!! もっと分かり易く書けって言われて論文がまともに通らん私が理解できんような文章書いて通るわけないだろ! 分かりにくい文章書くとかアホか? 今の時代、無名で論文出してみて通るならそのその実力を信じるが……)
※ 日本語は「聞き手(聴衆)が責任を持つ」言語と思われているが、そうではない。
 「聞き手(聴衆)が状況の文脈の意味を理解する責任を持つ」と思って口演をすると痛い目にあう。そもそも蛸壺化してる教員達がこれまで行なってきた研究範囲から多少ともズレれば、あなたが話している講演内容を理解するのは著しく困難になる。理解されなければ卒論や修士論文、博士論文での発表、院試での発表で評価が低くなる。
※ 最初のうちはアイコンタクトをする人を決める(前の3-4人程度でよい)。しゃべるときはネクタイが必須。聴くときはネクタイ必要なし。ワークショップはラフな格好でよい。
※ 本当にバカらしいことは、上記のことがわかっているのに、超伝導の分野では卒論発表などで上記を満たせない指導をする人々がいて、なに矛盾した状態にしているんだ!と思うことも多々ある(自分たちはよくて他人には上記を要求するのか?おかしいだろそれ!蛸壺化している証拠じゃないか!)。そんな人間たちが教官クラスとだと思うとガッカリする。
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■ プレゼンテーションの効果的なやり方
・結論を先に言え(これは質問での返答で行なうことが多い)
 上記よりも、相手に興味をもってもらってから内容の話ができるようにする。
 私の経験ですと、背景で興味を持って貰い、その結果を得るための目的を示す。
 ※ ただし、背景には後のスライドで直接関係する内容以外のことは書かないこと! 背景で出したことは後のスライドでも議論されると聴衆は認識する。誤解を与えたままだと聴衆はあなたの口演を理解しずらくなる。
・技術的内容よりもコンセプトを重視せよ
 コンセプトの新しさが重要。実験データや技術内容はそのコンセプトを実現するための手段
・ロジックを明確に話せ
 手持ちのネタを(データや技術内容)をどういう順序でどう使い、どういうストーリーを作るかを明確に示す
・内容は高く、表現は易しく
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■ ストーリー作り
・ポイントを一つ選ぶ、一つだけ
・聞きやすさを支える話の展開
 要領よく「これこれの目的で、これこれの実験をして、こんな素晴らしい結果が出ました」と要約してみる。
 そして、「最初の1分が勝負」と思ってスライドを構築する。私の経験では2分が勝負!と思い、背景と目的(結果と関連させて、興味深い結果を見せてくれるんだなと思わせるように)を示す。
・話の筋がよくわかるように
 大きな筋道をはっきりと話す
・データ、成果は具体的に図や表を使ってわかりやすく示す
・専門家(研究室の先生方)にもそれ以外(他の研究室の方)にも満足して貰えるように
※ ポイントが2以上(2つも含む)になると聴衆に理解されなくなる。恐らく複数のポイントが混ざって認識されるためでしょう。ポイントを複数入れたとき、複数のポイントが混ざって理解されていない質問がされて、ああ、やっぽり理解されていないなと思いました。稚拙に思えても、分かり易さを優先した方がよい。結果やストーリーが稚拙に思えるのは、あなたに50%責任があるが、教官達にも50%責任がある。
※ そもそも学生たちには予算も与えられない。研究テーマも選ぶ権利はあるが研究方針を大幅に変える権利も無い(そもそも教授達が考えているような結果が出ないことも多い。試料を作れば分かるが、予想通りにはいかないことの方が多い。左欄「育指導論」で赤裸々に教授が語っていることが真実である)。
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■ まとめとは何か?
 ・講演の最後に記憶に留めるべき重要事項をまとめる
 あなたも講義で経験があると思うが、聴衆が途中で居眠りしたり、理解できなかった場合でも、会議を出るときには大事な概念が(聴衆の)頭に入っているように作る。
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■ 講演時間
・口頭発表において時間を厳守することは研究者の基礎的なマナーである
・与えられた講演時間を超過=死刑に値する犯罪(私もその認識で、旧帝でもそのくらい怒られて教育された)
□ 講演時間を守るためには?
・原著論文に割り当てられる時間は、大抵の国際会議や学会(国内でも)などでは10分である。もし、データが多くある場合には、重要度を判断して、重要なデータのみを残す。
・話の展望を狭くした方が、講演がより生き生きとし、より興味深いものとなることがあることも覚えておこう。
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■ プレゼンテーションの流れ
・Title: これから発表しようとする内容
・Introduction: なぜ、この研究をしたか(背景)
・Body:
 どのようにしたのか(方法、手順)
 何が分かったのか(結果)
 どういう意味があると思うか(考察、結論)
・Conclusion:
 発表内容のまとめ(総括、結論)
 今後の展望・展開
以上で10分
・Questions and Answers (質疑応答): 5分
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■ Title:
・google scholar などで検索して、使用されているタイトルを参考にし、新しく構築して、辞書で活用をチェックする
・有名な論文のタイトルを参考にして作っても、活用が間違っているとレフェリーから指摘されたことがあるので注意
(他動詞か自動詞か? 前置詞の組み合わせは正しいか? 副詞と動詞の組み合わせは適切か?)
・論文を書くときにも重要であるが、論文を見るときに使われている英単語の組み合わせを纏めておくこと!
(google scholar などで検索するとヒット数が出るからまずそれであたりをつけてみるのも良いだろう)

◇ 口頭発表の決まり文句(最初の挨拶)
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・一般講演の場合
 座長:Now, I am pleased to introduce Dr. A to you.  the title of his talk will be "XXX." Dr. A.
 座長が教授と分かっている場合:Thank you, Professer B
 座長の教授と分からない場合: Thank you, Dr. B
 この後に、Good morning/afternoon/evening.と続ける
・招待講演の場合
 座長:Ladies and gentlmen, I now have the great honor to intrduce Dr. A to you.  He will deliver his invited talk on "XXX." Now, Dr. A.
 1) It's my great pleasure to give a talk to you.
 2) It's my great honor to be allowed to deliver a talk to you.
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■ Introduction の目的
・冒頭部(Introduction)の目的は「注意力を捕まえる」ことである
・最初の1分で、聴衆の一人一人の心を捕らえよ
・開口一番には最も大切なことを言う
 具体的には、話そうとする内容の中で最も重要な主題、すなわちキー・メッセージを用いて分かり易くインパクトを与える

◇ 決まり文句
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発表の最初に、内容をきちんと分かってもらう事に専念する。研究目的や発表の主題(言いたいこと)を最初に持ってくる。
 The purpose/topic of this presentation is ...
 Today, the topic of my presentation is ...
のようにはっきりとそれが研究目的や主題を表明しているのだということがわかる言い方をする。
...の部分に、講演題目を入れてはいけない。ここには最も重要なmessageを凝縮して入れる。
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◇ Background(背景)の説明方法
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・その道の専門家なら誰でも合意している一般的な事柄から導入する。この文をgeneral sentenceまたはtextbook sentenceという。
・専門家には発表者または自分と同じ専門知識を共有しているという信頼感を与え、後に続く主張を受け入れ易くする
・門外漢には予め分かり易く知識を与え、発表内容を理解させる
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背景(先行研究)(General 文)

問題点

対処法

目的
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◇ 目的・主題の表明
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・The purpose/aim/topic of this presentation is ...
・My purpose today is to give a talk on ...
・The topic of discussion today is ...
・I'm here today to present ...
・I'd like to talk to you this afternoon about ...
・In this study, I'm concerned about ...
・What I wish to present in today's talk is ...
・What I'd like to show in this paper is ...
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■ Body(主体)
・主体(body)では注意力を引きつけ続けることである
・講演開始後5分で降下し始める注意力を上げる方法は、そのときまでに言ったことを要約して見せるのが良い
・報告書で繰り返しは許されない
・On the other hand, ...(一方で、...)として、重要な部分は上手く繰り返し記憶されるようにしてみる
・body では絶えず話の筋を聴衆に理解させておくことが重要である。このためには新しい事柄に移っていくtransition の部分には、要約をたびたび入れることが必要である。そこでは、「今までのこと」と「次のこと」のかかわりを強調し、今述べたことの要約、次に述べることの予告、というように執拗に繰り返しつつ進んでいく。例えば、
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So far, we have reviewed ...
Let us now turn to ...
Let's move on to the next point.
This leads us to another question of ...
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のように要約、予告のような手順を踏んでいく。

◇ 具体的な図表の説明
1. スライドへ注意を促し
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・Please take a look at this graph/figure/chart.
・Let me show you this table/diagram/mode.
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2. そのスライドで何を言わんとするのかを述べ
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・This graph indicates/shows/reveals that ...
・Here is a chart which illustrates/summarizes ...
・This diagram captures the fact that ...
・Here is a simplified sketch of ...
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3. 凡例を示し
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・The solid/broken/dotted/thin/thick line indicates that ...
・The asterisk/star/arrow denotes that ...
・The x-axis/y-axis indicates ...
・... is indicated in the parentheses/square brackests/brackets.
・The shaded/unshaded/dotted area represents ...
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4. 具体的な図表などの説明に移る
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グラフ
・On the left/top/bottom/right hand side of this slide, ...
・The upper part of this figure shows that the value increases.
・As shown in the middle part, we can see that the value increases.
・As can be seen in the bottom part, the value increases.
上・下
・There is a(n)  (形容詞) increase/rise/growth of ...
・There is a(n)  (形容詞) decrease/drop/fall/decline of ...
fast/rapid ←→ slow, sudden  ←→ gradual
sharp/steep ←→ gentle, marked  ←→ negligible
e.g.: There is a sudden increase of 20 degrees in temperature from 50 to 70 degrees.
最高・最低
・The ... reaches/hits the peak/bottom of ...
・The highest/maximum/peak is ...
・The lowest/minimum/bottom is ...
図や式の説明
・This equation (pointing) was used to calculate the flow.
・This diagram shows the front view the reactor.
・This is a picture of the actual device.
表を説明
・In the upper left corner I have shown the new values.
・In the bottom right corner I have shown the old value.
色分けした図を説明
・The red section is the top part.
・The part that was added later is highlighted in yellow.
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■ Conclusion
・口頭発表のConclusionは、講演の結びである
・結びが重要なのは、講演が終わるとき、多くの聴衆の注意を引き付けることができるから。その上、最後に述べる言葉に多数の聴衆を繋ぎとめることができる。
・結論を述べるときがきたら、次のような言葉で、「結論ですよ」と知らせる。
  And finally, ladies and gentlemen ... (そこで最後に、みなさん...)
  In conclusion, ... (さて最後に...)
・結論は、聴衆に一番覚えておいてほしいと思うメッセージ(take-home message)にすること。自分の「言いたいこと」を聴衆に改めて理解させる
・主な結果の部分はゆっくりと、また大事な部分は強調し、そして繰り返す。主なポイントを要約し、既に述べてある「言いたいこと」を繰り返しの述べる
・聴衆は長く注意を集中できないので、できるだけ最初に大事な部分をおき、あとは最初の部分を支持する事柄や大事なことの繰り返しにする。
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・The important point is that ...
・It is clear from this that ...
・The significance of this is that ...
・Therefore, we know that ...
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◇ Conclusionでの決まり文句
・聴衆は長い講演で疲れているので、もうそろそろ終わりですよ、と知らせる。
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・Finally, I would like to add a few words about ...
・In conclusion, the following points were made.
  Number one, ... Number two, ... Number three, ...
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・Conclusionで時間が無い場合
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・Finally, the conclusions we've obtained are like this.
  Sorry to have overtimed. Thank you.
と結び、座長が立ち上がって、
  Thank you Dr. A for your presentation.
  Now, this paper is open for discussion.
という間、Conclusionのスライドをそのままにしておく。
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■ スライドの効果的な使い方
・スライドを見たとき、出席者がスライドで示そうとしている内容を理解するには、1分ないし2分必要である。この1分ないし2分の間に、スライドに即して説明を行なう
・英語で発表する倍には、英語を母国語としない日本人は、ゆっくり明確に発音して話さなければならない。日本語で話す場合の1-2割り増しの時間が必要になる(スライド枚数をそのままにして、説明を1-2割カットすることなども行なわれることがある)。
・「割り当てられた10分からタイトル・アウトライン分の約1分を差し引いた残り9分で使用できるスライド数は高々8枚である。しかし、十分に内容を理解して貰うためには、6-7枚に絞るほうが、口頭発表の効果を高めると」言われるところもある。
□ スライドの割り振り
・7枚のスライドを、研究の背景、研究方法、研究結果、明らかになったこと及び結論へ割り振らなければならない。
「研究結果」に重点のある講演を考えると、
「研究の背景」と「明らかになったこと」に1枚ずつ
「研究方法」に1枚
残りの3-4枚を「研究結果に割り当てる」
・研究の意義、データの重要性を沈思して、講演の内容とするスライドを厳選する(何を捨てるかが重要!)
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■ 原稿の長さ
・10分の原著講演では、スライド1枚につき1-2分の説明をするのがよい。しかし、実際には1枚あたり割り当てられる時間は、せいぜい1分程度である。
・1分で話せる量
日本語の場合: 300-350字
英語の場合: 100 words 以下
・日本人が英語で講演する場合は、1割減くらいに考えておくのが安全。1分で90 words, 10分講演で900 words. ダブルスペースで記述した場合は、1ページにおよそ250 words入るので、2分半-3分弱の発表文が1ページに当たる。
・10分講演ならたったの3-4ページ
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■ 参考資料:口頭発表の注意点(イギリス物理学会作成)
・時間内に発表が終わるように話をまとめ、1分間に100語の速さで話、スライドには25語以上言葉を入れない
・建設的な批判ができる人の前で発表のリハーサルを行なう。原稿を丸読みするのではなく、キーワードだけを書いたノートを見て発表するようにする
・研究のいくつかの顕著な点にだけ発表を絞り、最初に簡単な序論を添える。結果と発表者の解釈だけに専念する。装置や手法の詳細は、それ自体は発表の主題でない限り省く
・数式は重要なものだけを示し、記号は口頭で定義する。スライドにはデータを多量に入れすぎないこと。
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■ 標準のスライド
・口頭発表で使う図は、論文中の図とは別に準備する
・口頭発表で使うスライドでは、短い時間に聴衆が楽に理解できることを主目的とする
・できるだけ簡素なものにして、「これだけはわかってもらいたいこと(take-home message)」のみを描く
 教科書的には下記のようになるが、絶対的権力を持つ指導教官と相談して欲しい。
1) 一つのグラフの中には、せいぜい3本までの曲線を示すにとどめる
2) データポイントを表す場合も、せいぜい3通りとする
3) 説明的なものを加え、印象を強くし、短時間で理解を助けるようにする
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■ 標準スライドが満たすべき条件
・1枚のスライドには、1つのアイディアだけ
・文字、文章の数を極力減らし、概念を図示する
 実験の手順や装置図 → ブロック図、フローチャート
・たくさんの文書や数式を入れない
 活字は大きく(28ポイント以上)、見やすく、余白を取る
 (私はIgorでの図中の文字を14ポイントより小さくしないことにしている(通常は20ポイント)。パワーポイントでは小さいもので22-24ポイント程度{XRDでの原子半径など重要でないデータや文献の表記は11ポイント程度}。タイトルなどだと32-44ポイント程度)
・グラフは見やすい太さで描いた線図とし、縦軸、横軸は何かなどをわかりやすく明確に図に書き込む
・タイトルを一番上に大きなフォントで配置する
・数値表は、代表的な数個の数値を挙げるにとどめる
・英字をタイプするときは、線の太さが一様なサンセリフ(Arial, helvetica, Calibri)を用いる
※ 字体
・セリフ(serif): 文字の端に小さなヒゲがある字体
 本、雑誌、新聞などで使われ、いちばんよく目にする字体。小さなヒゲが文字をまとめ、読者の目を導くのでたくさんの量でも読みやすい
・サンセリフ(sans serif): ヒゲのない字体
 表題や見出しに効果的
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■ スライドのでの文字
・スライドは「なるべく読まなくて済む」ようにする
・「文字だけのスライド」は避ける
 文字を使うときは、「文章」は書かないで、単語かフレーズにする(文章は話して補う)
・「見てわかる」スライドになるように工夫する
 そのためにフローチャート、絵、グラフなどを組み合わせる
・結果は原則としてグラフで示す
 表を使う場合はポイントだけの簡単なものにする(データを全部見せるようなスライドは不可)
・基本的に、スライドには文章を書かない
・長い文章を書いて、それをポインタで指しながら読む発表はもってのほか
・英語の文章が分かりにくかったり間違っていたら発表全体が破滅である
・誤字や文法の誤りのないようにチェックする
 文章作成ソフト(MS Wordなど)のスペルチェックと文章校正は必ずかける(ただし、それが100%信頼できないことに注意しておくこと)
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■ 分かりやすい英語表現
・書き言葉(Written English) ≠ 話し言葉(Spoken English)
・論文の英文をもとにした原稿は硬すぎて理解できない
・一回聞いただけで理解できるように分かりやすい簡単な文にする(S+V+Oで書く)
・短い文章(20 words以下)を使う
・受動態は用いないで、能動態を用いる
・一つの文の中には、一つの命題だけを明確に述べる
・具体的に述べる
・平易で聞き取り易い(発音しやすい)単語を用いる
・関係代名詞、分詞構文は用いない
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■ あいまいな表現を避け、具体的に書く
・Increasing the temperature caused a large change in the raction rate.
 → Increasing the temperature by 10℃ doubled the raction rate.
・We operated the reactor at a high temperature.
  → We operated the reactor at 650℃
◇ なるべく使用を避ける単語
very, quite, rarely, seldom, infrequently, likely, unlikely, once in a while, relatively, almost certain, tended to be, moderately, usually not
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■ ラテン系語彙 から アンゴロサクソン語系語彙(口語的)へ
・尋ねる: inquire → ask
・建てる: construct → build
・買う: purchase → buy
・十分な: sufficient → enough
・与える: provide → give
・試みる: attempt → try
・上がる: ascend → rise
・言う: state → say
・ようだ: appear → seem
・書く: describe → write
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■ 一語(文語的)よりも熟語(口語的)を
・多くの:much/many → a lot of
・壊れる:collapse → break down
・行なう:conduct → carry out
・減る、下がる:decrease/lower → go down
・入る: enter → go in
・増える、上がる: increase/rise → go up
・調べる: examin → look into
・辞書等を引く: consult → look up
・立ち上がる: rise → stand up
・再び始める:resume → start again
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■ 論文用英語表現 → 講演用英語表現
・Figure 1 shows the absorption spectra of 1, 2, and 3.
 → Here we have the absorption spectra of the derivatives.
・A digital simulation method was used to analyze the absorption variations.
 → We used a digital simulation method to analyze the absorption variations.
・The data show that the broad bands can be assigned to monomer emission.
 → From the data we conclude that the broad bands can be assigned to monomer emission of X.
・ The following points were considered in the study.
 → During my study, I kept these points in mind ...
・ Dr. Leggett will speak for our seminar on ...
 → Today we have Dr. Leggett as as quest speaker for our seminar.
・ The red oxidation product is isolated.
 → We've been successful in isolating the red oxidation product.
・Dr. Hara was acknowledged for his contributions to the study.
 → I'd like to thank Dr. Hara for his help and quidance in my work.
・No color difference was noted.
 → I really couldn't notece a difference in color. 
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■ 通じる英語のしゃべり方
・2拍以上では各母音を”強弱”または”弱強”というリズムで発音する。強勢のある母音さえはっきり強く発音すれば、弱い方は弱く短く言ってよい。さらに言えば、少しぐらいごまかしでもかまわない
・強い母音が体勢を占めていて、聞く側は強い母音を頼りに、リズムで意味を聞き分ける
・強母音がきちんと復元できていれば、少しくらい子音が違っていても通じる
・日本語は5つの母音、英語は12個の短母音
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■ 発音に注意すべき子音
・force と horse
・fight と height
・funny と honey
・berry と very
・bulb と valve
・sink と think
・lake と rake (くま手)
・fly と fry
・cloud と crowd
・sea と she
・seat と sheet
※ これらの発音が上手くないと、聴衆に理解されないか、または理解にかなりのタイムラグが必要になる。
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■ わかってもらえる英語のしゃべり方
※ 英会話教室だと日本語なまりを理解できる講師の方がいるので、TOEICで230の私でも通じるんだと思ってしまうが、実際に外国の人と話すと通じない。そこで他の方に聞いてみました。私の失敗を繰り返さないためにも下記を参考にしてみるのもよいと思います。

◇ アクセント
日本:高低アクセント、メロディーで話し聞く
英語:強弱アクセント、リズムで話し聞く

◇ アクセントの強弱
・2拍以上では各母音を”強弱”または”弱強”というリズムで発音する。強勢のある母音さえはっきり強く発音すれば、弱い方は少しぐらい誤魔化してもかまわない。

◇ 注意点
・子音の後に不要な母音を加えない
・弱い短母音はごく短く発音する
・英語は、強い母音が体勢を占めていて聞く側は強い母音をたよりにリズムで意味を聞き分ける(強母音がきちんとできれば、少しくらい子音が違っていても通じる)
・英語の舌の動きをして、英語の発音に近い程度まで母音の発音を修正する
・Good speed: 100語/分以下を目指すこと。あがってしまうと早口になるので、「ゆっくり、ゆっくり」を心がけること
・Fluency: Fluencyとは滑らかに淀みなく話すことであり、速く話すことではない。自分の言いたいことが段取りよく、必要以上の間をおかずに次々と発音すること。

◇ 英語を話すとき
・肺に空気を溜め、あとは威勢よく強勢の母音を言い、弱勢の母音はごまかす。
・あごを引いて話すと、英語の発音は楽になる。雑音のエネルギーが小さくなる。
手順
1. 背筋を伸ばして(胸を張って)、腹で息を吸い込む(複式呼吸)
2. あごを引いて自然に息がでるようにする
3. 口をやや横に引っ張り、−からニコッという感じにする。
4. 口を四角にしておき、下顎を大きく開閉する運動をしておく
5. 勢いをつけてのどの奥から息を出し、強勢の母音を発音し、弱勢の母音はごまかす。
※ 口を大きく開き、口の周辺の筋肉も動員する。
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■ 英語を発音するときに気をつけるべき点
・Good Pitch (not too high)
 non-native speaker は、緊張して、声が上ずる(ピッチが上がる)ため、響きが弱く、聞き取りにくくなることが多い。その対策として、リラックスして、低めの声で部屋の後ろまで響かせるつもりで話すこと
・Strong Voice (loud)
 よく聞こえるように話す。講演の出だしは大きいが、声がだんだん小さくなっていく人もいるので気をつけること
・Articulation(はっきりとした発音をすること)
 明瞭に声を出す。口を大きく開けたり閉じたり、筋肉を緊張させたり緩めたりして、きっちりと発音すること
・Good Speed (not too slow, not too fast)
 100語/分以下を目指すこと。あがってしまうと早口になるので、「ゆっくり、ゆっくり」を心がけること
・Fluencey
 fluencyとは滑らかに淀みなく話すこと(流暢さ)であり、速く話すことではない
 自分の言いたいことが段取りよく、必要以上の間をおかずに次々と発すること
 「あー」や「うー」といった類の耳障りな語句を発しないようにする
 原稿をよく声に出して読み、ゆっくり話すこと
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■ グラフや数値の読み方

◇ 具体的なグラフの部分の呼び方
・始点: start/origin, starting/initial point
・立ち上がり:rapid/quick/sharp, increase/growth
・最初のピーク:(first) peak
・ピーク後に下がって、後にゆるく立ち上がっていくところ:slow/gradual, increase
・二番目のピーク:(another/second) peak
・ピーク後の降下:rapid/quick/sharp, decrease/decline/drop
・最底辺:bottom

◇ 数値の読み方
---------
・3桁ずつ区切って読む
  1,000 = a/one thousand
  12,000 = twelve thousand, three hundred (and ) forty-five
  1,000,000 = a/one million
  1,000,000,000 = one billion
sをつけない。例えば、two million people(200万人)とする。
sが付くのは -s of と of が付くときに s が付く。例えば、hundreds of (何百もの)と漠然と大きな数を表す表現になる。
・少数点:decimal point
・小数点の読み方
  2.23 = two point two three
  0.223 = zero point two two three
  0.1 = zero point one, one-tenth(1/10)
  0.3333.... = zero point three recurring
  13.0 = thirteen point zero
・分数
  1/2 = oen half
  1/3 = a third, one-third
  1/4 = one quarter (UK), one-fourth (US)
  2/3 = two-third
  3/4 = three quarters (UK), three-fourths (US)
  5/8 = five-eighths
  2 1/5 = two and a fifth, two and one-fifth
  12/345 = twelve over three hundred and forty-five
・指数(index)
  m2 = m squared
  32 = three squared
  n3 = n cubed
  mN = m to the Nth power, m to the power N, m to the N
  m-N = m to the minus Nth power, m to the power minus N, m to the minus N
  xm/N = x to the power m over N
  eN e to the Nth power
  exp N = exponential N
・N乗根(N-th root)
  √a = the square root of a
  3√a = the cube root of a
  N√a = the Nth root of a
  N√am the Nth root of a to the power m

◇ 記号の読み方
---------
・下付き文字(subscript)
  A1, A subscript one, A sub one
  An, A sub n
  Ri,  Rsub i
・上付き文字(superscript)
  x', x prime
  x'', X double prime
  Sn, S super n
  nS, S pre-super n
・記号(sign, symbol)
  (), parentheses
  (a), a in parentheses
  (, parenthesis open, initial parentheses
  ), parenthesis close, final parenthesis
  {}, braces
  [], brackets
  ℃, degrees Celsius, degrees centigrade
  ℉, degrees Fahrenheit
  K, Kelvin
  ○, circle, open/unfilled circle
  ●, closed/solid/filled circle
  □[■], open [closed] square
  △[▲], open [closed] triangle
  +, plus
  ×, cross
  ☆[★], open [close] star

◇ 線の読み方
---------
太い実線: thick solid line
細い実線: thin solid line
破線: dashed line
点線: dotted line
一点鎖線、一点破線:dash-dot line

◇ 数式の読み方
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a = b, a equals b, a is equal to b.
a ≠ b, a is not equal to b.
a ≡ b, a is identical to b.
a ≒ b, a is nearly equal to b.
a + b = c, a plus b equals c.
c - b = a, c minus b equals a.
a ± b, a plus or minus b.
a x b = c, a times b equals c.
a/b = c, a divided b equals c.
a > b, a is greater (more) than b.
a ≫ b, a is much greater than b.
a < b, a is smaller (less) than b.
a ≪ b, a is much smaller than b.
a ≧ b, a is greater than or equal to b.
f(x), function of x, f of x
dx, differential of x

◇ その他の読み方
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方程式: equation
円周率: circle ratio (3.14 = three point one four) 
統計: statistics (「統計によると」は、according to the statistics)
確率:probability
折れ線グラフ: line graph (実線がsolid line, 点線が dotted line)
円グラフ: pie chart (pieは分割する前の全体という意味), 分割された部分はsector)
棒グラフ: bar chart
散布図: scatter diagram
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■ レーザーポインターの使い方
・自分とスクリーンと聴衆の位置関係を考慮する
 レーザーポインターはスクリーンと離れた位置から使うことが多い
・レーザーポインターは、示す場所だけを指し、上下左右に動かさない
 ちょっと動かしただけで、聴衆には目障りになる
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■ 口頭発表後の聴衆の沈黙の意味
・アメリカの聴衆が講演を聞いて「黙り込んでしまう」のは、
1) 話の内容が全く理解できない時
2) 講演者が言わんとすることはわかったが、それは全く取るに足らないものであるか、真面目に相手をする価値を見出せないとき
・アメリカのまともな聴衆は講演内容に賛成であっても反対であっても、その話に価値を見出す限り「黙り込む」ことはなく、必ず質問やCommentsをあびせる
・「無言」は「言うべきことを何も持っていない人」(愚鈍)と解釈される
→ 「沈黙」は「無」である!
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■ 質疑応答 (欧米人は質疑応答を講演以上に重視している)
※ 偉い先生はエレメンタリー{基本的}なことも尋ねてくるので注意。「何でこんな簡単な質問が来るんだ?」と思って深読みしないようにすることが大事。

◇ 質疑応答の指針
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・質問を途中でさえぎらないこと
・質問を聞きながらメモをとること
・質問を繰り返すこと
・要点を絞って応えること
・わからないことは素直に認めること
・敵意のある質問は軽くかわすこと
・予想される質問に対して準備しておくこと
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・質疑応答の良し悪しで、発表の光り方や聴衆の満足度が大きく違ってくるので、準備が大切
・興奮したり、答えることに神経質になりすぎていると、質問をさきまわりして、つい質問の途中で答えたくなってしまいがちである。これは、その質問者のみならず聴衆をいらつかせる悪い癖である
・質問は最後までじっくり聞かなければならない。これは自分が適切な答えを見つけるまでの「時間稼ぎ」になる
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・答えは簡潔であること
・要点だけに限定すること
・特に、昼食前や会議終了前は要注意
※ 口数の多い答弁は、答えのポイントをあいまいにする。
※ 長すぎる答弁は、発表者が自身を持っていないから、あれこれいろんなことを言っていると思われる
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◇ 質疑応答の心構え
口頭発表が終わると、座長は、
  "Thank you very much for your excellent presentation, Dr. A."
と発表者に礼を言って、
  "This presentation is now open for discussion.  Any comments or questions ?"
と質疑応答に入る。質疑応答をうまくこなすことが、発表の良し悪しを決める。発表は十分に練習すれば上手に行なうことができるが、質疑応答はそうはいかないので、日本人にとって最も苦手なところである。
・どのような角度からの質問が出されても直ちに対応ができるように、出そうな質問を(初歩的なものも含めて)20問程度つくり、その答えを準備しておく。
※ 私の場合は、原稿も読んで、声もガクガクの最悪の発表だったので、座長も他の方も気にして簡単な質問にしてくださったが、それでも分からなくて、他の日本の教授に大変怒られました。質問も図中にある緑の円は何を示しているのか、といったことでした。余りにも予想外の質問だったというのもあり、何も応えられずに国際会議が終わったという経験をしています。
・質問の英語がよくわからない場合には、慌てずに
  "Sorry, could you please slow down ?"
と聞きなおす。自分の得意な分野の話を正しい英語でゆっくりと聞かれればわかるはずだが、それでも理解できないときには悪びれず、
  "Dr. Chairman, could you help me please?"
と座長に助けを求めればよい。こういう場面をとりしきるのは彼の責務だからである。それでもなおうまく行かないときには、座長自身が、
"Chairman thinks this speaker seems ..."
などと前置きして、例えば、休憩時間に1対1で直接話し合うことをsuggestするであろう。そういう形なら互いに意思を通じ合うこともずっと容易になる。

◇ 気をつけるべきこと
・わからない質問に対して逃げ腰になってはいけない
I'm sorry, but it is not my field/specialty.  I will cosult the person in charge, and contact you later.
(申し訳ありません。それについては、他の部署が担当ですので、相談の上、後日回答させていただきます)
のように。わからないことは、後日、きちんと調査して対応するという態度を示すこと。
・相手に迎合しない
You are absolutely / so right. (ごもっともです)
といった相手に迎合する姿勢をとる必要はない。あくまでも、第三者に意見を聞き、コメントするという姿勢を崩さないこと。ただし、相手の発言が正しいときや、亜千恵の意見を引き出そうとするときには、上記のような表現を効果的に使うこと。
・回答はあせらない
質問されたからといって、直ぐに回答をする必要はない。実際に質問に答えるときは、まず、質問内容を確認し、質問者の発言や意見に耳を傾けるようにする。その後、応える。このようにすることで、回答を考える時間を稼ぐだけでなく、回答自体に説得力を増すことができる。
回答するには十分なデータが揃っていないと判断したら、回答を後日に回す。"I need to research further on your question.  I'll answer it as soon as possible."
・感情的にならない
  "You are wrong.", "What you are saying is out of the question."といった感情的な表現を使わないようにする。冷静に対処することが必要。相手の気持ちを害してはいけない。

◇ 質問内容の確認
・質問に関しては、内容をよく確認し、質問を繰り返すこと。
 His/Her question was that ...
 She/He asked me whether ...
質問の意味(言葉)が不明確な場合は、適宜言い直す(rephrase)こと。その後で、"Yes"または"No"をはっきりと言って、"Because ..."で理由を説明する。
・質問を繰り返すことは、質問者と発表者がお互いに質問の要点を確認しあう効果もある(質問に対する回答をまとめる時間稼ぎにもなる)。
・座長から"Before answering, please repeat the question."と要求されることも少なくない
・Are you asking (saying) ... ? 
(という質問ですね?)
・If I can paraphrase your question (comment), you are asking (saying) ...
(今のご質問(ご意見)を言い換えますと、... ということですね)
・If I understand what you mean, you are asking (saying) ...
(私の理解が正しければ、ご質問の意見は...ですね)

◇ わからないことは率直に認めること
Q: You should have read the paper by ... in ...
論文のことを知らなかった場合、見栄をはらずに、
A: I'm sorry, I'm not familiar with that paper.
・質問者にある点を指摘され、まだ考えたことがなければ、
"I haven't considered that point, yet.  Thank you."
と素直に認め、指摘に対して感謝の気持ちを表す。知らなかったことは恥でもなんでもない。ごまかそうとすることは大きな恥である。

◇ 重要な質問が出たときの対応
・研究主題に関する重要な質問が出たときは、
  That's a very good quetion.
  I'm glad you asked this question.
  I appreciate your question.
と、質問が核心を衝いていることを認めること。この一言により、一人の優秀な聴衆を味方にすることができ、同じ疑問を持った他の聴衆も味方にできる。
・立派な提言(suggestion)が出たときには
  That's a very good suggestion.
と褒めるのを忘れてはならない。

◇ 質問が聞き取れなかったとき
・声が小さくて、質問が聞こえない場合
  I couldn't hear you.  Would you speak a little louder, please ?
  Would you speak up, please ?  I can't hear you.
・質問がよく聞き取れないので、繰り返して(言い換えて)もらう
  I'm sorry.  I did not understand your question.
  Could you kindly re-phrase it slowly ?
  I'm sorry.  I did not undarstand what you mean.
  Can you simplify your question please ?
  Do you mind paraphrasing your question ?
  Would you repeat your question (comment)
  a little more slowly, please ?
・質問がわからない
  I didn't quite get your question.
  I'm sorry.  I missed the second part of your question.  Would you repeat it ?
・質問がどうしても聞き取れなくてお手上げのとき
  I'm sorry, it is difficult for me to understand your question.  Please let us discuss it after the session is over.
 といってあとでロビーなどでゆっくり話し合えば、互いに理解しあうことが出来、交友のチャンスともなる。

◇ 答えを確認する表現(Confirming answers)
・Does thie answer your question ?
(ご質問にお答えできましたでしょうか?)
・Did I answer your question ?
(ご質問にお答えしましたか?)
・Did I answer your question satisfactorily ?
(ご質問に十分お答えしましたか?)
・I hope that answerd your question.
(これでご質問にお答えできたと思いますが)
・Is this what you wanted me to answer ?
(これがお尋ねになりたかったことですか?)

◇ 間を埋める表現(Using gap-fillers)
・Now let me see ...
(えーっと、そうですねー)
・Well let's see ...
(えーっと、そうですねー)
・Well, let me think about that for a minute.
(えー、ちょっと考えさせてください)
・Yes, I understand what you mean.  Hmmm.
(はい。おっしゃっていることはわかります。えーっと、そうですねー)

◇ 質問に答えられないとき
・聴衆の質問に、残念ながら答えられない場合も少なくない。このような場合、ニヤニヤしたり、あいまいな態度をとらないこと(これは最も失礼な行為である)。
・最初に、"I'm sorry ..."または"I'm afraid ..."と遺憾の意思表示をして、下のように答えること。
  I can not answer that question.
  I can not give you actual values.
  I can't give any details at this point.
  I'd prefer not to answer your question now.
・資料不足などで質問にその場で答えられない
  I don't have that information with me right now.  I'll do my best to get it for you as soon as possible.
・会社の事情からあまり詳しい説明が許されないとき
  I'm sorry, but I am not allowed toreveal that information at this time.
・質問意味は分かったが、すぐその場で答えられないとき
  I'm sorry, I can not answer that now.
  (あるいは、I don't have information on that now.)
  Please see me later in the conference.
  It's a difficult question to answer.  Please let me think about it and let us talk together later.
(これらもロビーのディスカッションに持っていて、名刺も交換し、知り合いを増やそう) 

◇ 敵意ある質問への返答
"I'm sorry, but it appears we have a differenct opinion.  This probably isn't the proper forum for a debate, but I'll be happy to discuss the matter with you in private."
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■ 英語口頭発表で注意すべき点
・司会者に対し、紹介された後に礼を必ず述べること
・「ただいま紹介いただきました○○です」と、サイド名前を言ってはならない
・出だしの数行を暗記しておく
・本論では具体例を出来るだけ入れる
・原稿を読みながら発表をするときには、8-10秒に1回程度顔を上げて、聴衆を数秒、見渡すようにする。目線をずっと落としたままでは失礼になる
・欧米人は質疑応答を講演以上に重視しているので、その準備も必要
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■ 出来る先生は下記のようにしている(その様子を見ておこう)
・聞き手中心主義で、どうしたら興味を引いてもらえるかが基本
・あがってあたり前で、練習で自信をつける
・口頭のコミュニケーションだけでなく、表情、外見にも注意する
・アイコンタクトは一人に数秒ずつ、多くの人を見る
・スマイルと自然なジェスチャーも忘れずに
・声の高低、速度、音量が最適になるように注意する
・ユーモアのセンスを忘れずに
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■ アイコンタクト
・英語文化では、相手の目を見て話をする。これがアイコンタクトである。相手の目を見ずに話し続けるのは、相手に同意できない、話を打ち切りたい、相手に好意を持てない、などのネガティブな意味を持つ
・プレゼンテーションでのアイコンタクトの役割は大きい。演壇に立ったら、まず数秒間聴衆を凝視し、目で語りかける。これが、聴衆とのコミュニケーションの開始となる。プレゼンテーション終了時も同様にする。
・プレゼンテーションの間、聴衆ひとりひとりに目で語りかけること。このとき、ひとりに数秒語りかけて、次の人に移る。それぞれの人が、あたかも自分(だけ)に話かけられているような気持ちにすることが狙いである。
・人数が多い場合は、ブロックに分け、その中の何人かに焦点を当てる。最前列、最後列、左右の一番端の列はよく無視される場所なので特に注意が必要
◇ アイコンタクトの効用
・プレゼンターが発言内容に自信を持っている証
 伏し目がちにはなされたら、信用できない
・聴衆の反応の手掛かりが得られる
 目を合わせた人は、何らかの信号を出す
 -うなずやスマイルなど好意的反応
 -首を振ったり、しかめ面などの非好意的反応
The eye is as eloquent as the tongue.(目は口ほどにものを言う)
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■ 発表練習
・口頭発表を何回もこなしてきているネイティブスピーカーの招待口演者でさえ、リハーサルをしている。→英語が外国語であるわれわれ日本人には、本番前の発表練習は絶対必要。
・話の内容を理解でkりうベテランの先輩と専門の少し異なる人に必ず入ってもらう。
・早口すぎないか、発音が明確か、声の大きさは適当か、などについてコメントしてもらう。
・テープやICレコーダーに録音したり、ビデオに録画して、内容を詳細吟味する。→見苦しい悪癖を見つけることができる。
・ネイティブスピーカーにスライドの英語原稿とはつんをチェックしてもらう。
・発音しにくい単語は発音しやすいものに変える。
◇ 発表練習(リハーサル)の注意項目
・声を出して、本番の発表のように話すような調子で原稿を読む(黙読だけでは不十分)
・実際の発表を想定して、本番通りに発音してみる
・スライドを操作する(実際に投影しなくてもよい)
 チェックポイント
・話の出だしはうまくいったか
・内容はキチンとしているか
・分かりにくい言葉や聞き取りにくいところはなかったか
・おかしな動作はなかったか
・視覚用具や資料の使い方は適当か
・発表が予定時間に終わったか
 ICレコードやVTRの活用
・不明瞭な発音、えーっと、えーっと、といった耳障りな言葉が出ていないか?
・「であります」というような結ぶのことばが途中で消え入るようになっている
・えへんという咳払い、エー、エー、や、いわゆる、という無駄言葉が癖として出ていないか?
(これらは他人に注意されてもなかなか直らない。だが意識して練習し、直していくしかない)
※ 発表中言葉につまってしまったら、黙って周囲を見回し、聴衆の反応を確認しているフリをして、その間に次の手を考えて打つ。
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■ 口頭発表のチェックリスト
◇ 目的
・ねらいは明確になっているか
・内容は正確か
◇ 構成
・構成(前置き、内容、結び、質疑応答)の時間配分は適当か
・前置きは魅力的か
・内容は精選してあるか
・必要なものはすべて入っているか
 不必要なものは入っていないか
・盛り上がりがあるか
・具体例(数値を含む)が入っているか
◇ スライド
・構成に適切な内容が含まれているか
・文字は見やすいか
・デザイン(バランス)はよいか
・グラフに縦横軸の説明、単位は入っているか
◇ モデル・実物
・十分良く動作するか
・多数の人に見せるのに適当か
◇ 事前練習: 3回以上したか
◇ メンタルリハーサル: 2回以上したか
◇ アイコンタクトが十分できると思うか
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■ 口頭発表のチェックリスト(当日)
◇ 準備
・忘れ物はないか
(原稿、スライド、ポインター、参加証など)
◇ 会場
・受付を済ませたか
・機器の操作をチェックしたか
・マイクの扱い方をチェックしたか
・スクリーンと話す場所をチェックしたか
◇ 事前に
・会場の様子をよく観察したか
・トイレにいったか
・司会者に挨拶を済ませたか
------------------------------------------------------------------------------
■ 発表後の反省メモ
・スライドの量と質は満足できたか
・練習は十分であったか
・時間が不足ではなかったか
・結論が駆け足にならなかったか
・質問が出たか
 出ないとしたら聴衆は理解したか
・質問にうまく答えられたか
・座長(司会者)や聴衆と良好な関係が保てたか
・カタカナ英語(横文字単語)に注意
 意味と発音をきちんと確認したか
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■ ポスターセッション
原著論文(Conteributed papers)の一つの発表形式
・セッションは夕方もしくは午後で、2時間程度
・幅、高さが1-2mくらいのポスターボードに準備してきた図、表、数式、文章等を貼り付けて、発表者はその前に立つ
・聴衆はたくさんの掲示板の並ぶ会場の中を歩きながら、掲示されたもの(ポスター)を見る。そして、関心のあるポスターのところでは立ち止まり、発表者に説明を求める

◇ わかりやすいポスター
・大きな文字や図や表を使う
・見た目に美しく、きれいに作る
・内容は厳選し、単純化する

◇ 参考資料 ポスター発表の注意点(アメリカ物理学会)
・ポスターの展示資料は、通常1-2mの距離から読まれるので、文字の高さを10mm以上にする
・題目、著者、所属機関は、展示資料の一番上に高さ25mm以上の大きさの文字で書く
・展示資料は、すべて事前に整えておく。スライドの原図などは、書き込まれた文字が十分大きければ、通常ポスター資料として適当である
・ポスターセッションに必要な携帯ポインター、セロテープ、画鋲、のり、はさみ、カッターなどの小道具は準備してゆくこと(これらは学会の主催者が準備するべきものであるが、不十分なことが多い)
・ポスターセッションの掲示板の様子(場所、サイズなど)は、必ず定刻前に行ってよく調べておく
・筆者の責任で、ポスターセッションが始まるまえに、ポスターを取り付け、終わってから30分以内に取り外すこと
・発表者はできるだけ長く自分のポスターボードのそばにいて、聴衆を待つべきである。もし他のポスターを見るために持ち場を離れるときには、
  The author returns at 7:00 pm.
  I'll be back here at 6:30 pm.
などといつ戻るかのメモを残しておくこと。

◇ ポスターセッションでの発表の技術
・聴衆が専門家か非専門家かを見極める
 聴衆の一人が近づいてきて質問したら、その人が自分の発表する分野での専門家か非専門家かを判断する。わからなければ、失礼にならない言い方で、例えば、
 Do you work on problems closely related to mine ?
と聞けばよい。そうして、専門家か非専門家かが判断できたら、以下のように対応する。
・非専門家への対応
 やさしい言葉を使って、論文の主な点だけをわかってもらうようにし、発表している論文がどのような意義があるかを語る。
・専門家への対応
 いきなり核心に入った話をし、短時間に能率よく話を進める。見解の違いが出てきて、長い議論に発展しそうになる場合には、別に討論の機会を設けることにする。

◇ 自分のポスターでの会話
あなたのポスターに立ち止まった人がいる。そこで、
・May I explain my work to you ?
・Can I help you with any question ?
・Do you have any question ?
話を交わしていれば、相手の名前や所属を知りたくなるし、知ればまた話は深まるもの。そこで、
・By the way, what company or university are you from ?
・I'm glad to meet you.  I am 自分名前
 May I have your name ?  And your company ?
議論が長引いて、他の人が説明を聞けないような場合になる場合
・I'm sorry, you must be getting tired standing up for so long.  Perhaps, we can continue this discussion privately after the session.
・I'm sorry, but perhaps I should spend a little time answering other poles's questions.  Can we meet later for a private discussion ?

◇ 他者のポスターでの会話
・May I trouble you with a question ?
  ご面倒ですが、質問したいのですが? (大変丁寧な表現)
・相手は、"Oh, sure" や "Certainly", " Yes, please"などと答えてくれるだろう。
・相手が忙しく無さそうな場合は
  May I ask you a question ?
・詳しく知りたい場合は
 Would you explain the principle of youre experiment in more detail ?
 May I ask you to show me the details of your measuring equipment ?
 
◇ 確認
・自分が言ったことが了解されたかどうかを確認する表現
 Do you understand what I mean ?
・相手の言っていることが理解できないときに言う表現
 I don't understand what you mean.
   I couldn't catch your point.
・私が言っているのはこういうことです
  What I mean is ...
  I mean ...
・こういう意味ですか?
  Do you mean ...
・「私が言いたいことは、...ということなのです」の例、
  What I mean is that the order parameter is the homogeneous strain in the intrinsic ferroelectric transition.
------------------------------------------------------------------------------
■ 学会受付での表示
申込み書: registration form
事務局:secretariat
参加費:registration fee
全日参加、事前登録者:full registration
一日参加:daily registration, day registration
締切以降に申し込む場合の追加費用:late fee
外国の参加者:oversease registration
国内参加者:domestic registration
非会員: non-members
総合受付: general information

◇ 学会で使われる単語
議題: agenda
参加者: attendee, participants
簡単な説明会: briefing
学会発表論文募集案内: call for papers
議長、座長: chairman, chairperson
展示会:exhibition
基調講演:keynote speech
昼食会: luncheon (lunchより硬い言い方)
覚書、議事録、分: minute
一枚の印刷物、チラシ:leaflet
印刷物、原稿ビラ:handout
ビラ、チラシ:flier, flyer
小冊子、印刷物: brochure

◇ プレゼンで用いる単語
意見を述べる: make a statement
見解: point of view
条件: qualifications; reservations
と関係がある: have something to do with
採択する: take a vote
議事録: the minutes of the meeting
掲示板: bulletin board
賛成できない: I don't agree with you
譲歩できる: I can be flexible.
確認する: confirm
主張する: make a point
詳細: details; specifications
------------------------------------------------------------------------------
■ 下記のような色々なHPがあります。
http://www.cybig.net/theory/pptslide.html
https://www.recruit-dc.co.jp/rdc/medicalenglish/1412/
http://takenaka-akio.org/doc/researcher/poster.html
http://s-nkem.blogspot.jp/2013/12/blog-post_3145.html
http://d.hatena.ne.jp/mugyuu/20120104/1325680941
下記のHPについての私の意見
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2007/0809/141787.htm
 これから先も英語を勉強し続けなければならないでしょうが、大学入試までに勉強できなかった分を取り戻すのははっきり言って地獄の苦しみです。ブラックに属する仕事では、終電間際まで研究するため疲労が限界まで蓄積され、残された時間も限りなく少なく、毎日少しずつ勉強(1時間でも凄い方です)して十数年かかります。
 ポスドクになると、ポスドクまでに論文や学会発表ができるようになっていなければといわれて、死刑宣告が出るし、そう言われて研究に追われる(根本的な解決になっていない。つまり事実上の死刑宣告。あなたはこの職の適正がありませんといわれているに等しい。上も教育の期間を過ぎているので教育する気はない。自分自身で学べとなる)ことになってまともに勉強する時間もほとんど取れない。無理に実験の合間に勉強するけど、環境が充実しているときとでは努力と疲労に対して覚えている量は少ないのを実感します。
 日本の英語教育が、有名な塾や参考書の方が分かり易く学習し易いという、何のために教育機関や教育学部があるのか分からない程の状況になっているのも納得できませんね。決して英語が出来なかった人だけの問題ではない。やり方が悪いと、どれだけ努力してもぜんぜん英語が身に付かない! テクニシャンと研究者の区分けもちゃんとしていないので人材を有効活用できてないことも問題を感じますね。技官を減らしてポスドクを増やしているから研究室に所属する人々が技術の取得に時間が割かれるし。短時間で済む技術の取得に多くの時間を割かれることで英語の勉強時間が圧縮されてもいる。
 厳しいことを書く人はそれを乗り越えられているからですが、そうできない人も大勢います。解決方法は残念ですけど勉強をし続けるしかないです。左欄の「教育指導論」に知られている勉学の方法を列挙しておきました。これからの学習の参考にしてください。学習方法として「忘却曲線」程度の知識では古いです。お酒は海馬でのLTP(長期増強)を抑制する働きがあることが知られているため、お付き合いでどうしてもお酒を飲むことが多いと、勉学の効果がほとんどなくなります。話は少し変わりますが、肉体労働系の方は仕事の後にお付き合いでお酒を飲むことが多いこともあります。そういった方が自分は能力が無いからと思うのは止めてください。統計とそして科学的に正しい知識がどうして無料で多くの方々に伝わらないのか本当に分からないです。
 乗り越えた方は、ご自身の勉強法方を公開して、他の方で再現性が確認され、統計と科学的な根拠も加えてから、辛口を言うのが一番良いと思いますけどね。そうして、他の方の能力が劣っているわけではなく、他の方のやり方と努力が足りないと言うべきです(もし、統計的に再現性が取れなければ、その成功はあなたの能力ということになり、他者の努力が足りなかったということへの説得力は無くなります)。
 学生時代にいじめを経験した方は、教科書を隠されたりして、まともに勉強できなかった方もいらっしゃると思います。家が苦しくて、労働に時間を割かなければならなかった方も多いと思います。有名な塾の講師による素晴らしい講義を聞けなかった方も多いと思います。勉学が何のために必要か、よりよい勉学の方法が何かをしっかりと説明できなかった大人も大勢いたと思います。ハンディは正しい方法で正しい時間をかけて乗り越えるしかないです。みんなも苦しんでいます。がんばってください。
 いまだから書くが、昔、旧帝の研究室に外国人研究者が来たときに、日本人の学生は外国人研究者が実験室に入ってきたときに、何も言わずにそそくさと実験室から出ていくということで、外国人研究者が悲しんでいた。旧帝の学生でもとんでもなく英語が出来る人もいるけれど、出来ない人もいる。私の経験では国際学会で発表を行なう人は博士課程後期の学生が多い(何年も長い年月をかけて苦しみながら英語を学習しているということ)。学習環境が良くなっている最近は別として、昔ではTOEICなどでの点数がそれほど取れていないことを裏付ける統計結果が新聞でも出ていたはずだ。
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